司会:それでは見事OAを獲得した2組の発表です!







みやこ! 422いっぱいいっぱい 第1位(歴代2位

歴代1位記録保持者は今回も歴代3位の記録樹立! チャンピオン大会をほぼ決めた!

海烏! 300いっぱいいっぱい 第2位(歴代8位

激しい初OA狙いの激戦組の中、初挑戦で初OA達成!








それでは勝ちあがった2組のネタをどうぞ!


みやこ

コント「居酒屋・缶」 (2/2)


宮尾:ありがとうございます!
野崎:心してみてください!
宮尾:普通に見てください。




司会:歴代2位の記録で2連続のOVER400! 勢い止まらない異色コント師! みやこ!


宮尾:あ〜腹減ったな。どこかで飯でも食うかな。・・・ん?「居酒屋・   缶」?変わった名前だな。

野崎:へい、らっしゃい!

宮尾:へ?

野崎:お客さん、一名様で?

宮尾:いや、まだ店に入ってないし。あんたが勝手に俺を呼び止めただけ。

野崎:まあまあ、一杯。

宮尾:外でかよ!恥ずかしいよ。てかさ、店ののれん顔にかぶったまんまでしゃべんないで。気になるから。

野崎:(バクバク)ふぃつれいふぃまふぃふぁ。

宮尾:食うな。店の看板ともあろうべきものを。

野崎:失礼しました。ついでなんで寄っていってくださいよ。

宮尾:うーん・・・じゃあ、寄って行こうかな。

野崎:毎度!じゃあ、このカウンターにどうぞ。

宮尾:あ、どうも。

野崎:(ゴソゴソ・・・きゅっきゅ)よし、サイズもぴったりだ。あ〜元ボクシング部の腕が鳴るぜ。

宮尾:すみません。展開が読めるようなことやめてくれません?

野崎:え?サービスいらないんですか?

宮尾:いりませんよ!ダジャレで怪我負わされちゃ人生の汚点だ。

野崎:他のお客さんには喜ばれるんだけどなあ・・・。

宮尾:ここの客趣味悪いんだな。絶対そうだ。

野崎:では、こちらのお品書きをどうぞ。

宮尾:あ、はい。

野崎:ガキが書いたお品書きです。

宮尾:読みづら!!またダジャレかよ!そのダジャレを実行したせいでラクガキが完成しちゃってるよ!

野崎:ほら、この隅っこに書いてる顔、僕なんですよ。にてるでしょ?

宮尾:しらん!親バカ!普通のお品書き用意してよ。

野崎:メニュー表ならありますが。

宮尾:それもお品書きって言うんだ!

野崎:どうぞ。

宮尾:・・・ん?「鯖の缶詰」「牛大和煮の缶詰」「コンビーフ」・・・缶詰ばっかり!?

野崎:そうです。ここは缶詰専門の居酒屋ですから。

宮尾:あ、だから「居酒屋・缶」か。

野崎:そうです!

宮尾:へえ・・・。

野崎:料理しなくていいから楽でたまりませんよ!はっはっは。

宮尾:うわー、居酒屋やってる人らしからぬ発言。

野崎:で、何にします?

宮尾:えっと・・・・・・・・・おい。

野崎:なんでしょうか?

宮尾:この「マグロの刺身缶詰」だけどさ。

野崎:お!それは自慢の一品ですよ!

宮尾:中身大丈夫なの?缶詰ってさ、長持ちするのが売りじゃん。

野崎:もちろん。だ異常ぶですよ!

宮尾:不安な誤字変換するんじゃねえよ。

野崎:当店では、缶に食材をつめる際には、真空技術を施してますから!

宮尾:それで、腐らせないって訳ね?

野崎:はい。だから安心してお召し上がりを!こちらです!どうぞ!

宮尾:まだ俺頼んでないのに・・・強引グマイウェイだな。まあいいや。どれどれ(パカ)

野崎:どうでしょう?

宮尾:うわーほんとに新鮮!!ピッカピカだ。身がズッタズタだけどね。

野崎:それではごゆっくり・・・。

宮尾:出来ない。待て。何でこんなに中身がぐちゃぐちゃになってるんだよ。

野崎:真空なので・・・こう、刃のような風がシュパパパパっと。

宮尾:真空波が中身で起こったってか?そんなRPGの必殺技みたいなことが起こったってか?

野崎:僕の特技なんですよ。

宮尾:・・・は?

野崎:僕の真空波、よく切れるんですよ!

宮尾:やってみろ。

(びゅうううう。スパ!)

野崎:ほら!

宮尾:すごいよ。すごいから慰謝料払え。

野崎:何故に?

宮尾:手に深い切り傷負わせといてしらばっくれるな。見ろ、この傷。

野崎:赤いですね。

宮尾:感想は聞いてねぇ!そりゃ血は赤いだろうが!

野崎:もっと鉄分取ったほうがいいですよ?

宮尾:何のアドバイスだよ!お前は俺の血で何を見出した!?

野崎:この鯖の缶詰で鉄分補給・・・

宮尾:しない!どうせグチャグチャだろ!

野崎:とろとろです。

宮尾:真空波しすぎ!もはや液体か!限度を考えろ!

野崎:わがままですね〜。わがまますぎて笑っちゃうよ?ハハハハハ。

宮尾:嫌な逆ギレの仕方だな・・・。もういいよ。酒ちょうだい、酒。

野崎:ああ、当店自慢、「缶・破裂寸前ビール」ですね?

宮尾:それも混ぜたのか!お前のアイデアをビールにまで及ぼすな!

野崎:何事もチャレンジ精神!

宮尾:人に迷惑かけない程度のチャレンジ精神を希望!んもう、じゃあ、ワンカップ頂戴。

野崎:売ってるわけないだろ!!!出てけ!!!

宮尾:うわ!急にキレた!

野崎:ワンカップは缶にとってライバルなんだよ!!

宮尾:は?

野崎:そうか。お前、ビン派だな?

宮尾:いや、何いってるん・・・

野崎:我々缶派を再び滅ぼそうとしてるんだな!!??

宮尾:知るか、そんな派閥!!

野崎:お前、缶とビンの間に何があったのか分かっててこういうことしてるんだろ!!

宮尾:何も知らねえよ!何も知らねえでワンカップ頼んだんだよ俺は!

野崎:昔、缶とビンは戦争を起こしていたんだ・・・。

宮尾:いやいや、ちょっと・・・

野崎:しかし、ビンはガラスの破片を使って攻撃するという卑劣な手で勝利をつかんだんだ・・・!

宮尾:もしもーし。

野崎:こちとらアルミとスチールのみで勝負を挑んだってのに・・・!

宮尾:・・・。

野崎:お前に缶の気持ちが分かるか!

宮尾:分かるか!!状況もまったく分からんし、第一お前のその妄想ぶりが一切意味わかんねえよ!

野崎:もう帰れ!お前なんか帰れ!缶えれ!

宮尾:うわ、すっごい怒りをこみ上げさせるへたくそななダジャレ!いわれなくても帰るよ!この缶マニア!

野崎:ビンオタク!!

宮尾:そんな称号速攻返還!!ビンに恋してないからね、俺は!

野崎:おい!!

宮尾:もうなんだよ、帰るんだよ俺は!

野崎:これ、治療費。後、救急車呼んだから。

宮尾:・・・あんた、実は優しいだろ。


422/545いっぱいいっぱい


海烏

コント「自殺」 (1/1)


おお、ホントに満いっぱいいっぱいが出るとは…(何



司会:満いっぱいいっぱいって300なの?(え” 激戦の中、見事にOAを獲得したコント師! 海烏!



会社員・木村 厳(きむらいわお)がビルの屋上から自殺しようとしている所から始まる。


木村:よし…遺書も書いたし…もう思い残す事はない…

そこへ、会社員・地差 妻男(じさつまお)が現れる。

地差:おい!何してんだよ!

木村:…!!

    うるさい!俺にかまうな!

地差:もう、覚悟はできてるのか?

木村:止めないの!?

地差:何で自殺なんかするんだ!

木村:俺…名前が木村い…

地差:あ、すまん。まずは自分から名乗るのが礼儀だな。

    俺は石田純一っていう…

木村:……………………嘘だろ。

地差:うるさい!俺にかまうな!

木村:それ俺が言ったよ!いいよ、本名教えろ。

地差:地差 妻男です。

木村:何?じさ…つま…お?

地差:その通り!(パチパチパチ…)

木村:別にほめられても嬉しくないけど…

地差:お前、何で自殺なんかするんだ!

    俺、容疑者候補になっちゃうだろ!

木村:やっぱりもう死んだって決めてんだ。

地差:何で自殺なんか…

木村:もういいよ、言うよ?

    ってなんかこういう事言うのも変だけど。

地差:理由は?

木村:俺の名前、木村 厳っていうんだけど、

    「いわお」っていうのが「厳しい」の「厳」って書くんだよ。

    「厳」って「ゲン」って読むだろ?

    それで昔っから「ゲン、ゲン」って馬鹿にされてたんだよ。

    …もうそんなの嫌なんだ!だからもう死ぬ!

地差:ふざけんなぁぁぁぁぁ!!!!!!!!

木村:…………え?

地差:俺の名前聞いただろ!?さっき!

    「じさ つまお」だぞ!つなげて読んでみろ!

木村:……………つなげて?

地差:じさ、つまお…じさつまお…じさつ、まお…

    分かったか!?

木村:「じさつまおう」?

地差:そうだよ!それだよ!「自殺魔王」ってなんだよ!

    それで俺はずっと馬鹿にされてたんだよ!

木村:……………………………。

地差:俺は世界中を恨んだ。365日間ずっと。

    親も恨んだ。なんでこんな名前つけたんだって。

木村:……………………………。

地差:でも去年、親戚のおばちゃんが亡くなってよ。

    そのおばちゃんには昔から良くしてもらっててな。

    初めて命の大切さを知った。

    だから死ぬな!もっと生きろ!まだ若いだろ!?

木村:途中が無理矢理だった気がするけど…。

地差:第一俺が捕まったら、仕送りがもらえない…

木村:まだもらってんのかよ!いい加減自立しろよ!

地差:俺に説教してる暇があったら、とっとと逝けぇ!

木村:やっぱ止めないのかよ!

地差:なら俺が殺すぞ!

木村:100%捕まるぞ!

地差:お前殺して俺も死ぬ!

木村:命の大切さがどうとか言ってたじゃん!

地差:………………。

木村:………………?

地差:お前、本当に死ぬのか?

木村:ああ。もう覚悟もできてるし、遺書も書いた。

もう飛び降りるだけだよ。

地差:この程度の高さで死ねると思ってんのか?

木村:この程度って、お前…地上32階分だぞ!

地差:俺なんかもっと高いところから飛び降りたぜ。

木村:何!?どこからだ!

地差:地上3000メートル。

木村:………スカイダイビングだろ!それ!

地差:まぁね。

木村:まぁね、じゃねぇ!

    どうせパラシュートとかつけてたんだろ!

地差:んにゃ。全く何も。

木村:じゃ、なんで生きてんだよ!

地差:いや、怪我はしたよ?全治2日の。

木村:短けぇよ!!!

地差:いやぁ照れるな。

木村:ほめてないから。

地差:とにかく俺はお前を止める!

木村:言ってる事が変わったよ。

    てかお前「とにかく」の意味しってる?

地差:うおおぉおぉおお!!!!

木村:うわっ!近寄るな!

地差:お前は完全に包囲…

木村:されてねぇよ!

地差:お前の要求は何だ!!!

木村:お前どっか行ってくれ!!!

地差:いいから死ぬなんてやめろ!

木村:……………………………。

    分かった、お前の熱意に答えるよ。

地差:本当か!?

木村:その代わり、俺を納得させたらやめてやる!

地差:OKOKOKOKOKOKOKOKOKOKOKOK…

木村:うるせぇよ!

地差:じゃあ、最近俺が修得した「催眠術」で。

木村:できんのか?

地差:まかせろ。

木村:まかせた。

地差:(糸につるした5円玉を振りながら)

あなたは気を失います…3,2,1

木村:(カクッ)

地差:私が3つ数えたら、あなたは鳥になります…

    3,2,1…

木村:ハッ!ちょっと待て!

地差:ユーキャンフライ。

木村:黙れ!

地差:で、お前何で飛び降りるんだ?

木村:もう嫌だー!!!!!!!!!!!


300/545いっぱいいっぱい


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