司会:それでは見事OAを獲得した5組の発表です!
信健ブラザーズ! 320いっぱいいっぱい 第5位 (1/2)
来期に期待が持てる! 2戦目にして待望の初OA!
ギブコン! 443いっぱいいっぱい 第1位 (3/4)
初のTOP合格で堂々のリベンジだ! C大会ランキング9位に殴りこみ!
言霊連盟! 433いっぱいいっぱい 第2位 (4/5)
新ネタ時事漫才で貫禄のリベンジ! わずかに得点を上げたっ!
テンバリズム! 402いっぱいいっぱい 第4位 (4/5)
4連勝! 連続オーバー400で調子は上向き!
薬罐部! 422いっぱいいっぱい 第3位 (5/5)
ついに来た! 自己最高は初のオーバー400で無傷の5連勝を達成!
それでは勝ちあがった5組のネタをどうぞ!
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信健ブラザーズ
漫才「園児達の哀愁」 (1/2)
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信「奇跡!」
健「ありがとうございます〜」
信「たのしかったわ」
健「またすぐきますっ」
司会:楽しさが伝わる漫才で初OA! 読み応えあり! 畳み掛けあり! 信健ブラザーズ!
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健「はいどうも〜。今日もよろしくお願いします〜」
信「おっす! みんなっ、今日は生きて帰れるといいな!」
健「うん、概ね帰れるな、もし生きて帰れないような事が起きたら俺たちでみんなを守ろうな? うん」
信「お、いいこと言うね君〜見直しちゃったぞ!」
健「ありがとう」
信「でねー、今日は生きて帰れるか分からない、そんな状況に陥った時どうする? って話をしたいんだけど、いい?」
健「ほう、どうしてまた?」
信「ほら、昔も今も多いじゃん。物騒な事件もそうだけど、自然災害とかさ。常に危険と隣り合わせ、見たいなとこあるじゃない」
健「なるほどね。俺もさっき概ね帰れるとか言っちゃったけど、確かにそうだね」
信「でしょ! ということで不測の事態に備えていろいろな知恵をみんなで出し合おう! 合言葉は! 備えあればナナコロビヤオキ!」
健「うん、いい言葉だけどここでのチョイスはちょっと違うような気がするよね。『備えあれば』もびっくりして憂いを探しちゃうね。ナナコロビヤオキもやっぱりどことなく居心地悪そうだし」
信「いやだからね、備えあれば七回死んでも八回生き返れるよってことよ!」
健「ああ、作っちゃたのね? しかし荒い合体だったね。でもさ、八回生き返れるとしても、七回死ぬのは避けたいかな」
信「まあまあ! 八回目に七回分生きれば元は取れるって!」
健「早速なにがなにやら分からなくなってるね。でもまあ、元が取れるならいいか」
信「そうそう! んでね、俺が今からいくつか事件を想定するから、巻き込まれたと思って、それぞれをどう切り抜けるか君の答えが聞きたいなと思ってるんだけどいいかい?」
健「うん、よくある感じの流れだね。俺は大賛成。どんどん来てよ」
信「じゃあ行くぜ!」
健「OK」
信「やんちゃで有名な悪ガキ幼稚園! あなたは運悪くその大群に目を付けられました! 奴らの目的はあなたの持つシシャモです。路地裏に追い詰められ、絶体絶命! シシャモをあきらめるかそれともそれを渡さず無邪気な暴行にあうか!? どっちも嫌だからやっつけちゃう? いやいや早まってはいけない! そんなことをしたら社会的抹殺は免れません! さすがにシシャモのためにそこまではできません! さあ! あなたはこの状況をどう切り抜ける!?」
健「必死だねぇ、園児。シシャモのために大人ひとりを路地裏に追い込むんだもんね〜」
信「そうです! 奴らは普通の園児ではないですから! なんせモラルなんてあってないようなもの! 我が物顔でスーパーの肉を押します」
健「あー、ぎゅぅっとね。確かにやるよね、俺もやった記憶あるわ」
信「なに!? 悪がき幼稚園卒!?」
健「卒ではないな、うん」
信「『せ、先輩っ!?』園児たちがざわつき始めました」
健「うん、みんな、違うよ〜。僕は肉は押したけど君たちの先輩じゃないな〜」
信「やがて園児たちは尊敬の眼差しであなたを見つめ始めました!Congratulations! おめでとうございます、無事生還です!」
健「あ、正解? 肉押してたのが決めて?」
信「そうかぁ、その手があったかぁ! 君、さすがだね! 園児たちが仲間に加わりました!」
健「家に帰ろうねみんな〜。うちでは面倒見れないからね」
信「じゃあ次行くぜ!」
健「ああ、その前にね」
信「ん? どした?」
健「今の園児のは危機っていう危機じゃないよね」
信「え? 今更?」
健「あー、ごめん。すぐに言ってもよかったんだけどさ、区切りついてからにしようかなってね」
信「もう! そういうのはすぐ言ってよね! 君突っ込み担当でしょ!?」
健「うん、ごめんよ」
信「じゅあ、君はどんなのが危機的状況だとおもうんだ?」
健「うーん。そうだねぇ〜……例えば誘拐されるとか、銀行強盗に巻き込まれるとか……あ、ハイジャック機に乗り合わせるとかどう」
信「飛行機乗ったことないからわかんない!」
健「んじゃあ、バスでもいいよ」
信「なるほど! よし、それで行こう!」
健「よし、ドンとこい」
信「楽しい旅行が一変! なんとバスがジャックされてしまいました! 犯人にナイフで脅された運転手が大混乱! ハンドル操作を誤ってガードレールを突き破って崖に真っ逆さま! 徐々に近づく地面! さあ、どう切り抜ける!?」
健「うん、ほぼない。できることほぼないよね? もうそうなったら身をゆだねるしかないよ。もうちょっと猶予をくれないかなぁ〜」
信「んー、じゃあ、ジャックする?」
健「よくわからない。うん、意味不明」
信「君が、バスを、ジャックする」
健「それはわかってるよ。そうじゃなくて、なんでそういう話になるの?」
信「心機一転」
健「あ〜、そこで? すごいところですごい心変わりだね〜。でもね、それだと当初のトークテーマが崩壊しちゃうからね」
信「あーそれはいただけない!」
健「だよねー、漫才にあるまじき行為だよねー」
信「犯罪はアルマジロ交尾だよねー」
健「きたね〜、ナイス聞き違い! そう聞こえたとしてもどうして同意できるのか? すごいね〜」
信「ふつうでいこっ」
健「うんうん」
信「バスジャックに遭遇したらどうする?」
健「んー、おとなしくしてチャンスを窺うかな」
信「チャンスね〜」
健「凶器とかはなにもってるのかな」
信「孫の手」
健「難易度下がったなぁ〜。チャンスだらけだよそれ」
信「まあ、ピンチはチャンスみたいなとこあるからね〜」
健「そこじゃない。そこじゃないよね。そしてたいしてうまくないよね。いい? 俺が言ってるのは、孫の手」
信「え? 孫の手だめ?」
健「バスジャックにはむかないよね」
信「銀行強盗ならいける?」
健「もっと無理だね。わかるよね? お前はそういうことがわかるやつだよね?」
信「ジョークだよジョーク!」
健「あーホッとした。もう、ドッキリはなしでお願いしますよ」
信「はははは、ごめんごめん。んでね、武器は刃渡り3メートルの刃物です」
健「なるほど、でかけりゃいいってもんじゃなく、物にはその物に適した形があるって言うのがよくわかっちゃうだろうね」
信「『どの列から刺されたい!?』」
健「列単位だ、3メートルともなれば。うん、でも無理だな。お前が思うよりもずっと3メートルの刃物をバスの中で扱うのは難しいよ」
信「えーじゃあどうすればいいんだよー」
健「普通に20センチくらいじゃないか?」
信「ぷぷ、おいおい君、20センチの孫の手はちょっとちいさすぎるだろぅ〜」
健「そっちじゃない。話を戻すのはやめようようね?」
信「じゃあもうバスジャックやめ!」
健「だからといってとばすなよぉ〜もう」
信「自然災害にする! 人の起こす事件は警察に任せよう!」
健「ん〜だったら最初からそうしとけっとっ」
信「あれ? 怒ってる?」
健「うん、若干ね」
信「まだ早くない?」
健「うんうん、何とか耐えるよ」
信「うん、よろしく。でね〜自然災害ですわ。どんなのある?」
健「んー、台風とか、津波とか、最近だと大雪とかもそうだけど、やっぱりあれだよね」
信「あれ?」
健「ほら、俺たちが今いるところはあれが有名じゃないですか」
信「今いるところ……? バス?」
健「バスジャックの話してたせいなのかな〜その間違えは」
信「ちょっと入り込みすぎたね〜」
健「あのね、ここは日本って言ってほしかったんだよ」
信「なーんだ」
健「じゃあ、日本といえば――?」
信「心意気?」
健「もう惜しいのか惜しくないのか間違いなのかあっているのかすらわからなくなるね」
信「わびさび?」
健「うん、だからね、今何の話してた?」
信「アルマジロ?」
健「いやぁ〜そこ持ってくるとは思わなかったな。バスジャック用のコメントしか用意して無かったよ」
信「あーわかった! 地震だ!」
健「おー、やっと真面目にしてくれたね」
信「進まないからね」
健「もうちょっと早く気づかってほしかったね」
信「じゃあ地震で」
健「おうっ」
信「2006年冬。突如平凡な人々を過ごす日々を襲った――」
健「逆っ、人々を過ごす日々ってなんだ?」
信「ニートのことを言いたい」
健「深すぎるよっ。なにその隠れたメッセージ」
信「日々がただ上を流れていくだけ、つまり、人が時間を消化するという逆だ。日々が単調に過ぎていくことのほうがよほど生きているものとなってしまっていると言いたい! 僕は声を大にしていいたい!」
健「あーもうわかんないよっ。わからなくはないけどやっぱりわかんないよ!」
信「お? そろそろキレる?」
健「んー、もうちょっと」
信「あー、そう?」
健「続き行こう」
信「2006年冬。突如、平凡に日々を過ごす人々を襲った大地震! 君は自宅であほみたいな顔でタバコのフィルターをバラしていたところ巻き込まれました!」
健「あー、これもした覚えあるわ」
信「気を失った君が目覚めると、辺りは真っ暗、何も見えません」
健「お、これは……ああ、倒壊した家の下敷きになってるんだね」
信「チークタイムです」
健「うわ、そんなばかな。チークタイムだとしてもとんだチークタイムだなそれは。なんも見えないんだもんな?」
信「目が慣れてくると、男同士で踊ってたことに気づいて気まずくなる組続出!」
健「それはやだ。やめるわけにもいかないもんね」
信「踊りきる頃には涙目です!」
健「泣くまで我慢しなくていいよっ。もう、話し戻してっ」
信「倒壊した家の下敷きになっていることに気づいたあなたは脱出の方法を模索します!」
健「おお、それっぽいね。そうだな〜、とりあえず周りに何があるのか確認してみるかな」
信「暗闇の中、限られた狭い空間の中で手探りをする君の白魚のような手が何かを掴んだ!」
健「お、なにか役に立つものかな?」
信「大量のフィルターです」
健「そんなにむいてたの!? 俺そんなに? あと気持ち悪いから変に俺を良く見せようとするのやめてね」
信「『よし、これで暖が取れるぞ』」
健「とれそうだけどっ、確かに取れそうだけどねっ、そんだけいっぱいあれば」
信「さあ、次はどうする。地震の後には?」
健「火事が来る」
信「そう! 早く脱出しなければ、下手したら燃えます! 君は燃えます!
さあ、早く!」
健「ああ、そうか、そうだなぁ、うーん……助けを呼ぶくらいしか思い浮かばないな」
信「『おーい! 助けてくれ〜! 俺はここにいるぞぉー!』」
健「お、どうだ? だれかくるか?」
信「外から複数の人がくすくすと笑う声が聞こえます」
健「こらこらこらこら、助けてくれよ。なんかおごるからっ」
信「それから三日が過ぎました」
健「うわっ、だれもたすけてくれなかったのか……」
信「『もう、だめか……』あきらめかけたそのときです! がさがさ、がさがさ、と音が聞こえます! どうやら誰かが外にいるようです!」
健「おお、最後のチャンス! 助け呼ぶよ、そりゃもう大声で」
信「ところが声を上げようとしたとたん、あなたに光が差します」
健「おおお、助かった!?」
信「『大丈夫ですか? 先輩っ』」
健「ん? 誰だこれ?」
信「園児達です」
健「園児きた!? うわ! 俺泣きそう!」
信「『すいません、三日前は笑って』」
健「こらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!! お前らか!! 三日前のは貴様らか!? たすけろばか!」
信「……それは無いんじゃないかな。せっかく助けに来てくれたのに」
健「あほ! あほぉ! なんかもう、台無しだよ!」
信「はぁ、なんかもう漫才台無し」
健「それこっち! それ俺の!」
信「え? このフィルターがですか?」
健「台詞だ! なんでお前持ってんだ!? 体のはずだろそれは! テイ!」
信「園児たちの心意気を怒りで一蹴するなんてなんてやつだ! 君、ろくな死にかたしないぞ! 例えばみち子のもう一人の男に刺されたりするぞ!?」
健「おらぁぁ!! もう一人の男ってなんだこら! まじできれるぞ!? それこそ漫才とかじゃなくなるぞ!?」
信「知らないほうが、幸せなこともある……か」
健「かっこよくない! かっこよくねぇよ!」
信「もしもだよ、も・し・も」
健「もしもでもするな! デリカシー無さすぎだろ!」
信「いやだからね、何もみち子が二股だとか、そういうことじゃないですよ」
健「じゃあなんなんだ! もう一人の男って!」
信「いやね、みち子ってほら、美人じゃない?」
健「うん、いいこと言った。劇的に見直した。やっぱりお前を相方にして良かったよ」
信「だからほら、変な男が一方的にって可能性もあるじゃん」
健「あー、それ俺いつも心配!」
信「だからね、これは最後の危機ですよ。ストーカー男が逆上して、孫の手を持って君とみち子の愛の巣に乗り込むわけだ!」
健「だから! 孫の手は人を襲うのにむ・か・な・いぃ!! 3メートルもだめ!」
信「普通の刃物を持って君とみち子の愛の巣に乗り込むわけだ!」
健「そいつぶっ飛ばす。まじゆるせねぇ!」
信「ということは乱闘になります!」
健「おう! 望むところだ!」
信「しかし! 君が一瞬怯んだところにストーカー男が刃物をつきたてようとします!」
健「ああっ、負けんな俺!」
信「ああ! もうだめだ! 刺される! そう君が思ったときです!」
健「おおおおお!!」
信「園児がふたりの間に割って入る!」
健「えええええ!?」
信「全ての時間が止まったかのように、静寂が訪れる。あまりに当たり前のように園児の腹部に刺さった刃物は、およそ不釣合いなアクセサリーのように、君には見えた」
健「え、園児!?」
信「『せ、先輩……俺……バカですよね……』」
健「喋るな! 今、救急車呼ぶから!」
信「『いいんです……僕は、もう……だめです』」
健「なにいってるんだ! 気を確かにもつんだ!」
信「『先……輩?』」
健「な、なんだ!?」
信「『一つだけ……お願い、聞いてもらえますか?』」
健「ううぅ。なんだ!? 何でも聞いてやる! ディズニーランドか? USJか?」
信「『……生きてください』」
健「……え?」
信「『僕の分まで……ただ、生きてください』」
健「お、お前……」
信「『泥にまみれても……底辺だっていい……ただ、生きていてください……それが、僕の……ううん、死んでいったみんなの……願いです……!』」
健「お、お前ら……(涙)」
信「『ああ……最後に先輩と……スーパーの肉……おしたかったぁ……』」
健「いったらいい! いくらでも付き合う! 一緒に肉おそう! な?」
信「『ははは……だめですよ……先、輩……は……もう、大人なんですから……』そう言うと、君の頬に手を伸ばす園児。『先輩……? あったかいですねぇ……』」
健「なにいってんだ……! お前たちのほうが、よっぽどあったかい……!」
信「がくん、と園児の手から力が抜ける」
健「……! おい……なあ、おい!」
信「反応のない園児」
健「うそだろ……? なあ、目ぇあけろよ!」
信「目を開ける園児」
健「お、おおお……なんだ、ご健在?」
信「が、事切れる園児」
健「園児ぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」
信「君の涙が園児の頬に落ち、まるで園児のそれのように、頬を流れた。表情は、安らかな色。まるで、全てを受け入れたかのような、死に顔だった……」
健「ってばか! 長いよ! 何だこのノリ! なんで園児全員死んだことになってんだ!?」
信「道すがら、ね?」
健「道すがら何があった!? だいたいみち子とストーカー投げっぱなしじゃねーか!」
信「許可は取ったよ?」
健「どこで!? なにそれ? そんな機関あんのか? そもそも許可取ったとかそんなこと聞いてねーよ!」
信「あ、そう?」
健「だいたいな! あそこで俺かばって死ぬ役には、せめてみち子を使え!
なんだ! 園児って!」
信「のりのりだったくっせにぃ〜」
健「仕事だからだぼけ!! びっくりしたわ! みち子飛び出てくるはずだったのに!」
信「おさえきれないこの想い……」
健「知らないよ! 園児の思いなんてっ」
信「まあまあ、そうヒステリー起こすなよ。あ、そうだ、お饅頭食べる?」
健「くわねーよ! いきなりなに言い出してんだ! なんであんだよ! どっから持ってきた!?」
信「もしもの時のためにいつも持ち歩いてんだよ」
健「饅頭で回避できるもしもの時はそうそうねーよ!」
信「食べないなら僕がたべちゃうよ?」
健「くうなよ! 漫才しろよ!」
信「もういいんじゃない?」
健「あああああ! じゃあもういいや!!」
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ギブコン
コント「プレッシャーに弱い司会と準決勝で敗れた先輩」 (3/4)
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ギ「ありがとうございます」
ブ「ありがとうございます」
ギ「こういうネタの方がやはり一般受けするんでしょうかね」
ブ「どうなんでしょう」
司会:復活のリベンジは初のTOP合格! 緻密に練られた掛け合いのコント! ギブコン!
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司会(以下・司)、先輩(以下・先)、顧問(以下・顧)
放送室のスタジオに呼ばれた放送部員。
司「ええ?ど、どういうことなんですか?今日の校内放送の司会がボクって」
顧「しょうがねえだろ。お前以外の放送部員みんな風邪で休みなんだ。
と言うより、今日は校内の生徒の殆どが風邪で休みなんだよ」
司「そんな……。その状況下で何で学級閉鎖とかしてないんですか。おかしいじゃないですか」
顧「この状況に気付いてなかったお前も十分おかしいぞ。『今日、人少ないな』とか思わなかったのか?」
司「それはそうですけど。でも、この状況でまだ校内放送を続行しようとする先生も先生ですよ」
顧「つべこべ言うな。今日のインタビューは3年の山中だ。お前、山中知ってるか?」
司「風邪が横行しているこの状況下で休んでない人ってことだけは」
顧「剣道部の主将の山中だよ。去年は県の大会で準決勝まで行ったんだ。しっかりインタビューしてくれ」
司「してくれと言われても、ボクまだ1年ですし、司会なんてしたことないんですけど」
顧「やりゃあ出来る。やれ。いいな」
司「そ、そんな……。いきなり言われても心の準備とか……」
顧「今すぐ済ませろ。とにかく、今年の大会が近い。
『今の心境を聞かせて下さい』
『去年の大会の反省点はどこですか』
『今年の大会の抱負を教えて下さい』
この3つだけは必ず聞いてくれ。いいな、大丈夫だな」
司「は、はい。えっと、今の、大会の、反省を、下さい……」
顧「何だそりゃ、混ざってるぞ。大丈夫じゃねえな。ほら、『しんはんほう』って言ってみろ」
司「しんはんほう?」
顧「心境の『しん』に、反省点の『はん』に、抱負の『ほう』だよ。
『しんはんほう』って覚えりゃあ、質問すること忘れないだろ」
司「おお!な、なるほど。それは画期的な覚え方ですね」
顧「そこまで感心することじゃねえよ。ま、それ聞いて、話が続かなくなったら、
『最後に一言お願いします』
で締めればいいから」
司「最後に一言……わ、わかりました」
顧「それでもダメならカンペ出してやるから。よし!じゃあ、いくぞ。気合入れていけよ」
司「も、もうですか?うう。緊張してきた。しんはんほう、しんはんほう、しんはんほう……」
顧「それじゃあ、今日のインタビューの山中くん入ります。よろしく」
司「しんはんほん、しんはんほん、しんはんほん……」
≪顧、放送室のスタジオを出る≫
司「しんはんへん、しんはんへん、しんはんへん……」
≪先、放送室のスタジオに入る≫
司「しんはんせん、しんはんせん、しんはんせん……」
先「ども、こんちわっす」
司「しんかんせん!」
先「え?」
司「あ、いや、あの……」
先「新幹線?」
司「えっと、あの、新幹線はお好きですか?」
先「……いや、別に。普通」
司「そ、そうですか。ボクも普通です」
先「はあ」
司「えっと、今日は、あの、よろしくお願いしますです」
先「こっちこそ、よろしく。君、代打の司会なんだって?何、緊張してんの?」
司「は、はい。あの、ボク、2人っきりでこういうことするの初めてなんで、や、やさしくして下さいね」
先「……言い方が限りなくイヤラシイぞ、そこだけ聞いたら」
司「え?ボ、ボク、そういう趣味ないですから、男同士とか」
先「こっちだってねえよ!変な表現使ったのお前の方だぞ」
司「あ、もうすぐ本番です。静かにして下さい!」
先「お前、マイペースな」
≪本番の合図≫
司「…………」
先「……おい、何か喋んねえの?」
司「え?喋っていいんですか?」
先「今、あの顧問合図してただろ」
司「そうなんだ。えっと、あの、何だっけ。えっと……」
先「落ち着けよ」
司「最後に一言お願いします」
先「いきなり?」
司「え、いや、あの、すいません。
先生が、話が続かなくなったら『最後に一言お願いします』って聞けって言ったから……」
先「それにしてもいきなりすぎるだろ。俺、そんなに気まずいオーラ出してるか?」
司「いえ、そんなことはないです。ないです。すいません。で、では、1つ目の質問に移ります」
先「先に俺の紹介とかないの?」
司「あ、ああ、そうでした。すいません。えっと、今日のインタビューは新幹線です」
先「山中です」
司「わあ!す、すいません。すいません。間違えました。えっと、新幹線はこっちの話で……。
今日のインタビューは山ちゃんです」
先「いきなりフレンドリー?あだ名でたまにそう言われることあるけどさ。お前がここで言うか?」
司「え、ダメですか?」
先「これ一応放送なんだから、ちゃんと本名で紹介してくれよ」
司「わかりました。では、改めて今日のインタビューは、去年、見事に県の大会で準決勝で敗れた山中先輩です」
先「……はい、見事に敗れた山中です」
司「えっと、で、何聞くんだっけ?えっと……」
先「もう忘れてんのかよ」
司「最後に一言お願いします」
先「最後は最後にしてくれ!何回最後があるんだよ!」
司「す、すいません。えっと、あの……」
先「おい。さっき『新幹線』って言ってたの関係あるんじゃねえの?」
司「あ!そうそう、『しんかんせん』だ。ナイスフォロー、山ちゃん!」
先「軽く侮辱な、それ」
司「えっと、『しんかんせん』だから、しん……心境。えっと、今の心境を聞かせて下さい」
先「割と不愉快です」
司「え、どうしてですか?」
先「聞き返されるとは思わなかった。いいから次いけよ」
司「いいんですか?よくわかんないけど、まあいいか。じゃあ、2つ目の質問いきます。
しんかん……かん……感想。えっと、感想をお願いします」
先「何の?」
司「……さあ?」先「また聞き返されるとは思わなかった。質問する内容ぐらい把握しとけよ」
司「す、すいません。あれ?質問違ってたかな。かん、かん……あ、環状線についてどう思います?」
先「それを俺に聞いてどうする?新幹線の次は電車か?」
司「え、電車は嫌いですか?」
先「普通!てか、今聞くことじゃねえだろ、これ」
司「そうなんですか?じゃ、じゃあ、次の質問にいきますね。3つ目です。
しんかんせん……せん、せん、せん?……線路?線路についてどう思います?」
先「なあ、俺は電車オタクか何かでここへ来てんのか?」
司「え?だって山中先輩、鉄道部なんじゃ?」
先「剣道部だよ、剣道部!同じ道でもずいぶん違うなあ!」
司「ええ?剣道部だったんですか?えっと、剣道ってあれですよね。メーン、ドー、クセー、ってやる」
先「本音がポロリか?どさくさに紛れて『面倒くせー』って言ったよな。クセー、ってどんな技だよ」
司「どんな?えっと、防具が臭いなあ……」
先「臭い一本か?どんな判定基準だよ!まあ、確かに剣道の防具は臭うけどさ」
司「ああ。だから最近、竹刀の先からファブリーズが噴射されるようになったんですね」
先「何だ、その面白オモチャは?変なことを言うな。そんなもん、竹刀の先から出るわけないだろ!」
司「え、じゃあ、レノアですか?」
先「商品名の問題じゃねえよ!」
司「じゃあ、何が出てくるって言うんですか?」
先「竹刀からは何も出てこない!てか、出てくるのは向こうからあの顧問の書いたカンペだけだ!」
≪司、カンペに気付く≫
司「あ、ほんとだ。えっと、今の心境を聞かせて下さい」
先「不愉快だ。その質問はもういいだろ」
司「あ、コレさっき聞きましたね。す、すいません。えっと、で、2つ目が、去年の大会の反省点はどこですか」
先「やっとまともな質問だな。まあ、反省点って言うなら、出し切れなかったところかな」
司「ファブリーズが?」
先「自分の力が、だよ!」
司「ああ、そうですよね。力出し切れてませんでしたもんね」
先「お前が言うな!去年見てたのか?」
司「み、見てないです、見てないです。見たくもないです」
先「ケンカ売ってんの?」
司「す、すいません。違います。そんなつもりじゃ。えっと、3つ目が、今
年の大会の抱負を教えて下さい」
先「ったく。抱負ねえ。まあ、去年のリベンジを果たしたいってとこかな。
去年の準決勝の相手は3年生だったんで、今年直接リベンジできるわけじゃないけど」
司「え、直接できないってことは、相手の方は亡くなられたんですか?」
先「生存してるよ!勝手にあの世に送るな。人の話聞いてた?」
司「は、半分聞いてますよ」
先「全部聞け!俺、去年2年、今3年。相手、去年3年、じゃあ今は?」
司「え?え?うーん?えっと……」
先「指を使って数えようとするな。小学生でも知ってるだろ!」
司「え、小学生に降格したんですか?」
先「そんな制度はこの国にはない!落ち着け。3年生の次はどうなる?」
司「4年生」
先「だから小学生じゃねえよ!3年生が最高学年なんだよ。3年の次は、また1年だろ!」
司「あ!ああ、そうか。す、すいませんでした。勘違いしてました。
じゃあ、今年は相手の方が留年してるといいですね」
先「何てこと言うの?よくそんなことが平気で言えるな。相手の人はちゃんと卒業したよ」
司「あ、そうなんですか。おめでとうございます、山中先輩」
先「待て待て!俺が卒業したみたいになってるじゃねえか!俺はまだ卒業してないから」
司「え、山中先輩が留年したんですか?」
先「してねえよ!俺は平穏無事に3年になってんだよ!」
司「あ、そうなんですか。すいません。また間違えました。
そうなると今度は、相手の方が今1年なら、3年の山中先輩の勝ちですね。おめでとうございます」
先「断定する根拠は何だ?言っておくけど、数字が大きい方が勝ちとかいうルールはないからな」
司「ち、違いますよ。その、こう……食物連鎖で、ですよ」
先「どこも連鎖してないだろ。何で1年から3年の間で上手く循環させてるみたいな言い方するんだよ」
司「循環……ああ、環状線ですか?」
先「だから電車じゃねえよ!人の話聞いてる?」
司「もう半分」
先「何がもう半分だよ。わけわかんねえ」
司「す、すいません。えっと……じゃ、じゃあ、ついに、最後に一言お願いします」
先「ついに、とか言わなくていいから。てか、お前からは何かないわけ?」
司「何か?……えっと、お茶でも出した方がよかったですか?あったかな、お茶」
先「そうじゃなくて。お前から何も質問はないわけ?」
司「えっと、これ聞いた……これも聞いた……これも……。
一応聞かなきゃいけないことは全部聞きましたけど」
先「あのな。それは顧問が聞けって言ったことなんだろ。
そうじゃなくて、俺が聞いてるのは、お前自身から俺に何か質問はねえのかってことだよ」
司「えっと……」
先「お前、司会任されたんだろ。今の3つの質問は、ハッキリ言ったらお前じゃなくてもいいんだよ」
司「ボクだってやりたくてやってるわけじゃあ……」
先「本人目の前にして失礼な奴だな。わかってるよ、代打でしなきゃならなくなったんだろ。
それでも今は、俺はお前と喋ってんだよ」
司「そうですよ」
先「『どうしたの?』って目で見るな!俺は紙と喋ってるわけじゃないんだ」
司「はい」
先「だから、『どうしたの?』って目で見るな!
今の3つは誰にでも出来る質問だ。極端な話、その質問の紙さえあれば俺一人でもいいんだよ。
だけど、お前が司会をやる以上、お前が思ったことを、お前の言葉で質問して来いよ。
それが司会ってもんじゃねえの?」
司「おお!なるほど」
先「何のための司会だよ」
司「あ、じゃあ、1つ質問してもいいですか?」
先「どうぞ」
司「何で今日は学級閉鎖とかしないんですかね?」
先「……だからさ、人の話は聞けよ」
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言霊連盟
漫才/時事漫才2006年4月 (4/5)
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槍沢:時事ネタを作れるのはぱいぱいさんやモノクロさんだけじゃないんだぞって所をね。
栃城:ま、見せられたかなと。
槍沢:ではどうぞ。
司会:い、いやマジで恐れ多いです・・・。 リベンジの時事ネタは、惚れ惚れするほど巧みな漫才! 言霊連盟!
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槍沢:はいどうも言霊連盟です。
栃城:よろしくお願いします。最近はちょいワルオヤジだのちょいモテオヤジだのがちょっとしたブームになってますけね。
槍沢:ああ、話題になってますね。ちょい不良って書いて「ちょいワル」やつですね。
栃城:で、そのちょい不良とちょいモテの代表格といったら、東大和の一夫多妻監禁男が有名ですね。
槍沢:お前はどこ代表にしてるんだよ!
栃城:LEONの表紙をバンバン飾ってね。
槍沢:飾るわけねえよ! 大体あのおっさんのしたことって言ったらちょいのレベルじゃすまねえよ!
栃城:そりゃ10人以上も女を囲ってたらちょいどころかすごいモテモテですからね。
槍沢:そっちじゃねえよ! 悪さの方ね。脅迫して一緒に暮らすよう命令していたんだから。
栃城:とんでもない男ですね。でこの男の言い訳がまた酷かった。
槍沢:確かに話題になりましたね。
栃城:「ひょんなことから血のつながってない妹11人と一緒に暮らすようになったんだよ」って言ったらしいですからね。
槍沢:ギャルゲーか! どんな言い訳だよ。
栃城:バカ、それを言うなら萌えアニメかってツッコむ所だろ。
槍沢:どっちでもいいよ! お前のこだわりが分からないわ。夢の中で聴いたモテる呪文を言っていただけって言い訳してたんですよ。
栃城:そうそうそれそれ。でもこれ、本当にこの男をテーマにした恋愛シミュレーションが出て欲しいですね。
槍沢:どんなゲームだよ。このオヤジをテーマにしたって。
栃城:だから、恋愛シミュレーションだから色々選択肢が出るわけですよ。女の子にアタックするときも。
1.俺の女にならなかったらミンチになるぞ、2.ここから出て行けば東京湾に捨ててやるぞ、3.結婚しなかったら殺してやるぞ
槍沢:全部脅し文句じゃねえかよ!
栃城:このギャルゲーは攻略することを「落とす」じゃなくて「脅す」っていうんですよ。
槍沢:くだらねえよ。
栃城:結局モテる呪文とは脅迫の文句だったということで。
槍沢:なんの結論だ!
栃城:でも、ちょいワルって言葉はよく耳にしますけど、ああいうのって実際は誰がやるんですかね?
槍沢:そりゃちょいワルのターゲットである世の中のお父さん達だろ。
栃城:そうは言うけど、世のお父さんなんてたいていしょぼくれてるじゃん。ちょいワルに変わっても似合わないでしょ?
槍沢:まあ、たしかにちょいワルファッションをした所でモテるとはおもえないですけど。
栃城:でしょ? 「ちょい不良」って気取っても家族からは「超不要」って思われてるのが関の山なんですよ。
槍沢:いや失礼だろ!
栃城:こっちは扶養してるのにですよ。
槍沢:くだらねえんだよ!
栃城:世のお父さんはずっと辛い思いをしているんですよ。
槍沢:そういいますけど、いよいよ4月で球春到来。お父さん達も野球を楽しんでくれると思いますよ。
栃城:そうかもね。
槍沢:WBCの影響で野球そのものも大分盛り上がってますから今年のシーズンは楽しみですよ。
栃城:WBCはよかったですよね。イチローも普段からは考えられないぐらい熱くて。
槍沢:そうですね。
栃城:シャンパンファイトの時には上原に「先輩を敬えー!」と絶叫。やっぱりイチローも体育会系なんですね。
槍沢:どこの熱さに着目してるんだよ。
栃城:先輩を敬えー! 靴をお舐めー! 鞭でたたいてやろうかい?
槍沢:なんで女王様になってるんだよ!
栃城:王監督のサポートをした。王の片腕つまり女王様なんですよ。
槍沢:やかましい!
栃城:王監督もWBC制覇の勢いで今年こそ優勝をって意気込んでるでしょうね。
槍沢:でしょうね。二年ともシーズンでは1位だったのにプレーオフで涙を飲みましたからね。
栃城:選手も過去二年ビールかけの時に着るつもりだった仮装を今年こそ着ると意気込んでますよ。
槍沢:どこに燃えてるんだよ!
栃城:今年優勝したら、去年着るはずだったモリゾーとキッコロの仮装をするんですよ。
槍沢:今年の秋にそんな仮想されても誰も覚えちゃいないよ!
栃城:アテネオリンピックのマスコットの仮装を三年目にしてようやくお披露目させようと頑張っているんですよ。
槍沢:取っとくなよそんなもん! てか2004年に仮装されててもなんだか分からないよ。
栃城:今年こそ2004年アテネ五輪のマスコット。男子マラソンに乱入した親父の仮装を絶対するぞ!
槍沢:なんであの親父が大会マスコットなんだよ!
栃城:シーズンでは1位を走っていたのに、プレーオフという乱入者のせいで優勝を逃してしまったんですよ。
槍沢:プレーオフを邪魔者見たいに言わないでくださいよ。
栃城:でもまあ、最近は皇太子一家がディズニーランドに行ったという話題で持ちきりで。
槍沢:そうでもないよ。確かにちょっとニュースになったけれど。
栃城:でも、すごいことですよね、画期的というかなんというか。
槍沢:今回のディズニーランド行きは愛子様が幼稚園、小学校と上がっていくとき、
周りの友達から取り残されないようにっていう皇太子様の配慮だったらしいね。
栃城:ただ雅子様は皇太子様の、「同い年の子みたいにディズニーランドに行かせてあげたい」
って言う提案に「よそはよそ、うちはうち!」と反対したらしいけれどね。
槍沢:貧乏な家のおばちゃんじゃねえんだよ! そんなこと言うわけないだろ。
それにしても最近のニュースって言ったら政治がらみでもっと大きなのがあったでしょ。
栃城:杉村太蔵の結婚ね。
槍沢:そんなことじゃねえよ。政治がらみで一番どうでもいい話題だよ!
栃城:バカ、一番どうでもいいのは渡辺恒三に由美かおるから電報が届いたって話題だろ。
槍沢:それもどうでもいいけど! そうじゃなくて永田議員の偽メール問題でしょ。
栃城:この前、出会いのラブラブ広場チャットで知り合った女子大生ゆきで〜す。覚えてますか〜♪
出来れば今度は二人っきりであってお話がしたいです。もしよかったらあたしのメアドまで連絡くださいね。
槍沢:単なるスパムメールだろ!
栃城:これを堀江が送ったんならすごい偽装じゃないか。
槍沢:ある意味そうだけれど。そうじゃなくて武部幹事長の次男に三千万円振り込んでくれって内容なの。
栃城:メールに記されていたアドレスをクリックすると、ご入会ありがとうございますの文字と共にそういった指示が書かれていたんでしょ。
槍沢:ワンクリック詐欺じゃねえかよ!
栃城:それを女子大生ゆきと名乗って送ったって言う事件でしたっけ。
槍沢:そんな遠回りな事しないよ。そうじゃなくて、選挙資金として三千万振り込んでくれってメールがあって、
民主党がそれを武器に小泉内閣を追及しようとしたけれど、結局そのメールは偽物だったっていう事件ね。
栃城:堀江が送ったんじゃなくて、小泉首相が送ってたんだってね。
槍沢:そんなことねえよ。むしろ民主党としては万々歳だろ。もとから情報を持ち込んだフリーライターが作った偽物だったの。
この問題で前原執行部は総退陣、騒動を起こした永田議員も責任を取って辞職した。
栃城:実はこの騒動、党首になろうとした小沢一郎が仕組んだんだって。
槍沢:ありえねえよ。何でわざわざ党を潰すような真似をするんだよ。
栃城:この情報をそのフリーライターに売りつけようと思ってます。
槍沢:おまえが、偽の情報流してどうする。
この茶番とも言えるメール騒動で本来議論されるべき問題が忘れられてしまったのは残念だ。
栃城:耐震偽装マンションの問題とかね。
槍沢:そうだね。この問題から半年以上経つのにまだ解決していないからね。
栃城:そんなになるんだ!? 小嶋社長の会見がやけに印象に残ってるから最近の事だと思ってたよ。
槍沢:確かに、会見で自分達は殺人マンションを売ったことになってしまうと怪気炎をあげていたのはインパクトが強かった。
栃城:殺人マンションて言ったら、ドアを開けたらギロチンがスパン!
槍沢:なんねえよ! 本当に殺人マンションじゃねえかよ!!
栃城:風呂場に入ったら吊り天井がガガガガガ。
槍沢:ないないない!
栃城:怪談から大きな岩がゴロゴロゴロー!
槍沢:だからねーっての! なんのトラップだそれはよ。その罠を越えた先に一体なんの宝があるんだよ!
栃城:そりゃ、どんな財宝より尊く、何物にも変えがたい。暖かく幸せな家庭ですよ。
槍沢:上手い事言わなくていいでよ! なんか納得しちゃったよ。
そうじゃないでしょ。耐震偽装して鉄筋を抜いていたんですよ。
栃城:そうですよね。そのやり方が酷いんですよ。いったんマンションを組み立てたあと鉄筋を抜き取って、
その抜いた鉄筋を上に重ねてどんどん高く積み上げていくという……。
槍沢:ジェンガか馬鹿野郎! いい加減にしろ。
2人:どうもありがとうございました。
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テンバリズム
コント/ゲーム企画会議 (4/5)
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戦国:やったー!
とら:奇跡だ!
戦国:これで僕の視界をいっぱいいっぱいさんのおっぱいおっぱいでいっぱいいっぱいにできるぞ!
司会:4連勝! 管理人に対する謙虚なんだか暴挙なんだかわかりましぇーん! 今度、会議ね♪ テンバリズム!
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戦:あいつおっせーなぁ。何してんだろ・・・・。
(タッタッタッタッタ)
と:すいませーん!!
戦:おせーよ!何してたんだよ!
と:山の手線ぐるぐる回ってたら楽しくなっちゃって・・・・。
戦:ホントに何してたんだよ!?ていうか、お前バカか!!
と:気づいたら京王線にいて・・・。
戦:どうしたらそうなったんだよ!?まぁいいや、それで?ゲームの企画書は持ってきたんだろうな?
と:あ、はい持って来ました。
戦:当社の社運がかかってるからな。頼むぞ。
と:はい。こちらの書類です。
戦:ふむ・・・えーとなになに・・・「次世代ゲーム機PSD」・・・・ちょっ・・・・お前
と:どうですか?今売れてるゲーム機をアンケートして考えたのがそれですよ。いやぁー我ながら完璧だ。
戦:・・・お前クビね。
と:えーーー!!????なんでですか!?
戦:いやだってお前・・・これ完璧にパクりじゃん。
と:いや、いいでしょう?ほら、タッチペンもついてるし。
戦:そういうのがダメっつってんだろ!タッチペンて名前までモロに被ってんじゃねーか!問答無用でクビですお前は!
と:わ、わわ、わかりました!ゲーム機だけじゃなくゲームソフトも考えてきたんでそちらも見て下さい!
戦:・・・・いや、でもこれPSD専用ソフトだろ?
と:・・・はい。
戦:じゃあダメじゃん。お前クビね。
と:そんなぁっ!・・・あ、じゃあPSPでもDSにでも移植させて売り出せば良いじゃないですか!
戦:・・・・あぁ!そうかその手があったか!お前頭いいな!
と:いやぁ。
戦:じゃあ早速企画書の内容教えて。
と:はい。まずはこちら!「うずらっち」
戦:んー・・・だいぶ読めちゃったけどちょっと内容言ってみて。
と:うずらの卵から出てくるかわいいモンスターたちを育てて
戦:ふんっ!(ドムっ)
と:ぐへぁー!(戦国のパンチがおなかにめり込む)
戦:だからパクりはダメだっつってんだろ!お前さてはバカか!
と:ぐふっ、はぁ、はぁ、じゃあこれを見てください!これは完全に僕のオリジナルです!
戦:言ってみろ。
と:「機動戦艦バンダイ」
戦:社名パクっちゃったよ!ていうかもう、お前なにがしたかったんだよ!!!
と:内容はガンダムをベースに作られたロボットが敵を
戦:ぬぅんっ!(シュっ)
と:ブフォーっ!(戦国の指が目に刺さる)
戦:ガンダムをベースにって言った時点でお前の負けなんだよバーーカ!!!
と:まだ、まだ話は最後まで終わってないですよ・・・。
戦:なに?言ってみろ。
と:ガンダムをベースに作られたロボットが敵を殲滅するお話です。
戦:・・・。
と:・・・。
戦:そいやっ!!!(ひゅーん)
と:うわぁーーー(戦国に巴投げされる)
戦:聞いても同じじゃねぇか!これのどこがオリジナルなんだよ!
と:・・・・あっ!!
戦:もうお前クビね。
と:そんなっ!じゃ、じゃあ次こそは!次こそはいけます!
戦:今度はなんだよ?
と:今度はすごいですよ。今はやりの萌えギャルゲーです。
戦:・・・・・・えー?そういうのは、そういう会社に任せるべきじゃねーか?
と:だからうちもギャルゲー業界に参入するんですよ!
戦:うーん・・・・まぁいいや。じゃあ言ってみろ。
と:「君がくれた夏〜ギブミーチョコレート〜」
戦:・・・うーん・・・なんでチョコくれって言ってるのとか疑問だけどまぁ、タイトルは仮としてだ。内容はどんなの?
と:はい。舞台は都会から離れた静かな港町、「ことぶき町」
戦:おぉ〜、なんか良いじゃないか。静かな町ってのはギャルゲーにおいては基本みたいなものだからな。
と:今年から高校生の主人公「岩石岩男」がことぶき町に引っ越してくるところから物語は始まります。
戦:もっと良い名前にしようよ?感情移入できないよこれじゃあ・・・。
と:引っ越してきた翌日、岩男は村の夏祭りでとても可愛い女の子に出会います。
戦:おぉ、良いじゃん。
と:その名も「花沢不動産子」
戦:チョイスー!不動産子てもう何もかもが無茶だよ!
と:このゲームはフルボイスですからね。もちろん不動産子の声優はサザエさんの花沢さんですよ。
戦:もうすべてが台無しになるじゃねーか!じゃあ岩男の声は・・・。
と:おじゃる丸の声にしようかなと。
戦:チョイス!!お前はホント、チョイスミスがお好きか!岩石岩男と声のギャップがすごいわ。
と:岩男は祭りで会った産子に一目ぼれ。すぐさま帰り道をついていきます。
戦:主人公がストーカーのギャルゲーは多分業界でうちが始めてだな。
と:着いた先はなんと大豪邸。そう、産子は大金持ちだったのです。
戦:ほぉ〜。ていうかさっきから思ってたけど、産子っていう略しかたはどうだろうね。
と:それに比べ岩男は夜逃げしてことぶき町に来た身。昔から身分の差がある恋は成就しないのが定説です。岩男は当然、落ち込みました。
戦:なんかせつないなぁ。
と:そして岩男は気づきました「そうだ、貧富の差を無くせばいいんだ」
戦:あー、ここから主人公が頑張るんだね。
と:岩男はその足で競馬場へ行きます。
戦:ギャンブル!?もっとなんか働くとかそういう方法は無かったの!?
と:またお金を借りてそれを賭けた一世一代の大勝負。
戦:うわぁー、こりねぇなぁ。
と:しかし岩男は欲張って一番人気の低い馬「ロックマン」に賭けてしまいます。
戦:そしてまたも馬名のチョイス!ロックマンて!岩つながりか!
と:試合終了。99.9倍の「ロックマン」は当然負け
戦:99.9倍!?それもう馬じゃないよ!馬とは違う別の動物が走ってたんだよ!
と:借金を返すあても無いので、またもや夜逃げをしなくてはならなくなりました。
戦:うわっ、なんかもう、ひどすぎるな。
と:夜逃げ当日。岩男は悲しみにあけくれてふらふらと町をさまよいます。
戦:あー、もう目も当てられない
と:しかし、そこで偶然にも産子が通りかかります。
戦:おぉ、奇跡か。
と:岩男は今しか無いと思い、話しかけました。
戦:頑張れ岩男!
と:「ギ、ギブミーチョコレート・・・」
戦:そこでかーーーー!!!!
と:岩男はそう言って倒れ、意識不明のまま重態に。もう何日も食べ物を口にしていないので栄養失調になっていました。
戦:うわぁ・・・悲しすぎる
と:産子はそのまま過ぎ去って行きました。
戦:ひでぇ!鬼畜か!救急車ぐらい呼んでやれよ!
と:産子はトイレを我慢していたのでした。
戦:それぐらいのことでか!産子にとって人命より尿意か!
と:その後、岩男は誰にも気づかれず、熱さで岩男は気を失いそのまま・・・そのまま・・・・。
戦:・・・。
と:で、ここでスタッフロールが流れて
戦:終わり!?ひどい!これのどこがギャルゲーなんだよ!
と:え、ギャルゲーってこういうのじゃないんですか?
戦:これはどっちかって言ったら弟切草とかかまいたちの夜だよ!サウンドノベルだよ!
と:まぁそんなことはどうでもいいんですけど、で、どうでした?最高だったでしょ?僕の企画?
戦:もうお前クビ!!
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薬罐部
漫才「初詣」 (5/5)
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T:やりました5連勝!
K:若干時期外れのネタです!
両:どうぞ!
司会:祈願叶ってか、ついに400の壁をぶち破っての自己最高! 無傷の5連勝! 薬罐部!
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T:どうも薬罐部です!
K:宜しくお願いします。
T:5度目の舞台ですね。
K:ええ、頑張って行きましょうよ。
T:でも、なんか今回はいい成績を収められそうな気がする。
K:いやいやどこから来たんですかその自信は。僕はそんなに自信ないんですけど。
T:あのね、今年のお正月も初脂に行ったんですよ。
K:うん、初「詣」ね。初の脂って新年早々体に悪いだろ。
T:で、「いい成績を収められますように」って祈願したんですよ。
K:それだけじゃ安心できないなぁ。
T:大丈夫だよ。お賽銭も沢山入れたし。
K:いや、金で願いが叶うと思っちゃ駄目だからね。
T:お年玉は全部お賽銭に使ったから。
K:もっとましな使い方しろ!どんだけ神様の前に金積んでんだって話だよ。
T:あと、神社の株を買い集めようともしたんだけどね。
K:神社の株って何だ!?「明治神宮(株)」とかなってたら嫌だよ!
T:来年は狙うよ。
K:何をだ一体。初詣ぐらい普通にすればいいじゃん。
T:普通の初詣ってどんなのさ。
K:まあとにかく神社に行く訳ですよ。
T:で、神社に着いたと。
K:どこ行く?
T:なんか向こうの方人が集まってるな。
K:あれは祈願の人たちでしょ。
T:いや、セリやってる。
K:どこの市場だよ!神社だっただろここ。
T:ちょっと行ってくる。
K:あ、いやちょっと!
K:やっと戻ってきたか。
T:くっ、この神社競り落とせなかった…。
K:買収する気だったのかよ!無理に決まってるだろそんなの。
T:でも、祈願のときに揺らす縄は競り落としてきた。
K:それ無いと困るだろ!鈴だけ上の方にあったってどうしようもないよ!
T:あとお守りとか色んなもの手に入れたよ。
K:それは普通に買えばいいんじゃないのか?
T:これはそこでは売ってない種類のだからね。
K:そうなの?「家内安全守」とか「病気回復守」とかいっぱいあるのに。
T:見てよこれ。「景気回復守」。
K:スケールが大きいな!個人レベルのお守りでどうにかなる問題じゃないだろ!
T:あとこれ。「縁結びストラップ」。
K:なんかありがたみに欠けるよ。そこはお守りでいいじゃん。
T:あとは…「学業成就まんじゅう」。
K:お土産みたいじゃないかよ!携帯することもできないしさ。
T:最後これ。「温泉まんじゅう」。
K:完全にお土産だそれは!しかもここ神社だから!
T:ここのお土産人気ナンバー1だってさ。
K:もうお土産って言っちゃってるじゃん。
T:随分安い値段で競り落としちゃったけど良かったのかな?
K:やっぱりみんな欲しがってないじゃんかよ!
T:まあいいや。とにかくさっさと祈願しに行こう。
K:そうだよ。初詣に来たんだから祈願しないとね。
T:お賽銭も1万円分持ってきたし。
K:あーもう好きにして下さい。
T:でもこれで守礼門が5枚飛んでいくのか…。
K:…えっ、二千円札!?しかも5枚も持ってたのかよ!
T:あぁ、紫式部が…。
K:紫式部!忘れてたよ完全に。やっぱり影薄いな。
T:…あっ、でも小銭に両替しないといけないな。
K:最初から小銭で持ってくりゃ良かったじゃん。
T:ちょっと両替してくる。
T:はぁ、はぁ…。疲れた…。
K:どうしたんだ。そんなに遠くだった?
T:いや、10kgもあったから。
K:…今度は全部一円玉かよ!どんだけ細かくしてんだよ!
T:他の硬貨が全部切れてたんだもん。
K:ないないそんな状況。もういいよ、早く入れて。
T:(一円玉を袋から取り出して投げながら)いーち、にー、さーん、しー…
K:玉入れか!10000までやってたら日が暮れるよ!
T:(一円玉を投げる)
K:………。
T:(一円玉を投げる)
K:……………。
T:…暗くなってきたな。
K:本当に日が暮れかかってるし!こんな所で時間浪費したくないよ!
T:はい終わった。さ、早く祈願しよう。
K:…そういえばさっき縄競り落としたんだよね?鈴鳴らせないけど。
T:もうすぐ新しい縄が生えてくるよ。
K:どういうメカニズムだよ!そんな再生能力ないよ縄には。
T:縦に切っても横に切ってもしばらくすればそれぞれが元に戻る。
K:もはやプラナリアじゃないかよ。もういいや鈴は。早く祈願しないと。
両(手を叩いて手を合わせる)
T:世界が平和になりますようにそして家族が健康でありますように
そして長生きできますようにそしてお金持ちになれますように
そして宿題がなくなりますようにそしてみんなが僕に従いますようにそして
K:声に出すな!しかも後半どんどん自己中な内容になってるし!
T:彼女がたくさんできますように。
K:最悪だな!二股する気満々か!
T:できれば六股ぐらい。
K:余計たちが悪いし!なんだ6人掛け持ちって!
T:いいのいいの。枯れ木も山の賑わい。
K:失礼だよしかも!彼女枯れ木か!
T:まあ祈願もしたことだし、お腹空いたから屋台でなんか買わない?
K:ああ、いいんじゃない。
T:あれ買わない?「霜降り和牛のサイコロステーキ」
K:豪華だな。高そうだから別のにしない?
T:豚トロの串焼きとかもあるよ。
K:うーん…悪いけどパスで。
T:フライドポテトにする?ピザもあるよ。あとは…フライドチキンにアメリカンドッグ、メンチカツ、チーズボールもある!
K:いやもう初脂じゃんか!あからさまに脂っこいものばっかだなここ!
T:おおっ、バターも売ってる!
K:脂!丸ごと脂だそれは!バター単体で売ってる屋台なんかあるか!
T:買おうよ買おうよ!ほら、ここに二千円札があるから…
K:まだあったのか!どんだけ財布の中の二千円札率高いんだ!
T:もしくはお年玉全部使って買おうよ!
K:無駄遣いにもほどがあるだろうが!…いや、めちゃくちゃじゃん。何これ?
T:えーとね、やっぱり相方と行ってもつまんないんだよね。
K:あ、そう。じゃあ誰と行けば楽しいんだよ。
T:ガールフレンズと行きたいかな。
K:いや、だから掛け持ちやめろって!もういいよ。
両:どうもありがとうございました。
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