司会:それでは見事OAを獲得した5組の発表です!








QQQ! 313いっぱいいっぱい 第5位 (5/6)

リベンジ達成! 区切りの5勝目、3期初勝利!

潮江軍団! 333いっぱいいっぱい 第3位 (5/6

3連勝で今期3勝! こちらも区切りの5勝目を勝ち取った!


パルス井上! 329いっぱいいっぱい 第4 (1/1)

初挑戦初OA! 期待の新人が滑り込んだ!

シンナーズ! 405いっぱいいっぱい 第2位 (4/4)

TOPでこそ無かったが、見事な4連勝! 危なげのない戦い!

トロイデ! 441いっぱいいっぱい 第位 (2/2)

今回もウソじゃないです、初のTOP合格で2連勝!



それでは勝ちあがった5組のネタをどうぞ!





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QQQ

コント/自殺未遂 (5/6)


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Q1:これがオンエアされてるころには実家に帰って見てるかもしんないですね。

Q2:実家に無事にたどり着いてるかはわかんないですけども。



司会:…ということでお帰りなさい! 前回の敗戦をきっちり返して区切りの5勝目! QQQ!



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Q1:・・・・・・。

Q2:・・・ん?お前そんなとこでなにやってんだ?

Q1:・・・・・・。

Q2:お前・・・よく見たらなんでそんなもん持ってんだ?

Q1:なにって・・・見りゃわかんだろ。ここで死ぬんだよ。

Q2:お前本気で言ってんのか?そんなこと言ってないでこっちに来い。
   そしてその手に持ってる物をはなせ。

Q1:うるさい!・・・そもそも今何時だと思ってるんだ!

Q2:なんだと・・・時計も持ってないのに時間がわかるとでも思ってるのか!

Q1:携帯電話見りゃ分かるじゃないか!この御時世に携帯電話も持ってないのかよ!!

Q2:ないさ。私はそんなもの買う金なんてないからな。

Q1:くそお・・・。

Q2:ん?なんだ、なにか悩みでもあるのか?

Q1:どうして分かってくれないんだよ・・・みんなそうだ・・・みんな
   俺のこと・・・俺がこんなに困ってること分かってくれないんだ!

Q2:落ち着け。落ち着くんだ!落ち着いて考えなおすんだ。
   今お前が死んだってなにもいいことなんかないんだ。

Q1:・・・そんなことないよ。俺みたいなクラスでいじめられててなあ、
   プリンに醤油かけて食べるヤツなんか、死んだって一緒なんだ!

Q2:・・・はっはっは!

Q1:何がおかしい!?死のうとすることの何がおかしい?細木数子の眉毛を
   よく見たら左右対称じゃなすぎることが気にかかって何がおかしい!?

Q2:お前そんなちっぽけなことで悩んでたのか。
   俺だってな、借金まみれで女房と子供に逃げられたし、
   借金まみれでプリンに醤油かけて酢飯で握って食べるし、
   細木数子の眉毛の件で番組放送局にクレーム入れるほど毎日ヒマだし、
   そのへんに落ちてるじゃがりこに借金まみれで水入れて潰して
   マヨネーズ練り込んで借金まみれでマッシュポテトにだってするさ!

Q1:でも・・・。

Q2:卵の黄身は半熟だと食えないし。

Q1:でもわかんないよ・・・わかんないよ!

Q2:・・・・・・。

Q1:やっぱわかんないよ!どうしてみんな世の中つらいことばっかなのに生きようとするんだよ!?

Q2:・・・・・・。

Q1:俺やっぱわかんないよ・・・アンパンマンの顔だけとったら残りの体の部分はどうなってんだよ!?

Q2:そんなのわかるワケないに決まってるだろ!!みんなそういう悪いことがあってもなぁ、
   もしかしたらいいこともあるかもしれないっていうほんの少しの希望をもって生きてんだよ!!

Q1:・・・・え?

Q2:もしかしたら明日はいいことあるかもしれないなとか、
   もしかしたら顔だけパンで体は生身の肉体かもしれないとか、
   もしかしたらNASAが開発した最先端のテクノロジーを駆使した、
   ASIMOをしのぐマシンなのかもしれないとか思うようにして
   みんな生きてんだよ!!

Q1:・・・・・・。

Q2:もしかしたら絶滅寸前の天然記念物なのかもしれない。

Q1:・・・・・・。

Q2:もしかしたら体の方がアンパンで、顔の中身は右脳と左脳に分かれているかもしれない。

Q1:・・・。

Q2:もしかしたらアンパンマンはただの着ぐるみで、日替わりで学生が中に入ってるのかもしれない。

Q1:・・・時給800円でなんとか生きてるかもしれないってことか?

Q2:そう。それにもしかしたらあの体には真っ赤な血が流れてるかもしれない。

Q1:・・・そうか、もしかしたらアンパンマンはAB型かもしれないのか。

Q2:そうだ。アンパンマンの性格は二面性があってしかも天才肌かもしれないんだ。

Q1:そうか、もしかしたらアンパンみたいなパンかもしれないのか・・・。

Q2:もしかしたらアンパンじゃなくてアンパンみたいなパンみたいな物みたいなヤツかもしれない。

Q1:・・・そうか!つまりアンパンの可能性もあるってことか!!

Q2:そうだ!!

Q1:そうか、ってことはもしかしたらジャムおじさんが工場からあの体を遠隔操作してるってこともあるかもしれないのか・・・。

Q2:・・・そうだ、そうだよ。もしかしたら体の上に顔が磁力で浮いてる
だけかもしれないじゃないか。

Q1:そうかぁ・・・!もしかしたらアンパンなんかじゃなくて大きな電磁石かもしれないんだね!?

Q2:そうだ・・!ただ電磁石の色が茶色だからみんな気づいてないだけかもしれないんだ!!

Q1:ってことはジャムおじさんはパンなんか作ったことがない!!

Q2:そうだ!!

Q1:パンなんか嫌いで、ただの無職の老人!!

Q2:そうだ!!アイツは生きてたってなんの意味もないただの死にぞこないなんだよ。

Q1:そうだったのか・・・!!

Q2:そうだよ、分かってきたじゃないか!!あのただのニートで死にぞこない老人だって生きてるんだよ!!

Q1:そうか・・・若い娘をあの家ん中に連れ込んでたって生きてるんだ!

Q2:そうだ・・!だからお前が生きてちゃいけないなんて結局は誰にも分からないんだよ。

Q1:そうか・・・!!

Q2:だから思い切って生きればいいじゃないか。

Q1:・・・・・・。

Q2:極端に言ってしまえば・・・アンパンマンなんて存在しないかもしれないんだから。

Q1:・・・なるほど。

Q2:そうだ。つまり生きてちゃいけない人間なんていない。

Q1:・・・でも。

Q2:・・・でも?

Q1:アンパンマンををおいしそうに頭をむさぼる野性のカバたちがいるじゃないか。

Q2:なにもすぐにとは言わないよ。すぐにそう思うようになるのは難しいかもしれない。なにか自分のためになるようなことでも探すんだ。

Q1:探す・・・?

Q2:大変だろうけどなにか前向きになろうと思えることがあるかもってみんなそうやって頑張ってるんだ。
   カバたちだってTVの視聴者を気遣ってまずくてもプロ根性でおいしくいただくふりしてるんだ。

Q1:・・・・・わかったよ。まだ生きるって魅力はさっぱりわからないけど、
   いまここで自殺しちゃあ行けないってことと、アンパンは
   つぶあんが一番だってことが分かった気がするよ。

Q2:そうか、わかってくれたか。よし、じゃあその手に持ってる物を離すんだ。

Q1:ああ、忘れてた。

Q2:そもそもそんな物持ってなにしようとしたんだ?

Q1:いやその・・・この錠剤を一気に飲み込んでしまおうと思ったんだ。

Q2:はっはっはっ!!そんなんで死ぬワケないだろう。

Q1:え?なんで??

Q2:だってその錠剤、半分は胃に優しい成分でできてるじゃないか。

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313/545いっぱいいっぱい

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潮江軍団

コント:森の熊さんと僕 (5/6)


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向島軍団長:使い回しだけど、よかったら見てね!



司会:独自の言い回しが光る! 3連勝の攻撃的潮江ワールド! 潮江軍団!


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人:いやー、こうやって都会を離れて、緑に囲まれたところで過ごすのは最高だなー。

熊:・・・・・。

人:・・・・・。いやほんと、森林浴は癒されるわー

熊:て、素通りかよお前!目の前に天下のヒグマがいるんだぞ、何かリアクションしろよ!

人:・・・・・。お、お前・・・俺が見えるのか?

熊:めちゃめちゃ見えてるよ!ホモサピエンスがいるよ目の前に!何霊のつもりだよ、お前!

人:(まいったなー。やべーよー。熊だよー。死にたくねーよー。この窮地を抜け出すには
  どうすれば・・・。ノートパソコンを持って来てたら『くま はち合わせ 対処法』
  でググれたのになー。そうだ、熊に出会ったら死んだフリをするのがいいって聞いた
  ことがある。よし、やってみよう。)
  「たたた、大変だー!ししし、心臓がー、ととと、とんでもないことにー!!!・・・・・ガクッ」

熊:死んだフリ下手だなお前!そんな死に方に騙される奴がいるわけねぇだろ!

人:(うわー、ばれてるし!むむむ。まずい、まずいぞこれは。なにせ死んだフリをした
  のは、中学のときに小林さんの笛を舐めてるのを見られたとき以来だからな。何かいい
  方法は・・・、そうだ!確かリュックの中に白いチョークが入ってたよな。
  このチョークで体の周りを囲めば・・・)
 「殺人現場に早代わりー、ってそんなわけないだろ!」

熊:何、独りごと言ってんだよ!お前な、俺は腹が減っててイライラしてんだよ!
  しょうもないことをグダグダ言ってないで、早くその体を食わせろ!

人:俺を食うだって!?無理無理無理無理無理無理!俺の体は食べられないの。
  そういう風にできてるの。なぜならば、俺は乾燥剤だからさ!

熊:見え透いた嘘をつくんじゃねーよ!乾燥剤が『俺は乾燥剤だから』なんて言わねーよ!

人(チッ!!くそー、こうなったら逃げるしかないか。でもなー、熊のほうが足速そうだし
  なー。逃げ切れるのかなー。いや、待てよ。相手の足が速いからといって、逃げ切れない
  とは限らないぞ。アキレスと亀という有名な話がある。例えば、熊がA地点にいるとする
  だろ。そして、俺がB地点にいるとする。熊がA地点からB地点に行く間に、俺はB地点
  からD地点に・・・)
 「って、C地点飛ばすなよ!」

熊:わけ分からんこと言ってんじゃねぇ!もう我慢の限界だからな!
  お前の体をグチャグチャにして、はらわたを引きずり出し、バリバリボリボリ喰ってやる
  からな!

人:あーあ、プーさんだったら、そんなことしないだろうな。熊のイメージダウンだよ。

熊:ちょっとへこむこと言うなよ!プーさんを出してくるなんて卑怯だぞ。コンプレックス
  なんだよ実は!

人(うーむ、こうなったら、こいつと戦うしかないよなー。たまにニュースとかで爺さんが
  熊を投げ飛ばしたってのも聞くから、勝てる可能性がないわけではない。
  でもなー、俺の場合は相手が体長2メートルぐらいもあるしなー。このバカでかい熊に
  丸腰で勝てるのは、ソフトバンクのズレータぐらいだろうな。平均的日本人であるこの俺が、
  丸腰で熊に勝つ方法はないのか?考えろ!考えるんだ!
  ポクポクポクポク、チーン。
  ひらめいたぞ!こういう方法はどうだ?ベアクローを2個つけ、いつもの2倍の高さの
  ジャンプをし、そしていつもの3倍の回転を加える。そうすれば超人強度が12倍になる
  のである!この方法でウォーズマンはバッファローマンのツノを折った・・・だめだ、
  こんなゆでたまご先生の無茶苦茶な理屈が、現実で通用するわけがない。もう一回考える
  んだ。まずは熊に勝てない原因から考えよう。俺はどうしてこの熊に勝てない?答えは簡単
  だ。熊が強者で、俺が弱者だからだ。
  ポクポクポクポク、チーン。
  そうか、分かったぞ!この強者と弱者という関係を逆に利用してやればいいんだ!
  よーし、熊へ目がけて、腰から下に思い切ってタックルだ!)
 「食らえー!!」

熊:クソ!油断していた!

ナレーション:熊と人はお互いに絡まりながら、ごろごろと坂道を落ちていった。そして・・・

人(よし、これで2人の魂が入れ替わってるはずだ。名付けて「俺が熊で、熊が俺で作戦」。
  2人の魂が入れ替われば、一瞬にして俺が強者に、熊が弱者になるってわけだ。俺の体は
  全身が毛むくじゃらになってるはず・・・)
 「って、めちゃめちゃ薄毛やん!大林監督の嘘つき!」

熊:当たり前だよ!『転校生』はフィクションなの!もういい加減、諦めたらどうなんだ!
  お前のくだらん遊びに付き合ってる暇はないの。そろそろ、息の根を止めてやろうか。

人:待って待って、タンマタンマ!俺さー、実は鳥インフルエンザに感染しててさー

熊:お前のくだらない嘘にはもう付き合わないといったはずだ。

人:いいのか、俺にそんな態度を取って?俺のバックには創価学会ついてるんだぞ?

熊:もう、そういう微妙なボケはいいから!

人:だから待てってば。俺の体に触れたらだめなんだよ。なぜならば、ペンキ塗り立てだから
  だ!

熊:うるさい!

     グシャッ バキッ ドガッ

人:グギャー!

ナレーション:奇跡が起きたのはそのときだった。彼が尻もちをついた地面に、一本のゼンマイ
  が生い茂っていた。そして、そのゼンマイの魂と彼の魂とが、見事にシンクロし
  たのである!

熊:やれやれ、やっと大人しくなったか。それではいただきまーす!
  ムシャムシャムシャムシャムシャ。うまい!やっぱ、若い人間の肉は最高だな!

人:あーあ、俺めっちゃ食われてるわ。内臓がビローンってなってるわ。わぁ、俺タバコ吸った
  ことないのに親父がヘビースモーカーだから肺が真っ黒だなぁ。小学校の保健だよりに書い
  てあったとおりだな・・・って、何で俺が目の前にいるんだ!?もしかして・・・ギャーッ、
  俺の体が、煮物とかによく入ってるうずまき状の植物になってるぅ!湯でアクを取って
  から、数日間干すとおいしくいただける植物になってるぅ!

熊:あぁ、うまかった。さぁ、猟友会のおじ様たちが来る前に山奥へ逃げようっと。

人:あ!一人でテンションを上げてる間に、熊がどっか行ったー!ヤッター、俺は助かったぞー!
  これから俺はゼンマイとして余生を過ごすんだな!よし、そうと決まれば、新たな人生計画
  を立てないとな。まずは住民票をここに移さないと。登録名はゼン山マイ男でいいか。それ
  から、ワラビとの異文化交流を深めつつだな・・・(以降ゼンマイ人生について3時間ぐら
  い語ったけど略記)


ナレーション:それから一ヵ月がたったある日のこと・・・


山菜刈りに来た娘:パパー、ここに美味そうなシダ植物がワッサワッサ生い茂っているよ!

山菜刈りに来た父:おーそうかー、美味しそうなシダ植物はビッシビシ刈っていこうな!

娘:はーい!I get this シダ植物!

ブチッ

ゼン山マイ男:グギャーヒー!



終わり

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333/545いっぱいいっぱい

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パルス井上

コント/バスジャッカー (1/1)


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うひゃあ!オンエアですか!有り難うございます!

それではご覧ください!



司会:ベテラン蹴散らし初挑戦を見事勝利で飾った! 若さが光る! パルス井上!


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井上:おいお前ら!たった今このバスは俺が占拠した!
   抵抗するヤツは誰だろうと射殺する!いいな!
   おい運転手!

運転手:なんでしょうか

井上:その口にくわえているちくわを取れ!見苦しいぞ!

運転:たばこです。よく見間違えましたね
   分かりましたよ、消しますよ

井上:あとそのピアスも外せ!

運転:補聴器です。ファッション性は一切ありません
   これは外してしまうといろいろ困るので外しませんよ

井上:よくぞ言った。それでこそ漢だ

運転:今なぜ褒められたのか教えてください
   それより、一体こんなことをしてどうするつもりなんですか?

井上:そんなことをお前らに教える必要なはい!俺は警察に用があるんだ!

運転:こんなことをしても捕まるだけですよ

井上:うるさい!それよりもお前、ちょっと携帯貸せ。今から警察に要求を伝える

運転:ごめんなさい、私携帯を持たない主義なもので

井上:ちっ、それじゃあこの中で携帯持ってるやついないか?
   携帯と名の付くものだったら何でもいいんだぞ

運転:よくありませんね。電話じゃないかもしれませんよ

井上:おーい、誰も持ってないのか?
   テレパシーでもいいんだぞ

運転:せめてもっと現実的なものにしましょうよ

少年:お兄さん、僕モールス信号機持ってるよ。使って

井上:お、サンキューぼうず。お前いい漢になるぞ

運転:ずいぶんレトロなものが出てきましたね。レア度はテレパシーと同レベルですよ

井上:ふんぬっ!この思い、モールス信号の電波に乗せて、警察の誰かに届け!

運転:あ、結局テレパシーなんですね

井上:あちゃー、今の電波チベットの方まで飛んじゃったかも

運転:そんなさじ加減知りませんよ

井上:さて、火星経由で返信を待つか

運転:テレパシーネットワークは宇宙をも越えるんですね

井上:返信が来るまでヒマだから、緊張をほぐすのも含めてみんなでゲームでもしようか

運転:大丈夫です。あなたからは何の緊張も感じられませんから

井上:まあまあそんなこと言わずに
   それでは、第1回20字以上の単語でしりとり大会〜!

運転:やる気が失せます。もっとお手軽なの思いつかなかったんですか

井上:分かりました。じゃあ別なことをしましょう
   皆さん、僕と一緒にお歌を歌いましょう!

運転:いやです。根本的にいやです

井上:♪あいつが〜鎌を振ってくる〜あの世は近い〜

運転:なんちゅう歌ですか。殺されそうじゃないですか

井上:♪ナイフも振ってくる〜塩コショウもふってくる〜

運転:食べる気なんでしょうか

井上:ふう、歌ったらすっきりしたぜ

運転:そりゃあよかったです

井上:ではお次はメガネを・・・・・はうあっ!!

運転:どうしたんですか?いきなり
   というより今何て言おうとしてたんでしょうか

井上:・・・・・びんびんびんびんびん

運転:ついに壊れましたか

井上:びんびんびんびんびん

運転:お止めなさい、さっきの少年が見ていますよ

井上:びんびん・・・はっ!ご心配おかけしました
   今のはテレパシーの受信音です

運転:納得は出来ますがお下劣すぎます

井上:今ので僕のもびんびんです

運転:言わなくてもいいです
   でもよく返信が着ましたね。私の人生観が裏切られた感じがしますよ

井上:えーと、返信の内容は・・・
   「要求に応じる。望みどおり1億円を用意した
    ただしセガサターンは用意できなかった」

運転:サターンは国家権力を使わなくても手に入りますよ

井上:「あと『ぴったんこカンカン』の録画はしておいた」

運転:自分でやっときましょうよそのくらい

井上:「あと、お風呂も沸かしたし晩ご飯も作っておいた」

運転:あなたにとって警察はなんなんですか。家内ですか

井上:「遅くならないように帰って来てね。あなた」

運転:あ、これはもう完全に夫婦ですね

井上:家に帰るのが楽しみだなぁ

運転:イコール自首ですよ

井上:というわけで、今の要求どおり通天閣へ向かってくれ

運転:初耳です。大阪なんて一言も言ってませんでしたよ。

井上:さて、大阪に着くまでヒマなので、皆さんでお歌を歌いましょう

運転:だからいやですって

井上:♪迷子の迷子のカナダ人〜

運転:子猫です

井上:♪あなたの母国はどこですか〜

運転:十中八九カナダでしょうね

井上:♪仏語で聞いても分からない〜独語で聞いても分からない〜

運転:母国語で聞いてあげましょうよ

井上:♪びんびんびびーん びんびんびびーん

運転:また出てきましたね。そのフレーズ

井上:♪びんびんびびーん びんびんびびーん

運転:いい加減お止めなさい。さっきの少年が引いてますよ

井上:♪びんびん・・・・・はうあっ!びんびんびんびん・・・

運転:受信音と見事にシンクロしていますね

井上:さて、今度はどんなテレパシーが来たのかな?

運転:知りませんよ

井上:「犯人に告ぐ。我々はその道路を完全に封鎖した」

運転:さすが警察ですね

井上:「ドリームキャストをあげるから、人質を解放して投降して出てきなさい」

運転:ゲームで釣る気ですか。しかも古いですし

井上:「お前にも家族がいるだろう。」

運転:お、説得に入りましたね

井上:「こんなことをしても、お前の家族や友人やマリオが悲しむだけだぞ」

運転:なぜそこでマリオが出てくるのでしょうか

井上:以上です

運転:ずいぶん半端なところで終わってますね

井上:そっかぁ・・・・・マリオだけじゃなくルイージも悲しむよなぁ・・・・・

運転:どこで心動かされてるんですか

井上:こんなことするくらいだったら、エロ本の編集者やってた方がましだよなぁ・・・・・

運転:幾分かはそうかもしれませんけど

井上:でも俺には、絶対にランドマークタワーに行かなきゃいけない理由があるんだ!

運転:通天閣じゃなかったんですか

井上:あそこには病床に就いている俺のお袋がいるんだ

運転:ほお、観光地にですか

井上:そのお袋が最期に俺の顔を見てみたいって・・・・・

運転:ほうほう

井上:さっきからテレパシーで訴えかけてくるんだ

運転:またそれですか。なんでこうも超人ばかりなんでしょう

井上:だから俺は絶対に東京タワーに行かなきゃいけないんだ!

運転:なぜ言ってることが二転三転するんでしょうか
   行く理由はいいとして、なぜ1億円もの大金を?

井上:お袋の病気の治療のために必要なんだ

運転:これまたベターですね

井上:お袋、去年から「ツイツイタカイトコロニノボッテシマウ病」っていう病気にかかっちゃって・・・・・

運転:なんとも分かりやすくてふざけた病名なんでしょうか
   だからさっきから高いタワーばかりだったんですね

井上:おそらくお袋は今も高いところで絶叫していることでしょう・・・・・

運転:お母様はもう戻れないところまで逝ってしまわれましたね

井上:うっ・・・うっ・・・お袋ぉ・・・俺も叫びてぇよぉ・・・・・

運転:もう勝手にしちゃってください

(ふぁんふぁんふぁんふぁん・・・)

井上:ファン!?俺の追っかけか!?

運転:どう聞いたらそうなるんですか。パトカーのサイレンですよ

井上:じゃあ俺の追っかけがパトカーをジャックしてここまで来てくれたんだな!?

運転:どんだけ狂気な追っかけなんですか
   追っかけは追っかけでも、あなたを逮捕するために追っかけてきたんですよ

井上:そ、そんな・・・・・はうあっ!びんびんびんびん・・・

運転:またですか。もううんざりですよ

井上:びんびんびん・・・うっ・・・うっ・・・お袋ぉ・・・

運転:おや、泣いちゃってますね。一体どんな内容だたんでしょう

井上:うっうっ・・・お袋が「こんなことをしても、クリボーに当たって死んだマリオは喜ばないわよ」って・・・・・

運転:あなたにとってマリオはなんなんですか。父親ですか

井上:「母さんのことはいいから、早く自首しなさい」って・・・・・

運転:いいお母さんじゃないですか

井上:うっうっ・・・運転手さん、俺自首するよ・・・

運転:やっと目を覚ましてくれましたか

井上:いろいろ迷惑かけて悪かった・・・

運転:いえいえ。その代わり、またこの世界に戻ってきたときは、ちゃんと働いてお母様を助けてあげてくださいね

井上:ああ!俺、刑務所から出たら、エロ本の編集者になって真面目に働くよ!

運転:びんびんで頑張ってくださいね

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329/545いっぱいいっぱい

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シンナーズ

漫才 どうぶつもりのかくれんぼ (4/4)


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山上:良かったあ・・・受かるんだあ、このネタ。

香川:ガンガンやりましたぜ。どぞう!



司会:イメチェン効果は継続か!? 早くも2勝目! ガンガン飛ばすぞ! シンナーズ!


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香川:どーもー!シンナーズですー!
山上:僕が山上 海人で。
香川:僕が香川 輝なんですけれども。
山上:今や珍しいダブル無言、という新しいスタイルで頑張っていきます。
香川:ラヴ・アンド・ピースのシンナーズです、よろしくゥー!
山上:・・・・・・・・・。
香川:・・・・・・・・・。
山上:・・・・・・・・・。
香川:・・・・・・・・・。
山上:無理だね。
香川:無理だな。
山上:それは置いといて僕ね、最近思うんだけど、子供たちの本離れが進んでると思うんだ。
香川:確かにな。幼児期に親と子供とのコミュニケーションで「絵本を読んであげる」ってケースが少なくなって来てるみたいだぜ。
山上:最近は共働きも多いしね。それにさ、絵本ってぶっちゃけ下らないじゃない。
香川:また随分不穏な事言うなお前!?全国の絵本作家を否定してる事になるぞ?
山上:だからさ、新しい絵本を考えてきたんだ。
香川:ほほう。
山上:ウサギやカエルや猿を人間に見立て、社会風刺に優れた鳥羽覚猷な絵本をね!
香川:鳥獣戯画しかイメージ出来ないんですけど!?鳥羽僧正覚猷言っちゃってるし。
山上:・・・じゃあこの案却下ね。後でこの絵本を僕の代わりに書いた人、芝刈り機で処刑する。
香川:芝刈り機は首狩り機じゃねえよ!そう言う使い方するなよ!あと普通にゴーストライターいたんだ・・・。
山上:それじゃ、自分で書いたほうの絵本を紹介するね。『どうぶつもり』って言うんだけど。
香川:お。そっちの方が絶対にいいよ、まともな題名だし。それに、自分の力で描いたヤツなら尚更。
山上:ただ一番のネックは精神科医に「麻薬中毒者が良く描く絵柄」って評価された事かな・・・。
香川:そこまでヤバいの?
山上:それでも一応出版したんだけど。
香川:精神科医お墨付きの本、世に出したんだ・・・。
山上:いやね。でもこの本を売り出すために結構頑張ってるんだよ。
香川:ふーん。
山上:それでね、宣伝にも力入れてるんだ。芸能人を起用してコメント書かせたりして。
香川:へえ、結構やってんじゃん。
山上:それで、本の帯には『「どうぶつもり」ってどういうつもり!?吐き気がするほど時間の無駄!史上最低の映画でした! おすぎ』の文字。
香川:酷評じゃねえかよ!あとおすぎは分かってないみたいだけど映画じゃねえからな!?
山上:ちなみにお値段は70どんぐり。
香川:何だよ70「どんぐり」って!
山上:どうぶつもりの貨幣単位ね。ちなみに1どんぐりで現在15.7円。今少しどん高。
香川:為替交換も出来るの!?円安ドル高みたいにいうなよ!
山上:そんな訳で最近の絵本業界に一石を投じる絵本、『どうぶつもり』。宣伝のために読みまーす。
香川:商売根性丸出しだな!
山上:じゃあ、早速読むね。
   ・・・『「キーッ!ふんづけてやるっ!」おすぎはウサギさんを何度も踏みつけまし・・・? あっ、途中からだ!
香川:おすぎが動物を虐待する話なの!?大体なんでおすぎが関与してるんだ・・・。
山上:ゴメンゴメン、ビリビリ。
香川:おすぎが乱暴してるページ破ってんじゃねえ!お話飛ぶだろ!
山上:それじゃあ気を取り直して読むね。
   『ここはどうぶつもり。たくさんのどうぶつたちがあそんでいます。』
香川:うん、まともな滑り出しだけど・・・。
山上:『「かくれんぼするものこの指とーまれ!」子リスちゃんがみんなで遊ぼうと元気良く人差し指をそらにあげます。』
香川:平和だねえ・・・。
山上:『ばきーん!人差し指が天井にぶつかってにぶい音がひびきます。
    「今のプレイもう一度ご覧頂きましょう」「あー・・・完璧にあさっての方向に曲がっちゃってますねー」
    「そうですね。コレは試合続行不可能でしょう」「そうですね。人差し指なんて一番デリケートな部分ですからね」
    子リスちゃんはあまりに痛くて泣きだしてしまいました。』
香川:途中の野球中継みたいなやり取りはなんなんだよ!あとリスの手が届く天井ってどんだけ低いんだ。
山上:『もりのどうぶつ達が集まってきて子リスちゃんの指に止まります。』
香川:痛いから痛いから!子リスちゃんは試合続行不可の怪我だから!怪我人の患部に容赦なさすぎだから!
山上:『かくれんぼの始まりです。うさぎさんは木の影へ、おさるさんは木の上へ、子リスちゃんは病院へかくれました。』
香川:子リスは怪我の治療に行ってるんだよ!
山上:『ひぐまくんは岩陰へ、アフリカぞうくんも岩陰へ、インドぞうくんも岩陰へ、シロナガスクジラくんも岩陰へかくれました。』
香川:何で巨大な生物が岩陰に集中するんだよ!あとシロナガスクジラは森にいちゃダメだろ!・・・てゆーか、インド象とアフリカ象は総合して「ぞうくん」で良いだろ。
山上:あのねぇ、これだから素人は困るんだ。アフリカ象とインド象とでは全然違うんだよ。
   インド象は耳が小さくてアフリカ象は耳が大きいし、インド象の体型はたる形でアフリカ象はくさび形だし。
香川:象マニアかお前!?どんなこだわりだよ。
山上:インド象には鼻があって、アフリカ象には鼻がない・・・。
香川:あるだろ!あるだろ普通に!象から鼻取ったら使い物にならないからな!?
山上:あと心臓がなくて、骨がなくて、脳がなくて・・・。
香川:もはや生き物として成り立たねーよ!!
山上:それで性格的にはちょっと無神経だけど、それ以外は血管が無いね。
香川:何巧い事言っちゃってるんだよ!大体、心臓とか無い時点で性格云々語れねえだろ!
山上:『そして、もりのなかまはどんどんかくれます。』
香川:・・・うん。
山上:『コノハチョウさんは枯葉の中へ、ハナカマキリはラン科の花の中へ、ナナフシは枝の中へ。』
香川:何で擬態生物がやたらいるんだよ!プロ混ざりすぎだろ!
山上:『ハチ公像さんは渋谷駅前へ。』
香川:そいつ銅像だろ!確かに動物だし、しっかり溶け込んで違和感なくなるけど!
山上:『モアイ像さんは渋谷駅前へ隠れました。』
香川:もう出て行け!お前は森から出て行け!ハチ公までは許せたけど、さすがの俺もモアイ像は森の仲間とは認められねえよ!
山上:『おにのハイエナさんとワニさんとハゲタカさんとおすぎさんが舌なめずりをしながら待っています。』
香川:鬼が全部凶暴そうだよ!おすぎが特に!てゆーかやっぱりおすぎが登場する話なんだ・・・。
山上:『「はーち、きゅーう、じゅーう!もういいかーい!」「まーだだよ!」ハイエナさんとワニさんがさがしに行きます。』
香川:まだだっつってんだろ!食われる側にも耳を傾けてやれよ!
山上:『「はーち、きゅーう、じゅーう!もういいかしらー!?」「・・・・・・。」どうぶつたちはシカトを決め込みました。』
香川:嫌われてる!やっぱり人間は動物たちに相容れないんだな!・・・いや、人間にもシカトされそうだけど。
山上:『おすぎはもう探しても大丈夫とおもって目の前の木をしらべだしました。』
香川:手近すぎだろ。
山上:・・・で、破れたページの後に・・・『ウサギさんはおほしさまになりました。』
香川:話飛んだ!?ココでさっきのおすぎの乱暴が入るのかよ!つーか、そんな近場に隠れてたんだ・・・。
山上:『ワニさんとハイエナさんとハゲタカさんがあつまってきました。』・・・ここから後は文章が塗り潰されてるね。
香川:あえて言わなくても何したか大体想像がつくよ!にしても、ちょくちょく話飛ぶなこの話・・・。
山上:あ、ちょっと読める。屍肉を・・・・・・喰ろうて・・・貪り・・・・・・しとったそうな?
香川:いいよ無理して読まなくても!あとなんでちょっと怪談話みたいなんだよ。
山上:『それでね、私止めといた方がいい、止めといた方がいいって何度も言ったんだ。でもね、ワニさんもハイエナさんもハゲタカさんもは止めようとしなかった。
    すると・・・何かなー、ガタガタガタ、ガタガタガタガタガタ。音がしたんだ。何の音だろうって思ったらウサギさんが頭だけ上げてこっち見てたんだ。真っ赤な目で・・・。』
香川:何で完全に怪談話にシフトチェンジしちゃってるんだよ!稲川惇二みたいになってるし・・・。
山上:・・・で、全部ただ赤いだけのページが8ページ続くから飛ばして・・・。
香川:恐っ!表現恐っ!読んでもらった子供全員ここで絶対トラウマになるだろ!
山上:『ワニさんとハイエナさんとハゲタカさんはおほしさまになりました。』
香川:もう止めてくれ・・・!俺もうウサギに関わりたくない・・・!
山上:『さて、何事もなかったかのようにかくれんぼは続きます。』
香川:試合続行!?計3匹いなくなったよ!?
山上:『おすぎは色々な場所をさがしました。でも、なかなか見つかりません。』
香川:ふーん・・・。
山上:『木の根、産婦人科、天の岩戸、枯葉の穴、バショウ科の花の中、枝毛の中、品川駅。どれにもいませんでした。』
香川:なんかちょくちょくカスってる!
山上:『「キーッ!」なかなか見つからず、ひとりぼっちで悲しくなったおすぎさんはついに泣き出してしまいました。』
香川:・・・何か全然かわいそうじゃねえな・・・。
山上:『そんな時・・・。』
香川:・・・?
山上:『「まったく使えねーなー、お前は。」「あ、あんたは・・・!!」木の影からピーコさんが姿を現しました。』
香川:出た真打ち!ピーコの出現は予期してたけど、まさかこんな悪そうになってるなんて・・・。
山上:『「キーッ!」「キーッ!」 なかまを見つけたおすぎさんは、とてもしあわせなきもちになりました。』
香川:共鳴!?
山上:『そしておすぎさんとピーコさんは絶叫しながらさがしはじめました。』
香川:迷惑だな・・・。
山上:『・・・いっぽう、そのころ子リスちゃんは・・・。
    「おや・・・?何か揉めているようですね。一体医者は何をしているのでしょうか?」「これは治療と銘打って芝刈り機を売りつける算段ですね。」
    「なるほど。それでカルテに『芝刈り機』ってドイツ語で書いてるんですね。」「はい。大竹婦長の話では最近マルチ商法に引っかかったとの事です。」
    「そうですね。涌井医師の商売口上に期待しましょう。」
    おいしゃさんにしょほうせんを書いてもらいました。』
香川:処方箋に無駄なものが混ざってるよな!?あともしかして実況と解説者は子リスちゃんをつけ回してるのか・・・?
山上:『いっぽうそのころ岩陰では・・・。
    「この芝刈り機超使えね?」「使える使える。ほら、アフリカぞう君の鼻もこの通り。」
    なかなか現れないおにに、息を潜めて待っていました。』
香川:むしろ和気藹々としてるだろ!んでもってアフリカ象は芝刈り機で鼻をやられたのか・・・?
山上:『いっぽうそのころハチ公さんは・・・。
    「たかし、ウチでは動物は飼えないのよ。」「嫌だ!僕が飼ってやるんだ!渋谷の駅前で寒そうにしてたんだ!ちゃんと世話するから僕が育てるんだ!」
    かくれ場所をたかしくんのいえにかえていました。』
香川:見ないうちに新しいご主人が現れてる!
山上:『いっぽうそのころモアイさんは・・・。
    「たかし、ウチでは石像は飼えないのよ。」「嫌だ!僕が飼ってやるんだ!渋谷の駅前でモアイってたんだ!ちゃんと世話するから僕が育てるんだ!」
    かくれ場所をたかしくんのいえにかえていました。』
香川:たかし君もう見境ねえだろ!てゆーか、「モアイる」って何なんだ・・・。
山上:『いっぽうそのころ擬態生物さんは・・・。
    「ねえ、隠れる場所交換しない?」「あ、それ良いかも。奇をてらう、みたいな。」
    かくれ場所をこうかんしていました。』
香川:むしろ目立つだろ!確かにプロフェッショナルの発想なんだけど、それは逆効果だ!
山上:『いっぽうそのころ鳥羽僧正覚猷は・・・。
    「もしかして、カエルとかウサギとかサル以外におすぎとピーコを描いたら面白くなるんじゃないか・・・?」
    あたらしい挑戦をしていました。』
香川:何で鳥獣戯画の作者が今頃になって出てくるんだよ!あとおすピーはマイナスにしかならねえよ!
山上:『いっぽうそのころウサギさんは・・・。
    「ずちゃ・・・ぬちゃ・・・べちゃ・・・ズルッ。・・・くちゃ・・・ぬちゃ・・・。」
    いっぽうそのころ子リスちゃんは・・・。』
香川:ウサギが活動中だあああ!!
山上:『「いやー、いい買い物しましたね。」「そうですね。芝刈り機7台と洗濯機が5台ですからね。」
    「ところで解説のあなただけにお教えしますが、誰かを紹介するだけで儲かる仕事があるんですが・・・。」「なるほど、それは面白そうですね。」』
香川:結局洗濯機まで買わされたのかよ!しかも実況解説もマルチやってるし・・・。
山上:『いっぽうそのころ岩陰では・・・。
    「これ、実はバレるんじゃないか?」「あ、やっぱり?俺もそう思ってた。」「だよな。そこら中に肉片が散らばってるもん。」
    とても不安になっていました。』
香川:いや、シロナガスクジラが岩陰隠れた時点で不安になれよ!!
山上:『いっぽうそのころたかしくんのいえでは・・・。
    「散歩楽しいね!ハチ公、モアイ!」
    4tトラックを運転しながらたかしくんとたのしい生活を送っていました。』
香川:やっぱり首に縄じゃ太刀打ちできないんだ!石像とか銅像だから!
山上:『いっぽうそのころおさるさんは・・・。
    「俺特に目立った事してないからスポット当たらないんだよな・・・。」
    自分の立場にとても不安になっていました。』
香川:むしろ隠れる遊びだから目立つことしちゃダメなんだってばよ!
山上:『・・・そうして、おすぎさんとピーコさんはもりの友達をさがしました。でも、けっきょく一人もみつかりませんでした。』
香川:そっか・・・。真面目に隠れてたの一匹だけなのにな・・・。
山上:『そらがあかくなってきました。カラスさんがかあかあと鳴いています。おさるさんが猟銃で撃ち落されています。』
香川:一番真面目に隠れてたのに!
山上:『「結局誰も見つからなかったわね。」 おすぎさんはいいました。
    「あぁ、そうだな。・・・ま、こんなもんかーっと。」 ピーコさんはそういうと、ごろんと芝生によこになりました。おすぎさんも、ごろんと芝生によこになりました。
    そよそよと優しいかぜがふいています。ざわざわと草木が揺れています。
    
    「・・・こんな風に子供のころ、二人で遊んでたわね。」おすぎさんはいいました。
    
    「今じゃ二人とも仕事仕事で休む暇無かったしな。」ピーコさんはいいました。
    
    ・・・だれも見つかりませんでした。でもおすぎさんにはピーコさんがいます。ピーコさんにもおすぎさんがいます。
    もう二人は一人じゃありません。もう二人ともさびしくなくなりました。
    そうして二人は立ちあがると、二人は手を繋いでどうぶつもりを抜けてかえって行きました。・・・おしまい。』
香川:・・・・・・・・・って、何なんだよこの話はああああああ!!
山上:え!?な、何!?
香川:何じゃねえだろ!動物たちがおざなりになってるじゃねえかよ!大体、おすピーとかモアイとかワケわかんないのまで参加してたし、大人も恐怖する展開になったりしたし!
山上:まあ、おすぎさんとピーコさんが主人公だからねえ。
香川:結局タイトルそっちのけで、その二人が元々主人公だったのかよ!・・・確かに主人公ヅラしまくってたけどさ。
   ・・・で?そのおすぎとピーコが完全に鬼を放棄して、いなくなったのはどうしてなんだよ。え?
山上:・・・・・・「オカマいなく」ってことで。
香川:いい加減にしやがれ!
二人:愛と平和と中毒症状、シンナーズでしたー!

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405/545いっぱいいっぱい

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トロイデ

コント「進路相談」 (2/2)


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もうすぐ受験シーズンですね。受験生の皆さん頑張ってください。

私も受験生なんですけどね!(ズコー)



司会:TOP合格&2連勝! 妙に淡白、それでも濃密、時には変化球のトロイデ!(なんのこっちゃ!


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生徒:失礼します。

先生:おうお前か。早速だが、お前は将来何になりたいんだ?

生徒:先生・・・・笑わないで聞いてもらえますか?

先生:大丈夫だ。先生は真剣に受け止めるぞ。

生徒:僕やっぱりサラリーマンとか平凡に人生を過ごすなんてイヤなんです。

先生:そうか。先生そういう奴はいっぱい見てきたぞ。

生徒:やっぱりそうなんですか?

先生:歌手になりたい奴、画家になりたい奴、夢を追うのはとてもいい事だ。

生徒:はい・・・

先生:しかしそれなりのリスクも出てくる。それでもお前は夢を追うのか?

生徒:はい!

先生:分かった。何になりたんだ?

生徒:パンダです!






先生:眠たくなってきたよ

生徒:ボク真剣なんです!パンダになりたいんです!

先生:人間やん

生徒:人類の垣根を越えたいんです!

先生:ちょっと素敵に言うなよ

生徒:お願いです!どうしてもなりたいんです!

先生:だってお前黒くもないし、白くもないし

生徒:それならこの前、家が全焼して火傷を負ったんで何箇所か黒くなってますよ!

先生:炎に対してポジティブ過ぎるわ

生徒:お願いです!どうしてもなりたいんです!お願いします!お願いします!

先生:もう分かった分かった。でもどうしてパンダになんかなりたいんだ?

生徒:それは今から3ヶ月前、さっきも言ったようにうちの家が火事になって全焼したんです。

先生:そうだったな。あの時は先生も焦ったよ。

生徒:1人逃げ遅れてしまったボクは荒れ狂う火の中、死を覚悟していました。

    すると炎の奥から人影が見えたんです。その人影は段々ボクに近づいてきて

    ボクを抱きかかえ助けてくれました。その人はそう!パンダだったんです!

先生:とってもメルヘンな展開だこと

生徒:そのパンダは他人のボクを助ける為に頭から水を被り、燃えやすいということで毛を全部剃り

    炎の中へ突っ込みボクを助けてくれたんだそうです。

先生:毛を全部剃られたパンダって早々見れないよね

生徒:初め見たとき、貧弱しきった牛かと思いました。

先生:だろうね。

生徒:そんなこんなでボクはパンダになりたいんです!

先生:それなら消防士とかに憧れたらいいじゃない

生徒:消防士とかは・・・ほら・・・・色々大変ですし・・・

先生:都合のいい夢だな

生徒:とりあえずボクはパンダになりたいんです!

先生:そもそもパンダになるにはどうしたらいいのか知ってるのか?

生徒:専門学校に行けばいいんですよ

先生:無いよ

生徒:ありますよ。大阪に

先生:あるの?

生徒「大阪パンダピープルアクセスインタースクール」

先生:かっこいい名前だね

生徒:通称OPPAI

先生:ださいよ

生徒:もう資料請求もしてきましたよ

先生:おぉ、どんな感じだった?

生徒:笹が送られてきました。

先生:飼料請求かよ

生徒:でも授業システムとかは全部笹に書かれてありましたよ。

先生:あ、そうなんだ。どういう感じなの?

生徒:主に笹を食べてるのを人に見られるというのを5時間

先生:精神的にツラいよ

生徒:でもそれを乗り越えて立派なパンダになれるんですよ。

先生:親御さんは何て言ってるの?

生徒:母親はやっぱり反対していて

先生:やっぱりそうだろうな

生徒:父親は燃えてしまったアダルトビデオの事を想い泣いてました。

先生:そいつとは絶対相談するなよ

生徒:んー、ボクパンダ無理ですかね?

先生:先生はもうちょっと白黒ハッキリつけた職に就いたほうがいいと思うけどなぁ

生徒:パンダだって白黒

先生:それだと意味合いが違ってくるよ

(カンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカン)

先生:何か外が騒がしいな

生徒:ちょ・・・・・・・・・・・ちょっと先生!この学校すっごい燃えてます!

先生:え!?うわホントだ!おい!とりあえず避難するぞ!

生徒:ダメです!先生!廊下ももう燃えちゃってます!

先生:なんだって!?じゃぁもうこっから逃げられないじゃないか!

生徒:ここ3ヶ月で2回も火事に遭遇するなんて!パチンコで言うと確変みたいな感じですね!フィーバー!

先生:何でテンション上がってんねん

(30分後)

先生:ゴホ・・・・ゴホゴホ・・・もうダメか・・・・

生徒:こ、こんなとき・・・・あのパンダが来てくれれば・・・・・

先生:・・・・・・お、おい。あれ人影じゃないか?

生徒:あ・・・・あの人影って・・・・まさか!?

??:・・・・・・・・・・・・・・・・

先生:あのパンダなのか!?パンダなのか!?

生徒:間違いありません!あの人影はきっと・・・・・・!



貧弱しきった牛:モオオオオ

二人:どっひゃー!

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441/545いっぱいいっぱい

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