司会:それでは見事OAを獲得した5組の発表です!
みかづき。! 430いっぱいいっぱい 第1位 (5/8)
連敗脱出! 久々TOP合格は自己最高のオーバー400!
Cloock-Clock! 338いっぱいいっぱい 第3位 (1/2)
前回の敗戦をリベンジ! ここからが幕開けだ!
グリーンタイプ! 338いっぱいいっぱい 第3位 (3/4)
初の連勝で、今期3勝目を獲得!
たかとんび! 327いっぱいいっぱい 第5位 (2/5)
連敗脱出! 今期2勝目をGET!
グラン・バガン! 384いっぱいいっぱい 第2位 (2/2)
今回も危なげなしで2連勝!
それでは勝ちあがった5組のネタをどうぞ!
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みかづき。
コント/図 (5/8)
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健太:5勝目です。
はづき:このネタ受かったの初めてじゃないかな?
司会:連敗脱出のこのネタで初の合格となり、自身初の嬉しいオーバー400だ! みかづき。!
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はづき:この世には、色々な「図」と言う物があります。今回はその一部をお見せしましょう。
健太:(野球の素振り)
はづき:後1回三振したら、世界三振記録達成だけどそれは不名誉な記録なので、やりたくない。だけど世界に名前が残る。不名誉か、世界記録か迷っているのでとりあえず素振りしておこうの図。
健太:(フライパンで何かを炒めている)
はづき:彼女が家に来て男の手料理を見せておこうと思ったが、レタスとキャベツしかなく野菜炒めを作る。意気消沈したが、彼女が野菜炒めが大好きで未来喜ぶ事をしらない、コショウを入れすぎた男の図。
健太:(魔法を使う。)
はづき:オズ。
健太:(キャッチボールをしている)
はづき:相手の事を良く思っていない男が密かにナックルボールを習得し、相手を困らせているが実は相手が、カミソリシュートを持っていて5分後立場が逆になる事を知らない男の図。
健太:(旧友と居酒屋で飲み会をしている)
はづき:旧友と会い飲み会をしているが、一人、誰か思い出せず適当に話を合わせている10分後衝撃的な事が起きることを知らない男の図。
健太:(びっくりしている)
はづき:思い出せない人が実は隣のクラスで初対面だった時の図。
健太:(友達とテレビを見ている)
はづき:友達と笑い所が違うのが分かっているので、皆と同じ所で笑っていたらちょっと出遅れちょっと友達から見られ今度の笑い所で笑ったら皆笑わなくて気まずい図。
健太:(テレビを見ている。)
はづき:不覚にも笑点の大喜利で八割方笑ってしまった男の図。
健太:(扇風機に顔を近付けている。)
はづき:扇風機に「あ〜」ってやろうとしたら持っていたガリガリ君が扇風機の中に入ってしまって、ガリガリ君が切られてしまい、『あっーーー』の図。
健太:(扇風機に顔を近付けている。)
はづき:それが、ホームランバーだった時の図。
健太:(温泉に入っている。)
はづき:伊豆。
健太:(鍋の中の具を回している。)
はづき:キャンプでカレーを作っていて、隠し味にチョコを一片入れようとしたら、チョコが1枚丸ごと全部入ってしまったので、この後の行く末が不安な図。
健太:(喧嘩をしている。)
はづき:地獄絵図。
健太:(ゲームをしている)
はづき:マリオカートで1位を独走していたが雷で小さくされ、無敵にはじきとばされ、ニセアイテムを獲ってしまい、一気に4位まで落ちたがそのままゴールし次のコースに行け、喜んでいいのか悲しむべきなのか分からず、さっきテレビを見ていた友達に『どうする』と言ったら、空前絶後に綺麗な形でシカトされた男の図。
健太:(花束を持っていて泣き笑い。)
はづき:結局三振世界記録を達成した男の図。
健太:(喜んでいる。)
はづき:ゴールを決めた三浦カズ。
健太:(最初はグー。)
はづき:〈グリンピース〉をしようと意気込んでいて、いざ勝負したら一回で勝負がついてしまって、やる気が無くなり水と言った男の図。
健太:(トリビアの泉を見ている。)
はづき:最近ビビる大木のツッコミに憧れて来た男の図。
健太:(考え込んでいる。)
はづき:ビー玉とおはじきとけん玉、使用率が一番高いのはどれか考えている図。
健太:(ひらめいた。)
はづき:結局どっこいどっこいだった事が分かった図。
健太:(考えている。)
はづき:ムーンウォークのどこに月が含まれているのか考えている図。
健太:(寝ている。)
はづき:M・Jは睡魔に負けた図。
健太:(ノートを持って模索中。)
はづき:「底ぬけAIR−LINE」や、「フォークダンスDE成子坂」など奇抜な名前を考えている図。
健太:(書き込み。)
はづき:結果「扇風KIGA回転CYU」になった図。
健太:(漫才の登場)
はづき:結局使っちゃった図。
健太:(喜んでいる。)
はづき:ゴルフ初挑戦で「ファー」を使うタイミングが分からず、仲間が突然「ドレミの歌」を歌い出したので、ラッキーと思った図。
健太:(コケ。)
はづき:仲間がミでやめた図。
健太:(悔やんでいる)
はづき:あせっていポケモンでフシギダネに「フシギダナ」という相槌ニックネームを付けてしまった男の図。
健太:(これは…)
はづき:This is.
健太:(Vサイン。)
はづき:はい、チーズ。
健太:(前屈。)
はづき:ありがとうございましたの図。
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Cloock-Clock
(コント)親近感を覚える日本語講座 (1/2)
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福井:得意のアゴを生かしたコントで見事初勝利です。
山形:とにかくアゴを強調してるんで見て下さい。どうぞ。
司会:前回の敗戦を、今回は見事振り切った! アゴ推しコントだ! Cloock-Clock!
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山形:皆さんこんばんは。
今宵も生放送で始まりました『親近感を覚える日本語講座』。
司会は私,相撲界の朝青龍こと山形翔です。
今回のゲストは「お前さんに食わせるタンメンは無いハズ。」という流行語を生み出した
ニートのカリスマ福井雄也さんです。宜しくお願いします。
福井:どうも宜しくお願いします。
山形:いきなりですがあの流行となった台詞よろしいですか?
福井:あそこのカンぺによると時間が押してるらしいのですぐ中身に行って下さいとのコトですけど。
山形:そうですか。まぁ元はといえば約24時間遅刻してきたアナタのせいなんですけども…。
福井:すいません。ニートなもんで正確な時間が時間がわからないんですよ。
僕の体内時計は約1日ズレてたみたいですね。
山形:それある意味凄くてある意味全然ダメですね。
では押してるようなので早速講義に行ってみましょう。今週は『外国人 DE 親近感』の週です。
これは日常の日本語の会話に外国人の名前を取り入れるコトで外国人を身近に感じようというものです。
福井:なるほど。お前さんに食わせるタンメンは無いハズ。
山形:あっ…あ,アナタ台詞言うタイミングがもの凄く悪いですね。
流れが途切れちゃいましたし,反応遅くなっちゃいましたよ。
福井:それはどうも申し訳ない。
山形:カリスマでしょ?しっかりして下さいね。
話戻しますけど福井さんは外国人と接する機会はどのくらいあるんですか?
福井:あんまりないですね。強いて言えば元カノが外国人だったコトぐらいですかね。
山形:お〜っとそれは結構接してますねぇ。
福井:その元カノとは道ばたで「シャチョーサン,シャチョーサン」とか言って声を掛けられて
一緒にとある店を訪れたのが始まりでしたね。
山形:………さぁ講義始めましょうか。
福井:あれ?今,思えば俺は社長じゃねえよな?あれ?
山形:はい,さっさと講義始めましょう。
福井:俺って社長だっけ?ん?あ…そうかも。
山形:違いますよ!お前さんはニートでしょうがっ!
福井:じゃあ何で…
山形:店側の手口!お客を連れるための手口!
福井:じゃあ俺は社長じゃないってコトか…
山形:そう。
福井:何だ。係長か。
山形:ニートですって!いい加減人の話を聞いて下さい。
福井:時間が相当押してるらしいですよ。
山形:アンタがシャチョーサンの話をするからですよ。
じゃあ本当に講義に入らせて頂きますよ。
福井:はい。わかりました。
山形:ではまずは前回の復習です。
福井さんは前回見ていなくても私の後に続いて繰り返していただければ大丈夫ですので。
福井:わかりました。繰り返します。
山形:では行きます…始めまスコット。
福井:外人か!
山形:いやいや,日常の日本語に外国人の名前を取り入れるって
さっき説明したじゃないですか。今みたいな感じですよ。
福井:あ。そういうコトなんですか。意味がやっとわかりました。
山形:お願いしますよ。では気を取り直して…
始めまスコット。
福井:始めまスコット。
山形:宜しくお願いしまスーザン。
福井:宜しくお願いしますさん。
山形:…そんなへんてこりんな名前の人いませんよ。
ちゃんと聞いてください。宜しくお願いしまスーザン。
福井:宜しくお願いしまスーザン。
山形:おはようございマーチン。
福井:おはようございまちん。
山形:それ下ネタにしか聞こえないです!
下品な言葉が大好きな幼稚園児がするような挨拶じゃないんですから。
おはようございマーチン。
福井:おはようございマーチン。
山形:いかがお過ごしですカーター?
福井:いかがなお過ごし方?
山形:片言外国人見たいな文法力だなっていう話ですね。ちゃんと伸ばしてください。
いかがお過ごしですカーター?
福井:いかがお過ごしです母さん?
山形:あなたの親は外国人じゃないですよね。
いかがお過ごしですカーター?
福井:いかがお過ごしですカーター?
山形:はい。では先週の復習はここまでです。
福井:ふぅ……。
山形:福井さんはこの番組は今まで見たこと無いんですよね?
福井:1回も無いでスージー。
山形:おっ。いきなり応用編ですか。
福井:応用編?何ですかそれ?
山形:福井さんが今,言ったみたいな感じのヤツですよ。
福井:あれ?俺,何って言ったっけ…
あ!「アントニオ小猪木とホーム・チーム与座は若干似ている」ってヤツですね。
山形:いつ言ったんですか!確かに否定できないですけどね…
「1回も無いでスージー」ってのですよ。
福井:どういうコトですか?
山形:要は習っていない人名を色々組み込んで会話するってコトですよ。
福井:あ。そういうコトね。
山形:福井さん結構飲み込み早いですよね。
福井:そうですか?それは照れるヨンサマランチ。
山形:ヨン様とサマランチを組みあわせてきましたか。凄い腕ですね。
福井:えぇ。毎日の腕立て100回は欠かしてないですから。
山形:あ。ちょっと凄い腕の意味を間違えたみたいですね。
そんなこんなでそろそろ今日の講義に入っていきましょうか。
福井:押してるんでね。
山形:そうですね。そろそろ入らないとヤバイですので。
福井:ではお願いしまスーザン。
山形:はい。お願いしまスーザン。
では参考書の73ページを開いてください。
福井:開きました。
山形:では早速新しく出てくる人名の発音から。
福井:わかりました。
山形:トム。
福井:トム。
山形:ボブ。
福井:ボブ。
山形:タモ。
福井:タモリ。…あっ!
山形:そこは間違えて「リ」まで付けてしまう人が多いですからね。
要注意ということでマーカーを引いておいてください。
福井:引きました。
山形:では続き。
マイク。
福井:マイク。
山形:カブレラ。
福井:カブレラ。
山形:アレックス。
福井:オリックス。…あっ!
山形:また間違えたね。
福井:すいません。
山形:アレックスはドラゴンズだから注意するように。
福井:そこですか。
山形:オリックスは……すぐに出てこないからいいや。
福井:オリックスはブーマーとかがいます。
山形:古っ!80年代後半の三冠王なんて誰が覚えてるんですか。
福井:すいません。
山形:ちなみにアレックスの前に言ったカブレラっていう外国人は西武にいます。わかっていますね。
福井:ソフトバンクにもいますよ。
山形:そこはあまり深くツッコまないでください。
福井:すいません。
山形:では人名はこれまで。次に本文に入っていきたいと思います。
また私の後に続けて読んでください。
福井:はい。
山形:あれ?こんなとこに財布がおちているぞ。
福井:あれ?こんなとこに財布がおちているぞ。
山形:警察に届けよう。
福井:警察に届けよウーマン。
山形:はいちょっとストップ。
「ウーマン」は女性のコトを表す単語だし,本文には書いてないでしょう?
福井:すいません。応用です。
山形:やっぱり本文はちゃんと参考書通りに読んでください。
福井:わかりました。
山形:あっ。TVの前の皆さんも福井さんと一緒に読んでみてくださいね。
福井:ズレちゃ絶対ダメだからね。必ず僕と一緒にね。永遠と…
山形:スタッフさんかカメラマンさんコート1枚もらえます?
寒気がしてきました。
福井:ちょっとボケてしまいました。
山形:ちゃんと真面目にやってください。ただでさえ押してるんですから。
福井:…はい。
山形:警察に届けよう。
福井:警察に届けよう。
山形:どうもありがトム。
福井:どうもありがトム。
山形:お礼に一緒に遊ボブ。
福井:断る。
山形:ほら,またアドリブ出た。ダメって言ったじゃないですか。
福井:山形さん,思ったんですけど参考書の本文よりも
実際にこういう会話を僕達で考えてやってみませんか?
もちろん今日習った人名は使用して。
山形:アドリブで実際に会話をして覚えようと。
福井:そっちの方が楽しいですし,見てるみんなも覚えやすいと思いますよ。
山形:わかりました。いいでしょう。やってみましょうか。
福井:はい。では山形さんからでいいですか?
山形:わかりました。
じゃあ…ちょっと遅いですけど明けましておめでとトム。
福井:おめでとうございマイク。
山形:アナタはお年玉をどのくらいもらいましタモ?
福井:3万円くらインリンオブジョイトイ。
山形:え?ちょっと待ってください。応用編ありですか?
福井:たぶん使わないと会話繋がらないですよ。
山形:そうですか!なら使用OKというコトで。
福井:とにかく私は3万円くらインリンオブジョイトイ。
山形:それは多いですネービル。
福井:それほどでモーガン。
山形:そういえば最近お肌がカブレラ。
福井:その理由はあるんでスーパーマン?
山形:直射日光浴びすギルバート。
福井:あの太陽ですカプチーノ?
山形:そう。あれあれあれあれアレックス。
福井:なるほどなるほどなるホドリング。
山形:なんか他に話題はないんですカイヤ?
福井:カイヤといったら川崎麻世。
山形:え………川崎麻世といったら男前。
福井:男前といったら新庄♪
山形:新庄といったら宇宙人♪
福井:宇宙人といったらコンニャク♪
山形:待てーっ!!宇宙人といったらコンニャクって。
それはドラえもんの中で宇宙人がホンヤクコンニャク食ってるイメージだけじゃ!!
福井:段々言葉遣いが荒くなってるよね。
山形:関係ない!むちゃくちゃ!
何故に今の時代,今の流れでマジカルバナナ?
福井:気分が乗っちゃって乗っちゃって。
山形:全く訳わからん…。
福井:って言いながら若干乗ってましたよね?
山形:…………えーと今宵も生放送でお送りして参りました。
福井:シカトされたよ。一応TVの前の方達には謝っておいたら?
山形:お前がね。次回は『外国人 DE 親近感』の総まとめ編。
福井:随分あっさりと…あ,どうもTVの前の皆さん置いてけぼりにしてすいませんでした。
山形:そしてその次からは新しい単元『ABC
DE 親近感』に入ります。
福井:ABCDE全部繋がっちゃってるよ!一体どんな単元だ…
山形:今日習った所はしっかり復習しておいて下さいね。
福井:ってかもうほとんど講義になってなかったですよね。
山形:それではまた次回お会いしましょう。
次回は来週月曜日の深夜8時30分から生放送。
福井:深夜8時30分は無いですけど。そこんとこどうなんでしょうか。
山形:お間違えの無いように。
福井:結局不明なままっすか。
山形:今日のゲストはニートのバカリスマ福井雄也さんでした。
福井:…ちょっと!バカリスマって何ですか!バカリズムみたいで格好いいじゃないですか!
山形:ちょっと気に入ったんですか。変わってますね。
それではまた次回お会いしましょう。
今日は福井さん,どうもありがとうございましタモ。
福井:あ,はい。ありがとうございましタモリ。
……………あっ!
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グリーンタイプ
コント:M-1準決勝にて (3/4)
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大谷:へっへっへっへー
浜中:なんか気持ち悪いよ。
大谷:ヘックション
浜中:くしゃみかい!
司会:初の連勝で今期3勝達成! 今回はいっぱい杯では初となるコントの世界へ! グリーンタイプ!
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浜中:もう次の次だぞ出番・・・。
大谷:さすがに緊張するな・・・なんたってM-1の準決勝だもん。
浜中:狭き門だけどここまで来たらやるしかないよ。
大谷:絶対に決勝出て、審査員全員に酷評もらって全国ネットで恥かいてやるんだ!
浜中:なんの決意だそれ!やめろよ出番前にテンション下がるから!
大谷:新聞とかに思いっきり宣伝してさ。
「グリーンタイプ・ウィンターキャンペーン 〜こんなにも滑れるものなんだね、母さん〜」
浜中:やめろ!すげえブルーになるから!
大谷:いや、俺たちはグリーンだから。
浜中:・・・・・・たしかに。もう話変えよ。そうだ、ネタ合わせとこうよ。
大谷:そうだね。
2人:よろしくお願いしま〜す。
大谷:地球ってさ。ほんとちっぽけだよな。俺たち人間っていったい何なんだろうな。
浜中:うんちょっと待った!
大谷:なんだ?
浜中:なんだじゃなくて!突然どうしちゃったの!?
大谷:え?何が?
浜中:今日はスキーネタだぞ?
大谷:そうなの!?「世界中の誰よりきっと」ネタじゃないの!?
浜中:オレ知らねえよそんなネタ!なんだか壮大なスケールでお送りしようとしてたけど!
大谷:ミポリン好きなんだよ。
浜中:関係ねえ!そのニックネーム久しぶりに聞いたし!
大谷:ごめんごめん、スキーだよな。俺たちの一番のネタだもんな。
浜中:不安だなぁなんか。
2人:よろしくお願いしま〜す。
浜中:冬ですね〜。
大谷:あ、その前にちょっといい?
浜中:ん?
大谷:ミポリンは古くなんかねえ!!いつまでもオレのアイドルだ!!馬鹿にしたら許さねえから!!
浜中:馬鹿になんかしてねえよ!オレもあの歌大好きだ!
大谷:ならよかった!あ、そうこうしてるうちにもう次が出番だよ。
浜中:やばいやばい、余計なミポリントークしてたらネタ合わせる時間ないよ。
大谷:お前いい加減にしろ!「余計なミポリン」だと・・・?
浜中:違う違う!「余計な」は「トーク」にかかってるから!もうそんなこと言ってる暇ないんだよ!
大谷:もうこうなったら、いま舞台上に出てって「実はトリオでした〜」ってやるしかねえ。
浜中:やんなそんなこと!なんでそれがお前にとっての最終手段だよ。
大谷:ウケたらあの人達が決勝行けて、ウケなかったら俺たちもうM−1参加できない。
浜中:ハイリスクノーリターンじゃねえか!何がしたいんだよそれ!
大谷:緊張してわけわかんないやもう・・・。
浜中:一応ネタの最初のところだけやっとこ!
2人:よろしくお願いしま〜す。
浜中:冬ですね〜。
大谷:オレは毎年冬になるとスキーに行くんですよ。
浜中:ほう。
大谷:スキーが大好きー!なんちゃって。
浜中:ダジャレかいっ!!
大谷:・・・よし。あとは思い出せるでしょ。
浜中:やっぱこのダジャレ追加すんのやめようよ・・・絶対滑るって・・・
大谷:そんなことねえって!これ鉄板よ!
浜中:そうか〜?そこらのオヤジでも言わないレベルじゃねえか?
大谷:最後にちょっとおまじない。
浜中:お、どんなの?
大谷:アバダ・ゲダブラ
浜中:ハリー・ポッターの死の呪文じゃねえか!許されざる呪文の代表格で、強力な魔力が必要で、
反対呪文は存在しなくて
大谷:あーもういいもういい。
浜中:もういいってなんだよ!お前が変なこと言い出すからだろ!
大谷:ノリノリだったじゃん。
浜中:やかましい!
大谷:そのテンションでつっこんでくれな。最高の相方。
浜中:お、大谷・・・。
大谷:よし、出番だ。
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
大谷:あ〜緊張した!噛まなかったよ俺!結構よかったんじゃない?
浜中:いや、よくねえ。「スキー大好きー」を「ミポリン大好きー」って言ってのけただろ。
大谷:あ、だからか。客が「えっ?」ってなったの。
浜中:気づいてなかったのか!その後「ミポリンといえばスキーですよね」って無理やりな展開作ったんだぞ!
どんな話作ってきちゃったんだよ俺たち。
大谷:じゃあこれからはミポリン芸人として頑張っていこうよ。
浜中:嫌だよ!なんだミポリン芸人って!あーもうどーしよー・・・絶対落ちた・・・
(数時間後)
浜中:そろそろ発表か・・・。
大谷:きっと決勝いけるから、新聞広告出してきた。
浜中:手が早い!つかホントにやっちゃったの!?恥ずかしいよオレ。
大谷:ほらほら、見てよこれ。
「グリーンタイプ・ウィンターキャンペーン 〜熱い夢見てたから〜」
浜中:サブタイトル変わってる!
大谷:♪世界中の誰よりきっと
浜中:いいよ歌わなくて!そのネタやんなきゃいけないじゃん・・・。
大谷:地球ってさ。ほんとちっぽけだよな。俺たち人間っていったい何考えてんだろうな。
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たかとんび
コント「大切な時間」 (2/5)
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前田:今回のオンエアは僕ら二人にはかなり意味のあるオンエアだと思います。
吉川:只者ではない!
司会:周りが強敵になればなるほど本領発揮!? 連敗脱出でコントは初のOA! たかとんび!
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吉「なぁ前田。」
前「何?」
吉「こうやってさ〜、大の字になって寝そべってあの青い空を見上げるとさ、自分の悩みなんて米粒くらいの大きさだなって・・・・・思わない?」
前「思わない。」
吉「だよな〜、悩みの大きさなんてそれぞれだもんな。・・・なぁ前田。」
前「何?」
吉「雲ひとつ無い青空って良く言うじゃん。」
前「うん。」
吉「でもさ、何を基準にしてるかによるよね。」
前「どう言う事?」
吉「確かにさ、自分を基準として、自分から見える範囲だけ見て雲ひとつ無いって言うのはまぁ有り得るよ?でもさ、世界的に考えるとさ、雲ひとつ無い青空なんてまず有り得ないじゃんか。」
前「まぁな。」
吉「でもやっぱりこう言う場合は自分の見えてる範囲だけ言うのかなぁ。」
前「さぁな。」
吉「でもその言葉を言った人もさ、後々俺が言ったみたいな屁理屈で覆されるって事を考えなかったからこんな清々しい言葉が出たんだろうね。」
前「そうかもね。」
吉「こんな屁理屈で覆そうとした俺は、なんて清々しく無いんだろう。」
前「言えてる。」
吉「おい、そこはお前が覆す所だろ。」
前「知らねぇよ。そこまでその話題に興味無いよ。」
吉「そうかぁ。・・・・・・・・・・なぁ前田?」
前「何?」
吉「起きてる?」
前「起きてるよ、たった今話してた所だろ?起きてるに決まってるじゃん。て、言うか昼の3時じゃ寝られない。」
吉「俺は寝そうだよ〜。」
前「なぁ吉川。」
吉「何?」
前「・・・・・・そろそろ本題に入ってくれない?」
吉「え?」
前「お前は今日、こんな屁理屈を言うために俺の家に来たのか?」
吉「違うよ。」
前「だろ?違うだろ?あとさ、・・・・・・天井の壁紙見て感慨に浸るのやめてくれよ。」
吉「何で?」
前「だって・・・・・外は土砂降りじゃん。」
吉「・・・・・・・・だからちょっとでもテンションあげようと思って。」
前「なんだか逆に下がったよ。天井の壁紙青空にするんじゃなかった・・・・・・。」
吉「ごめんごめん。そんなつもりはそんなになかったんだ。」
前「ちょっとあったんだ。んで、今日の用件は?」
吉「うん、実はさ。ちょっとお前に相談に乗ってもらいたくて。」
前「何々、どんな相談?」
吉「実は俺さ、人生に悩んでるんだ。」
前「・・・・・・・・・人生相談?」
吉「うん・・・・・・。」
前「友達に相談する域超えてるな。」
吉「でもお前ぐらいしか相談できる人居ないんだよ。」
前「まぁお前はとても占い師には相談できないよな。」
吉「うん、何しろ占い師にアンタ明日も生きてるわよって言われたから。」
前「いい加減な奴だよな。まず当たるっつうの。」
吉「まぁね。んでさ、俺の相談乗ってくれる?」
前「当たり前だろ??俺たち親友じゃねぇか。」
吉「ありがとう!やっぱお前は友達だ!」
前「・・・・・・・うん、友達だな。」
吉「どしたの?」
前「なんでもない。ただちょっとしたランクダウンに驚いただけだよ。で、どう悩んでるんだ?」
吉「うん、実は俺さ、どこの会社行こうか迷ってるんだ。」
前「それはどこの会社受ければいいか迷ってるのか?」
吉「いや、そうじゃないんだ。・・・・・実はな、俺な、面接な、たくさん受かったんだ。」
前「たくさんって?」
吉「8社・・・・・・。」
前「・・・・・・いいなぁ。」
吉「・・・・・・いいでしょ。」
前「どっから?」
吉「三菱、アコム、三井住友、武富士、ディック、ソニー、アイフル、UFJ。」
前「すげぇ!27時間テレビの提供読みみたいだ!」
吉「だろ?俺も思ったんだよ〜。」
前「思ったんだよじゃねぇよ。なんでそんなすげぇ所ばっかなんだよ。俺なんか未だにバイト生活で全然就職出来ないってのに。なんだったら俺がお前に人生相談したいよ。」
吉「いや、俺さ、どうせ落ちるだろうな〜って思ってたわけよ。こんな人間だから。どうせ落ちるんだったらさ、一流企業ばっかり受けてその過程をみんなに自慢してやろうと思ったわけなのよ。そしたらさ・・・・・その・・・・・全部・・・・・・受かっちゃった・・・・・。」
前「・・・・・・・・・え、何お前全部受かったの!?」
吉「うん。」
前「8社受けて全部?」
吉「うん。」
前「8/8?」
吉「うん。」
前「なんだよそれ・・・・・・・。」
吉「なぁ、俺どこの会社行ったらいいかな?」
前「知らねぇよ!この贅沢野郎が!や〜めた。俺も乗らねぇ。」
吉「なんだよ、何でそんな急に冷たいんだよ。」
前「当たり前だろ?自慢されに来たとしか思えないんだよ!」
吉「なぁ頼むよ〜、お前しか頼れないんだから。」
前「嫌だね、みのもんたにでも相談しろよ。」
吉「ちゃんと礼はするから!」
前「・・・・・・礼って?」
吉「入社できた会社にコネでお前も入れるように頼むから!」
前「そんな事できんの?」
吉「あ、お前疑ってるだろ。俺の力をなめるなよ〜。」
前「そこまで自身満々ならまぁ・・・・乗ってあげない事もないかな・・・・・。」
吉「マジで?ありがとう!」
前「その代わりちゃんと紹介しろよ?」
吉「もちろんだよ!あ〜やっぱりお前に頼んで良かった〜。他の奴はみんなやっかいだとか言って断ってくるんだよ。」
前「俺は断らねぇよ。なんてったって俺らは親友だろ?」
吉「だな!やっぱりお前は最高の友達だ!」
前「・・・・・・・うん、友達だな。」
吉「ん?どうかした?」
前「なんでもない。今回もちょっとしたランクダウンに驚いただけだよ。」
吉「今回もって?」
前「忘れろって。話続けると俺が嫌になるから。それよりさ、なんでお前そんな凄い所ばっか受かれたの?」
吉「それが謎なんだよな〜。なんでだろ、面接で良い嘘ばっかついたからかな?」
前「良い嘘って?」
吉「まず、出身高校はラ・サールで、最終学歴はマサチューセッツ工科大学だろ。」
前「その嘘が通じたのか・・・・・・。面接官は馬鹿か。俺だったらこいつどんだけカタカタの学校好きなんだよって言いたい。」
吉「趣味はポイされたゴミを拾ってゴミ箱に捨てることで、特技はポイ捨てされたゴミを拾ってごみ箱に捨てられたゴミをソーラーカーでごみ焼却施設まで運ぶこと。」
前「随分とまたクリーンだね。」
吉「資格は珠算10段と漢検・英検・数検・文検は網羅して、今は新ジャンルの人間性検定を開発中。」
前「もう何でもありだな。網羅ってなんだよ。そんな言い方があるか。」
吉「ちなみに人間性検定ってどんな内容ですかって聞かれた。」
前「面接官そこ食いついたんだ。とことんだな。なんて答えたの?」
吉「人間性の豊かさを検定します。ちなみに僕の判断だとみなさん1級ですねって言ったの。」
前「なるほどな。お前も相手馬鹿だからよいしょすれば受かると勘付いたん
だな。」
吉「満面の笑みで。」
前「満面の笑みで。」
吉「満面の笑みで言ったら面接官照れくさそうにニヤついてたよ。」
前「そりゃ面接官も馬鹿でも人の子だから褒められたらうれしいよ。」
吉「この嘘で8社受かったわけよ。」
前「世も末だなこりゃ。」
吉「まぁ過程は良いじゃん。問題はどこ行くか。」
前「いいなぁその悩み。俺もそんな事で悩んでみたいよ。」
吉「そんな事ってなんだよ。これはこれで結構大変だぞ。」
前「まぁいいや。でも俺思ったんだけどさ、やっぱりこういう事は俺とかに相談するよりは自分のしたいこと出来る所に行った方がいいんじゃない?」
吉「ん〜でもこの中に俺のしたい事できる会社無いんだよねぇ〜。」
前「それならさ、別にこの8つにとらわれる事もないじゃん。有名企業も良いけどさ、お前もそこまで入りたいわけじゃないんだろ?」
吉「うん、まぁ内心はね。」
前「だったらさ、安定した高額収入よりもさ、自分の将来の不安定な夢を安定させる道に進んでいくのもかっこいいんじゃないのか?」
吉「なんかお前・・・・・・かっこいいなぁ。」
前「夢を追う奴は誰しも輝けるんだぜ!」
吉「かっこいい〜!よし、決めた。俺、就職なんて枠にとらわれないで自分のしたい事で職業さがすよ!ありがとう!お前に相談したらやっぱオールオッケーだな!」
前「俺は親友として当然の事をしたまでだよ。」
吉「本当に感謝してる!やっぱお前は史上最高の友人だよ!」
前「言い方は変えたんだね・・・・。」
吉「よ〜し!これからは自分らしく生きるぞ!」
前「それでこそお前ってもんよ!」
吉「よっしゃ!お前にはなんかお礼しなくっちゃな!あ、そうだ・・・・・紹介の約束・・・・。」
前「あ、そうか。どこにも入らないからもう無理なのか。」
吉「ごめん!本当にごめんね!乗ってもらっといて。」
前「いいんだよ。見返りが欲しくてしたんじゃねぇから。」
吉「かわりといっちゃなんだけど飯でもおごってやるよ!」
前「いいの?サンキュー!」
吉「よ〜し。じゃあ寿司でも行くか!」
前「あ、俺鉄火巻き丸ごと一本!」
吉「何でもくわしてやるよ!」
前「あとかっぱ巻きもね!」
吉「もっと良いの食べても良いんだよ?」
前「十分だよ!・・・・あ、そういえば聞いてなかったじゃん。お前が何になりたいのか。」
吉「あれ?言ってなかったっけ?」
前「うん、聞いてないな。」
吉「あ、そっか。ごめんごめん。」
前「で、何になりたいの?」
吉「ニート。」
前「俺の時間を返せ。」
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グラン・バガン
コント「魔法使い養成専門マジックスター学院」 (2/2)
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緑川「ありがとうございます。」
花園「これも魔法の力!」
司会:奇抜な発想! アイデアが生んだ高得点! 魔法を使って連勝だ! グラン・バガン!
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緑川「よーし、今日から美容師になるため専門学校に通うんだ・・・。入学金やたらに高かったけど、それだけ信頼ある学校だってことだよな!」
(ガラガラ)
緑川「あ、先生かな?」
花園「こんにちは。ようこそ、ここ『魔法使い養成専門マジックスター学院』へ。私がみなさんの担任の花園です。」
緑川「ちょっと!先生!俺美容師専門学校のつもりで入ったつもりなんです
が!」
花園「さすがに現代日本で『魔法使い養成!』が謳うとイタイ人と思われるからね。」
緑川「妙な部分で現実的ですね・・・てかそれは立派な犯罪ですよ!詐欺罪!」
花園「その点についてはぬかりありません。」
緑川「やっぱその『魔法』ってやつでマインドコントロールとかしてるんですか?」
花園「警察のお偉い様も10億で手を打ってくれました。」
緑川「金かよ!それも犯罪ですよ!」
花園「わかってはいますけれども後ろ盾、所謂スポンサーがいないと経営なんてろくにできませんよこの時代。」
緑川「また妙な部分で現実的ですね!てかスポンサーの定義間違ってます!」
花園「最近は魔法使いの需要も減少しつつありますからね。個性重視とかいいつつもやはり学歴がものを言うもんですからね。やはりこれからは四年制大学の卒業は必須かと・・・。」
緑川「自分から魔法使いのこと否定してどうすんですか!」
花園「そうでもないんだよ緑川君。君は確か美容師になりたかったと言ってたね。」
緑川「はい。てかさりげに『なりたかった』って過去形で言ってますけど現在進行形でなりたいですよ。」
花園「今流行の『カリスマ美容師』・・・あの中にも我が校の卒業生が多々います。」
緑川「本当に!?てか『カリスマ美容師』って今更言われても・・・。」
花園「流麗なハサミさばきも、実は魔法を使っているのですよ。」
緑川「ええ!?確かに『魔法の如くのハサミさばき』とは言うけど本当に魔法だったの!?」
花園「無論。シャンプーするときに『痒いところありますか?』と聞くけれども、あれは魔法の詠唱なのですよ。」
緑川「それはさすがにうそ臭いですよ!」
花園「魔法をかけた証拠に、髪型がステキになっているでしょう。」
緑川「当たり前ですよ!髪整えるのが美容師の本意なんですから。」
花園「しかし魔法を使った代償に、美容師の手に黒い悪魔が憑依することもあるんですがね。」
緑川「それはカットした髪がくっついただけですよ!」
花園「水につけて清めれば悪魔を祓うことができるので安心してくださいね。」
緑川「だから髪がくっついただけですから!それは当然のことですよ!」
花園「もちろん、美容師に限らず芸能界、政界、スポーツ界にいたるまで当校の卒業者は活躍してるのです。」
緑川「てか能書きはどうでもいいんでそもそも魔法使いの定義を教えてくださいよ。」
花園「そうですか。じゃあ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい、これでわかったでしょう。」
緑川「何も話してないじゃないですか!」
花園「いや、念動力で君の脳に直接語りかけたまでですよ。」
緑川「それは魔法使いじゃなくてエスパーですよ!」
花園「仕方ない、私の口から直接話しましょう。」
緑川「ごまくらかそうとしないで最初からそうしたらよかったと思います。」
花園「私の父親は、大魔導師と呼ばれていました。ひとたび呪文を唱えれば天は裂け、地は崩壊し、海は一気に干上がった・・・。でも家では母に隷従する毎日でした。」
緑川「大魔導師なのにかかぁ天下ですか!」
花園「母親も魔導師でした。母がひとたび呪文を唱えれば野菜は料理され、衣類は洗濯され、肩こりは一気になくなった・・・。」
緑川「それは親父こき使ってるだけでしょう!」
花園「ある日父は母に向かって天動魔法『ザラスシュトラ』を唱えた・・・しかし母の唱えた『シバクゾキサマ』によって呪文はかき消された。」
緑川「あんたの親父威厳なさすぎでしょうに!」
花園「そして父はあろうことか私に向かって呪文を撃ってきたのです。」
緑川「大魔導師なのに息子に八つ当たりですか!」
花園「しかし私は『ウルセェクソオヤジ』を唱えることによって一命をとりとめました。」
緑川「息子にすら負けてるんですか!てか本当にあんたの親父威厳なさすぎですよ!」
花園「そう!そのとき・・・私には偉大なる力が秘められている・・・そう確信しました。」
緑川「それはある意味ガキ大将が弱いやついじめて自分を最強だと言い張るのと同じだと思います!」
花園「そして私は魔法の勉強を熱心にしました。父の部屋にある数万冊もの魔導書をその部屋にこもって読みまくりました。」
緑川「それってさりげなく親父ずっと部屋に入れなかったってわけですよね!?」
花園「そして今、こうして『焼き鳥ではねぎまが好きな魔法先生』として教鞭をふっているわけです。」
緑川「もしかしてかの『お子様先生』意識してません?」
花園「何を言うんですか。『あわよくば31人全員が美少女で構成されているクラスを持ちたい』となぞ・・・。」
緑川「やっぱり!てか魔法使いの定義と全然関係ない話でしたよね今の話。」
花園「ちゃんと言っていますよ。魔法使い・・・それは偉大なる父を超えた者なのです。」
緑川「さっきクソオヤジとか言っておきながら偉大なるとか言わないでくださいよ。てか本当にあんた魔法使い?」
花園「当たり前です。寝ぼけてるんですかあなたは。」
緑川「あいにく目はパッチリしてるからこういうこと言えるんだよ。証拠を見せろ!」
花園「では魔法使いには誰にでもある左の尻肉についている紋章を・・・。」
緑川「そんなんじゃなくて、魔法ここで使えって言ってんだよ!!」
花園「魔法・・・ですか。」
緑川「そうだよ!あんだけデタラメ言ってたんだからどうせ使えねーだろ!」
花園「もう・・・使ってますよ・・・。」
緑川「はぁ?」
花園「ほら・・・目をこらして・・・よーく見てくださいよ・・・。」
緑川「えっ・・・。」
(花園と校舎、消滅する)
緑川「こ・・・これは・・・!?」
花園(そう。これこそ幻惑魔法『クロサギ』です・・・。)
緑川「クロサギ・・・?まさか!!」
花園(ふふふ・・・・ごきげんよう・・・・。)
緑川「貴様ー!金返せー!!」
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