審査開場4 現在第58回いっぱいいっぱい杯収録審査中


いっぺんに10通審査をするのはしんどい!

と言う声が大きく聞こえましたので、前半と後半の5組ずつに分けたいと思います。

審査してくださる場合には締め切りまでに両方送っていただけると嬉しいです。



審査をする際に御注意を!
フォームの関係上、時間が経つとエラーになってしまいます。
ですのでメモ帳か何かで保存をしつつ、最後にコピーで投稿してくださるよう、
面倒くさいですが、お願いいたしますm−−m


審査用紙はこちら

審査基準

5点・・・最高に面白い! 大いに笑った。

4点・・・大変面白い! 終始よかったが、ちょっと物足りなさや気になった点がある。

3点・・・面白いには面白いのだけど穴もある。 ギリギリでオンエアならしてもいいかな。

2点・・・面白いところもあるのだが、オンエアできるには色々と−の面が多い。

1点・・・まだまだだと思う。 笑いどころも少なく、出直してきて欲しい。

0点・・・正直厳しい。 笑ったところがなかったに等しい。


6組目:Rendezvous (0/1) 

漫才:時間割


鈴村:どうも、Rendezvousです。
大柴:お願いします。

大柴:僕ね、知り合いに小学校の先生がいるんですよ。
鈴村:そうなんだ。
大柴:それでね、その先生が今、自分のクラスの時間割を考えてるんだって。
鈴村:どの授業もまんべんなく時間を確保しなくちゃいけないからね。
大柴:それでね、僕も考えるのを手伝ってるんだけど、ちょっとお前の知恵も貸してほしいんだ。
鈴村:どういう事?
大柴:まず月曜日の時間割なんだけど、国語・算数・音楽・理科・体育。どう思う?
鈴村:別になんだっていいじゃん。
大柴:お前の考えも聞かせてよ。
鈴村:え?じゃあ、強いて言うなら・・・体育・算数・社会・国語・音楽。
大柴:全然ダメ。
鈴村:何が違うんだよ!?
大柴:だって月曜日の1時間目だよ?月曜日の1時間目から体育なんてだるくてやってらんないよ。
鈴村:別にいいだろ。
大柴:それにな、月曜日の午前中に実技教科入れるなら3時間目か4時間目に1教科入れなきゃ。それがルールだろ?
鈴村:全くわからないよ。
大柴:それを踏まえてもう1回言ってみてよ。
鈴村:じゃあ・・・算数・社会・体育・国語・音楽。
大柴:それ・・・時間割編成業界で90年代後半に多大なる影響を与えた所沢 太郎教諭が独自に編み出した伝説の時間割編成、「ミラクル・マンデー」の応用じゃないか。
鈴村:何言ってるかさっぱりわからないよ?ちなみにミラクル・マンデーっていうのはどんな時間割なの。
大柴:そんなの常識だろ?
鈴村:お前にとってはだろ?僕や見てる方はみんな知らないからね。
大柴:ミラクル・マンデーは国語・理科・家庭科・家庭科・算数だろ。
鈴村:何が違うの?あと、何で歴史に名を残すような月曜日の時間割が月曜日のルールを破って午前中に実技教科を2時間入れてるの?
大柴:お前天才じゃん。もっとくれよ。
鈴村:そんな事言われてもよく分からないよ。
大柴:じゃあ、今の月曜日の時間割の流行のスタイルを教えてあげるよ。
鈴村:流行とかあるの?
大柴:月曜日の時間割の流行は5時間目に実技教科を入れることだよ。
鈴村:そうなんだ。
大柴:これとルールを合わせてやってみてよ。
鈴村:じゃあ・・・社会・算数・国語・図工・図工。
大柴:おぉ、この月曜日のルールを守りつつ、流行のスタイルを取り入れるって言う素晴らしい時間割。特に4時間目と5時間目に図工を2時間続けて入れるところがいいね。学童達は4時間目に作業をし、昼休みの間に5時間目の活動内容や作業工程を考える。そして充実した5時間目の授業を受けて帰りのHRとなり気持ちよく友達と帰路に着く。こんなに素晴らしい時間割を昨日今日で始めた素人ができるとは・・・

鈴村:どうでもいいけど、お前時間割1つで喋りすぎだろ。それと小学校の生徒をわざわざ学童って言うなよ。
大柴:でもお前のおかげでいい時間割ができたよ。
鈴村:それはそれでよかったけど。
大柴:次は火曜日の時間割を頼むよ。
鈴村:あと4日分やるの!?
大柴:もちろん。

鈴村:火曜日はどんな感じでやればいい?
大柴:火曜日は理数系の授業を入れるのがルールで、月曜日と違って授業が6時間あるから技のバリエーションが広いんだ。
鈴村:時間割決めんのに技もへったくれもあるか。
大柴:だいたい時間割編成の全国大会の覇者は火曜日の時間割の編成がうまいんだよ。
鈴村:全国大会があるの!?
大柴:とりあえずやってみてよ。
鈴村:じゃあ、国語・理科・算数・音楽・社会・体育。
大柴:なるほどね・・・いいじゃん。
鈴村:月曜日とリアクションがだいぶ違うぞ!?

大柴:次は木曜日ね。
鈴村:水曜日は?
大柴:水曜日はもう決めてあるんだって。
鈴村:なんで水曜日から取り掛かっちゃったんだよ。
大柴:木曜日も6時間で、流行のスタイルは午後にHRを入れることだな。
鈴村:じゃあ・・・家庭科・家庭科・算数・社会・音楽・HR。
大柴:いいんだけどね・・・家庭科はもう水曜日に入ってるんだよ。
鈴村:先に言ってくれよ。
大柴:ちなみに僕が考えてた時間割言ってもいい?
鈴村:別にいいけど。
大柴:算数・HR・HR・HR・HR・HR。
鈴村:HRばっかりじゃねえか。
大柴:それじゃあ、鈴村大先生。
鈴村:敬うなよ。こんなのエアギター並みに誰でもできるだろ。
大柴:さぁ、時間割編成界の金剛地武志。時間割をお願いします。
鈴村:褒めてくれてるんだろうけど嬉しくないよ。
大柴:さぁ。
鈴村:じゃあ・・・算数・音楽・国語・社会・理科・HR。
大柴:おぉ、それってこの間ためしてガッテンでやってたやつの応用?さすがだな。
鈴村:知らないよそんなの。っていうかためしてガッテンでそんなのやんないだろ。

大柴:それじゃあ、最後に金曜日だな。金曜日は総合学習を午後に2時間入れるんだ。
鈴村:そうか・・・じゃあ、国語・理科・体育・算数・総合・総合。
大柴:おぉ、玄人好みのスタイルか。
鈴村:知らないよ。
大柴:これでバッチリだ。
鈴村:そう、よかったね。
大柴:来年も頼むよ。
鈴村:絶対に嫌!

2人:ありがとうございました。


7組目:NIKE (6/6)

コント「ロボとツッコむ。」


(Nはあぐらをかき、少し間を空けてIが正座。)

N「・・・・・何これ?(2人の中間あたりを指差す)」
I「クリスマスプレゼント。」
N「・・・・・で、何これ?」
I「だから、クリスマスプレゼント。」
N「そうじゃなくて、物質的に何これ?」
I「ボケるロボットの『ボケボケくん』だよ。」
N「・・・・・どこで買ったの?」
I「作ったの。」
N「お前が?」
I「そう。なめるなよ理系選択だぞ。」
N「いや・・・で、何これ?」
I「クリスマスプレ・・」
N「だから、用途は何これ?」
I「ほら、今まで3年間ずっとツッコんでくれただろ。俺のこと。」
N「まあね。」
I「好きだろ?ツッコミ。」
N「いや、好きっていうか役割だからね。」
I「そんなお前が家でもツッコめるように、だよ。」
N「・・・・。」
I「いいから、とりあえず起動させてみ!」
N「起動ってどこから?なんかスイッチとかあるの?」
I「はい、取説。」
N「取説?・・・手書き?」
I「手書き。」
N「汚いなぁ字。なぁこれって『ろ』?」
I「ちげーよ『る』だよ。」
N「・・これは『け』か?」
I「ちげーよ『付』だよ。」
N「はしょりすぎだろ。」
I「理系選択だもん。」
N「誤魔化されねーよ。えーと、『このボケボケくんは、日頃ツッコミが足りないあなたに
  ツッコむ機会を与えてくれるロボットです。内蔵されたボケがアトランダムに飛び出ます。
  ボケの種類は全部で2つ。』少ねーよ!」
I「少なくねーよ!」
N「少ないって。2つじゃアトランダムもクソもないだろ。」
I「大丈夫だよ。『iTunes』でダウンロードできるから。」
N「ややこしくするな!何で変に現代風なんだよ。元から内蔵ボイス増やせばいいだろ。」
I「いいからほら、起動しろ起動。」
N「えーと、『起動方法・頭部を軽くツッコむように叩いてください。』こうでいいのか?」

N「(バシっ)」

 『ボケボケくんが、起動されました。』

I「おーけーおーけー。」
N「もうちょっと起動の方法あった気するけどな。」

 『ボケる準備が整いました。腹部のボタンを押してください。』

N「腹部のボタン・・?そんなのあるか?」
I「ここだよここ。ほら、シャーペン貸してやるからこれで押せ。」
N「小さくねえか?なんでこんなたまごっちとかのリセットボタンみたいな・・」
I「むやみに押さないようにだよ。」
N「変な考慮するなって。・・・はい押したぞ。」

 『あつはなついなぁ!!』

I「逆だよ〜っ!!・・って。」
N「おい。」
I「なに?」
N「昭和か。」
I「昭和だ。」
N「ツッコむ気が起きないよ。こんなクオリティじゃ。」
I「そうかな?ボケのスタンダートとして内蔵しておいたんだけど。」
N「・・・・もうひとつのは?」
I「これは昭和じゃないよ。平成平成。」
N「(押す)」

 『続きはWebで!!』

N「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
I「ほら、ツッコめツッコめ。」
N「いや・・・ボケかこれは?」
I「ボケだよ。」
N「ボケじゃないだろ。広告だろ。」
I「いやいや。れっきとしたボケだよ。」
N「じゃあお前だったらどうツッコむんだよ。」
I「続き見たいよ〜!!」
N「なんのだよ!!何の続きか提示してないだろ!いろいろ矛盾が生じるだろが。」
I「どう?このロボ。」
N「・・・うんまぁもらいものだしな。お前も時間削って作ってくれたんだろ?」
I「うん。おかげで数学赤点だったけどね。」
N「勉強はしろよ。まあ、ありがたく受け取っとくよ。使うかは別にして。」
I「・・・・・・・。」
N「・・・・・・・。」

N「(取説を拾い上げる)」

N「・・・しかし一杯書いてあるなぁ。『故障かな、と思ったら』。」
I「あ、ちゃんと見とけよそこも。」
N「なかなか起動しない場合。『粘ってみましょう』違くねぇコレ。」
I「やってみなけりゃわからないじゃん。何回かやったら起動する事だってあるでしょ?」
N「なんかもう根本的な考え方が違うんだな。・・・『ツッコミの力を確認しましょう。』っつーのは?」
I「強くても弱くても起動しない設定にしてある。」
N「それなくていいからボイス増やしたら?腹部のボタン大きくしたら?」
I「・・・・じゃあ次回作はそうするか。」
N「予定あるんだ。・・音声が出なくなったら。『仕方ないので自分で言ってみましょう。』ダメだろこれ。」
I「なんで?」
N「これ言っちゃったらもう全部無いだろ。何もかも崩れるぞ。」
I「まあ仕方ないよ。喋らなくなったらもうゴミだもんそれ。」
N「自分で作ったものに対して意外と厳しい評価をするね。」
I「・・・・・・(押す)」

 『あつはなついなぁ!!』

I「逆だって!!「あつ」ってなんだよ!どんな名詞だよ!「なつい」ってどんな形容詞だよバカヤロー!」
N「・・・・・・・・。」
I「昔々あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。(押す)」

 『続きはWebで!!』

I「そうそうそう、ここから展開がもっと面白くなるからサイトで見てもらって、ついでにうちの会社の概要を・・
  ってコラ!!めんどくさいだろ!ってかまだ序盤だろ序盤!もっと見せてからWebにしろバカヤロー!」
N「・・・・・・・・。」
I「シュールな感じで。(押す)」

 『あつはなついなぁ!!』

I「(渋い言い方で)・・うん。俺もね、あつって相当なついと思うよ。でもさ・・・もしかしたらだけど・・・
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・逆じゃね?・・・・・・・・・バカヤロー。」
N「おい。」
I「はい。」
N「お前が楽しむな。お前からのプレゼントだろ一応。はしゃぎすぎだよ。」
I「・・・あ。」
N「どうした?」
I「やべー。腹部のボタンがなんか奥にめり込んだ。」
N「何してんだよお前よ〜。」
I「あぁなんかちっちゃいへそみたいになってる。だめだこれもう喋れんわ。もしくは勝手に喋り出すか・・。」
N「いいよもうそれ。あとでどうにかしておくからさ。」
I「むぅん。・・・・あ、そーだ。」
N「なに?」
I「俺になんかプレゼントはないの?」
N「自分から言うかそれ普通。」
I「俺の場合は言う。」
N「酷いなお前。・・・まあ、あるよ。」
I「マジで?なになに?」
N「えっと・・確かこの辺に・・。」
I「なんだろ。楽しみだな。どんなロボットだろ。」
N「ロボットじゃねーよ。なんでプレゼントはロボットっていうのがあるんだよお前の中で。」
I「理系選択だから。」
N「関係ねえって。はいこれ。」
I「さんきゅー!なんだろこれ。食べてみていい?」
N「開けてみなさい。開けてみて食えたら食いなさい。」
I「(開ける)・・・・あ、時計だ!」
N「ほら、お前こないだ時計欲しい欲しいって言ってただろ?」
I「すげー。よく覚えてたな。」
N「いや、記憶にあったからさ。」
I「お前ってそういうとこ気が利くよな。すごい視界が広いっていうかさ。多分俺が時計欲しいって言ったの、
  お前と直接会話してる時じゃないでしょ?」
N「そうだな。お前が誰かと携帯で話してた時だよ。先月の頭ぐらいに。」
I「そういうのに気づくのってすげーよ。だからだな、ツッコミとかできるの。俺なんかさ、
  ただ目の前にあることしか見えないからさ。変なツッコミしかできないし。」
N「確かに、それとは無関係にさっきのツッコミのクオリティは酷かったな。」
I「だろ?お前と組んだのは、芸の面でもこういう面でも正解だったわ。・・ありがとな。」
N「・・・・・俺もだな。」
I「え?」
N「俺も、お前に敵わない部分とか多いしさ。・・ちょうどいいや、言いたかったこと全部言わせてもらうわ!」
I「・・・。」
N「ちょっと歯の浮くようなことも言うかもしれないけど、聞いてくれるか?」
I「・・・ああ。俺も言ったしな。聞かせてくれよ!」
N「ああ!あのな、」

 『続きはWebで!!』

両「おおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉい!!」


8組目:鉞 (?/1)

コント「あの世のベースボール」


滝上 いやー監督、怒ってたなぁ

勝山 怒ってたなぁ

滝上 「明日は最終戦だ。5年連続最下位阻止のためなら死ぬ気でがんば 
   れ!」だって

勝山 俺ら死んでるっつーの!

滝上 監督もなんで気づかないのかな。ナインがみんな笑いこらえてるのに

勝山 明日言う?

滝上 言っちゃう?

勝山 言っちゃう?

滝上 そうそう。ドラフト前にさ、俺んとこに監督が来たんだよ

勝山 それで?

滝上 なんって言ったと思う?

勝山 さぁ

滝上 「ジャガーズの星にならないか?」だって

勝山 アハハ

滝上 もうお星様だって、俺ら

勝山 それにしても最終戦がグリズリーズってのがなぁ

滝上 もう先発したくないよ

勝山 俺もマスク被りたくないよ。今、11連勝中だろ?負けたら監督に怒
   られるぞ、これ

滝上 だろうな

勝山 そういえば川岸

滝上 なに?

勝山 川岸ってさ、死因なに?

滝上 俺はリストカットだよ

勝山 えっ!?リストカット?どっかで切断機に切れて死んだって書いてた
   気が

滝上 それって週間冥土ベースボールだろ

勝山 そうそう!

滝上 あれ嘘

勝山 嘘かよー

滝上 でも手を切って死んだってのは事実でしょ

勝山 なんだよ、それ

滝上 だからーキレのいいカットボールが投げれるんだけどねー

勝山 うまい!座布団一枚!

滝上 まぁカット投げれないんだけどねー。で、古高は?

勝山 聞いてなかったっけ?

滝上 うん

勝山 香港マフィアにいすに縛りつけられて、頭撃ちぬかれた

滝上 お前、生前なにやってたんだよ

勝山 俺、ただのサラリーマンだよ

滝上 謎が謎を呼ぶとはこのことだよ。わけわかんないもん

勝山 だからー頭っからホームランが打てるようなバッターになったんだけ
   どねー

滝上 うまい!

勝山 でも2番バッターだけどねー

滝上 バント職人だけどねー

勝山 俺もかっとばしたいよ

滝上 今シーズン一本もホームラン打ってないもんね

勝山 打ったよ!

滝上 嘘だー

勝山 ホントだよ!この前のグレートパワーズ戦でさー、並木からツーラン
   打ったじゃん!

滝上 打ったっけ?

勝山 打ったよ!あれが決勝点になってさ。先発は確か・・・お前!お前だ
   よ!

滝上 んー。あぁ思い出した

勝山 うわー、人が勝たせてあげたようなものを

滝上 ごめんね

勝山 もう怒った!死んで詫びろ!

滝上 って死んでまーす!

勝山 許ーす!

滝上 アハハ

勝山 エヘヘ

滝上 アハ、あっはい。いや余裕とかじゃなくて

勝山 メンタルトレーニングです

滝上 いや違いますよ。はい、はい、すみませんでした

勝山 お前、なにやってくれてんだよ

滝上 俺のセリフだよ。とりあえず練習開始だ

勝山 おう。それじゃ

滝上 ちょっと待ってくれよ。一緒にキャッチボールしようぜ

勝山 お前はプロパン行けよ

滝上 ブルペンな

勝山 デコペン

滝上 ブルペンな

勝山 フルチン

滝上 ブルペンな

勝山 ・・・ポラリス!

滝上 一文字もあってないじゃんか。なんで悩んだあげくポラリス選んだん
   だよ

勝山 だってわかんないんだよ

滝上 なんで4年もやってきてブルペンって単語が言えないんだよ。民間人
   でも重症だよ

勝山 で、そのブルペンとやらになんで行かないんだ

滝上 おじいさんかよ。いや、お前とキャッチボールでもして肩慣らししよ
   うかなって

勝山 それならいいよ

バシッ

バシッ

滝上 それにしても昨日の試合は無いよな

勝山 無いよな。池尻ってあともう少しってとこでチョイチョイ台無しにす
   るんだよな

滝上 波あるもんな、池尻は

勝山 サーフィン事故だけに?

滝上 そうなんだ

勝山 違うよ。通り魔

滝上 なんだよー。あやうく「ドラ1ルーキーは違うな」みたいなこと言い
   そうになったじゃんかよ

勝山 ごめんごめん

滝上 でも昨日はお前も悪いよな

勝山 いや俺、悪くないよ。リードはちゃんとしたぜ

滝上 リードじゃなくて守備だよ

勝山 あー、あのタッチアップは俺のせいじゃないよ

滝上 いや確かにランナーの永井はごついけどさ

勝山 だから俺のせいじゃなくて

滝上 恐いのは分かるよ。分かるけど

勝山 だからー

滝上 もっと返球受けたらバッ!ってバッ!ってやれよ

勝山 この世界にはクロスプレーって概念ないだろ!

滝上 あ、そっか

勝山 バッ!ってやる前にスッだぞ。暴走機関車がスッなんだぞ!

滝上 通り抜けるもんね

バシッ

バシッ

バシッ

バシッ

勝山 明日、グリズリーズに勝てば5位ね。まあちょっとはやる気出るよな

滝上 まぁな

勝山 でも監督のやる気はすごいな

滝上 監督以上に張り切ってる人もいるけどね

勝山 いないだろ

滝上 いるよ。松場コーチだよ

勝山 なんでよ

滝上 お前、忘れたのかよ!明日は松場コーチの命日だろ!

勝山 やっべー、完全に忘れてたよ

滝上 明日勝つってことが一番のプレゼントだろ

勝山 そうだな

滝上 この前の遠征先で言ったじゃん

勝山 そんなことあったっけ?

滝上 あったよ。宴会場集まってって、お前は寝てたんだったな

勝山 ごめん

滝上 ってことはお金まだだよな

勝山 お金?

滝上 そう。デッドデーケーキとプレゼント用の

勝山 いくらぐらい?

滝上 2千円な

勝山 分かった。プレゼントってなに買うの?

滝上 今日、俺と小嶋で買いに行くよ。ゲルマニウム数珠とかかな

勝山 あっそう。分かった

滝上 明日のグリズリーズは入谷かな?

勝山 先発は入谷だろうね。新人なのにすごいもんね

滝上 でも勝ち数だと俺のほうが上だぜ

勝山 防御率は

滝上 防御率は・・・あいつのほうが低いけどさ

勝山 リーグ2位だぞ

滝上 リーグ2位だけどさ

勝山 全体的に言えば入谷のほうがいいって

滝上 なに言ってんだよ!あんな一周忌ルーキーに負けるかよ!

勝山 その意気だよ

勝山 でも俺、入谷苦手なんだよな

滝上 今度はお前かよー

勝山 いやあのスライダーは打てないよ

滝上 打てないんだ

勝山 ホントに入谷は恐いよ。グリズリーズってデータ野球じゃん

滝上 そうだな。俺もよく左バッターばっかぶつけられるよ

勝山 だろ!?俺のとき、外角高めばっか投げてくんだよ!

滝上 苦手コースだもんな

勝山 しかも入谷ってコントロール抜群にいいからズバズバ入んだよ、スト
   ライクゾーンギリギリをさ。だから打ちにもいけないしバントすら出
   来ないんだよな

滝上 なるほどね

勝山 でもね、俺もバカじゃないのよ。ちゃーんと対策立ててみた

滝上 何、何!?教えてよ

勝山 ジャジャーン!

滝上 これが?

勝山 まぁ見ただけじゃわかんないよな。これ深川のなんだよ

滝上 そうなんだ

勝山 俺のより長いんだよ、深川のは

滝上 なるほどね!いつもより長めの卒塔婆で外角当てに行くって寸法か!

勝山 そうそう!俺、戒名短いからさぁ。4文字だよ、4文字

滝上 なるほどね

勝山 深川の卒塔婆、グリップしっくりくるから大丈夫そうだし

滝上 さすが球界のブレイン

勝山 まーな。明日はちょっと打ちにいこうかな。

滝上 今のうちに慣らしといたら?

勝山 そうするわ。あとからマスコット卒塔婆振っとこーっと

滝上 そうしとけ

バシッ

バシッ

バシッ

バシッ

バシッ

バシッ

勝山 にしてもさぁ、新人どうにかなんないのかな?

滝上 どういうこと?

勝山 いやグリズリーズの入谷も、盗塁王の平島もさ、一周忌のルーキーな
   わけよ。なのにさ、うちの新人はさ

滝上 んーぱっとしないね。奥江も吉崎も我那覇もなぁ

勝山 我那覇!我那覇だよ!あいつ、ホントにダメだよ。期待の左腕とか言
   われてたじゃん

滝上 竹林二世とか言われてたね

勝山 それが蓋を開けたら2勝9敗!肘は痛めるし、態度は悪いし、散骨先
   はタヒチだしよ!

滝上 散骨先はお前の願望じゃん

勝山 だからお布施も非課税のままなんだよ!

滝上 政治批判入ってるよ

勝山 どっかからいい新人が死なないかな?

滝上 そんなうまい話転がってるわけないだろ

勝山 だよなー。ん?

滝上 どうした?

勝山 いやあれ見てみろよ

滝上 ん?銃持ってるな。自殺かな?

勝山 顔見ろって、顔!

滝上 顔って言われても・・・あれ?見たことある!

勝山 今年、六大学野球で投げてた松村って投手だよ

滝上 スポーツ現世で見たよ

勝山 あいつ、交通事故で腰悪くしてもう投げれないんだよな

滝上 そうか。ってことはさ!

勝山 俺らのチームに来る可能性も無くは無いぜ!

滝上 おー!ああいうピッチャーが新戦力って言うんだよなー

勝山 そうだよな

バシッ

バシッ

バシッ

パシュッ

勝山 あっ!お前、暴投してんじゃねえよ!

滝上 俺のせい!?違うよ!お前が受け損ねたんだろ!

勝山 ボール、ボール

滝上 うわー!現世落ちちゃったよ!

勝山 なにしてくれてんだよー

滝上 やっぱり俺のせい!?

勝山 怒られちゃうよー

滝上 怒られちゃうなー





滝上 来るなー!近づいたらお前らも俺らもぶっ殺すからなー!

勝山 やめろ。やめるんだ

滝上 うるせー!もう、もう野球の出来ない人生なんてー!

ドンッ

滝上 痛っ!てめー、ん?ボール・・・

勝山 さぁ手を上げろ

滝上 ・・・

勝山 さぁ!

滝上 ・・・分かったよ

勝山 午後3時40分、犯人確保。松村、残念だったな

滝上 いや・・・謝りたい

勝山 被害者にか?

滝上 被害者にも・・・今まで俺の野球人生を支えてくれた人にも・・・

勝山 それがお前の心を動かしたってことか。まぁ出所したら腰治してまた
   野球しろよ

滝上 そうですよね・・・死んだら野球できないですから


9組目:大浦崎 (初挑戦) 

漫才(デート)


坂木:どうもトリオ漫才大浦崎です

明星:僕、デートというものが苦手なんですよね
   何処に連れてったらいいかとか全然わからなくて
   
谷沢:そうなん?
   じゃあ、ちょっと俺が教えたろうか

坂木:お前、意外と気の利く奴なんやな

明星:悪いけど頼むわ

谷沢:まずは、着飾っていこ
   やっぱり、身だしなみは大事やから羽根ぐらいつけんと

坂木:そんなんつけたら逆に引くやろ!

明星:(カキカキ・・)
   なるほど、羽根と・・・・・

坂木:素直!コイツめっちゃ素直!
   しかも、メモまでとって

谷沢:でも、羽根だけに気をとられず服もちゃんと着ろよ

坂木:言われんでも着るやろ!
   そんなお騒がせな天使みたいな感じにはならんて!

谷沢:裸だと、待ち合わせでも浮いちゃうしな

坂木:羽根の時点でもう浮いとんねん!
   
明星:(カキカキ・・)
   なるほど、羽根だけにと・・・・・

坂木:なんか、上手い事言ったみたいになっとる!  
   しかもメモとるのそこだけなんかい

谷沢:で、二人揃ってデートになるわけやけど
   デートで行ったらダメな所があんねん

明星:え、何処?

谷沢:電器屋な

坂木:まぁ、デートで行く場所でもない思うけど

明星:なんでなんで?

谷沢:電器屋行くやろ、そしたら電器屋のおっちゃんが
   天使さん、頭にわっかがないよこの蛍光灯買ってけとかいう流れになるから

坂木:だからそのカッコが悪いんや、そのカッコが!

谷沢:蛍光灯の分のお金もかかるし、ムードも台無しや

坂木:最初、羽根付けた時点で既にムードないねんっ!

明星:(カキカキ・・)
   なるほど、おっちゃんが天使と・・・・・

坂木:略しすぎ!
   おかげで、なんか気持ち悪い感じになっとるやん!

谷沢:まぁ、行っちゃダメなのはこれくらいでな
   次に行った方がいい場所な

明星:うん、是非教えててて!

坂木:てが多い、てが!

谷沢:まぁ、焦るなって手抜きでな手抜きで

坂木:それは、それで意味変わってくるけどやな

明星:手抜き、手抜き

谷沢:で、行った方がいい場所やけど
   彼女が手作り弁当を持ってきてる場合は公園

坂木:でも、弁当持ってきてるとかどうやって判断すんねん
   直接聞くわけにもいかんし

谷沢:彼女のバッグの底が濡れてたら持ってる

坂木:弁当から汁が漏れとるやないか!

谷沢:濡れてなかったら持ってない!

坂木:いやいや、お前弁当って必ず汁が漏れてるもんだと思ってんの!?
   今の発言で、お前の過去がちょっと気になってもうたわ

明星:(カキカキ・・)
   彼女が濡れて・・・・・と

坂木:なんかいやらしい!
   まだ、昼辺りの話やからな

谷沢:でな、公園で弁当食うやろ、食べた後に言う言葉何かわかる?

明星:手抜き!

坂木:そのタイミングでそれはないやろ!

谷沢:ちゃうちゃう
   答えは「天にも昇りそうな素晴らしい美味しさバサバサッ」でした

坂木:もう、お前が天に昇ってくれや!

谷沢:これ、言うた後は何やっても大丈夫やから

坂木:大丈夫って!
   恋愛はそんな甘くないわボケ

明星:(カキカキ・・)
   答えはサバ・・・・・と

坂木:コイツも、ちゃんと聞いてんのか聞いてへんのかわからんし!

谷沢:弁当を持ってきてなかった場合は遊園地に行く

明星:行くアトラクションとかは決まってるの?

谷沢:まず、最初にゲームコーナーに行ってもぐら叩き
   コレは自分、相手の順で一人ずつやって勝たんとアカン

明星:ほうほう

谷沢:で、彼女が全然ダメとか言い出すから
   「俺叩きやってみないか?」って言おう

坂木:どんな流れやねんな

谷沢:で、彼女にポコポコ叩かれて
   それと同時に体もどんどん縮んで5ミリぐらいになって、かわいさをアピールや!

坂木:なって言われても!

明星:(カキカキ・・)
   チヂミと・・・

坂木:なんでまた食い物になってんねん!
   腹でも減っとんのかお前は

明星:で、その後どうしたら?

谷沢:観覧車に乗る

明星:ジェットコースターはダメ?

谷沢:ジェットコースターはアカン、身長が足りひんもん

坂木:ほな、順番変えろや!
   ジェットコースターの後もぐら叩き行けばええがな!

明星:ほうほう

坂木:お前も納得すんなや!

谷沢:で、観覧車に乗るやろ
   その観覧車が・・

明星:手抜き!

坂木:だからどのタイミングでくんねん!

谷沢:ビンゴ!

坂木:どんなミラクルやねんな!

谷沢:で、その観覧車がぶっ壊れて羽根を使って飛んで助けると

坂木:そんな上手いこといくか!
   もうええわ

三人:どうもありがとうございました


10組目:たかとんび (4/9)

コント「約束」


前「僕には、とても尊敬している先輩がいます。その人はやさしくて、ちょっとおっちょこちょいだけど、やさしくて、気が利かないのが玉に瑕だけど、やさしくて、ちょっと頼りがいが無いけど、やさしくて、よく勉強を俺に聞いてくるけど、やさしくて、なんか、やさしくて、結構やさしくて、やさしくて・・・・。すごく優しい先輩です。僕はその先輩とすごく仲がよかったんです。先輩はとても明るくて面白い方でした。約束も必ず守ってくれる方でした。でも・・・。僕のあの不注意がきっかけで、先輩は・・・。」

吉「お、前田。」

前「はっ!先輩!」

吉「ん?どうした?」

前「先輩・・・・。僕のせいで、僕の不注意であんなことしてしまったせいで、先輩の腕を怪我させてしまって・・・。」

吉「あぁ、その事か。」

前「先輩はあの時、僕に向かって突っ込んでくる乳母車を突き飛ばして、それで腕を・・・・。本当に、何てお詫びしてよいやら・・・・。」

吉「あ、いや、それなんだけどさ・・・・。」

前「あの時、ものすごく先輩が痛がっていたの覚えています。あの時の先輩の顔ったら無かったぁ・・・。あ、いや!さぞ痛かったんだろうなぁと!」

吉「あ・・・・うん。」

前「あれだけ痛がっていたなら、もうおそらく二度とボールも投げられない腕でしょう・・・・。本当に、何てお詫びしてよいやら・・・。」

吉「いや、それなんだけどさ。それが、その・・・。そ〜でもないんだよね。」

前「え?」

吉「あれだけ痛がって多分ものすごい顔がしわくちゃになりながら泣いてただろうから、こりゃ折れてるんじゃないかなと思って病院行ってみたらさ、ただの打撲だったからさ。」

前「え?本当ですか?先輩。」

吉「うん。たいしたこと無いって。二度と投げれないどころか二日で投げれるようになるって。だからさ、暗い顔するなって。」

前「先輩・・・・。僕・・・・・。」

吉「お前は何も悪くないんだって。」

前「そんな嘘うれしくありません!!」

吉「えぇ!?」

前「先輩はいつだってそうだ!僕を安心させる為にそんな見え透いた嘘ばっかりついて!だから先輩の取り柄は優しいだけになってしまうんだ!」

吉「なっ・・・!そんな事無いだろう!優しいだけじゃないだろう!」

前「いや、あんたは優しいだけだ!優しいだけの優しいだけでアレだ!」

吉「なんだよアレって・・・・。」

前「あなたは前にも、僕にこんな嘘をついた・・・。あれは去年の梅雨。土砂降りの日に傘をパクられた僕は、学校の玄関で一人困ってた。そんな僕のところに先輩が歩み寄ってきて、『ほら、これ。俺の傘。使えよ。俺?俺は別に濡れてもいいんだよ。俺打たれ強いから。』とか言ってた。先輩がどういうつもりで言ったかは知らないけど、正直うまくなかった。あれでしょ?雨に打たれ強いとかでしょ?どうせ!」

吉「ばっ・・・・そうだよ!そうだけど、今それは関係ないだろう!」

前「関係なくないです!」

吉「関係ないよ!っていうか関係ある関係ないの前に俺の言った事信じろよ!」

前「いやです!どうせ嘘です。優しさの塊のあなたからにじみ出た優しさの嘘に決まってます!」

吉「えぇ!?お前、ドラマの見すぎだろ。」

前「違います!ドラマの見すぎじゃありません!何故なら僕はNHKの、しかもドラマ以外しかみません!」

吉「しらねぇよそのこだわりは!いや、そんな事どうでもいいんだよ!」

前「たまにやってるあのパソコン講座とか、その時歴史が動いたとかしか見ません!チャングムの誓いは見てます。」

吉「なんで韓流だけチェックしてんだよ!とにかく俺の話信じて?」

前「信じれませんよ。顔に優しさからにじみ出た嘘ですって書いてますよ。」

吉「書いてねぇよ。」

前「書いてますよ。ほら、耳の裏に。」

吉「耳なし芳一かよ!」

前「違います!ただの頭のおかしい人ですあなたは!」

吉「それはお前だ!じゃなくて、俺の話を聞け!」

前「何ですか!手短にお願いします!」

吉「何で手短になんだよ!あのさ、お前俺の事心配してくれてたんじゃねぇの?」

前「心配してましたよ。僕のせいであんな事になったんですから。」

吉「じゃあさ、俺がたいしたことない怪我だって言ってるんだから、信じて安心しろよ。なんでそんなに疑うんだよ。だいたいな、いくら俺が優しいだけが取り柄だからってこんなこt」

前「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

吉「な、何だよ?」

前「手短にって言ったのに長くしゃべりだすから途中で切ったんです。」

吉「何ぃ!てめぇ!」

前「とにかく!さっき僕に嘘ついたことを謝罪してください!」

吉「自分勝手も甚だしいなお前は。もう、だから嘘じゃないんだってば!ほら、証拠に腕も普通に動くだ?」

前「無理しないでください!あなたのそんな惨めな姿を見たくない!」

吉「無理なんかしてねぇし誰が惨めだ!」

前「あなただ!」

吉「大きな声であなただとか言うな!誰かに聞こえたらどうする!」

前「ならむしろ言ってやりますよ!おおい、みんな!ここに優しさの塊で出来た惨めで悲しい嘘つき人間がいるぞ!」

吉「こらー!やめろ!俺の評価が!俺の評価が!」

前「さらに自分の評価をも気にする惨めさを発揮したぞ!」

吉「もういいやめろ!お前は何が目的何だ!」

前「自己満足だ!」

吉「なんだと!?」

前「別に目的なんか無いですよ。ただ、さっき約束を破る人って言っちゃったんで撤回できなくて。」

吉「誰に言ったんだよ?」

前「皆に、そこの生徒下駄箱で演説みたいに。」

吉「何!?なんてことしてくれたんだ!学校中に俺のイメージが定着しちゃうじゃないか!」

前「別にそれだけ言ったわけじゃありません!ちゃんと優しいって事も言っておきましたから!」

吉「そういう問題じゃない!何が目的でそんな事したんだ!あれか?俺が最近お前に小遣いやってないからか?」

前「違います!」

吉「じゃあなんなんだ!」

前「尊敬する先輩のあなたを・・・・・もっとたくさんの人に知ってほしかったから・・・・。」

吉「え・・・・?」

前「僕の大好きな吉川先輩の偉大さを、もっと多くの人に知ってほしかったから!優しいところも!乳母車から僕を守ってくれた事も!いろいろ言ってきたけど、所詮は優しいだけが取り柄だと言う事も!全部をみんなに伝えたかったから!」

吉「前田、お前・・・・・。最後のはどうかと・・・。」

前「今ので、十分みんなに伝わったと思います・・・。」

吉「じゃあ、さっきまでの嘘つきよばわりとか、罵声は、全部・・・演技?」

前「よくわかってるじゃないですか。さすが、偉大な先輩だ!」

吉「ふっ・・・・・・。まったく、かわいい後輩だよ!」

前「先輩〜!」

吉「よ〜し、校庭まで鬼ごっこだ!」

前「僕を捕まえられるかな〜?」

吉「待て待て〜!」

(いったんはけて、ふたりとも戻ってくる)

前「これでいいんですか?」

吉「あぁ、ナイス演技だ。これで俺の良さをみんなわかってくれて、俺の人気もUP。彼女も出来るだろ!」

前「本当かなぁ?」

吉「本当だよ。あ、これ。手伝ってくれたから、約束の1万円。」

前「流石だ先輩!」



以上で全て終了です。 有難う御座いましたm−−m

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