司会:それでは見事OAを獲得した5組の発表です!








デュアル! 463いっぱいいっぱい 第位 (1/1)

久々の長文企画参戦で2位に差をつけ、貫禄のTOP合格!


Cloock-Clock! 412いっぱいいっぱい 第4位 (2/4)

自ら宣言通りの大活躍! 自身初のオーバー400で勝率を5割に戻した!


T&G! 422いっぱいいっぱい 第2位 (1/1)

実力を遺憾なく発揮してのオーバー400デビュー!

KOYOMI! 422いっぱいいっぱい 第2位 (2/3)

雪辱はオーバー400で晴らした! お見事リベンジ達成!


デブガリズム! 412いっぱいいっぱい 第4 (1/1)

こちらもオーバー400! 復帰後も見事に勝利を勝ち取った!



それでは勝ちあがった5組のネタをどうぞ!





●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

デュアル

漫才・オソウシキのはなし (1/1)


●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●


渡辺「久々ですけどなんとか勝ちました」
佐藤「なんとかね。なんとか。」



司会:なんとかのOAがTOP合格なんて凄い話だぜっ! 今回はお葬式の話でオンエア! デュアル!



●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

渡辺「どうも。デュアルです」

佐藤「よろしくお願いします。
   僕ね、この間お葬式ありまして。
   何回行っても慣れないもんですね」

渡辺「なんか独特の空気があるよね。
   あと色々と困るんだよ」

佐藤「そうなんだよ。まず困るのがお香典」

渡辺「あぁ、あのちぎれるやつな」

佐藤「俺にはその発想なかったなー…。
   俺はね、いくらつつめばいいのか悩んだんだわ」

渡辺「あー、そっちな。それだったら俺は大体3枚」

佐藤「なんか少ない感じしないか?三千円って」

渡辺「違うよ板ガム3枚」

佐藤「嫌がらせか!例え故人の大好物でも許されねぇよ。
   『お香典はちぎれる』発言に今納得したわ」

渡辺「やっぱお香の匂いとか付いちゃうからね。ミントのやつを3枚」

佐藤「味の問題じゃねぇよ!
   匂いとかは帰ってリセッシュでもかけとけばいいだろ」

渡辺「近しい人だったらキシリトール入ってるやつをね」

佐藤「成分とかどうでもいいよ!それにどうせだったら枚数を増やせ。
   色々と悩んで結局5千円包んで式場に入ってお葬式始まったんですよ」

渡辺「熱戦の火蓋が切って落とされたわけだ!」

佐藤「誰と誰のバトルだ!」

渡辺「足の痺れと自分との戦いに決まってんだろ」

佐藤「確かにそうだけどそんな表現はいまだかつて聞いたことないよ」

渡辺「坊主の読経の長さに勝つことができるのか!?
   孤独で熾烈な戦いが今始まるぅ!」

佐藤「不謹慎すぎるだろうが!確かに長いけども。
   お前よっぽど暇してんだな」

渡辺「お経読んでる間っていろんなこと考えちゃうんだよな」

佐藤「まぁな。近しい人だったら故人との思い出とかな」

渡辺「違うよ。この足の痺れのエネルギーを
   何とか電気に変えられないだろうか」

佐藤「葬式の最中に何考えてやがる!くだらねぇよ!」

渡辺「そこから俺がノーベル賞を獲るまでのサクセスストーリー」

佐藤「人の葬式で何つう夢物語を見てるんだよ…。
   んでな、式も済んで出棺の儀。これがまた悲しい」

渡辺「ファーーーーー」

佐藤「お別れのクラクションが鳴り響くわけですね」

渡辺「ちょっと強すぎたかな…
   まぁいいや、キャディさん、パターちょうだい」

佐藤「キャディさんじゃねぇよ!
   クラクションだよ!お別れの」

渡辺「あぁ、あれってそっちのファーだったの…」

佐藤「今気付いたのか。式場でキャディさん見たことあんの?
   明らかにゴルフ場で注意を促す方の『ファー』じゃないだろ。
   そのあと火葬場にね。ここが一番悲しい」

渡辺「グスッ…(泣)はい…じゃあミディアムで」

佐藤「何言ってんだよ!中が生じゃねぇか!
   そこはベリーウェルダンで焼いてやれ!
   そもそも誰も焼き加減いかがいたしますかとか聞いてこねぇからな。
   お前さっきから何なんだ」

渡辺「何がだよ。理にかなってるよ」

佐藤「一つもかなってないよ。さっきから不謹慎すぎるぞ」

渡辺「俺は自分の葬式で誰一人に悲しんでほしくないの。
   だから俺は型に捉われない葬式がしたいの」

佐藤「どういうことだよ」

渡辺「俺は俺なりに好きなものに囲まれて明るい葬式をしたいんだよ。
   まず俺は電車通学とか大好きだから電車を使う」

佐藤「どうすんだそれ」

渡辺「聞いてりゃわかる。
   『本日は、JR御陀仏線をご利用頂きまして、
    まことにありがとうございます』」

佐藤「旧国鉄がなんてことを…最悪ネーミングだけでも変えてくれ」

渡辺「『本日車掌を努めさせて頂きます、故人の長男、良雄です』」

佐藤「喪主!?喪主が車掌て…悲しくてやりきれない時になんて仕事を」

渡辺「『この列車は、渡辺家前発、斎場経由、火葬場行きです』」

佐藤「全部済ます気か!」

渡辺「乗り継ぎとかめんどくさいからね…」

佐藤「じゃあ普通にやればいい話だろ」

渡辺「『この列車、1号車、3号車、4号車、5号車が禁煙車。
    2号車が死体専用車両となっております。
    なお、トイレは2号車のみとなっております』」

佐藤「お前の死体だけ1両にか!何か異様な光景だな。
   しかもトイレ行くたびに死体を拝まなきゃいけないなんて
   気が滅入ること請け合いだよ」

渡辺「2両目全体が棺桶ね。
   電車好きにとっては最高…いや至高の贅沢だね」

佐藤「今なんで言い直した?!」

渡辺「『次はー、斎場ー、斎場ー。
    お葬式をあげる方はこちらが便利です』」

佐藤「他の用事でいかないな。
   そしてそれ以外の方は乗ってないはずだ」

渡辺「でね、斎場駅で葬式をするわけなんだけど」

佐藤「斎場駅て普通にありそうだよな」

渡辺「俺サンバとか情熱的なの大好きだからさ、
   葬式の時ずっとダンサー踊りっぱなし」

佐藤「欝陶しいな!」

渡辺「大丈夫だ。皆式に集中してるから」

佐藤「なんて異文化コミュニケーションだよ…」

渡辺「『本日は故人、渡辺ゆーたの葬儀にご参列いただきまして、
    心より御礼申し上げ・デ・ジャネイロ』」

佐藤「ほら見ろ!自然と本場の国の都市っぽいのが出た!」

渡辺「『こらそこ!サンバを指差して笑わない・デ・ジャネイロ!』」

佐藤「笑うに決まってるだろうが!
   サンバと葬式の異色のコラボレーションは恐らく全員が初体験だ!
   そしてお前の語尾!笑いどころ満載だよ!」

渡辺「『葬式の席で笑うとは何事か!
    警備員さんあの子供を摘み出して下さい!!』」

佐藤「子供よりまずは満面の笑みで激しく踊るサンバを追い出せ!
   そしてしめやかに葬儀を営め!!」

渡辺「『申し訳ございません…取り乱しました。
    私の父は、持病の口内炎が全身に転移して…』」

佐藤「気持ち悪いよ!転移しそうにないしさ、もう少し考えろよ」

渡辺「じゃあ…靴擦れが転移したってことで」

佐藤「それもない!前のよりない!」

渡辺「俺は靴擦れが何よりも嫌いなんだよ!」

佐藤「じゃあいいよお前は靴擦れで死ね!
   全身靴擦れという前代未聞の病気で死ね!」

渡辺「『えー、靴擦れ全身転移という原因不明の病気にかかって
    亡くなりました…』」

佐藤「転移の意味はわかんないけど原因まるわかりだよ。
   靴があってねぇんだよ靴が」

渡辺「『私は…靴擦れが…靴擦れが憎いです!
    靴擦れさえなければ父は…父は…うぅ…
    大変無念であります!!』」

佐藤「全ては靴の選び方がまずかったって話だからね。
   ケアレスミスにも程があるよ」

渡辺「『…取り乱しまして申し訳ございません…。
    では、式の方に戻らせていただきます。
    故人の相方、佐藤さまより弔辞をいただきます』」

佐藤「え?俺が?…えー、故人のゆーたと私は学生時代からの友人で…」

渡辺「『ピーーーッ!!ダーダーダーツダーダダーダダー
    ダーダーダーダダーダ♪(チャッチャッ♪)』」

佐藤「ダーダーダーツダーダダーダダー
   ダーダーダーダダーダ♪」

二人「あーっ・うっ!!!」

佐藤「サンバ追い出せっつったろうが!」

渡辺「明るい式がしたいの!」

佐藤「サンバはやりすぎだろ。
   何で人が死んでる時に南米の陽気なダンスをチョイスするんだよ。
   全然浮かばれる気がしないよ。」

渡辺「まぁそんなこんなで葬式が終わっていよいよ火葬だよ」

佐藤「また電車乗るのか…」

渡辺「『皆様、白線の内側まで下がってお待ちください。
    テンテテテンテンテンテテテン♪
    テンテテテンテンテテテテテン♪』」

佐藤「やっぱお別れのクラクションはあの音か」

渡辺「『クルルルルルルルルルルルルルルル!』」

佐藤「鳩じゃん!そこはプルルだろうよ。電車で押し切ろうよ。
   その電車を鳩が引っ張ってるならその音は納得だけども」

渡辺「『次はー、火葬場ー火葬場ー。
    死体を燃やしたい方はこちらが便利です』」

佐藤「表現をもう少し気を付けような。隠滅チックな匂いがするから」

渡辺「『それでは…グスッ…(泣)』」

佐藤「あぁ、そこはちゃんとやるんだな。悲しい瞬間だもんな」

渡辺「『まず粉をつけます』」

佐藤「粉!?何で?!」

渡辺「俺の宗派ではこうやってやるの」

佐藤「あ、そうなんだ。なんか身を清める的な意味か」

渡辺「『続いて溶き卵をつけます』」

佐藤「ちょっと待て。明らかに様子がおかしい」

渡辺「『そしてパン粉をつけて180℃の油に入れます。
    こうすることで外はカリッと!』」

二人「中はジューシー!!」

佐藤「カツじゃん!」

渡辺「俺揚げ物大好きなんだ。だから火葬じゃなくて揚葬」

佐藤「それでお前は浮かばれるのか!?
   そしてお前のカツを俺たち残されたものはどうしたら良いんだ!?」

渡辺「そこは美味しく頂いて下さい。
   俺こないだCTスキャンした時に見事な霜降りって
   医者に言われたんだ。グラム1200円だって!
   きっと最高…いや、至高の味わい!」

佐藤「テンション上がらねぇよ!
   さっきから料理の話に結び付けるは至高至高と騒ぐは
   グルメ漫画の最高峰、美味しんぼマニアか!」

渡辺「おかしいなあ…。
   『渡辺カツをかぁ……(じゅるり)』ってならない?!」

佐藤「全然食欲をそそられないわ。
   渡辺カツって名前のお婆ちゃんいそうだしさ」

渡辺「いやー、いい葬式。すごくいい。とてもいい」

佐藤「どこが!?1個も見習うべきとこなかったよ」

渡辺「この御時世何が流行るかわかんないだろ?
   電車男の次は電車葬。んで自分の葬式のビデオ出したりしてさ」

佐藤「……タイトルは?」

渡辺「世界の車葬から」

佐藤「だと思ったわ!いい加減にしろ」

渡辺「ありがとうございました」

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

463/545いっぱいいっぱい

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●




●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●


Cloock-Clock

(コント)SKI JUMP (2/4)


●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●


福井:今回のネタはトリノの選手団に捧げます。
山形:17日間の死闘お疲れ様でした。
福井:アゴ。
山形:・・・?!



司会:決死のジャンプはオーバー400まで届いたっ! 実はコントは無敗の強さ! アg・・・ Cloock-Clock!


●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

山形:スキージャンプのラージヒル個人決勝,続いては日本のエース福井の登場です。

福井:(ふぅ〜)

山形:他の日本人選手田中・吉村の2人は予選で敗退。この福井だけが好ジャンプを見せ決勝進出となりました。

福井:(ふぅ〜)

山形:1回目。大ジャンプの期待がかかります。

福井:(ふぅ〜)

山形:福井は落ち着いてますねぇ。

福井:(ひぃ〜ふぅ〜みぃ〜やぁ〜…)

山形:おっと?突然何か数え始めた。

福井:今日の観客の数は27634人か。

山形:ビックリの視力です。のび太君が憧れるほどの視力です。

福井:(ふぅ〜)

山形:しっかり落ち着いています。

福井:(ひぃ〜ひぃ〜ふぅ〜…)

山形:……産まれる!産まれる!

福井:あっ!

山形:ん?どうした?

福井:あの右から2番目の席のピンク色のセーター来た人が赤ちゃん産んだ。

山形:えっ……あ,赤ちゃんは無事でしょうか?至急病院へ行った方が良いでしょう。

福井:きっとししゃもをたくさん食べたんだろうな。

山形:…勝手に仮説を作っています。

福井:(ふぅ〜)

山形:さぁ落ち着きを取り戻して凄いジャンプが出来るでしょうか。

福井:よし!

山形:おっとそろそろ行くか?

福井:午後9時から9時54分まで4チャンネルを標準録画,よし!

山形:そういうことはしっかり準備済みのようです。

福井:あっ!

山形:今度はどうした?

福井:そういえば今日はオリンピックの放送だから番組入らないんだ。

山形:あぁっとやってしまった。TVガイドをちゃんと確認していなかった〜。

福井:よし!

山形:今度こそ行くか?

福井:消費税3%に値下げ,よし!

山形:勝手にすると内閣の反発を食らいます。

福井:スキー履いてない,よし!

山形:何をしに出てきたのでしょうか?全然よくないです。
   ……そしてここで一度ストップがかけられた!
   スキーを履くために一度戻りました〜。

福井:(スーッスーッスーッ)

山形:戦闘道具を履き終えて戻ってきました。競技再開です。

福井:あれ?

山形:今度は何だ?

福井:間違ってストックも持って来ちゃった。

山形:なんか学校に枕も持って来ちゃったみたいな感じの間違いです。

福井:あ。スナックも持って来ちゃった。

山形:それはかさばって邪魔になります。私が食べます。

福井:スピッツまで持って来ちゃった。

山形:どのタイミングで音楽を聴くつもりなのでしょうか。

福井:きっと今は〜自由に空も飛べるはず〜♪

山形:その通りです。

福井:Uh〜…飛っべるはぁ〜ず〜さ〜♪

山形:そんなハモリ部分は存在しません。もはやハモリの新境地開拓か。

福井:これらはここに置いてと…

山形:さぁ準備は万端です。

福井:あぁ〜…

山形:あれどうした?腰が引けています。

福井:怪我したらどうしよう…

山形:今更怪我の心配を始めました。

福井:激しい向かい風で首がとれたりしないかなぁ…

山形:とれたら競技どころじゃありません。

福井:空中で板が外れてグルグルグルグルドーンってなんないかなぁ…

山形:面白そうなのでそうなって下さい。

福井:インフルエンザにかかんないかなぁ…

山形:手洗いうがいをしっかりやっていれば大丈夫です。

福井:っしゃっ!!

山形:さぁ気合いを入れ直しました!そろそろ行くのでしょうか?

福井:っしゃっ!っしゃっ!っしゃっ!っしゃっ!っしゃっ!

山形:何度も何度も入れています。

福井:っしゃっ!っしゃ………あ。電話だ。

山形:ただの着信音のようです。彼の携帯の着信音が気合いの一声だったのです。まるで様相はケイン・コスギのようだ。

福井:え?今何処にいるかって?当ててごらん。

山形:ほのぼのと会話が始まってしまいました〜。

福井:ヒント?う〜ん…とっても滑るところ!

山形:このヒントで果たしてわかるんでしょうか?

福井:……受験会場?…お前は必ず受験で滑る?

山形:…。

福井:(ツーツーツー)

山形:さすがにこれは頭にきたか?

福井:ったく最近の先公といったら…

山形:先生でした。受験で滑ると言ったのは先生でした。驚いて猿も木から落ちてしまいました。

福井:さてと…。

山形:そろそろ行ってくれるか…?

福井:スキースキースキースキースキースキースキースキースキースキー。

山形:突然10回クイズを始めてしまいました。

福井:「君は僕の事を?」「好き。」
   よし!告白のシナリオ完璧!

山形:無理矢理だっ!完全に無理矢理だっ!

福井:よっしゃぺー点越えの大ジャンプ見せてやるぞ〜!

山形:K点です。そんなピンクのカメラ星人みたいな名前ではありません。

福井:そしてさっきの方法で告白してやる〜!

山形:無謀です。7歳の年齢詐称ぐらい無謀です。

福井:もう1回だけ告白の確認しとこう…。

山形:だから無謀です。そんな手は石田純一ぐらいしか使いません。

福井:スキースキースキースキースキースキースキースキースキースキー。

山形:始まりました。

福井:「君は僕の事を?」「ストーカー扱いしてる。」
   …あらら?

山形:確認でミスりました〜。あり得ません。
   ししゃもを食べたら赤ちゃんができたくらいあり得ないです。

福井:…まぁいいか。

山形:まぁ良かったみたいです。

福井:よっしゃ行くぞ〜。

山形:おっとそろそろ行くようです。

福井:集中だ。集中。俺は飛べる。

山形:集中モードに入りました。

福井:俺は飛べる。俺は鳥だ。俺は羽鳥だ。ズームイン!

山形:…若干のズレが生じています。

福井:って事は俺は朝の顔で,アサガオで,花で,儚くて…ん?

山形:やっと変な方向に走っていたのに気づいたようです。

福井:そうか。俺は儚い人間か。

山形:不思議な解釈です。なんという理解の仕方でしょう。

福井:よっしゃじゃあ行くか。

山形:さぁ大ジャンプは出るのか?!

福井:(ふぅ〜)

山形:息を飲む一瞬です。

福井:……(サーッ)

山形:さぁついにスタートしました!

福井:(サーッ)

山形:勢いはいいぞ!これはいいぞ!

福井:(サーッ……スッ!)

山形:さぁ飛んだ〜!

福井:(ゴォーッ)

山形:いいぞいいぞ!これはいい記録が期待できそうだ!
   首もとれることはなさそうだ!

福井:(ゴォーッ)

山形:まもなく着地だー!どうだー?!

福井:(・・・・・   ザッパーン)








監視員:『ピーッ
     プールの飛び込み台でスキージャンプの練習をすることは
     周りのお客様にもご迷惑がかかりますし,大変危険ですので絶対にお止め下さい。』

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

412/545いっぱいいっぱい

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●




●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●


T&G

漫才「春夏旬冬」 (1/1)


●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●


T:どうもありがとうございました!
G:賞金の使い道は自転車です!
T:出ねえよ!
G:このお金であの借金を返して・・・
T:自転車操業か!



司会:自転車操業どころか余裕のOA! 今宵も安定感抜群の笑いを提供したのは、TとGでT&G!


●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

T:はいどうも!
G:TとGでT&G!よろしくお願いします
T:僕ね、日本の四季って大好きなんですよ
G:まあ日本の四季はお前のこと大嫌いだけどな
T:自然環境レベルで俺のこと嫌いとか言うなよ!
G:春・夏・秋・冬・列・解・陣!ツッコミよ消え去れ!
T:なんだそのわけわかんねえ陰陽師みたいなやつは!そんなに俺が嫌いか!
G:まあ僕も好きですよ、日本くらい春夏秋冬がはっきりしている国もなかなかないらしいですからね
T:そうそう、またその季節ごとの風物詩っていうのがいいなって思うんですよ
G:春に花見で夏は花火、秋に転で冬に結みたいなね
T:後半四コマの構成になってるぞ!違いますよ、秋にはもみじとか、冬だったら雪とかあるでしょ
G:確かに秋も冬もいいですけど、僕はやっぱり夏が一番いいと思うんですよ
T:いいですよね、夏祭りとか、さっき言ってた花火とかもキレイですしね
G:あと手持ち花火とかやるじゃないですか、火で文字書いたりしませんでした?
T:ああ、やりましたよ。僕とかデート中に恋人に宛てて「大好き」とかね
G:それと息を引き取るまでに第一発見者に宛てて「犯人はK」とかね
T:なんでダイイングメッセージを花火で残すんだよ!一瞬で消えるわ!
G:近くに花火と火打ち石しかなかったんですね。可哀想に
T:せめて火打ち石で文字を書くとか思いつかなかったのかよ!
G:しかも線香花火ですからね
T:よく線香花火で文字書けたな!
G:人生最期のシーンが一人で線香花火・・。可哀想に
T:確かに可哀想だけども!どう考えても線香花火でダイイングメッセージ残すっていう状況がおかしいだろ!
G:海で砂の中に埋まってたら、スイカ割りしてた人に頭殴られてね
T:また被害者もベタなお笑いみたいな理由で殺されてるな!
G:それから腕を砂の中から出して、線香花火に火を付けて
T:埋められてた腕を出して、火打ち石で火をつけて、そいつ元気じゃん!
G:死ぬ間際まで「ごめんね、これあげるよ」「いいよ気にしないで。こっちこそ火打ち石をありがとう」って喋り続けてましたからね
T:めちゃくちゃ平和で事件性ゼロじゃん!なんかお詫びの品までもらってるし
G:そしてふざけて「犯人はK」とかやってたら、火の玉が落ちちゃったんですよ
T:まあ昼間に花火とか線香花火で文字書くとかおかしなところいっぱいあるけどな
G:もう少しで線香花火の火が落ちずに終わるっていうところで・・。それによるショック死ですね
T:最終的に頭叩かれたことは関係なしかよ!なんだその被害者のメンタル面の弱さは!
G:はっ!・・「犯人はK」・・。そうか、真犯人は、湘南に吹いた、夏の終わりを告げる風だったんだな・・
T:なんだその無理やりな締め方!青春小説と推理小説のミスコラボみたいになってるよ!
G:まあ何が言いたいかっていうと、夏の終わりの線香花火には情緒があるってことですよ
T:それを言いたいがための例え話がヘタクソすぎだよ!変にストーリーとか作らなくてもいいから!
G:でも最近はそういうことを感じる余裕のない人が多いじゃないですか
T:こんな世の中だし、特に仕事してる人なんかには結構いるんじゃないですかね
G:だから僕は社会に縛られるくらいなら仕事なんてしないで、ホームレスになった方がいいんじゃないかと思うんですよ
T:そんなこと言いますけど、絶対に仕事して生きていく方がいいですって
G:絶対!?お前な、世の中には絶対なんてないんだよ!よく聞け、絶対があるのはな・・・過ぎ去った、過去にだけなんだ・・・
T:何の話だよ!なんだその「自分は過去に大きな過ちを犯してしまったんだ」的な言葉は!
G:そんなに軽々しく仕事してる方がいいなんて言ったらダメですよ。事情があってホームレスになった人もいるんですから
T:それはそうかもしれませんけど、でもやっぱりホームレスって大変ですよ?
G:でも!?でもなんて無粋な言葉を使うもんじゃない!事情も聞かずに否定しかしないなんて・・そんな子、ウチの子じゃありません!
T:だから何の話なんだよ!そしていつの間に俺がお前の家の子供になってんだよ!
G:ホームレスだって頭を使えば、ちゃんとご飯だって食べていけるんですから
T:本当ですか?じゃあどうやって食べていくのか僕に聞かせてくださいよ
G:いいですよ、僕はフランス料理の野外食材調理師免許も持ってるんですからね
T:フランス料理の野外食材調理師免許?なんですかそれ?
G:街中にある食材でフランス料理が作れることを証明する免許です。資格のレベルで言うと漢字検定8級くらいです
T:小1レベルしゃねえか!自慢するほどのものでもねえよ!
G:フルコースですから、まずはワインから
T:ああ、まあフランス料理といったら定番ですよね。何のワインですか?
G:廃棄になったオレンジを発酵させて作ったマーマレードワインです。さすがに正式なワインより味が劣りますけど
T:へえ、なるほどね。廃棄処分になったものでもまだ口にできるものってありますもんね
G:ええ、昨今の健康志向で他の果物と比べて残留農薬の多いオレンジはそのまま廃棄される量が多くて
T:ちょっと待てよ!そんな農薬の酒なんか飲めるわけねえじゃねえか!
G:農薬、ダメでしたっけ?
T:人間だからね!そこは常識で考慮してほしいんですけど!
G:それならベトナム戦争で使われて以来、今もその効力が残ると言われている除草剤T−256も
T:ダメに決まってんだろ!そんなもん当時のベトナムより以前から危険性が叫ばれてるよ!
G:そんなものを・・・どうなるか分かっててアメリカは!くそっ!俺たちはアメリカにあらがう術もないのか・・・!!
T:だから!急に変なところで興奮するのはやめろって!もうお酒はいいから、ディナーにしようよ、ディナーに
G:はあ・・はあ・・・で、ではこちらが前菜に・・なりま、す・・・
T:無理するなって!息切れするくらいなら最初から興奮するなよ!
G:さ、どうぞ・・召し上がってくださ・・・うっ、めまいが・・動悸も激しく・・・
T:なんだよもう、自業自得だからな、そんなの
G:いや、この前菜を味見したときからどうも体の調子がおかしくて・・・
T:これもなんか危ない食材使ってんじゃねえか!何を入れたんだ何を!
G:O−157が話題になったときに大量処分されたカイワレダイコンを・・・
T:O−157がどうとか以前に古すぎだろ!もう痛んでるとかいう次元じゃねえよそれ!
G:ポケットの中から出てきたんでこりゃいいやと思って・・一緒に入ってたキノコとソテーにしてみたんですけど・・・
T:なんでそんなもんポケットの中に入ってんだよ!しかもそのキノコもたぶん中で生えたやつだし!
G:なっ、なにか飲み物・・・このワインを・・・
T:もっと危ねえよ!こんなもん飲んだらさらに悪化するわ!
G:ゴクッ・・うっ、ぐはっ!ぐぐぐ・・・!!
T:だから言うこと聞けよ!ていうかこんな料理を俺に食わそうとしてたのかお前は!
G:ま、まだ出してない料理があるのに・・エスカルゴの塩バター焼きとか・・・
T:それ殻じゃねえか!塩かけて焼いたら溶けちゃうよナメクジは!
G:メインディッシュ・・・鳥の羽毛ステーキとか・・子羊の羊毛ステーキとか・・・
T:なんで毛を食わそうとしたんだよ!そんなもんステーキと呼ぶな!
G:苦労して・・羽毛布団と羊毛のコート買ったのに・・・全部ムダに・・・
T:このためだけにその2つを買った時点でだいぶムダだよ!
G:そのお金でもっといいものを買えばよかった・・・ミンクのコートとか・・・
T:食材を買えよ!松坂牛でも十勝牛でもなんでも買えるから!
G:なんとしてでもフルコースを完成させないと・・・
T:もういいよ!そこまでして料理を作ってくれなくていいからさぁ
G:せっかく・・お前の迷惑そうな顔をみるためだけのフルコースなのに・・・
T:そんなに俺が嫌いか!
T&G:どうもありがとうございました!

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

422/545いっぱいいっぱい

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●




●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

KOYOMI

コント/ファミレス (2/3)


●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●


睦月「うっかりましたよ〜!やっほ〜!」
如月「受かれて浮かれてます。・・・ってか勝者コメントまで使いまわし?」
睦月「意外にココ考えるのがイチバンキツい・・・。」



司会:うっほほーい! こちらも考えるのがきついんです! あっさりリベンジ&コントでは初のOA! KOYOMI!


●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

如月「昼ごはんどこで食べよう・・・?あっ、こんな所にファミレス出来たんだ。ファミリーじゃないけど入ろうっと。
    ・・・うわぁスゴい人・・・。結構繁盛してるんだ。」

睦月「いらっしゃいませ。ようこそ『レストラン・マンツーマン』へ。お客様、何名様ですか?」

如月「1人です。」

睦月「では、席にご案内いたします。」

如月「いや、ちょっと待って!」

睦月「はい?」

如月「こんなに人が待ってるんだけど、私が先に行っていいの?」

睦月「あ〜、大丈夫ですよ。なんてったって、ウチ、1人用の席が1つのみしかないんですから。」

如月「え!?つまり客を1回1人ずつしか入れないってコト?」

睦月「そういうコトですね。」

如月「あ〜だから『マンツーマン』・・・ってバカ!」

睦月「お客様と1対1でのサービスを。がコンセプトです。」

如月「志は素晴らしいけど、残念な結果になってるよ。」

睦月「2名以上のお客様にはこうやってずっと待ってもらってるんですよ。」

如月「じゃあ、ココにいる他の客はずっと待ってるわけ?」

睦月「そうなりますね。」

如月「・・・まさか一度にこれだけのバカを見るなんて思ってもなかった。」

睦月「記念日にしちゃいましょう。『大量バカ遭遇記念日』って。」

如月「そんな安直かつバカっぽい記念日は遠慮しとく。」

睦月「でも、当店では何かしらの記念日の方にはサービスさせて頂いているのですが。」

如月「・・・前言撤回させて頂きます。」

睦月「分かりました。ではお席の方にご案内します。」

如月「うわぁ・・・ホントに1脚しかない・・・。」

睦月「では、お水の方お出しします。ちょっと待っててくださいね、今、裏の井戸に汲みに行ってきますから。」

如月「井戸?ココのレストラン、井戸があるんだ・・・。」

睦月「ありますよ。なんかこの前なが〜い髪の毛が浮かんでましたが。」

如月「あの有名な呪いのビデオの舞台とかじゃないよね・・・?」

睦月「・・・まさか〜・・・ハハハ〜」

如月「声が全然笑ってませんけど。」

睦月「では、汲んできますね。」

如月「いらない。呪われてようが呪われてまいが髪の毛が浮いてる水はいらない。」

睦月「かしこまりました・・・・。」

如月「で、コレがメニュー?」

睦月「はい、そうです。コチラお決まりになられましたら、この葉書に書いて投函して下さい。」

如月「そんなコトしたら、アッチで待ってる客たちとほぼ同じ待遇になっちゃうんですが。」

睦月「やっぱり同じマンツーマンでも手紙とメールは違うと思うんですよね・・・。」

如月「この状況下ならまだメールの方がマシ・・・ってソレもおかしいから。口頭でいいよ口頭で。」

睦月「分かりました。では口頭でどうぞ!」

如月「そのノリがよく分からないけども注文するよ・・・。え〜っと この『ビーフステーキセット』を1つ。」

睦月「え〜、コチラのビーフステーキ、焼き加減が3段階ありまして、」

如月「はいはい。」

睦月「ビーフ、ポーク、チキンとあります。」

如月「待って待って待って!」

睦月「はいはいはい?」

如月「アンタまで3回言わなくていいから。あのさ、私がもし「チキン」とかって言ったらどうするの?」

睦月「もちろん、鶏肉を持ってきますが?」

如月「・・・ビーフステーキ頼んで鶏肉出てきたら詐欺に値すると思うんですが。訴訟起こしたら勝てるよ?」

睦月「では、ビーフで?」

如月「言わなくても分かるでしょ!ってかちゃんと焼き加減を聞きなさいよ!」

睦月「あ〜、『レア』とかですか?」

如月「そうそうそれ。ミディアムでお願い。」

睦月「かしこまりました。ミレニアムですね?」

如月「・・・久しぶりに聞いたよ、その単語。ミディアムだから。」

睦月「で、ソースのほうも選べるんですが、」

如月「はい。」

睦月「和風、洋風、古風、台風、つむじ風とありますが。」

如月「・・・後者3つおかしくない?まぁ、古風は許せるとして、台風とつむじ風って何!?つむじ『かぜ』って『ふう』でもなくなってるし。」

睦月「つむじ風で?」

如月「いや、それはないと断言する。和風で。」

睦月「かしこまりました〜。おまたせしました〜。」

如月「異常なまでのスピードで出来上がったね。」

睦月「今のやり取りの間に作っておきましたから。」

如月「あ〜、じゃあ今までの会話は待ち時間つぶしのサービスみたいなモノ?」

睦月「・・・・・・そういうコトでいいです。」

如月「何その謎の間は。違うなら違うって言ってよ」

睦月「まぁ、このぐらいの回転率でいかないと、1人ずつしか入れてないんで儲けが出ないんですよ。」

如月「うん、初来店の客にそんなウラの部分言わない。ってかやっぱりこの制度見直したほうがいいよ。」

睦月「で、こちら、鉄板の方臭くなってますので、お気をつけ下さい。」

如月「食べ物を扱ってる場所とは思えないバッドスメルだね。」

睦月「ではごゆっくり〜。」

如月「なんなのよこの店・・・。あ、でも味はそれなりにいいんだ・・・。」





如月「食べ終わったしそろそろ行かないとなぁ・・・。レジは・・・と。」

睦月「レジはこちらです。え〜っとお会計は2500円です。2千円札と500円札でお支払い下さい。」

如月「2千円札はともかく、今の日本に500円札を常にサイフに入れてる人いる?」

睦月「では、普通に支払うことを許可します。」

如月「許可って・・・。はい、2500円。」

睦月「はい、ちょうどお預かりします。で、記念日ということで、」

如月「あ〜記念日のサービスなんてあったね、『大量バカ遭遇記念日』作らされたのにすっかり忘れてた。」

睦月「ではこちらの箱からクジをお引き下さい。」

如月「クジねぇ・・・。はい、引いたよ。」

睦月「・・・・・・おめでとうございます!1等です!」

如月「ホントに!?やった!」

睦月「1等は『レストラン・マンツーマン』2号店の店長の権利を・・・。」

如月「丁重にお断り申し上げます。」

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

422/545いっぱいいっぱい

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●




●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●


デブガリズム

漫才:警部と探偵でリズム♪ (1/1)


●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●


デブ:まだまだいけますな。
ガリ:ですね。俺のすばらしいボケをどうぞ!
デブ:くだらないボケへのツッコミをどうぞ!



司会:勢いのあるデブとガリが奏でる漫才は見事ここでも初OAだ! オーバー400! デブガリズム!


●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

デブ:♪デブと

ガリ:♪ガリの

二人:♪二人で奏でる デブガリ〜ズム♪

デブ:ということで暗中模索でグダグダなツカミが決まりましたが。

ガリ:僕ね、刑事をやりたいんですよ。

デブ:偶然ですね。僕は私立探偵とかやって警察の手助けをしたいんですよ。じゃぁ二人で同時に夢かなえますか!

ガリ:(ギィィィィィィ・・・)先生、事件です!!

デブ:うちのドアそんな重かった!?案外オープンな性格なんだけどね。どうしました、刑事?

ガリ:あ、警部です。

デブ:俺の設定には合わせてくれないのね。ドアに関して俺は合わせたのにお前は自己中心的にいくのね。

ガリ:こんな予告状が。

デブ:何々、「今夜、デブガリ博物館の何かしらを戴きに参る 怪盗ルパン」またアバウトだな。

ガリ:あ、それ『ノレパン』です。

デブ:これ分割でいいのね。横に長い『ル』だとは思ったけども。

ガリ:そういうことです。ノレパンの仲間というのがまた厄介な連中でして・・・

デブ:仲間ですか?

ガリ:えぇ。まずは次元大介。銃のプロフェッショナルです。

デブ:ルパンの仲間だったのにこっちにいるとはな・・・

ガリ:石川どざえもん。

デブ:海であがった水死体じゃねぇか!しかも苗字までは身元が判明してんのかよ。

ガリ:というかこういう名前なんです。戸籍で確認したので間違い在りません!

デブ:戸籍とかあるなら即逮捕に行けよ!何をこんな所でくすぶってるんだか。

ガリ:最後は峰不二子・F・不二雄。

デブ:そいつは泥棒なんだろうな!?

ガリ:こいつの代表作が世界中の愛読者からの注目を盗みます。

デブ:心無しか巧いけども。漫画家なのに逮捕で良いんですね?

ガリ:やっぱりノレパンの仲間なんでね。逮捕して下着を押収しないと。

デブ:仕事だな。それは趣味じゃなくて仕事なんだな?なら協力するけど。

ガリ:鳥山明先生と同棲してるみたいなんです。

デブ:だから何で所在とか解ってるのにココでくすぶってるのって言うの。
   まぁいい、デブガリ博物館へ向いましょう。

ガリ:そうですね。へい、タクシー!

デブ:ちょっと待って!パトカーは!?

ガリ:うっかり「デブ先生のところに行く」と言ったら貸してもらえなかったので。

デブ:俺ってば避けられてるのかよ!「うっかり」っていうのがまた腹立たしい。

ガリ:あ、タクシー捕まりました。(ギィィィィィィ・・・)

デブ:タクシーのドアは軽いよ!むしろ自動で開く。

ガリ:すいません、現場まで。

デブ:伝わるか!デブガリ博物館までお願いします。

ガリ:で、今回の事件に関して・・・あ、ちょっとメールですね。失礼。

デブ:事件に関して何か進展でもありましたか?

ガリ:いえ、つい先ほど最寄の駅に着いたとノレパンから。

デブ:お前等メル友なの!?でもってノレパンの移動手段電車か!駅で待ち伏せろよ!

ガリ:移動手段は当日まで発表されないんですよ!

デブ:でもメアドは発表するのかよ!まぁ良い、現場へ急ぎましょう。

ガリ:(カチカチ)

デブ:返信とかいいから!何ハートの絵文字とか使ってんだよ。お前等どんな関係だ。

ガリ:実は同棲してます☆

デブ:ます☆じゃねぇだろ!全身拘束するなりしとけ!

ガリ:警察官がドメスティック・バイオレンスはマズイでしょ!

デブ:同棲の方がよっぽどだ!

ガリ:「今日の稼ぎで晩御飯は焼肉いけそうだね」っと。

デブ:もうお前共犯で良いや。

ガリ:Cメール、送信!

デブ:いちいち言うな・・・ってCメール!?家族間は無料じゃねぇか!お前等ほんと何?ってかお前が何?

ガリ:あ!博物館に到着しましたよ。運転手さん、これタクシーチケット。

デブ:現金使えよ!とても世界の大泥棒と同棲してる人間とは思えない。

ガリ:入りましょう。(ギィィィィィィ・・・)

デブ:お前の開けるドアはいちいち重いな!で、様子は?

ガリ:ご覧ください!どれが盗られても良い様に、慰め課からベテランを呼んで来ました。

デブ:もうアフターケアーの準備!?その『慰め課』って潰せ!お宅の署には警察官としてのプライドは無いのか。
   どれが狙われても良い様に全てのショーケースに警官を配置してください。

ガリ:わかりました。「全部のショーケースに警官いるよ」っと。

デブ:情報漏えい!お前の場合は友情よりも仕事を重んじろ!
   配置の参考にしたいのですが、ノレパンが物を盗む時の行動にパターンなどはありますか?

ガリ:ううむ・・・強いて挙げるなら鼻をほじるのは薬指ですね。

デブ:どうでも良かった!「器用ですね」以外の言葉が見つからないわ!
   
(もくもくもく・・・)

デブ:な、何だこの煙は!?

ガリ:こ、これは昨日私が夜なべして作った煙幕・・・ノレパン!!!

デブ:「ノレパン!!!」じゃねぇだろ!お前あとで覚えとけよ!

ガリ:きゃっ!今ちょっとお尻触ったの誰!?

デブ:警官かノレパン一味に痴漢がいるわけねぇだろ!いたにしてもお前のケツは射程圏外だ!

(もくもくもく・・・)

ガリ:煙幕が晴れた・・・

デブ:宝は、宝は無事ですか!?

ガリ:ちょっと待ってください、何を盗ったのかメールで聞きますから。

デブ:もう晩飯の時にでも聞いてくれ。あ、あと今日お前ん家に警官向わせるから。
   警官の皆さん、全てのショーケースを確認してください。

ガリ:・・・ん?先生!こんなところに紙が!

デブ:ノレパンからの手紙か!?

ガリ:・・・来週分のネームです。

デブ:不二子のかよ!届けてやれ。

ガリ:あ、メールきました。何々・・・

デブ:もうこの状況に慣れてきた俺が嫌だ。

ガリ:あぁ〜やられましたね。

デブ:ん?確認をとったところ何も盗られてませんが?

ガリ:いえ。奴はとんでもない物を奪っていきました。

デブ:・・・え?

ガリ:このネタのオチです。

デブ:やられた!!

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

412/545いっぱいいっぱい

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●


審査結果の詳細はこちら