司会:それでは見事OAを獲得した5組の発表です!








土曜日の冒険団! 373いっぱいいっぱい 第4位 (1/1)

初挑戦初OA! 期待に応えたトリオコント師!


ノーセンス! 488いっぱいいっぱい 第位 (3/3)

貫禄の3戦連続TOP合格! C大会ランキングも4位に躍り出た!


青西瓜! 430いっぱいいっぱい 第2位 (6/6)

6戦全勝! 無敵のピン芸人! C大会ランキング第8位に急浮上だ!

灯風! 373いっぱいいっぱい 第4位 (1/3)

ついに念願の初OAを手に入れた! 来期に期待が持てる3度目の正直!


テンバリズム! 430いっぱいいっぱい 第2 (3/4)

初戦の敗退をよそに、ついに今期3勝まで上り詰めた! 自己最高で2位を記録だ!



それでは勝ちあがった5組のネタをどうぞ!





●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

土曜日の冒険団

コント/仏壇 (1/1)


●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●


真壁:やりました初挑戦初オンエアでーす!
倉石:篠沖君何か言いたいことは?
篠沖:僕の名前は「あつし」じゃなくて「じゅん」です!



司会:初挑戦初OA! 巧みな構成力が生み出す、抜群のトリオコント! 土曜日の冒険団!



●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

BGM:(大音量でヘビーメタルが流れる)
篠沖:……だーもうっせえなあ! 人がせっかく気持ちよく寝てるっつーのに。今何時だ? 10時? 早朝じゃねえかよ……。
   ったく隣のクソ浪人生の野郎め。ボロアパートの防音効果がゼロなことぐらい分かれよ
   あーもう気分悪りい。……そうだ、あいつに遊ぶ金借りるか。ピポパポ、プルルルル〜。
   あ、圭子? 俺、俺。悪いんだけどさ金貸してくんない? いやま、たしかにこの前の金はまだ返してないけどさ。
   いつか返すって。お〜ね〜が〜いだから〜。……バカ、違えよ。競馬じゃねえよ。
   実を言うとさお前に指輪買ってやろうと思ってるんだよ。でも俺今仕事上手くいってないじゃん。だから買いたくても買えないんだよね……。
   そこでお前から借りた金で指輪を買ってやったりなんかしちゃおうかなって思ったりなんかして……。
   え? 貸してくれるの。うわありがとう。いや愛してるよ〜。じゃあお願いね〜。
   これで、今度のG‐1は楽しめるぞ……。
真壁:(ピンポーン)
篠沖:ん、誰だ? こんな朝っぱらから……。はーい。(ガチャ)
真壁:おはようございます。わたくし本北仏具高井戸支店の営業真壁というものですが、仏壇のご用命はありませんか?
篠沖:はぁ?
真壁:ですから、単刀直入に言いますと仏壇買いませんか?
篠沖:あんた、なに言ってるんだ? 俺にそんな金があるわけないだろ。
真壁:そんなこと言わないで、とりあえず話だけでも聴いて……
篠沖:いや、聴かないから! あのさ、俺無職だよ。六畳一間、家賃2万8千円のボロアパートに住む無職だよ。
   普通仏壇のセールスって言ったらどっかの金持ちのマダム相手にやるんじゃないの?
真壁:普通はそうなんですけれどね。なぜかここ最近、わが社の仏壇仏具の売り上げが激減していて
   私達営業マンの首が危ないんですよ。ですからこれからは新規の購入先を開拓して行こうと思っているんです。
篠沖:開拓する場所が間違ってる。こんな築四十年のボロアパートの住人がひょいと仏壇買えるだけの金持ってるわきゃねえだろ!
真壁:金持ちの人って、余計な出費をしたくないと思うんですよ。
   で、こういった安アパートに住むことで家賃を抑えて、その分貯金を蓄えてい人がいるかも知れないと思って。
篠沖:そんなやついるわけねえだろ。仮にいたとしてもそこまで倹約志向が強かったら、見ず知らずの仏具屋の口車なんかには乗らないって。
真壁:とりあえず、詳しい話は中でするってことで……。
篠沖:勝手に入ってるなよ。
真壁:まずこちらのパンフレットをご覧になって欲しいのですが。
篠沖:あーもう、そんなの広げなくていいから。
真壁:この、「舞雪」がわが社で販売している仏壇の基本タイプで値段も53万円とお安くなっております。
篠沖:一番下のランクでも買えるわけねえっての!
真壁:30年ローンも組めますから〜。
篠沖:組まないよ!
真壁:いずれ必要になるんですから、今のうちに買っておきましょうよ。
篠沖:だからやだって!

倉石:(舞台袖から走ってきながら)淳〜。お金持ってきたよ〜。(ガチャ)! …………その人誰?
真壁:はじめまして。本北仏具の真壁というものです。篠沖さんとは仏壇の購入で相談していました。
篠沖:してねえよ。
倉石:え、淳仏壇買うの? そんなお金あるの!?
篠沖:あるわけないだろ。お前に金借りるくらいなんだからさあ。
倉石:もしかしてあたしのお金で仏壇買うの? 指輪買ってくれるんじゃなかったの!
篠沖:いや、買わないから! 安心して。(ボソッと)……ま、今の買わないからは密かに二重にかかってるんだけどさ。
真壁:いいじゃないですか、指輪の代わりに仏壇買ったって。
   それで結婚式では教会で新郎新婦仏壇の交換とかやればいいじゃないですか。ロマンチックですよ。
篠沖:どこがだよ。そんなわけの分からない物々交換見せられてどこで感動しろって言うんですか?
   しかも、教会って言ってるのに仏壇持ち込むって意味わかんないでしょ。宗派なんなんだよ!
真壁:まあ、宗教的行事の無頓着さは日本人の美点でもありますからね。
篠沖:なんの話だよ! そんなクリスマスの翌週には初詣行ってるみたいな次元の話じゃないですからね。
   それに、こっちは結婚なんてまるっきり考えてないんで余計なこと言わないでもらえます?
倉石:結婚かあ……。
篠沖:ほら、その気になっちゃった。
倉石:結婚してもいいけれどさ。ちょっと心配なんだよね……。
篠沖:まあ、確かに俺はお前のヒモだからな。金銭面で不安になるのも分かるよ。結婚なんて考え直せよ。
倉石:急に仏壇なんか買おうとしたりして、淳もしかして怪しい宗教に入ったりしてないよね?
篠沖:そっちかよ! てか入ってるわけないだろ! こいつが勝手に押し売ってるだけだよ。
真壁:そうですよ。わが社はインテリアとして仏壇を売っているだけであって一切の宗教団体と関係ありません!
篠沖:……あんまり仏壇をインテリアにする人はいないと思いますが。
倉石:もし、宗教に入るんだったら、そんな怪しいところじゃなくてここに入って(鞄からパンフレットを取り出す)。
篠沖:(パンフレットを受け取りながら)なに? 土曜冒福楽会?
倉石:そう。土曜冒福楽会に入って、月3万円のお布施を収めたり土曜冒様のお力のこもった
   30万円の法具を買うだけで、あなたの未来には輝ける祝福が約束されているのよ!
篠沖:ちょっと待て! お前の仕事って新興宗教のキャッチ!?
倉石:そうよ。そうじゃなきゃあなたにちょくちょくお金貸せるわけ無いじゃない。
篠沖:ま、そりゃそうだけどさ……。なんだよ、お前の方が怪しい宗教やってるんじゃないかよ。
倉石:違うわよ。うちは宗教じゃなくて、ビジネスとして活動しているんですからね。
   そこらへんの怪しい新興宗教と一緒にしないでよ!
篠沖:割り切ってやってる分、より性質が悪いよ!
真壁:……そうか。そうだったのか!
篠沖:どうしました?
真壁:どうもこのところ仏壇が売れないと思ったらお前らが暗躍していたのか!
倉石:そうよ。うちの信者達は仏壇や仏具は全部土曜冒様特製の仏具を買っているから、あなた達の売っている普通の仏壇なんて買うわけないのよ。
真壁:なんてことだ……。
倉石:この部屋の隣に住んでいる信者の方も昨日仏壇を買ってくれたわ。
篠沖:え、隣の予備校生って信者だったの!?
倉石:ええ、今もお経を大音量でかけているわ。
篠沖:あのヘビメタって経典なの!?
倉石:そうよ。宗教的な効果は無いけれど、心安らぐ音楽でしょ。
篠沖:いや、少なくとも俺は安眠を妨げられた。
   てか、何であんな貧乏な浪人生から金取ろうと思ったんだお前は?
倉石:やっぱり新規の購入先を開拓して行こうと思ってね。
篠沖:お前も開拓場所間違ってる!
真壁:畜生! 先を越された……。
篠沖:悔しがるなよ。二人ともやってることはグラビアアイドルが肩甲骨の
綺麗さで勝負しようってなもんだからね。
   マニアな数人が食いついたとしても、大勢の人は誰も見向きしてくれないからさ。
倉石:ねえ、淳。淳もあたしから仏壇買ってくれるよね?
篠沖:もとから仏壇なんて買わねえよ!
真壁:クソ、負けるもんか。篠沖さん、頼むから僕の仏壇を買ってください。
   うちは病気の妻と育ち盛りの子供がひもじい思いをしているんです!
 どうしても会社をクビになるわけには行かないんですよ!
篠沖:そう言われても買えない物は買えませんし……。
真壁:少しぐらいなら値下げしますから。
篠沖:いや、だからさ。さっきから言ってるけれど仏壇を買う金なんて俺は持ってないから!
倉石:お金なら貸してあげるよ。ほら、約束していた分。
篠沖:いや、お前から借りた金で、お前が売ってる物買うって意味わからないから!
真壁:じゃあ、僕もお金貸しますから! ほら(財布を取り出す)!
篠沖:もらえねえよ! 奥さんと子供がひもじい思いしてるんでしょ? この金でいいもん食わせてやれ!
真壁:じゃ分かりましたよ! 篠沖さんは彼女から仏壇を買えばいいでしょう! そのかわりそちらの彼女、えー……。
倉石:倉石です。
真壁:倉石さんは私から仏壇を買ってくださいよ! そして二人が結婚式で
仏壇の交換をやればいいじゃないですか!
篠沖:もはや何が目的だかわからねえよ! それと結婚を思い出させるな!
真壁:一生ヒモで暮らしたいからですか?
篠沖:そんな気失せたよ! 俺真面目に働くわ。
真壁:真面目に働くか……。会社のために真面目に働いてきた私は今首を切られそうなんですよ!
   まったく……。何で私だけこんな目に。ウウウ……。
篠沖:ああ、もう泣き出しちゃったよ。
倉石:辛いのですか?
真壁:はい……、とても。
倉石:そうですか、そんなあなたは土曜冒福楽会に入ればよいでしょう。ここに入りお布施を収め仏具を買えばあなたには輝ける未来が……
篠沖:これ以上地獄に落とすな!

篠沖:週に
真壁:一度の
倉石:大冒険! 
3人:土曜日の冒険団 どうもありがとうございました。

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

373/545いっぱいいっぱい

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●




●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●


ノーセンス

コント「猫と大学生 ディレクターズカット版」 (3/3)


●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●


岸田:3連勝することができました。
佐藤:皆さんのおかげです。



司会:今回は仰天のキャラクターが加わったコントで3戦全てTOP合格! ノーセンス!


●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

岸田:だからな、おっちゃんも慈善事業でやってるわけじゃないんよ。

佐藤:はい・・・。

岸田:自分の発言には責任持たんと。わかるな?

佐藤:はい、すいません・・・。

岸田:今回はまぁ、知らんかったみたいだし、料金の方は5割でええから。な?

佐藤:いや、それはちょっと・・・。

岸田:なんでじゃ!わしは半分でいい言ってんだぞ!?耳揃えて金払わんかい!

佐藤:いやぁ・・・。

岸田:なにが「いやぁ」じゃ!お前言ったやろ!?

佐藤:・・・確かに「猫の手も借りたい」とは言いましたけども・・・。

岸田:そうやろぅ!?お前が大学のレポートが終わらんで、「猫の手も借りたいよぉ」って言うからおっちゃんが来たんやろうがぁ。

佐藤:すいません・・・、まさかこんなことになるとは思ってなくて・・・。

岸田:キャッツ!

佐藤:・・・・・すいません・・・。

岸田:・・・まあ、金払えんなら、親御さんに連絡して払ってもらうしかないなぁ。

佐藤:そ、そんな!困ります!それにちょっとレポートを手伝ったくらいで50万なんていくらなんでも不当ですよ!

岸田:まーだ言うか・・・。いいか、坊主。猫だからっておっちゃんのこと舐めて見とったら怪我するで!

佐藤:いや、でも・・・

岸田:ほら、このレポート見てみい。良く書けてるやろう。

佐藤:確かに猫としてここまで書けてるのは驚異ですけど、人間目線ではちょっとなんて書いてあるのかさっぱりわかんないんですよね・・・。

岸田:なんや、おっちゃんの仕事にケチつける気か?

佐藤:えっと、これなんて読むんですか?「さ」ですか?「ち」ですか?

岸田:これ?これは「え」やろ。

佐藤:え、これ「え」なんすか!?まさかの選択肢ですよ。

岸田:ああ、おっちゃん鉛筆の握りがおかしいてな。癖字でごめんな。

佐藤:癖字とかそういうレベルじゃないような気がしますけど・・・。じゃあこの「え」の隣の文字なんですけど、これもちょっと読めないんですよ。「ぬ」か「め」だってことはわかるんですが・・・。

岸田:これ?これも「え」やな。

佐藤:これも「え」なんすか!?え、さっきと同じ字なのに共通点0じゃないっすか!

岸田:いや、おっちゃん猫やから!ほら、肉球!

佐藤:見せなくていいっすよ、わかってますから!なら、この「ええ」の隣の字なんすけど・・・

岸田:それは「乳」やね。

佐藤:「乳」!?このレポート、建造物の耐震性問題に関するレポートなのに「ええ乳」ってどういうことっすか!耐震性とおっぱいにどういう関係があるんすか!

岸田:いや、次の字は「牛」だから、「ええ乳牛」に関してのレポートなんやけどね。

佐藤:どっちにしろ駄目だろ!

岸田:なんや黙って聞いとけば!やけに強気にきよってからに!

佐藤:いや、・・・すいません。

岸田:猫舐めたらあかんぞ!

佐藤:はい・・・。

岸田:にゃー!

佐藤:・・・・・はい・・・。

岸田:かわいいやろ!

佐藤:はい?

岸田:わし、かわいいやろ!

佐藤:えっと、・・・はい、かわいいです・・・。

岸田:キャッツ!

佐藤:なんなんすか・・・。

岸田:キャッツ!

佐藤:どう対応すればいいんですか・・・。何が正解なんすか・・・。

岸田:50万払う。それが正解じゃ!

佐藤:だから無理ですって。大体、猫の貴方が50万を何に使うんですか。

岸田:アホか。50万なんてはした金、すぐに使ってしまうわ!

佐藤:だからなんに使うか言ってくださいよ。じゃないと払えるもんも払えんでしょ。

岸田:うわ、何、その上からくる感じ。親におこずかいをねだるときに決まって言われる、この感じ。

佐藤:猫も親からこずかいもらうんですか。

岸田:例え話やろがい!

佐藤:はぁ。で、なんに使うんですか?

岸田:まず、フリスキーでしょ、猫じゃらしでしょ、あとはねぇ・・・

佐藤:猫目線な使い方だなぁ。

岸田:あとは・・・、ヤクやな・・・。

佐藤:・・・・・またたびですね?

岸田:は〜や〜い〜!気付くの早いよ〜!

佐藤:どれが本当のあなたなんですか・・・。

岸田:まあ、いうならば合法ドラックやね。またたびは。

佐藤:猫にとってはそうなのかもしれないですけどね。

岸田:あれ吸うとな、頭がクラクラしてきてな、トリップしてくんねん。

佐藤:はぁ、そうなんですか。

岸田:あ〜、やばい、またたびのこと考えてたら禁断症状出てくるわ〜。

佐藤:ちょっとやめてくださいよ。

岸田:あ〜、マジやばいわ〜。目の前にまだら模様のでかいカマドウマがおるわ〜。破壊衝動にかられるわ〜。

佐藤:マジ危ないですって!勘弁してくださいよ。

岸田:う〜、キャッツ!キャッツキャッツ!にゃー!

佐藤:なんだよそれ!さっきからキャッツキャッツうるさいよ!

岸田:ハァハァ、危ないところやった・・・。キャッツのおかげや・・・。

佐藤:なんすかキャッツて!

岸田:これはな、ヤクに己の心を乗っ取られないためのおまじないや。

佐藤:さっきからちょいちょいヤクに心を乗っ取られそうになってたってことじゃないですか。

岸田:大丈夫。おっちゃんメンタル面には自信あるほうやんか?

佐藤:いや、聞かれても知らないですから。初対面ですし。
   とりあえずでかい声出すのやめてもらえません?隣のおばちゃんめっちゃ怖いんですから。

岸田:隣のおばちゃん・・・、「猫水の森川」のことか・・・。

佐藤:なんすかその通り名は!

岸田:「猫水の森川」・・・。このあたりでは有名なキャットハンターや。奴の猫水の餌食になった猫は数知れず。

佐藤:あ、やっぱ猫水って嫌なもんなんすね。

岸田:そりゃそうやで。ペットボトル越しに移る自分の顔見た日には精神磨耗起こすで・・・。

佐藤:めっちゃメンタル面弱いじゃないですか!自分の顔見たくらいで精神磨耗起こすってどういうことですか。

岸田:うるさいにゃー!!!

佐藤:いや、あんたのほうがうるせぇって!

岸田:おっちゃんな、声量には自信あんねん。

佐藤:わかったから静かにしてくださいよ・・・。

岸田:聞きたいか、わしの武にゃー伝。

佐藤:(多分、武勇伝って言いたいんだろうけどツッコむのもめんどくせぇ。)

岸田:武にゃー伝!武にゃー伝!武にゃーにゃんにゃんにゃにゃんにゃん!キャッツ!

佐藤:(見ず知らずの人間に去勢されてしまえ。)

岸田:昔バンドでボーカルやっててん。オリコンにも顔出すくらいのバンドやってんけどな。

佐藤:日本の音楽の歴史において、猫がボーカルのバンドなんて存じませんよ。

岸田:知らんかー。最近の若い子はわからんかな、TOM★CATってバンドやねんけどな。

佐藤:知ってる!知ってるけど、決してボーカルはあんたじゃなかったよ!

岸田:アホか。おっちゃんが歌ってんねん。

佐藤:嘘をつけよ!ヴォーカルの子、ちっちゃい女の人だったよ!?

岸田:あいつは建前だけやねんって!あいつの後ろにおっちゃんがおってな。ふられ気分ならRock'n Rollいうてな。

佐藤:信じませんよ、そんなの・・・。

岸田:だからな、音楽雑誌とかに「TOM★CATのヴォーカルは他のヴォーカリストと違い、すね辺りから声がでている」って書かれてなぁ。

佐藤:知らないよ!なんだそのプチ情報!

岸田:Don't stop!Don't stop the music!Don't stop!Don't stop the music!

佐藤:うるせぇって!隣の人起きるって!

岸田:隣のおばちゃん・・・、「猫水の森川」のことか・・・。

佐藤:そうだって!猫水の森川かなんかは知らんけど!

岸田:「猫水の森川」・・・。このあたりでは有名な

佐藤:さっき聞いたから!

岸田:え、言ったっけ?

佐藤:聞いたよ!あっぶねぇ、このままいってたら猫水の森川とTOM★CATの出口のないラビリンスに迷い込むとこだったわ。

岸田:ちっ。

佐藤:もう出てってくださいよ・・・。レポートもぐちゃぐちゃだし。鈴木教授めちゃくちゃ厳しいんすよ・・・?

岸田:え、教授の名前なんて!?

佐藤:なんすか。

岸田:だから教授の名前なんていったか聞いてんねん!

佐藤:鈴木教授ですよ。知り合いですか?

岸田:す、鈴木!鈴!鈴!ちりんちりーん!にゃー!

佐藤:もうなんでもありじゃないですか・・・。出てけよ・・・。

岸田:だから50万払えば出て行くゆうてるやろ!

佐藤:(・・・よくよく考えればさっきから俺は猫相手になにびびってるんだろう・・・。実力行使すれば終わりじゃん。)

岸田:なんや、黙りこくって。金払う気になったか?

(佐藤、窓を開け岸田の腹を抱え持ち上げる)

岸田:ちょ、なんや!暴力はあかんで!?

佐藤:いやいや、ちょっと外に放り投げるだけですから。

岸田:あかんてそんなことしたら!怪我したら50万じゃすまんで!?

佐藤:大丈夫ですよ、あなた猫でしょ?

岸田:いやいや、無理やって!すべての猫が宙返りが得意と思ってるならそれは大きな間違いやで!?

佐藤:そこは持ち前のガッツで何とかしてくださいよ。

岸田:そんなけったいな事言わんと・・・。みてみ?このたるんだ腹。
   おっちゃんな、ジム通ってたんやけど最近腰痛がひどくてな・・・。

佐藤:猫の体は他の脊椎動物と比べてしなやかで曲がりやすいようにできてるし、
   ジム通いしてた猫がいたらとっくにザ・ワイドあたりで特集組まれてますよ。
   そんじゃあ、いちにのさ〜ん!

岸田:ふあああああぁぁぁぁぁぁ・・・・・・

佐藤:ふぅ。やっと邪魔者が消えた。ってもう朝じゃん!大学いかなきゃ!
   レポートは・・・、ええい、出さないよりましだ!あんのくそ猫めぇぇぇ!



翌日、僕は教授になった。

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

488/545いっぱいいっぱい

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●




●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

☆残尿感☆
青西瓜

文章/三匹のかわいい子豚 (6/6)


●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●


どうもありがとうございます。



司会:2戦連続オーバー400! 独自の道を行くユーモアたっぷりの文章世界! 6連勝だ! 青西瓜!


●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

昔々というほど昔ではないですが、便宜上、昔々、

三匹のかわいい子豚が野原にテントを張ったり張らなかったり

チャックを開けたり閉めたりして生活していました。そのくせに仲良くです。

しかし、そんな生活は長く続かないのが物語。

三匹のかわいい子豚の三男、コブ太郎が1人で森へ山菜を収穫しに行ったときのことです。

物語は突然にして必然、大きく動き始めます。

次男のコブ次郎と長男のコブ九郎が草を踏みにじりながら談笑していると、

森のほうからコブ太郎のかわいい大きな声が聞こえてきました。

「狼がきたー!!」

コブ次郎とコブ九郎は冷静に丈夫な家を建てはじめました。

コブ太郎が二匹のいるところへ来た時には既に

コブ次郎の木の家、コブ九郎のワラの家が完成していました。

それを見たコブ太郎は芸術を肌で感じたと、あの頃を振り返る番組で語っていました。

コブ太郎も負けずと、どこかから仕入れてきたレンガの家を建てました。

あの頃を振り返る番組では、その節は本当に申し訳ないと語っていました。

さてさて、それぞれの家に閉じこもる三匹のかわいい子豚。

ワラの家の長男コブ九郎は余ったワラでお尻の違和感がある箇所を拭きながら待機していました。

木の家の次男コブ次郎は木目を見つめながら待機していました。

レンガの家の三男コブ太郎は全身に米ぬかパックをして、美に磨きをかけながら待機していました。

しかし、いつになっても狼が来る気配がありません。

コブ九郎はいつものウエハースジョーク(軽い冗談)だと核心し、外へ出ようとしたその時。

ドンっ、という地響きと共に大きな揺れが起きました。

突然の縦揺れに動揺を隠せないコブ九郎。

あの時にご飯を山ほど食べろと言われても

おかわりを2回くらいしか出来ないと、あの頃を振り返る番組で語っていました。

  余談ですが、コブ次郎はキャラの薄さにより出演依頼が来ず、

  自分も懐かしさに浸ろうとその番組の生放送は木の家で見ていたらしいです。

  それでも三匹のかわいい子豚は仲良しです。うらやましいですね。

コブ九郎は慌てて最も頑丈に作っておいたトイレの中に隠れました。

ぶるぶると震えるコブ九郎の脂肪は地震で揺れているのか、あまりの怖さで震えているのか、

どちらで揺れているのか、それはどうでもいいことです。

その時と同時刻、

なんとコブ次郎とコブ太郎のところにも大きな揺れを感じていたのです。

大きな揺れは1分くらい、それ以降はゆっくりゆっくり揺れが収まり、

最後に大きなガラガラガラっという音と共になくなりました。

なんとか助かったと思い、コブ九郎とコブ次郎は家を出て周りを見渡すと、なんと

コブ太郎のレンガの家だけが潰れているではないでしょうか。

不幸中の幸い、コブ太郎は米ぬかのアレを利用し自力で脱出していました。

コブ九郎とコブ次郎は不幸中の幸いだと言いながら、万歳を2人合わせて2回しました。

そして三匹はとりあえず自分が1番運の悪い子豚だったということを自慢しました。

しかし、当然優勝はコブ太郎でした。それは僅差の勝負でした。

最終的に自分達の話を総合して、揺れがすごかったという結論に至りました。

三匹のかわいい子豚はもう疲れたので、良さそうなところにテントを張って寝ることにしました。

  良さそうなところとは平地のことであり、オアフ島のことではありません。

  確かにオアフ島は素晴らしい場所です。しかし、そういう意味ではないのです。

どこに張ろうかと周りを見渡していると、突然コブ太郎が叫びました。

「狼がきたー!!」

コブ九郎とコブ次郎は互いをチラ見してから、コブ太郎が見ているほうを凝視しました。

しかし、そこにはかわいらしい子犬が一匹いるだけでした。

  そう、もともとあの毛色の狼は絶滅していたのです。

  それに地震大国である日本にレンガの家も自殺行為です。

  物事は焦らずしっかり考えて行動しましょう。

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

430/545いっぱいいっぱい

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●




●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

灯風

コント「ナンパ」 (1/3)


●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●


ゴウ:やっといっぱいいっぱいいっぱいいっぱいいっぱいいっぱいいっぱいいっぱいいっぱいいっぱい杯で勝てましたね。
ナオ:うわ、いっぱいがいっぱい。



司会:自信ネタで第2期終盤、ついにOA! いっぱいの嬉しさ噛みしめる若手のコント! 灯風!


●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

ゴウ:どっかかわいい女いないかな…。おっ、あんなところにかわいいのがいるじゃん。
   ちょっと誘ってみようかな。



ナオ:はぁ〜、俺また面接失敗した…。早く仕事を見つけないと…。
   どっか仕事ないかなぁ…。仕事、仕事…。

ゴウ:ねぇ君。

ナオ:…え?なんですか。

ゴウ:もしかしてさ、行くとこがないんじゃない?

ナオ:ぇ?え、ぁまあ…。見つからなくて…。

ゴウ:それならさ、一緒にどっか行かない?

ナオ:え!…でもいきなりですか?

ゴウ:でも行くところないんでしょ。

ナオ:まあそうなんですけど…。

ゴウ:ならいいじゃん。一緒に行くとこ探してあげるから。

ナオ:え?ほんとですか!?それなら行きます。

ゴウ:ほんと?じゃあ行こ。

(てくてく…)

ナオ:(仕事がなかったところで…ちょうどよかったぁ。)

ゴウ:(この子、すんなり誘いにのってきてくれてよかったなぁ。)

二人:(これはチャンスかも!)

(てくてく…)

ナオ:あの…。どこに行くんですか?

ゴウ:まぁ、とりあえずカフェでも行こっか。

ナオ:カフェ…?大丈夫なのかな…。

ゴウ:え?いや別にメイドカフェとかじゃないから大丈夫だって。

ナオ:当たり前ですよ!そんなとこじゃ恥ずかしいじゃないですか。

ゴウ:いや、行くのは普通のところだから…。

ナオ:それでも…カフェって安すぎないですか?

ゴウ:え?でも安い方がよくない?

ナオ:いやだめですよ!せめて20万円はないと。

ゴウ:それは高すぎでしょ!

ナオ:そうですか?それぐらいはないと足りないですよ。

ゴウ:それじゃどんだけ食べるんだよ!

ナオ:どんだけって、このごろは人より少ないぐらいですよ。

ゴウ:じゃあ余計おかしいって。だいたいカフェってのは300円ぐらいが主流でしょ。

ナオ:それじゃ生きていけませんよ!それなら余計カフェは絶対行きませんよ。

ゴウ:え…そう。じゃあ別なところいこうか。

(てくてく…)

ナオ:(月300円って…いくらなんでもおかしいでしょ…。)

ゴウ:(カフェで20万使うって…いくらなんでもおかしいでしょ…。)

二人:(こいつ大丈夫なのか?)

(てくてく…)

ナオ:次はどこへ…?

ゴウ:じゃあ映画に行こっか。

ナオ:え!?映画ですか!

ゴウ:うんそうだけど。

ナオ:大きくでましたね…。

ゴウ:…え、そうか?

ナオ:はい…。だいだい今からで大丈夫なんですか…。

ゴウ:大丈夫でしょ。今からでも厳しくはないよ。

ナオ:でもかなり厳しいって聞きますけど。

ゴウ:え?そうかな。

ナオ:だって結局これが成功するのは何万人のうちの一人ですよ。

ゴウ:それはないって!すごい人気じゃん。

ナオ:ライバルはたくさんいるんです。たゆまぬ努力が必要なんですよ。

ゴウ:そんなことないって。そこまでしなくても金さえ払えばできるだろ。

ナオ:金さえって…。お金じゃ絶対足りませんよ。

ゴウ:大丈夫って。1000円ちょっと払えばなんとかなるって。

ナオ:それじゃムリですって!それに時間もかかります。すぐにできなきゃダメなんです。

ゴウ:時間って30分ぐらい待てばいいことでしょ。

ナオ:30分!?ありえませんよ。せいぜい5年以上はないと…

ゴウ:そんなに!?それなら別なとこいこ。

(てくてく…)

ナオ:(いきなり映画俳優って…。今からじゃムリだし…。)

ゴウ:(映画見るのにそこまで必死になるか?5年も待てないだろ…。)

二人:(なに考えてんだろ…。)

(てくてく…)

ナオ:じゃあどこいくんですか?時間も無いんですよ…。

ゴウ:そう。なら…ホテル行こう!

ナオ:ホテルですかぁ。

ゴウ:そ、そうだけど。

ナオ:それなら早く言ってくださいよ!

ゴウ:え?ほんとにいい?

ナオ:はい。早く行きましょう!

(てくてく…)

ナオ:(ホテルの仕事なら安定した収入が得られそうだ…。)

ゴウ:(ホテルにすんなり行くなんて…。)

二人:(やりぃ!)

ナオ:(…早くやりたいなぁ…)

ゴウ:(…早くやりたいなぁ…)

ナオ:(あんなこともできるかな…)

ゴウ:(あんなこともできるかな…)

ナオ:(そしたら我慢してたことも…)

ゴウ:(そしてら我慢してたことも…)

ナオ:(ああ!うれしい想像が脳内を駆けめぐる!)

ゴウ:(ああ!やらしい妄想が脳内を駆けめぐる!)

ナオ:(これで暮らしが立つ!)

ゴウ:(もう息子が立つ!)

ナオ:(家賃も入れられるなぁ!)

ゴウ:(※ご想像にお任せします)

二人:(ドキドキするなぁ…)

(てくてく…)

ゴウ:よし、着いた!

ナオ:…ぇ?ここですか?

ゴウ:じゃあ部屋にいこ。

ナオ:いや、ちょっと待って下さいよ!仮にも僕は男ですよ!
   なんでこんなとこに来なきゃいけないんですか!

ゴウ:へ?うそ!君、男?

ナオ:そうですよ!

ゴウ:うそぉ!ずっと女だと思ってた!

ナオ:は?どういうことですか!?

ゴウ:だからずっと君をナンパしてたんだけど。

ナオ:マジで!?うそ!?仕事探してくれてるんじゃなかったんですか!

ゴウ:はぁ〜。マジかよ…。

ナオ:こっちのセリフですよ。

ゴウ:あぁ〜もう男でもいいや!行くぞ!

ナオ:え?いやちょっと待て!だれか〜!


●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

373/545いっぱいいっぱい

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●




●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●


テンバリズム

コント/父親 (3/4)


●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●


とら:奇跡!
戦国:ファイッ!



司会:奇跡は3度と起こらない。 自己最高のオーバー400で3連勝だ! 若手コント師! テンバリズム!


●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

戦:あー暇だなぁ。

と:おい、戦国!父さんとゲームしないか?

戦:え?わーい!やるやるー!なにやる?

と:父さんが作った人生ゲームをしよう。

戦:えっ?父さんが人生ゲームを?何で?

と:今度、会社で人生ゲームを作ることになってな。で、父さんが人生ゲームの内容を考えることになったんだ。そこで、お前にモニターになってもらいたい。

戦:ふーん。ま、いいや。とにかくやろうやろう!

と:よし!じゃあ戦国からでいいぞ。

戦:わかった。・・・ってあれ?父さん、これルーレットないよ?

と:あぁ、この人生ゲームはルーレットを回して進むんじゃないんだ。

戦:へ?じゃあ何で進むの?

と:指の骨を鳴らせた数だけマスを進めるんだ。

戦;すっごい嫌なゲームだよ!やるたびに指が太くなっていくじゃん!

と:目の付け所がシャープだろ?

戦:シャープすぎて僕には理解できないよ!

と:まぁ、そんなことはどうでもいいんだ。ほら、早く鳴らせよ。

戦:もはや拷問だよこれぇ・・・うわー。いまさらだけど、やるやるーなんて言った自分を投げ飛ばしたいよ。

と:・・・・・あのな、戦国。人生はな、後悔したってしょうがないんだ。後ろを振り返っても誰も居ないんだよ。前に進まないと。

戦:うわぁ・・・さむすぎて鳥肌がお空に飛んで行きそうだよ。

と:憎しみは何も生まないんだぞ。人と人は支えあって生きてるんだぞ。夢は見るものではなく、叶えるものなんだぞ。

戦:やかましいよ!綺麗ごと並べないでよ!・・・もういい、わかった。おとなしく鳴らすよ。

(パキっ、ポキっ)

と:2回だな。2マス進めるぞ。

戦:うん。1、2・・・え〜っと、なになに・・・「隕石が自分のところにピンポイントで落ちてくる。1マス戻る。」なんだそれ!?

と:どうした?

戦:どうしたじゃないよ!?なんで隕石降ってきてんのに1マス戻るだけで済んでんだよ!

と:人生こんなことばっかだぞ?

戦:こんなことばっかでたまるか!

と:よぉし、じゃあ次は父さんだ。

(パキっ、ポキっ、パキっ、パキっ)

と:1,2,3,4と・・・「石兵八陣で道に迷う。ここはいったん退きましょう。2マスもどる。」あぁ〜くそぅ。

戦:くそぅじゃねぇよ!時代背景どうなってんの?何で諸葛亮が!?しかもいったん退きましょうって誰の進言だよ!!陸遜か!!

と:次はお前だぞ。

戦:・・・・。

(パキッ、コキっ)

と:2回だな。2マス進めるぞ。

戦:うん・・・1、2・・・え〜っと、・・・「隕石が自分のところにピンポイントで落ちてくる。1マス戻る。」どんだけ降ってくんだよ!

と:人生そんなことばっかだぞ?

戦:だからありえないって!しかも1マス戻るとまた隕石降ってくるし!

と:そこは別名、隕石地獄といってな。

戦:なんでそんなもん作ってんだよ!楽しめないよ!

と:じゃあ次は父さんだな。

(ポキッ、パキッ、パキッ、コキッ、パキッ)

と:1,2,3,4,5、と・・・「間違えてモチを鼻から吸い込む。6マス戻る」あぁ〜。

戦:何と間違えたんだよ!?何で鼻から吸い込んだんだよ!?そして何で隕石より戻るマス多いんだよ!?

と:俺にもさっぱりだ・・・。

戦:何で作った本人がわかんないんだよ!!しかもさっきから戻るマスばっかだし!こんなうしろめたい人生ゲームは嫌だ!

と:まさに人生だな。

戦:お前は息子に何を教えたいんだよ!・・・・・あのさ、もう、こんなゲームやりたくないんだけど・・・。

と:・・・戦国。・・・いいか、男ならな、人生には、やらなきゃいけないときが来るんだ。

戦:うん、それはそうかもしんないけど今がそのときでは無いと思うよ。

と:・・・。

戦:まぁいいや。鳴らすよ。

と:・・・。

(パキッ、ポキッ、パキっ)

戦:2か。1,2,3・・・え〜っと、なになに・・・「突然、女子寮の管理を任されて女子寮に住んでいた6人の美少女たちに勝手に好かれる。」・・・父さん。

と:何だ?

戦:男が誰しも描く妄想をゲーム上で実現しようとするのはやめようよ。

と:・・・いや、これは実際に父さんが体験した実話で

戦:あ、父さんの番だよ。

と:・・・。

(バキッ、ボキっ、ポキッ)

と:3か。1,2,3,・・・「31人の女子生徒が勝手に自分のことを好きになる。」・・・よしっ。

戦:何が「よしっ」だよ。・・・父さん。

と:・・・。

戦:・・・。

と:・・・。

戦:・・・。

と:・・・。

戦:・・・。

と:・・・。

戦:よ、よぉしっ!次は僕の番だっ!!

(パキっ、ポキッ、ボキっ)

戦:1,2,3っと・・・「奥さんができる。」おっ!やっとまともなマスだよ〜。

と:・・・じゃあこの中から選んで。

戦:選ぶ?何があるの?

と:伊藤美咲、長澤まさみ、仲間由紀恵だよ。

戦:おぉ!今が旬の若手女優たちじゃん!じゃあ・・・長澤まさみで。

と:お前じゃ無理だ。

戦:軽く失礼だよ!けど、長澤まさみはもらっていくよ。

と:ま、ゲームだからな。プッ。

戦:さっきのこと根に持ちすぎだよ!腐ってもお前の息子だからな!

と:・・・さて、じゃあ次は父さんだ。ここらでいっきに決めるか。

(バキっ、ボキっ、ポキっ、ゴキっ、ドキっ、ポキっ、パキっ、パキポキゴボキパキポキパキパキパキパキパキパキポキポキポキペキぶちっあぼーん)

と:よし、21マス。ゴール。

戦:大人げないこと、山のごとしだな!!しかも最後何かが削除されたぞ!

と:・・・ふふっ、どうやらこっちも決まっちゃったようだな。・・・粉砕骨折だ。

戦:情けないよ!もう父親として認めたくない!

と:おっと、言い忘れてたがこのゲームは先に粉砕骨折した方が負けなんだ。

戦:そんな過酷なゲームだったの!?正月にワイワイやれるものじゃないよ!

と:・・・じゃあ、約束どおり杏さゆりの写真集はお前にやるよ。

戦:してなかったねそんな約束!杏さゆりは大好きだけどさっ!

と:で、どうだった?このゲーム。大ヒット間違いなしだろ?早速、部長に報告するよ。

戦:クビになるからやめてくれ。

二人:どうもありがとうございました。

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

430/545いっぱいいっぱい

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●


審査結果の詳細はこちら