司会:それでは見事OAを獲得した5組の発表です!








デュアル! 476いっぱいいっぱい 第位 (2/2)

2戦連続の超高得点でTOP合格! 魅せてくれます!


佐々木ヒデタカ 453いっぱいいっぱい 第3位 (2/2)

こちらも2戦連続の高得点! 今回も佐々木先生大活躍!


NIKE 419いっぱいいっぱい 第5位 (5/5)

高い安定感で5連勝! C大会のランキングも押し上げた!


KOYOMI 430いっぱいいっぱい 第4位 (3/4)

短いスパンで今期3勝! 毎回右肩上がりの数値で伸びる得点! 自己最高!


サイドハンド・ボーラーズ 465いっぱいいっぱい 第2位 (3/3)

3戦連続超高得点! 時事ネタ最高3連勝!



それでは勝ちあがった5組のネタをどうぞ!





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デュアル

漫才・ゲームのはなし (2/2)


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渡辺「勝ちましたね」
佐藤「何とかね」
渡辺「ホントになんとかね」
佐藤「予想外にね」



司会:コメントとは裏腹に、またもTOP合格! 今回は、予想外の展開が待ち受けるゲームの話! デュアル!



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佐藤「どうも。デュアルでございますけども」

渡辺「よろしくお願いします。最近は面白いゲームがないですね」

佐藤「そうですかね?」

渡辺「今日は僕が面白いRPGを考えてきました」

佐藤「あら不安。ものっそい不安」

渡辺「大丈夫だよ。すっげぇ面白いの。
   良く出来たからこれを見た宮内庁の方は
   御用達なんかにすればいいと思います」

佐藤「管理人さんには申し訳ないけども宮内庁の方は多分見てないよ」

渡辺「じゃあはじめましょう。
   まずは主人公の名前を決めてね!」

 うたま_

佐藤「何でもう3文字入力済みなんだよ!!
   これじゃ『る』しか思いつかないよ」

渡辺「主人公の名前は『うたまる』でよろしいですね?」

佐藤「他の文字選ぶのも何か腹立つしこれで良いよ」

渡辺「それでは主人公の職種を決めて下さい」

佐藤「あ、自分で決めれるんだ」

渡辺「そうですね。そこがまた楽しいじゃないですか
   下の中から選んでね!!!」

 →ゆうしゃ
  せんし
  そうりょ
  まほうつかい
  さんゆうてい
  しゅんぷうてい
  しょうふくてい
  はやしや
  かつら

佐藤「半分以上噺家じゃねぇかよ!何この無駄なバリエーション。
   まともなのにしよう…。じゃあ…魔法使いで」

渡辺「『うたまる』は経験値が足りないから『かつら』しか選べない!」

佐藤「うすうす感付いてはいたけども!
   『かつら』以外を選んだ自分には若干の罪悪感があったけども!!
   経験値足りないからっていうのもなんか桂一門気悪いだろうよ」

渡辺「まぁ今後経験値が増えれば転職可能ですから」

佐藤「三遊亭歌丸も少し見てみたい気がするからちょっと頑張ろう…」

渡辺「では物語が始まりますよ!ばばーん!!」

 *:おお! いだいなる かつら うたまる よ!

佐藤「『偉大なる勇者』的な解釈でいいのかな?」

 *:わたしは このくにの おう、 えんらく

佐藤「ああ、もうこのゲームの方向性大体見えたよ」

 えんらく:このくには いま まおう ダーンシ のしはいを
      うけつつ あるのだ

佐藤「今度は談志師匠かよ。何だこの無駄に豪華なキャスティング」

 えんらく:まおう を たおしに むかうのだ
      たのむぞ! うたまる!!!
      たびには じゅんびが いるだろう やまだくーん
      うたまる さんに れいのものをー
  やまだ:はい かしこまりましたー

佐藤「予想どおり出たよ。座布団運びの赤い人」

 *:うたまる は ざぶとん を 3まい てにいれた!

佐藤「邪魔だよ!なんで座布団持って魔王倒しに行くんだよ!
   意外とかさばるぞあれは」

渡辺「これが後々役に立つから!すごいからこれ!!
   っていうかこれがないと成立しないから!!」

佐藤「ならいいけどさぁ…持っていくよじゃあ…」

 えんらく:ひとりで たびを するのは つらかろう
      わがくにの ゆうしゅうな へいしを
      3めい おともに するがいい

佐藤「仲間がいると楽だからな!」

 *:こゆうざ が なかまになった!
   こうらく が なかまになった!
   らくたろ が なかまになった!

佐藤「やっぱり笑点メンバーかよ!」

渡辺「すごい腕の良い兵士なんだって!」

佐藤「確かに腕は良いだろうけど!
   噺家4人で魔王のとこ行ってどうすんだよ!
   落語か!寄席か!大喜利か!」

渡辺「んでこっから先冒険に出るわけなんだけども」

佐藤「4人とも結構歳だからなぁ…道中大変そうだ」

渡辺「心配御無用。城下町で装備を整えましょう」

佐藤「ああ、それが良いね。じゃあ武具屋いきましょう」

 *:ここは ぶぐや です
   なにを かいますか?

   →ふつうのせんす  (ぶき)
    ふつうのきもの (よろい)
    おっぱい    (かざり)

佐藤「何この1番下のやつ?!」

渡辺「これは男として1番下を選びましょうよ!!」

佐藤「何だよそれ!まぁいいや…まあ気になるから1個買っておくか。
   『おっぱい』にカーソルを合わせて…ポチッと」

 *:いやん ばかん そこは おちち なの
   あはん ♪

佐藤「こいつ木久蔵師匠かよ!くだらねぇよ!」

渡辺「まぁまぁこういう隠し要素もたくさんありますから」

佐藤「普通隠し要素見つけたら嬉しいけどこれ若干腹立つよ。
   じゃあとりあえず全員分の扇子と着物買って…よし、行こうか」

渡辺「いや、次は道具屋で道具を買い揃えましょう」

佐藤「ああそうか…そっちのほうが良さそうだな。
   じゃあ道具や行こうか」

 *:ここは どうぐや です
   なにを かいますか?

   →らーめん (どく)
    らーめん (どく)
    らーめん (どく)
    らーめん (どく)

佐藤「恐らくこいつも木久蔵師匠じゃねえかよ!!!
   しかも全部毒ってどういうことだよ。
   何かあんまり役に立ちそうにないし…何も買わないで出る」

 *:いやいや おきゃくさま なにも かわないなんて
   ここであったも なにかの えん あそんでいって くんなましー

佐藤「うるせぇよ!何この序盤からの木久蔵ネタオンパレード」

渡辺「もう2個も隠し要素見つけましたよ!!すごいですね!」

佐藤「全然嬉しくねぇよ。もういいや。旅に出よう。出てから考えよう」

渡辺「さあここから壮大な冒険が始まりますよ!」

 (ちゃんらーん!!!)

佐藤「今度はこん平師匠かよ!何このいきなりの『ちゃんらーん』」

渡辺「敵が現れた時にこの音が鳴るんですよ」

佐藤「久々の『ちゃんらーん』をこんなところで聞くとは全く予想してなかったよ」

 *:スライム が あらわれた!
   →たたかう
    にげる

佐藤「あ、そこは普通のモンスターが来るのな。
   噺家だらけでスライムがいささか浮いちゃってるけども。
   もちろん戦うだろ!」

 *:うたまる は どうする?
   →こうげき
    まほう
    どうぐ
    なのる

佐藤「一番下の気になるなぁ…なのる!」

 うたまる:さむい ふゆには うどんも いいが
      わたしは あなたの そばがいい かつら うたまる です

 *:うたまる は うまいこと いった!

佐藤「うるせぇよ!笑点の最初の自己紹介じゃねえか
   これやってなんか意味あんのか?」

渡辺「経験値が増えます」

 *:うたまる は レベル が あがった!

佐藤「あ、戦いの途中とか全然関係なく上がんのな」

 *:わじゅつが 3あがった!
   しぐさが 2あがった!

佐藤「戦いにいらないものばっか上がってる!!
   噺家としては重要な要素ではあるけどさぁ…」

 *:じゅみょうが 3ねん さがった!

佐藤「やめろよ不謹慎な!何でレベル上がってリスク背負ってんだよ。
   次はこゆうざのターンか…どうしようか」

 *:こゆうざ は どうする?
   →こうげき
    まほう
    どうぐ
    なのる

佐藤「あー…じゃあ魔法!」

 *:こゆうざ の まほう
   →じゅげむ

佐藤「落語じゃん!これ長いから唱えてる間にやられるよ!
   あ、そうだ!道具!何か意味あるらしいからな…
   座布団つかおう!えいっ!」

 *:こゆうざ は ざぶとん を スライム につかった!

佐藤「よおし!いけぇこゆうざ!」

 *:スライム は 10まい に いっぽ ちかづいた!

佐藤「意味ねぇじゃん!!何スライム優位に立たせてんだよ」

渡辺「座布団は自分に使わなきゃ…」

佐藤「じゃあ先に言えよ!次はこうらくのターンか?」

 *:こうらく は キャラが たたない!

佐藤「知らねぇよ!確かにあの中じゃキャラ立ってないけど必死に頑張ってんだよ」

 *:らくたろ は どうする?
   →こうげき
    まほう
    どうぐ
    なのる

佐藤「こうらくのターンあれで終わり!?らくたろは…攻撃!」

らくたろ:うたまるさん あんたも さきが ながくないだろう

佐藤「口撃の方かよ!確かに笑点でよく見る光景だけど!」

 *:うたまる は 86 のダメージ!
   うたまる は いきたえた

佐藤「らくたろ強すぎるよ!!」

渡辺「歌丸師匠はいつもこんなにも精神的ダメージを受けていたんだよ…
   胸が痛いだろう?悲しいだろう?」

佐藤「絶対そんなことないよ!あれは演技だろうよ。
   とにかく回復だ!誰か使えないの?」

渡辺「らくたろが使えますよ!!」

佐藤「よしわかった!らくたろ!魔法!」

 *:らくたろ の まほう
   →ザオリク   ベギラマ
    ベギラゴン  ベホマズン
    ベホマ    アバカム
    イオナズン  メガザル

佐藤「らくたろの魔法充実しすぎじゃねぇのか?
   まぁいいや!頼むぞらくたろ!ザオリク!」

 *:らくたろ は ザオリク を となえた!
   しかし しっぱいした!
   らくたろ は ザオリク を となえた!
   しかし しっぱいした!
   らくたろ は ザオリク を となえた!
   しかし しっぱいした!
   らくたろ は ザオリク を となえた!
   しかし しっぱいした!
   らくたろ は ザオリク を となえた!
   しかし しっぱいした!
   らくたろ は ザオリク を となえた!
   しかし しっぱいした!
   らくたろ は ザオリク を となえた!
   しかし しっぱいした!
   らくたろ は ザオリク を となえた!
   しかし しっぱいした!

佐藤「何でだよ!ザオリクって必ず成功するんじゃないの?!」

渡辺「言ったろ?楽太郎師匠と歌丸師匠は仲が悪いんだ…」

 *:らくたろ は ベギラゴン をとなえた!
   うたまる は もえつきた!

佐藤「指示してねぇだろ!何勝手にやってくれてんだよ!」

渡辺「らくたろは2ターンに1回の確率でうたまるにベギラゴン使うように
   プログラムしてあるんだよ」

佐藤「そんなんゲームとして成立しないだろ!
   魔王よりまずらくたろと和解しなきゃゲーム進まないよ…」

渡辺「あ、主人公が死んだのでゲームオーバーです。
   一旦城に戻されます」

 えんらく:おお!うたまるよ!しんでしまうとは なさけない!
      やまだくーん うたまるさん の 1まい もっていきなさい!
  やまだ:はいかしこまりましたー

 *:うたまる は 10まい に いっぽ とおのいた!

佐藤「どんなゲームだこれ!
   最終的に座布団集めるゲームみたいになってんじゃねえかよ」

渡辺「最初に言ったろ?座布団は重要だって。
   10枚になると魔王を倒す旅にご招待!」

佐藤「そこからやっと始まるのかよ!!もういい加減にしろ!」

渡辺「ありがとうございました」

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476/545いっぱいいっぱい

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佐々木ヒデタカ

コント:国語の先生 (2/2)


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ガラガラガラ(ドアを開けるような仕草)
はい、授業始めるぞー。
はい、そこ。席座れー!始めるぞー!



司会:前回を上回った爆笑・佐々木先生の授業が再開だっ! 2連勝! 佐々木ヒデタカ!


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はい。起立。礼。着陸。

今日はこの間やったことわざのテストを返す。

が、今回のテスト、この前の四字熟語のテスト以上に散々だった。

お前ら、ちゃんとやる気あるのか?

1問目はこれ。「鬼の目にも・・・」。

この「・・・」にはいる言葉を書けという問題だが、わざとだろという答えが多すぎる!

たとえば、この答え。「鬼の目にもサンテV40」って、CMのキャッチコピーじゃねぇか!

目薬さしてどうすんだ!そんで、何の意味があるんだ!

それから、「二階から・・・」。こっちのほうが目薬なわけだが。

「二階から飛び降り自殺、16歳の少年1人重傷」って誰だ!

解答どうこう以前に、長すぎだよ!一体何が言いたいんだ!

それから、「二階からセンタリング」ってなんだ!

どんなサッカーコートだ。思いっきり建物がコート内じゃねぇか!

キャプテン翼でもこんなコートねぇよ!

それに、この「馬の耳に・・・」の問題。

「馬の耳に東風」って、混ざっちゃったよ!言いたいことはわかるけど!

意味もなんとなく、通用しそうだけどな。

あと、こんな答えもあった。「馬の耳に楽太郎の小言」。

馬って円楽師匠のことかよ!それに、楽太郎さんの腹黒さが文章ににじみ出てすぎ!

それから、「馬の耳にサンテV40」って、使い方違う!

目薬を耳に入れるな!危ないわ!

あと、「二兎追うものは・・・」。

答えは「二兎追うものは一兎も得ず」だな。

「二兎追うものは狩猟民族」ってこんなことわざあるか!

ウサギ追ってるからって、別に食う以外に目的のやつもいるだろ!

あと、「二兎追うものは欲張り」って誰が書いた!

間違っちゃいないが、何の教訓にもなんないだろ!

それから「猫の手も・・・」。

「猫の手も借りたい」が正解。・・・だがー。

誰だー!「猫の手も左利き」って書いたのは!

どいつの彼だ!どいつの彼が猫で左利きだ!

しかも、「も」ってことは、明らかに他に左利きの奴がいるんじゃねぇか!

それから「猫の手も木から落ちる」って怖いわ!

ホラー映画じゃねぇか!

明らかに、落とされた瞬間に目の前にいるやつは命の危機にさらされかけてるよ!

あと「猫の手が豆鉄砲を食ったよう」ってどんな手だ!

手に表情はないぞー!

この答えを見た瞬間、先生が豆鉄砲を食わされたぞ。

まぁ、見てみたい気がしないわけでもないが・・・

それから「灯台・・・」

お前ら、絶対「灯台下暗し」ってわかってるだろ。

クラス40人中35人が「灯台モト冬樹」って書いてたぞ!

わざとだろ!おい!

そんで、残りの5人は「灯台、京大、阪大」って、「トウダイ」違いじゃねぇか!

あっちは「東大」!天下の名門大学をバカにすんな!

それに「手も足も・・・」。

答えは「手も足も出ない」。簡単だろ?

それを「手も足も体の一部」ってわかってるわ!

一目瞭然だろ!それこそ、手だけがどっか行っちゃったら「猫の手も木から落ちる」状態だろ!

あと「飛んで火に入る・・・」な。

「飛んで火に入る夏の虫」。これも聞いたことあるだろ?

「飛んで火に入る自殺志願者」ってなんて答えだ!

一瞬、びびったぞ!これ、書いたやつは先生に一体何のメッセージを残すつもりだ!

この答えが一番、今回で怖かった!

それから、「飛んで火に入る夏の虫にも五分の魂」って、惜しすぎ!!

余計なもん、多すぎだ!

ちゃんと書いてたら正解だったのに・・・

と、まぁ、今回のテストも散々な結果に終わってしまった。

けどな、いいか!今度のテストは絶対にまじめにやれよ!いいな!

それじゃあ、今日の授業は終わり。

はい、起立!客席に、礼!

ありがとうございました。

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453/545いっぱいいっぱい

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NIKE

漫才「どんぐり」 (5/5)


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N「塔でのオンエア大変嬉しいです!」
I「いっぱい杯といい塔といい、温かいサイトばかりです。」
N「どーぞ!」



司会:長文の塔初代王者が貫禄のOA! C大会をぐっと引き寄せる5連勝! NIKE!


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N「はいどーもー!NIKEです!よろしくお願いします。」
I「お願いします。高校生漫才師NIKEです。」
N「がんばっていきましょうね。」
I「頑張りましょう。愛こそ全てですから。」
N「なに言ってんだ。愛は関係ないけど頑張りましょう。」
I「ねぇ。よろしくお願いします。まあ我々は生きていく中で様々な音楽に出会うじゃないですか。」
N「まあそうですね。いろんな曲聞きますよ。」
I「その中でやっぱりね、思い入れのある曲ってのができてくるんですよ。」
N「うんうん。生きてく上で大切な曲とかね。できてくるでしょう。」
I「ぼくもね、そういう曲があるんですよね。」
N「ほうそれはどんな曲なのか聞きたいねぇ。」
I「聞きたいですか。」
N「聞きたいですよ。」
I「どんぐりころころ。」
N「聞かなければよかった。」
I「なんだよわがままな。」
N「いやだってさ、おかしいじゃん。童謡だよどんぐりころころ。」
I「童謡だと思ってなめてかかったら痛い目見ますよ。ちゃんと思い入れがあるのには理由がありますから。」
N「じゃあ高校2年生がどんぐりころころに思い入れのある理由を教えてくださいよ。」
I「あのね、中3の文化祭でバンド組んで歌ったのよ。」
N「それもおかしいだろがよ!なんでそれを選曲したんだよお前は!」
I「斬新さを求めてね。1曲目1曲目。」
N「オープニングからどんぐりか・・。」
I「ただまあ童謡といえども流れるようなギターサウンドとはじけるドラム・・。」
N「ああそこはちゃんとやるんだ。バンドらしく。」
I「もちろんですよ。あとは優雅な二胡や琵琶の音色。」
N「バンドじゃないな!楽坊だなそれはもう!どんなメンバーなんだよそれは。」
I「あとはまあティッシュ箱に輪ゴム張ったやつとかとか。」
N「いらねーよ!無理やり人を埋め込むなよバンドの中に。」
I「まあ何はともあれそれからどんぐりころころが好きになっちゃって。」
N「あっそう。そうなの。」
I「だからアレですよ、うちの家のモンブランはどんぐりでしたから。」
N「作れねぇよ!聞いたこと無いよどんぐりのモンブランなんて!」
I「あのお母さんの味が忘れられないですね。すっごい苦いの。」
N「だめじゃねえか!デザートに適さないじゃんか。」
I「だからさ、ちょっとここで歌っていい?」
N「どんぐりころころを?・・まあ歌う分にはかまわないですけど。」
I「マジで?さんきゅーあとでどんぐりやるわ。」
N「いやいらないよ。いいから歌ってくださいとっとと。」
I「じゃあいきますね。♪どんぐりころころどんぐりこ〜・・」
N「ちょっと待った。」
I「お、何?」
N「歌詞が違う。」
I「えっ!?」
N「そこね、どんぐりころころ『どんぶりこ』なんですよ。」
I「マジで!?」
N「ええ。そこはお池にはまったときの音ですから。どんぶりこ。」
I「えっじゃあ俺間違った歌詞を歌ってたってこと?文化祭で。」
N「まあそういうことになるんじゃないですか?」
I「・・・・ちょっと山にこもってくるわ。」
N「ショックでかいわ!別にそこまでしなくていいんだよ!」
I「だってマジ泣きそう。歌詞間違えてたってのが。」
N「いいから。じゃあ歌詞直してもう1度歌ってください。」
I「ありがと。なんだっけどんぶりころころだっけ?」
N「いやそこはどんぐりだ!どんぶりころころじゃ話変わってくるだろ。」
I「ころころ以前に割れるしね。はいはいそこはどんぐりと。」
N「そうですよ。さあ歌って。」
I「♪どんぐりころころどんぶらこ〜・・」
N「違う!!だからどんぶらこじゃいよいよ話変わってくるだろが!」
I「あそっか。これじゃあどんぐり太郎が生まれちゃうもんね。」
N「いやわかんねぇけどよそれは。」
I「もしくはドン・ぐり太郎が・・。」
N「分けるな!誰だドン・ぐり太郎って。いいから歌いなおししなさい。」
I「わかりました。♪どんぐりころころどんぶりこ〜。」
N「そうですよ。歌えるじゃないですか。」
I「♪お池にはまってさあ大変。・・でね、バンドでやったときはここでセリフ入れたのよ。」
N「ああ曲の中にセリフを。どんな感じになったんですか?」
I「♪お池にはまってさあ大変。『うわぁなにこれマジウケるんだけど超やばい!』」
N「んっ!?なんだそのセリフ意味わかんないんだけど。」
I「『やばいわこれ超ハマるわマジで!』」
N「いやそのハマるじゃねえよ!!夢中になる方のハマるじゃねえんだよそこは!池に落ちるのハマるだよ。」
I「勉強が手につかなくて♪さあ大変。」
N「どんだけハマってんだよ!たかが池にどんだけハマってんの。」
I「テスト3日前なのに♪さあ大変。」
N「勉強しろ!!何だよそのセリフはよ!池の何に夢中になってんだよそんなに。」
I「♪どじょうがでてきて『ほらお前もやれよマジウケるから!』」
N「誘うな!どじょう巻き込むな!もうセリフいいから続きを歌え!」
I「そんでまあ♪坊ちゃん一緒に遊びましょう〜。ですよね。」
N「いやそうだけどさ、歌詞の意味間違えてるから気をつけて。」
I「でもこんな感じでしたから。セリフ込みで盛り上がったのよ文化祭では。」
N「あっそ。でもさ、2番は?」
I「えっ?」
N「いや2番は歌ってないんですか?」
I「・・・2番あるの?」
N「知らないのかよ!思い入れがある曲じゃねえの?」
I「山にこもってくるわ。」
N「だからいいよ!そこまでしなくていいんだけど、知らないんだ2番。」
I「いやうちは1番をエンドレスリミックスで歌ってたから・・。」
N「ずっと1番歌ってたのか!よく盛り上がれるなそれで。」
I「え、じゃあ2番教えて!」
N「2番は♪どんぐりころころよろこんで〜しばらく一緒に遊んだが〜。」
I「うんうん。」
N「♪やっぱりお山が恋しいと〜泣いてはどじょう困らせた〜。ってかんじですよ。」
I「はぁ〜なんかノスタルジックな。」
N「どんな感想だそれは。ノスタルジックかどうかはわかんねぇけど。」
I「あ、でもちょっと2番気に入らないかな。」
N「あらあらお気に召さない?」
I「♪どんぐりころころよろこんで〜って・・居酒屋じゃん。」
N「いや居酒屋じゃないよ!あのな、枝豆ひとつ。」
両「よろこんで!!」
N「みたいなのじゃねえんだよ!捕らえ方がおかしいだろさっきから。」
I「まあなんにせよちょっとだめだわ2番。受け入れられない。」
N「あっそう。あとね、この曲幻の3番ってのがあるのよ。」
I「なにそれ。」
N「なんか作詞者不明なんだけど、3番として残ってるんですって。」
I「つんく?つんく?」
N「いや、それは絶対違うと思う。あの人ではないと思う。」
I「え、じゃあその3番はどんな歌詞なの?」
N「♪どんぐりころころ泣いてたら〜仲良し子リスが飛んできて〜。」
I「うんうん。」
N「♪落ち葉にくるんでおんぶして〜いそいでお山につれてった〜。」
I「食うんだ。」
N「いや食わねえよ!食うなんて誰も言ってないだろ!」
I「でも大体の場合どんぐりVSリスならリスが食うだろ。」
N「なんだよVSって!だからさ、『仲良し』子リスだから。食べませんよ。」
I「いやいやその仲の良さも最終的に食う為のフェイクだったのかもしれないよ。」
N「何の深読みだ!そんな歌詞じゃないでしょこれ。もっと平和的解決してるはずですよ。」
I「大体1個最大の疑問がある。」
N「何よ?」
I「どじょうが消えた。」
N「そうだけど!!確かにでてこないままだったけど!」
I「どじょう最後困ったまま終わっちゃったから。」
N「そんなとこに目をつけるな!純粋に楽しみなさい童謡を。」
I「しかし2番3番は聞かなきゃよかったかもしれない。」
N「あらあら嫌いになっちゃった。」
I「それなら僕がアレンジしちゃいますよこの歌。そのほうがいい曲できる気がするわ。」
N「あっそう。もうそこまでしちゃうんだ。」
I「だからもう曲名からかえちゃいますよ。」
N「おまえ行動的だね。どんどん先進めちゃうね話を。」
I「新しいタイトルは・・・・『ドンペリごくごく』とかさ。」
N「どんぐりどこいったんだよ!酒じゃん!ドンペリって酒じゃんか。そんなんで歌できるの?」
I「できますよ。ホスト通いの主婦の歌ができます。」
N「またずいぶんと対象年齢も上がっちゃったなあコレ。もともと童謡だったのに。」
I「ちょっと歌いますね。♪ドンペリごくごくドンペリこ〜。」
N「なんだよドンペリこってのは。」
I「♪ミチルにはまってさあ大変。」
N「ああこの人ホストですね。ミチルって人。」
I「♪夫が出てきてこんにちは〜。」
N「あ、店に来た!お父さん怒って店に来ましたね。」
I「♪母さんとっとと帰りましょう〜。」
N「連れ戻しにきたんですね。」
I「2番は家での話。♪ドンペリごくごく父さんと〜しばらく一緒に暮らしたが〜。」
N「ああ自粛しましたねホスト通い。」
I「♪やっぱりミチルが恋しいと〜ナイフで夫、殺された〜。」
N「怖えぇ!!怖い!!ホスト行きたいからって夫殺すんじゃねえよババア!」
I「さあさあ盛り上がってきましたよ。」
N「盛り上がる方向性がおかしいんだよ!サスペンスじゃんかもうこの歌!」
I「さあ舞台はホストに戻って3番。♪ドンペリごくごく飲んでたら〜ミチルの意識が飛んできて〜。」
N「ん?ミチルが気失ったみたいですね。」
I「♪毛布にくるんでおんぶして〜いそいで家に連れてった〜!」
N「誘拐じゃねぇかよ!!何だよその最悪な女!夫殺すわホスト連れ帰るわ!」
I「ちなみにミチルのドンペリに薬入れたのもこの女。」
N「完全犯罪じゃねえかよ!どんぐりころころの原型ないだろもう!」
I「いやいやすごい良い新曲ができましたよ。」
N「どこがだよ!こんな愛憎ドラマ作りやがって!」
I「コレ高校の文化祭でも歌いますから。」
N「いい加減にしろ。」

両「ありがとうございました!」


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419/545いっぱいいっぱい

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KOYOMI

コント/エレベーターガール (3/4)


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睦月「よかった、受かったね。」
如月「私たちのデビューネタです。どうぞ。」



司会:デビューネタの改訂版で自己最高! 乗りに乗ってきた彼女達のコントの世界! KOYOMI!


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睦月「本日は暦デパートへお越しいただき、真にありがとうございます。1階で御座います。」

如月「すいません。乗ります。」

睦月「お客様、何階でございますか?」

如月「4階でお願いします。」

睦月「4階ですね。今ならサービスで3階もつけましょうか?」

如月「3階が付いてくる状況が想像出来ない。そもそもサービスになってない。」

睦月「じゃあ4階の3割引で。」

如月「階をどうやって割り引くの!」

睦月「もちろん、売り場面積を3割引と。」

如月「そこを引かない。」

睦月「3割というコトで、ゴム手袋売り場がちょうど3割なので引かせて頂きます。」

如月「あ〜大して支障がなくてよかった・・・って何その需要がなさそうな売り場は。そんなのが売り場の3割を占めてる光景を想像したくない。」

睦月「あ、チナミに3階一帯はゴム長靴売り場となっています。」

如月「またゴム製品!?まぁ、絶対3階には降りないようにしよう。吐き気を催しそうだから。」

睦月「そして、1階では消しゴムと。」

如月「若干ゴムから遠ざかったような遠ざかってないような・・・。とにかく、どうやらゴム製品専門っていうアウトローなデパートに入っちゃったみたいね・・・。」

睦月「え?お客様、一週間分のゴム製品をお買い求めにいらっしゃったんじゃないんですか?」

如月「私の人生でゴム製品にソコまで重きを置いてないから。私は4階の衣料品売り場に行きたいだけ。」

睦月「あ、ウチの洋服はヤメた方がいいですよ。」

如月「・・・ソレって、店員が言っちゃいけない言葉の内、堂々の1位だと思うよ・・・。」

睦月「でも、ホントに値段がおかしいんですよ。」

如月「おかしい?」

睦月「大体1000円あれば、今はやりのファッションが大体揃いますから。」

如月「うん、確かに値段はおかしいけども、私には思ってもいなかったビッグチャンスだったよ。是非とも4階に行かないと。」

睦月「・・・えっと、4階ってここから上ですよね?」

如月「・・・当たり前でしょ。アンタ頭が悪いだけじゃなくて常識までもがないの?よくそんなんでこの仕事勤まるね。」

睦月「・・・はいはい。上へ・・・。」

如月「最初っから素直に行けばいいのに・・・。」

睦月「向かって回転します。」

如月「あれ?ココは何ランドだっけ!?仮に回ったらこれエレベーターじゃなくて、ちょっとした絶叫マシンだよ!」

睦月「コーヒーカップの方がお好みで?」

如月「そういう問題じゃない。第一、コーヒーカップだったら回るだけでこの場から進まないから。」

睦月「じゃあ素直に上に行きます。」

如月「なんか『素直』にってのが引っかかるんですが。」

睦月「・・・360度のひねりを加えながら。」

如月「何その体操みたいな技は。アンタの育った環境を見てみたい。」

睦月「1981年1月生まれ。身長が・・・。」

如月「こういう質問にはバカだけにバカ正直に答えるんだ。・・・ってそんなコトはどうでもいいから上行って。ちゃんと自分の職務を全うしなさいよ。」

睦月「チーン 2階で御座います。
    ・・・・・・チーン 3階で御座います。
    ・・・・・・チーン 3.14階で御座います。」

如月「・・・『素直』にいくって行ったのは誰だったっけ?階数に小数点入ったらおかしいでしょ!?しかも円周率だし。」

睦月「通称『パイ階』です。」

如月「そんな奇妙な情報いらない。ってかさぁ、どんな状態なのよ、今。」

睦月「え?今ドアを開けると、ちょうど目線の高さぐらいに4階の床が・・・。」

如月「待って待って待って!」

睦月「はいはいはい?」

如月「アンタまで3回言わなくていいから。で、なに?そのスキマからSASUKEのごとく潜り込めっていうの?」

睦月「いや、女性ですからKUNOICHIですよ。」

如月「ドッチだっていいよそんなの・・・。私をおちょくって楽しい?」

睦月「別におちょくってないですよ!!!」

如月「うわっ、ビックリしたぁ・・・。アンタのキレるポイントが分からないよ。」

睦月「どうも。」

如月「コレが褒め言葉に聞こえるの?あ〜、1回アンタの脳内を探検してみたい。」

睦月「お待たせしました。4階で御座いま・・・キャ!(ドアを閉める)」

如月「どうしたの?」

睦月「・・・今・・・。」

如月「・・・うん。」

睦月「向こうに・・・・・・。」

如月「うん。」

睦月「憧れの先パイがいて、目が合っちゃったぁ!」

如月「・・・・・・あのぉ・・・アンタ何歳?」

睦月「24ですけど?」

如月「・・・その歳でラブコメ気取り?」

睦月「恋愛に歳は関係ないっていうじゃないですか。」

如月「・・・いくらなんでも20代で80年代の恋愛を夢見てるのはイタイよ。」

睦月「・・・・・・いくらなんでも言いすぎですよ・・・。」

如月「・・・はい?」

睦月「なんで初対面の人に自分の理想をブチ壊されなきゃいけないんですか・・・。」

如月「あ〜、ゴメン。今のは私が悪かった。」

睦月「いえいえ、私も取り乱しました。」

如月「いや、今のはプライベートな話題にツッコんだ私が一方的に悪い。うん。」

睦月「そうですか・・・。」

如月「そう。」

睦月「ソコまで謝って頂けるとは・・・。訴えようと思ってましたがヤメます。」

如月「うわ・・・、謝ってよかった・・・。アブない所だったんだ・・・。」

睦月「とにかく、私はもうドアを開く勇気がありません・・・。」

如月「じゃあ、どうするっていうのよ。」

睦月「お手数ですが、次の階で降りていただけないでしょうか?」

如月「・・・アンタ、丁寧な口調でものスゴいコト言ってるよ?」

睦月「どっちにしろこのままじゃ一生コトは進展しませんよ!」

如月「その言葉、そのままそっくりアンタの恋愛に返すよ。」

睦月「だって・・・だって・・・。」

如月「何?」

睦月「・・・・・・先輩、妻子持ち。」

如月「・・・さっきの発言撤回しま〜す。」

睦月「どうぞ〜。」

如月「さっきアレだけ怒っておいて、自分で『どうぞ』って・・・。」

睦月「チーン ごかいです。」

如月「・・・じゃあ、私はココで降りればいいのね。まったく、意味なく疲れたよ・・・。」

睦月「違いますよ。『5階』じゃなくて『誤解』ですよ〜。」

如月「活字じゃないと分からないボケはしない!」

睦月「かつじ?」

如月「あぁ・・・バカなんだったっけ・・・。気にしないで・・・。とにかく、5階行って。」

睦月「今着きました。」

如月「なんか適当じゃない?」

睦月「そんなコトないですよ。」

如月「もう、この際なんでもいいよ・・・。じゃあ、さよなら。」

睦月「5階、猛獣ゾーンです。」

如月「・・・ココってデパートでいいんだよね?何この不可思議なエリア?」

睦月「エリアじゃなくてゾーンです。」

如月「論点はソコじゃない!」

睦月「で、降りないんですか?」

如月「そんな身の危険を感じる所で降りる気にはなれないよ。」

睦月「ソコはムツゴロウさんがなんとかしてくれますよ。」

如月「ムツゴロウさんいるの!?自分の王国へ帰れ!」

睦月「ムツゴロウさんがダメとなると・・・、6階で降ります?」

如月「・・・もう目的が「4階で降りること」から「この空間から今すぐ帰りたい」になってきたよ・・・。うん、6階行って。」

睦月「チーン 6階です。」

如月「・・・・・・・・・・・・。」

睦月「・・・・・・・・・・・・。」

如月「何?早くドア開けてよ。」

睦月「お客様・・・タイヘンです。」

如月「・・・今度は何・・・?」

睦月「そういえば、当デパートは5階建てです・・・。」

如月「じゃあココどこ!?」

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サイドハンド・ボーラーズ

漫才:交通情報 (3/3)


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おか:よく勝てたもんですね、たぶん負けるだろうって最初に言ったのに・・・
あべ:みなさんのおかけです。どうぞ!



司会:3戦全勝! 毎回、高い安定感を誇る爆笑の渦を巻き起こす漫才! サイドハンド・ボーラーズ!


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おか:はいどうも、よろしくお願いしま〜す。

あべ:よろしくお願いします。

おか:しかし思うんですけど、休みの日はやっぱりラジオを聴きながらのんびりするのが一番ですね。

あべ:あ〜、確かに休日にラジオで音楽を聴いたりなんかするとくつろげますね。

おか:えっ、音楽を聴く? 古いですね〜、今の時代は1620KHZ、交通情報を聴くのが旬じゃないですか。

あべ:いや、そんなの聞いたことないよ! またお前の周りだけとんだ異常気象だな!

おか:でも一度聴いてみると楽しいものですよ、特にあのアナウンサーの女の人の鼻声風味な声を聴くと思わず胸がときめく・・・

あべ:お前はどこの鼻声マニアなんだよ! 楽しいとかいう感覚が分からないよ・・・

おか:それが最近の交通情報は聴いてて楽しいんですよ、じゃあ俺がここで放送内容を再現しますから聞いてみてくださいね。

あべ:またいったいどんな内容なんだ?

おか:「こちら、1620KHZ、交通情報でございます。
   まず、高速道路の情報ですが、事故のニュースが入ってきております。
   中央道、大月付近にて玉突き事故が発生いたしました。」

あべ:まぁ、そりゃ交通情報っていったらこんな感じでしょうね・・・

おか:「事故の原因は、家族でドライブに出かけ車を運転していた山口 武さん(35歳)に対し、
   その車の後部座席に座っていたゆうすけくん(7歳)が頭突きをかましてきたためとみられています。」

あべ:玉突き事故ならぬ頭突き事故かよ! 確かに小さい子はそんなことするけど!

おか:「この事故により、中央道は大月インター付近を先頭に20km渋滞しています。
   みなさんも運転の際は、石頭注意を心掛けましょう。」

あべ:落石注意はあっても石頭注意はありえないだろ!

おか:「続いては工事の情報です。東名高速は工事の影響で、海老名サービスエリアを先頭に3km渋滞しております。」

あべ:まぁ確かにこういう工事渋滞の情報もありますけど・・・

おか:「さらには、海老名サービスエリアの女子トイレの洗面所付近、おばちゃん達の顔の塗装工事の影響で約5m渋滞しております。」

あべ:そんな工事情報とかいらないよ! 別におばちゃんの化粧シーンに興味はないし!

おか:「現場では、塗装がはがれるなどという事故も起こっており、通行の際には十分注意して進みましょう。」

あべ:確かに視覚的にヤバいのを見てしまうかもしれないけど!

おか:「続いては、トンネル崩落の情報が入っています。」

あべ:また大事故のニュースが入ってるんだな・・・

おか:「今日の朝8時ごろ、埼玉県・入間市内にて、モグラが掘ったトンネルが崩落するという事故が発生しました。」

あべ:それってモグラの話だったのかよ! つーかそんなモグラさんの交通情報とかいらないから!

おか:「原因を調査したところ、近所の住人の証言によると、近くに住んでいる小学生の
   山口ゆうすけくん(7歳)が、トンネルの中に大量の水を入れたことが原因と思われます。」

あべ:それさっきの頭突きの子じゃないか! つーかそんないたずらっ子の話はもういいよ!

おか:「・・・と、ここで、衝突事故のニュースが入ってきました。」

あべ:今度は緊急ニュースですか・・・

おか:「今日の昼1時ごろ、埼玉県・所沢市内の公園にて、アリさんとアリさんがごっつんこする事故が発生しました。」

あべ:それ童謡じゃないか! だからアリさんの交通情報もいらないから!

おか:「現場は今でも、そのアリさんたちによる「あっちむいてちょんちょん・・・」などといった
   ワケの分からない口論が続いております。」

あべ:だからそれは童謡の話なんだよ!

おか:「続いては、電車の情報です。」

あべ:今度は電車かよ・・・

おか:「今日朝10時ごろ、千葉県の浦安幼稚園付近にて、園児約10人たちを乗せた電車ごっこが脱線するという事故が発生しました。」

あべ:電車ごっこの情報もいらないよ! どうせ幼稚園の庭でちょっとコケた程度だろ!

おか:「この事故によるわき見渋滞などの影響で、周辺の電車やバスにも大幅な遅れが出ております。」

あべ:なんでそんなのでわき見渋滞が起こるんだよ!?

おか:「遅れをとり戻すために、バスは150kmにて運転、電車は200kmにて運転しております。」

あべ:ありえないだろ! そっちの方が大事故につながるよ・・・

おか:「さらにはどさくさにまぎれて東京ディズニーランドのエレクトリカルパレードも現在100kmにて運転しております。」

あべ:どさくさにまぎれるにも限度があるだろ! 子供何人かは確実にひかれてるよ!

おか:「続いては、タイムパトロール隊の情報です。」

あべ:またいったい何だよそれ!? SFの世界の交通情報とか意味あるのか!?

おか:「今日の昼12時ごろ、東京都付近の時空間にて乱気流が発生いたしました。」

あべ:それ本当なのかよ!? つーかこれ聴いてるタイムパトロール関係者っているのか!?

おか:「危険につき、現在東京都付近では、壁や手すりや防護柵が一切存在しない、
   通称「ドラえもん型タイムマシン」の航行が禁止されております。」

あべ:確かにあのタイムマシンは持つとこなくて危ないなぁとか思ってたけど!

おか:まぁこんな感じで・・・ どうですか? やっぱり交通情報は楽しいですよね。

あべ:もうワケ分からないよ! いいかげんにしろ。

2人:どうも、ありがとうございました。

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