司会：それでは見事ＯＡを獲得した５組の発表です！
グリンサダーズ！ ３２７いっぱいいっぱい 第５位 （１／１）
お見事初挑戦初ＯＡ！
２０ｔｈ Ｃｅｎｔｕｒｙ Ｂｏｙｓ！ ３７３いっぱいいっぱい 第４位 （１／２）
前回の敗戦をリベンジ！ 本領発揮！
言霊連盟！ ４３０いっぱいいっぱい 第２位 （３／３）
ストレートの３連勝！ 全て高い水準での安定感ＯＡ！
エイジアンエイジアン！ ４１９いっぱいいっぱい 第３位 （６／８）
連勝再開！ オーバー４００で得点を伸ばした！
八重霞！ ４４２いっぱいいっぱい 第１位 （３／３）
ついに来た！ ＴＯＰ合格＆初のオーバー４００で３連勝だ！
それでは勝ちあがった５組のネタをどうぞ！
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グリンサダーズ
漫才 高校野球 （１／１）
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森内：うわっ！
久保：正直びっくりです。
森内：・・・どうぞ！
司会：本人びっくりながら初挑戦を初ＯＡで飾ったぞ！ 濃密な掛け合い漫才！ グリンサダーズ！
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森内：グリンサダーズです。
久保：宜しくお願いします。
森内：いやもう高校生やで。
久保：やね。
森内：まぁ高校言うたら僕昔から高校野球好きなんですけどね。
もう時代も変わっとるんやからちょいちょい変えてっていいと思うんですよ。
久保：高校野球を変える？
森内：例えば試合に負けたら砂もって帰るでしょ？
久保：もって帰るね。あれは定番ですよ。
森内：あんなん地味やん！
久保：そうでもないでぇ感動のシーンや。
森内：地味やで泣きながら土掻き集めてるんやもん産卵中の亀やで！
久保：いや違う！ あれ亀は土をかけてんねん！ 一緒にすな！
森内：なんやコンタクト落としたんかみたいな。
久保：激しく探しすぎやろ！ぐわぁーなってるやろ！
森内：まぁ地味やからもっと派手に色んなもんもってかえらな！
久保：何を？
森内：壁のツタ引っこ抜くくらいせな！
久保：いやあかんあかん！あれシンボルやシンボル！
森内：えいっ！
久保：抜くな抜くな！
森内：やった金本や！
久保：なんで！？なんで選手ついてきたん？
森内：おーいベースあと２枚やぞ！
久保：いやベースはあかーん！持ってくなー試合できへん！
森内：ちょっと二塁ベース一塁に近づけとこ。
久保：赤星助けるな裏で！
森内：よいっしょ！ さーどいてどいて！長いからなー。
久保：ん？なんや？
森内：レフトポール。
久保：持てるか！ 今岡のホームランの判別がややこしくなるわ！
森内：そこはお前関本やろ！
久保：知らんわ！ さじ加減じゃお前の！
森内：おーい！あと余ってるん井川だけやぞ！
久保：選手も持って帰るんかい！ てかなんで選手おるねん。
森内：ねーこうしたら派手やんか。
久保：派手どうこうちゃうやん。盗難やん！
森内：あと応援もどやねんと。
久保：応援？ あー例えば広島の学校やとしゃもじ叩きながら応援したりな。
森内：北海道の学校やと白い恋人をパリパリしてみたり
久保：食ってるだけやないか！
森内：茨城は納豆ぐわぁーかき混ぜてみたり
久保：音せんやろ！
森内：ネーチャネチャネチャネチャ。
久保：気持ち悪いわ！
森内：試合終わる頃には糸で豆見えへんからね。
久保：どんだけ混ぜてん茨城。
森内：青森ん時はボールリンゴやで。
久保：いや応援関係ないやん！
森内：お前相手愛媛やってみぃリンゴ対ミカン見えるねんで。見たいやろ！
久保：見たないよ別に！ てか果物でやったらバットで潰れてべちゃべちゃやん。
森内：お前その前に歪なボールを投げさせられるピッチャーの心配したれよ！
久保：いや知らん！
森内：あんな変なスライドかかるボール投げさせられるピッチャーの心配したれ！
久保：お前の提案やろ果物投げる言うのは！
森内：あかんか？
久保：あかんよ。お前の提案ダメ！
森内：じゃあもうええ。 下柳持って帰る！
久保：もうええわ。
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２０ｔｈ Ｃｅｎｔｕｒｙ Ｂｏｙｓ
（漫才）オマセ白書 （１／２）
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犬山：やりました！
遠藤：懇親の漫才を観てちょ！
岡本：このネタが、やがて２０ＣＢの次なるネタの原点になろうとは、まだ誰も知る由もなかった
犬山：多分ない
司会：ここからが彼ら３人の幕開けだ！ 早々リベンジ！ 心地よい漫才！ ２０ｔｈ Ｃｅｎｔｕｒｙ Ｂｏｙｓ！
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犬山：犬山です！
岡本：岡本です！
遠藤：遠藤です！
犬山・岡本・遠藤：いくぞーーーー！！！！３！２！１！
２０ＣＢ！２０ＣＢ！
遠藤：いやーなんともベタな自己紹介！
犬山：まあ、なかなかでしたね
遠藤：お前はなかなかじゃないけどな
犬山：そ・・・それどういうこと！！？？
遠藤：なかなかじゃなくて、最高だってことさ
犬山：ポ・・・
岡本：お前らキモいよ。てかさあ、彼女ほしいよ〜
遠藤：衝撃の出逢いがほしいな。漫画みたいな
犬山：図書館で同じ本をとろうとして、手と手が重なって「あ・・・」みたいなね
遠藤：カラオケで同じ曲入れちゃって、「あ・・・」みたいなね
犬山：ないない。それロマンのかけらもないだろ。
岡本：狭いところで前から来た人をよけようとしたら、
前の人も同じ方によけて、「あっ…あっ…」みたいなね
犬山：それ気まずいだけじゃねえか。ませすぎだろ
遠藤：そういえば俺ら、若いころませてたもんな〜
犬山：あら
岡本：男なんて皆ませてるよ。言っとくけど。
犬山：何だお前まで。そんなもんか？
遠藤：歴史に名を残すような男なんて皆ませてますよ。
犬山：歴史上の偉人まで？たとえば誰よ。
岡本：誰だろうな。織田信長とかませてたね
犬山：・・・まあ、ませてそうだけどさ。どんなところがませてたのよ
遠藤：「泣かぬなら 泣いてもいいよ 今夜くらい」
犬山：ませてるな〜。でも教科書に載せたくないよな。
遠藤：ちなみにこれ、掛けてるからね。
犬山：・・・どういうこと？
遠藤：つまり、「泣かぬなら 泣いてもいいよ 今夜ＣＲＹ…」だから
犬山：うますぎる！戦国時代なのに横文字！てか秀吉とかもあんのか？
岡本：確か秀吉はね顔があまりハンサムじゃないから、その分やさしさがあるんだよな
犬山：ほうほう
遠藤：「泣かぬなら せめてお前に 寄り添って・・・」
犬山：やさしいな！やっぱり天下とるだけのことはあるな！家康とかはどうなの！？
岡本：「あいつには 優しい笑顔 みせるのに」
犬山：嫉妬してる！可哀想！ここは我慢だ！耐えろ！家康！
遠藤：「お前とは 今日もベッドで 花いちもんめ」 明智ミツヒデ
犬山：何だよこの詩。
遠藤：明智さんって手エ出すの早いんだよな。いっつも行動が先走っちゃう。
犬山：他は？松尾芭蕉とかもませてたの？
岡本：あれはオマセの極地
犬山：マジでマジで！？たとえば？
遠藤：「若肌や はじく水滴 水の音」
犬山：いやらしい！！！てかもう歴史上の人物はいいや。イメージ変わっちゃう。
お前らはどうなのよ。お前らはませてなかったのか？
遠藤：ませてたなー。俺らは遊びがませてたな。
犬山：たとえばどんな
岡本：野球拳とかませてたよ
犬山：野球拳？あれってませてるとかあるの？
岡本：一般のルールって「負けたら服を脱いでいく」ゲームじゃん
犬山：うん
岡本：俺らは、負けたらその人の心の重荷を脱いでゆくゲームだから
犬山：はあ？なんだよそれ。どうやるの？
遠藤：やきゅうーすーるなら。こういう具合にしやさんせ。アウト、セーフ、よよいのよいチョキ！
犬山：パー。まけちゃったよ。
遠藤：よく負けたって言ってくれた！！！
犬山：え？
遠藤：本当の敗者は・・・負けをぼかすヤツだから・・・
犬山：よくわかんねえ〜〜〜。
岡本：「かくれんぼ」もませてたね
犬山：どういうこと？
遠藤：ふつうだったら「もういいかい？」「まあだだよ」「もういいかい」「もういいよ」じゃん？
犬山：うんうん
遠藤：俺らのかくれんぼ、やるよ？
岡本：もう〜いいかい？
遠藤：まあだだよ
岡本：もう〜いいかい？
遠藤：まあだだよ
岡本：もう〜いいかい？
遠藤：まあだだよ
岡本：ねえ、まだあ〜〜？
遠藤：……もう〜いいよ
岡本：（クルッ） うわ！そこにいたの？隠れろよ
遠藤：あのさ、俺たち…もうそろそろ…付き合わない？
岡本：もう〜いいよ……。
犬山：なわけねーだろ！話はちょっと変わるけど最近はやっぱりモテる男の
条件の一つに学力ってのはあるよな
遠藤：あるある。医者ってだけで合コンでモテモテだよ
犬山：そうそう。あと飛行機で突如妊婦が産気づいちゃって妊娠寸前！「お医者様はいませんかお医者様！」って
呼びかけたら外国人医師が「Ｙｅｓ． Ｉ’ｍ ｄｏｃｔｏｒ．」
遠藤：カッコイイネーー！！！
俺らもやりたいねー！！！！
「彼氏に捨てられた！飛び降りて死んでやるーーー！！」
「早まるな君！誰か！誰か来て！！！」そして俺らが来て
「Ｗｅ’ｒｅ Ｃｏｍｅｄｉａｎ！」
犬山：ならないならない
遠藤：でも飛行機で「Ｉ’ｍ ｄｏｃｔｏｒ．」はいいよね。そこでもう妊娠させちゃうんだよ。病院まで間に合わないから
犬山：おおすごいな。例えばお笑い芸人だったら、ネタ中に産気づいちゃって…
なんてあるかもしれないよね
「う、うまれるーーーーーー！！！！」
遠藤：おいおい、マジかよ！お前女だったのか？この会場に医者いるかな〜
犬山：馬鹿ちげえよ！コントだコント！コントに入ろうとしたんじゃねえか！
犬山：う・・・うまれる〜〜！
遠藤：誰か！この会場の中にお医者様は！？
ホスピタル：Ｉ’ｍ ｄｏｃｔｏｒ．
犬山：お前か！お前ＨＮじゃないのか！てか医者じゃなくて本体じゃねえか！審査しててください！
痛い痛い痛い痛い！！！うまれるーーーーーー！！！
岡本：まじかよ。誰か！お客さんの中にお医者様はいませんか！？
遠藤：Ｉ’ｍ ｄｏｃｔｏｒ．
岡本：犬山喜べ、お医者さんの遠藤さんだ。
遠藤：もうすぐ生まれますよ。
岡本：ちゃんとシチューはフーフーしてから食べなさい
犬山：ヒーヒーフー！
ってこれはそういうヤツじゃねえ！
ああ、痛い痛い痛い痛い！
遠藤：昨日オール明けでねみいよ〜
犬山：助けろ！！！！！！！バイト前の学生か！
遠藤：お、頭出てますよ。
犬山：マジですか！？
遠藤：で…出た〜！！！
岡本：やった〜〜〜！！
（スタスタスタスタ）
犬山：あ・・・
遠藤：立って歩いてる
三人：う〜ん、おそまつ！
ありがとうございました！
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言霊連盟
漫才/荒れる若者/ホームドラマ （３／３）
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栃城：絶対にこのネタのオチを人に言わないでください！ だってこのネタのオチって……。
槍沢：いやお前が率先してばらしてどうする！
栃城：どうぞ。
槍沢：あ、どうぞ。
司会：全てオーバー４００で楽々３連勝！ 今回の漫才はオチに注目！？ 言霊連盟！
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槍沢：はいどうも言霊連盟です。
栃城：よろしくお願いします。
槍沢：はじめに自己紹介しますと僕がツッコミ担当槍沢雑で。
栃城：最近たまにはまりましたボケ担当栃城光策です。
槍沢：そんな個人情報いらないから。
栃城：ここで一曲たまの曲歌っていい？
槍沢：いいわけないでしょ！ 漫才やるんだって舞台に上がってるんですから。
ちゃんと責任もって漫才やりましょう。
栃城：じゃあ、わかったたまの曲は心の中で歌うことにしてちゃんと漫才やるよ。
槍沢：たまの曲を心に描きながらする漫才のどこがちゃんとしてるんですか。
しっかりしてくださいよ。僕らももう20歳なんですよ。
栃城：そうなんですよね僕が86年の3月生まれで。
槍沢：僕が86年の1月生まれで二人とも20歳になるんですよ。
だからこの前二人ともそれぞれの地元の成人式に出たんですよ。
栃城：僕はしっかり荒らしてきましたよ。
槍沢：なにしてくれてるんだよ！
栃城：だって荒れる成人式っていうのは年はじめの定番ですから。
槍沢：勝手に風物詩にするなよ！
……あれ？ でもお前の地元の成人式が荒れたって聴いたことないぞ。一体どんな風に荒らしたんだよ。
栃城：市長の祝辞中に携帯電話を……。
槍沢：ああ、携帯電話のマナー違反はたしかに迷惑ですね。あなたそんなことやったんですか。
栃城：携帯電話を会場の隅にあったコンセントを使って充電した。
槍沢：地味だなずいぶんと！ 式になんの影響も無いよ！ ただ会場側がいくらか損したってだけで。
栃城：こういった感じに荒らしましたよ。
槍沢：そんなの荒らしたうちに入らないよ。荒れる成人式って言ったら何年か前もあったじゃん、
祝辞を述べに来た市長をハゲ呼ばわりしたりとかさ。そういったのを指すんですよ。
栃城：あったねそんな事件。その時ハゲ呼ばわりされた市長は怒りで髪をかきむしったらしいね。
槍沢：余計髪の毛抜けちゃうよ。大事にしとこうよそこは。
栃城：市長はカンカンに怒っていたけれど、一緒にいた市の職員はすっきりしたーって思ったらしいね。
槍沢：思わないよ。
栃城：前々から気になってたんだよ。
槍沢：だからって職員もすっきりとは思わないよ。
栃城：若いっていいな……。私もあの頃に戻りたい。
槍沢：そんなことでしみじみ思われても。
栃城：あと昔あったのが、前にスピーチした議員の話が長いといって新成人代表がスピーチをボイコットしたり。
槍沢：そんなこともあったね。
栃城：言ってることは正しいと思うけれどやり方がまずかったね。
槍沢：そうだね。
栃城：あのさ、さっきスピーチした人の話長いんだよ。俺達を祝ってるって言うより選挙で自分に入れてもらうために喋りに来たようにしか見えないんだよね。
大体なんで偉い人って無駄に話長いの？ 小学校の時の校長もそうだったよ。毎週毎週朝礼の時の挨拶がウダウダウダウダ長くてさ、
何人も貧血で倒れてるのにちっともやめねえんだよ。友達のシゲルってやつも毎週倒れてさ。ま確かにシゲルも体強い方じゃなかったよ。
陸上ではいつも最下位だったし。あ、でもシゲルのやつ絵は上手くて一度都のコンクールで優勝したことあってさ、あんときは盛り上がったなー。
で、シゲルで思い出したんだけどさ……
槍沢：お前の話が長えよ！ 誰だよシゲルって！！
栃城：あそこにいます。
槍沢：そりゃ成人式だから来てるかも知れないけれど！
栃城：そしたら、あどうもシゲルです。
槍沢：出てこなくていいよ！
栃城：じゃあ、僕が代わりにスピーチを……。
槍沢：円満解決じゃねえかよ。
栃城：たしかにこういったのを聴いてみると全然荒らせてなかったね。よし！ 来年頑張ろう！
槍沢：来年はねえよ！ アイドルにでもならない限り来年の成人式には出られないよ。
大体ちょっとは反省しろよな。お前みたいな人がいるから最近の若者は荒れているとかって言われちゃうんだよ。
栃城：最近よく話題になってるねマンガ喫茶やカラオケに入り浸って家に帰らない高校生とか。
槍沢：ありますね。でも最近じゃ条例が変わって、高校生が深夜にカラオケやマンガ喫茶に入れなくなったからもう大丈夫ですよ。
栃城：あ、そうなんですか。
槍沢：これで高校生の非行は防げますよ。
栃城：なるほど、これで深夜行くところのなくなった女子高生は援助交際に走るわけですか。
槍沢：なんでだよ！
栃城：時間は潰せるし、金はもらえるし宿代はただだし一石三鳥ですよ。
槍沢：いや、そうかもしれないけど……。
栃城：それか年齢ごまかしてキャバクラでバイトとか。
槍沢：むしろ居てくれマンガ喫茶！
栃城：でもこういった若者の非行に立ち向かう立派な先生も世の中に入るわけですよ。
槍沢：話題になってますね。
栃城：そうそう。世渡り先生だっけ？
槍沢：夜回りだよ！ なんだよ世渡り先生って？
栃城：（もみ手をしながら）校長！ 校長のおめしものは実に素晴らしい！
はあ娘さんが見立ててくれた。それは当然ですな〜。
槍沢：世渡り上手か！ 人望出ねえよ！ そうじゃないでしょ。
栃城：じゃあ怖がり先生だっけ？
槍沢：全然違うよ！ りしか合ってないじゃん。
栃城：街中でたむろしている学生を見ては。不良怖えな〜。
槍沢：教職辞めちまえ！ でも不良だなんだっていいますけど問題を起こしている人はごく一部で大勢の人は真面目に生活してますけどね。
栃城：そうはいっても自分の子供が将来不良になったら困るよね。
槍沢：確かにね。
栃城：あなたちゃんと子供を育てられる自身ありますか。
槍沢：ありますよ。一応理想の家庭みたいなのもありますし。
栃城：へえ、どんな感じの家庭にしたいんですか？
槍沢：ずばりホームドラマに出てくるような家庭にしたい。
栃城：ホームドラマって言ったら「獄門島」とか「八つ墓村」とか。
槍沢：全然違うよ。なんで横溝？
栃城：え？ 「獄門島」とかってホームドラマって言わない？
槍沢：言わないよ。どこをどう取ったらホームドラマになるんだよ。
栃城：じゃあ、あなたの考えるホームドラマの条件挙げてみてくださいよ。
槍沢：まず大家族。
栃城：こっちだって大家族だよ。
槍沢：家族だけじゃなく子供の友達や近所の人たちなど個性豊かな登場人物。
栃城：だって個性的だよ、仮面をつけた人物や美女の三姉妹だとか。
槍沢：毎回家族や友達の間でさまざまな問題が起こる。息子のデート、娘の進学、友達の親の離婚。
栃城：足跡のない殺人。手鞠歌どおりに殺されていく人々。
槍沢：色々あって問題も解決して最後に家族のルールを言う。
栃城：二転三転し事件は解決。犯行の裏には一族の古い因習が影を落としていた。ねホームドラマでしょ。
槍沢：どこがだよ！ そうじゃなくてもっとあったかい昼ドラみたいな感じよ。
栃城：昼ドラ！？
槍沢：そこまで驚かなくていいだろ。
栃城：昼ドラって言ったらあの、自分の好きな漫画がドラマ化するって知って喜んで放送時間を確認したら昼ドラだったんでがっかりするあの昼ドラ！？
槍沢：いや知らないけど。
栃城：え〜「嫁と姑骨肉戦争」昼ドラなのかよ。
槍沢：そりゃ昼ドラだよ！ そんなもん月9とかやられても誰も見ないよ。てかお前普段どんなマンガ読んでるんだよ。
栃城：レディースコミック。
槍沢：やかましい。とにかくホームドラマに出てくるような家庭を築きたいんですよ。
栃城：あなたにできますか？ 子供の悩みとか聞いてあげなきゃいけないんですよ。
槍沢：悩み事ぐらいしっかり聞けるよ。
栃城：本当ですか？ じゃあちょっとやってみましょうよ。
栃城：父さん。
槍沢：ん？ どうした光策。なんか用か。
栃城：実は相談したいことがあるんだよ。
槍沢：悩み事か？ 父さんが何でも聴いてやるぞ。
栃城：実は好きな女の子がいるんだけどさ、どうやって思いを伝えたらいいかわからないんだよ。
槍沢：そんなの簡単じゃないか。光策がその子を好きだと思う理由を素直に伝えればいいんじゃないのか。
栃城：わかった。金目当てです！ 付き合ってください！！
槍沢：いやいやいや、そんな事言うなよ。
栃城：だって事実なんだもん。
槍沢：だからって言っていい事と悪いことがあるからさ。
栃城：じゃあどうすればいいんだよ。
槍沢：金以外で彼女のどこが好きなんだよ。
栃城：優しいところ……。
槍沢：じゃあ、そこを言えばいいんだよ。
栃城：優しいところが好きです。でも金も魅力的なんです。
槍沢：だから金の事は言うなって。
栃城：事実なんだもん。
槍沢：だからって金目当てとか言ったら嫌われちゃうだろ。
栃城：彼女に嘘をつきたくないんだよ！ 偽りの言葉で、彼女の気持ちを騙したくないんだよ！
槍沢：お前誠意あるんだかないんだかわからねえよ！
栃城：わかったよ。もういいよ告白なんてしないよ。
槍沢：なんでだよ、その子の事好きなんだろ。
栃城：俺、気付いたんだ。その子のことが好きなんじゃなくて金のことが好きだったんだって。
槍沢：ああ、気付いてくれてよかった。
栃城：その子に迷惑かけるだけだし、振られたら嫌だし、きっと落ち込む。
その点金は俺を裏切らないし。俺女より金を信じて生きるよ！
槍沢：最終的な結論がものすごく不安だよ。
栃城：ありがとう！
槍沢：ありがとうじゃなくて、おい！ 大丈夫かあいつは……。
栃城：ねえねえパパ。
槍沢：どうした？ 光策子。
栃城：実は悩み事があってさ。
槍沢：お前も悩み事か。でなんなんだ悩みって。
栃城：このところ毎日毎日同じことの繰り返しでさ、なんか進歩してないんじゃないけって思ってさ。
槍沢：なるほど。
栃城：毎朝おきて学校行って、勉強して居眠りして友達と洋服買ったりメールしたりして遊んで
家帰ってきたら勉強もしないでテレビ見て眠ってさ。そんななんの変わり映えのしない退屈な毎日が続いてるんだ。
ほんと、つまんない……。でも、そんな退屈で平凡な日常こそが幸せってことなのかな……。
槍沢：幸せなんじゃねえかよ！ 解決してんじゃん。
栃城：ありがと！ パパ。
槍沢：いや、なにもしてないからね。
栃城：お前の親父役すごいな。
槍沢：どこがだよ！ 誉め殺しもいいところだよ。
栃城：いや、聴き上手ってあるじゃない。
槍沢：勝手に喋られただけですけどね。
栃城：いやいや、お前が聴いているとものすごい喋りやすかった。だからお前副業でバーのマスターやりなよ。
槍沢：なんでだよ。バーのマスターイコール聴き上手って発想が短絡的過ぎるよ！
そもそもあなたは悩みを持った子供の役が出来てないから。僕が見本見せますよ。
槍沢：ねえ父さん。相談があるんだけど。
栃城：なんだ？ 雑。なんでも言ってみろ。
槍沢：実は好きな女の子がいて告白しようと思ってるんだけど。どうやって気持ちを伝えればいいのかわからないんだよ。
栃城：なあ、雑。女が男に一番求めるものってなんだか分かるか？
槍沢：ぬくもり……とか？
栃城：答えは強さだ！ 女というものはだな強いオスの強い遺伝子を求めるのだ！！
槍沢：うっうん。ああ。
栃城：では、女を魅了する強さを得るにはどうすればいいか。ずばり山にこもれ！
山にこもり滝に打たれ自然と一体になり精神力を高めれば最悪失恋したとしても心は傷つかない。
槍沢：なんの話だよ。告白する前に縁起悪いこと言わないでくれよ！
栃城：失恋したとしても父さんのように女を捨てて金に走るようなことはしない。
槍沢：いや知らないけど
栃城：なんであの時、上司の娘だから今後の出世に有利って言うだけで結婚しちゃったんだろ。
槍沢：聴きたくないよ！ 俺は父さんと母さんの愛情から産まれたんじゃないのかよ！！
栃城：結果的にそうなる。
槍沢：結果的にじゃないよ！ もう父さんに恋愛相談したって無駄だって分かったよ。告白ぐらい自分で考えるよ。
栃城：はあ、なんで結婚しちゃったんだろ。
槍沢：ねえ、お父さん……。
栃城：どうした雑美。
槍沢：あたし、今日友達の家に遊びに行ったんだ。その時にさ友達がクローゼットをあけて持っている洋服のコレクションを見せてくれたんだけど
見せてくれた一枚の洋服がどうしても欲しくなっちゃって、友達がトイレに行った隙を見てつい盗んできちゃったんだ。……どうしよう。
栃城：なるほど。その友達の前で盗んだ服を着て行ったら盗んだことがばれるから、どうやって着ていこうかっていう相談だな。
槍沢：違うわよ！ 出来心で盗っちゃったんだけれど、いまさら謝れないし。あたしはどうすればいいのって相談しに来たのよ。
栃城：別に謝らなくてもいいんじゃないのか。父さんだって会社の金横領したけれどなにも言ってないし。
槍沢：なにしてんのよ！
栃城：元気出ただろ。
槍沢：出るわけないでしょ！
（影マイク）：ドンドン。栃城さん警察です。
２人：（息を飲む）
栃城：♪ラララ〜ラ〜ララララ（中島みゆき「世情」を口ずさみながら、肩を落とし舞台袖に歩いていく）
槍沢：お父さん、お父さん……。おとうさーーーーーーん！！
栃城：♪ラララ〜ラ〜ララララ（槍沢のほうを向き、静かに微笑む）
槍沢：いやーーーーーー！！（その場に泣き崩れる） ってなんだこれ！！！！
栃城：ホームドラマですよ。
槍沢：どこだよ！ なにこの終盤の怒涛の展開？ 親父が横領で逮捕されるって。
栃城：いいじゃないですか。
槍沢：よかねえよ。主人公が裁判にかけられるホームドラマなんざ見たくないよ。
栃城：どっちかっていうと逮捕されてからが本題ですよ。
槍沢：なんでですか？
栃城：だってあなたやりたいんでしょ。法務ドラマを。
槍沢：いいかげんにしろ。
２人：どうもありがとうございました。
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☆縦横無尽のネタ職人☆
エイジアンエイジアン
漫才（娘さんを下さい） （６／８）
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真田：オンエアかーい
島村：もうええわ
司会：３度目の連勝でオーバー４００のＴＯＰをひた走る６勝目！ 僕にこの強さを下さい！ エイジアンエイジアン！
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真田：どうも〜エイジアンエイジアンと申します
島村：よろしくお願いします
真田：いやぁ、僕らももう、結婚できる歳ですよ
島村：そうですねぇ
真田：でも、結婚っていうと色々な障害があるでしょ
島村：父親の反対とかね
真田：だから、今のうちにそういうシミュレーションをやっといた方がいいと思うんだよね
島村：わかった
俺が結婚相手の父親やるから、息子で来て
真田：バー島村・・ここが美紀さんの実家か
島村：なんで、勝手に実家がバーっていう設定になってんだよ
真田：カランカラン・・
マスター娘さんを一つ
島村：なんでそんな軽いノリなんだよ！
真田：娘さんをあちらのお客様に
島村：そんなやり取り必要ねぇよ！
変な設定をつけんなっての
真田：普通の家ね
島村：そうだよ
真田：コンコン・・
島村：入っていいぞ
真田：失礼します・・ガチャッ
島村：何の要件で来たんだね
真田：あ、すいません・・
来たばかりなのですが、この後お見合いパーティーがあるので失礼します・・
島村：何で、すぐ帰るんだよ！
それにお見合いパーティーってまだ、結婚相手いないじゃん
真田：相手いるバージョンですね、わかりました
島村：そうだよ
真田：コンコン・・
島村：入っていいぞ
真田：失礼します・・ガチャッ
島村：何の要件で来たんだね
真田：単刀直入に言います
お父さん、僕に娘さんを下さい
島村：君に娘はやらん
真田：何でですか、ウォシュレットしてないで教えて下さい！
島村：ここトイレかい！
何、入っていいぞって言わせてんだよ！
真田：娘さんをくれなかったら、便座カバーでガンガン挟み込みますよ
島村：そんな態度無いだろ！
違う場所でやってくれよ
真田：コンコン・・
島村：入っていいぞ
真田：失礼します・・ガチャッ
島村：何の要件で来たんだね
真田：単刀直入します！
島村：・・刺すなよ！
真田：新郎新婦はじめての共同作業です
島村：ケーキ入刀みたいに言うな！
はじめての共同作業が殺人っておかしいだろ
真田：コンコン・・
島村：入っていいぞ
真田：失礼します・・ガチャッ
島村：何の要件で来たんだね
真田：単刀直入に言います
お父さん、僕にクローズオンユァアイズ
島村：僕にクローズオンユァアイズってどういう事だ！
ちゃんと日本語で言え
真田：お父さん、僕に娘さんを下さい
島村：君に娘はやらん
真田：何でですか
島村：じゃあ、言わせてもらうが
君は美紀を幸せにできるのか？
真田：できます
島村：どうだかな
真田：・・じゃあ、こっちも言わせてもらいますけど
お父さんは、美紀さんの気持ちを考えた事があるんですか？
島村：・・・
真田：胸と股間に手を当てて考えて下さい
島村：セクシーポーズじゃねぇか！
もう、帰ってくれないか？
真田：わかりました、今日の所は帰りますが、後でこの手紙を読んでください・・
島村：帰ったな、少し読んでみるか・・
真田：美紀からお父さんへ
島村：美紀から？
真田：お父さんは、体臭がひどいので早く結婚して、お父さんと離れ離れになりたいです
島村：ただの悪口だろうが！
やり直しだよ、こんなの！
真田：どこからやり直すんです？
島村：単刀直入の所からだよ
真田：単刀直入に言います
お父さん、僕に娘さんと５億円を下さい
島村：やるわけあるか！
真田：最低限、僕だけでも幸せになりますから！
島村：娘を幸せにしてくれよ！
真田：単刀直入に言います
お父さん、僕に娘さんを下さい
島村：君に娘はやらん
真田：じゃあ、奥さんを下さい
島村：もっと無理だろ、もういいよ！
二人：どうもありがとうございました
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八重霞
漫才・地震 （３／３）
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八：あけましておめでとうございます。
霞：多分放送される頃には１月末、…いや２月かな？
司会：お見事２月も去ることながら、今回初の４００オーバーでＴＯＰ合格３連勝！ おめでとう！ 八重霞！
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霞：どうも、八重霞です。
八：どうも、年賀状が同じ人から３枚も届いた八です。
霞：マジ話ですよ、これ。
八：一瞬我が目を疑いましたね。
霞：相当あなたに新年の祝いの言葉を言いたかったんでしょうね。
八：ということで、よろしくお願いします。
八：最近怖いなあと思うことがありまして。
霞：何でしょう？
八：怖いものの代表ですよ。「地震・雷……えー…何とかかんとか」って言われてる、地震です。こわいですよね。
霞：途中ごまかしましたね。
八：ぎくっ
霞：わかりやすい反応をありがとう。「地震・雷・火事・オヤジ」ですか、言いたかったのは。
八：それです。地震・雷・火事・おじや…
霞：雑炊は怖くないですけど。
八：地震・雷・マジおじや…
霞：どんだけすごい雑炊なんですか。
八：そのぐらい怖い地震なんですけどね。
霞：あっスルーしやがった。
八：我々は全然対処をして無いじゃないですか。対策を。
霞：まあ確かにね。
八：その対策を今日しようかなと。
霞：ほう。
八：避難するときに、いろいろ準備するものがありますからね。
霞：そうですね、代表的なところで言えば、懐中電灯。
八：着替え。
霞：救急箱。
八：インスタントカメラ。
霞：…ミネラルウォーター。
八：トランプ。
霞：……非常用食料。
八：ＵＮＯ。
霞：修学旅行ですか。しかもトランプにＵＮＯってどんだけカードゲームやる気ですか。
八：恋話のストック。
霞：だから修学旅行ですか。いりませんよ。
八：ダメですか。じゃあ、インスタントのご飯。
霞：そんなのですよ。あと、意外に役立つのは１０円硬貨とか。
八：じゃがいも。
霞：…通帳。
八：人参。
霞：……身分証明書。
八：牛肉。
霞：避難所でカレー作る気満々でしょ？
八：シナモン
霞：わっ本格的！…っておい！だれが被災地でこだわりのカレーを作るか。
八：そんな風にしっかりと準備しました。
霞：カレー準備セットしかできてませんけど。
八：でそれを、いつ地震が来てもいいようにリュックサックに入れておくと良いんですよね。
霞：オッ、その通りです。
八：で、それをしょってバンダナして、Ｔシャツをジーンズの中に入れて…
霞：完璧アキバ系だよね？
八：いざ揺れ始めたら「地震キターーー！！」
霞：だからアキバ系ですか。それじゃ助からないですよ。
八：そんなときに一番大事なのは、落ち着いてＴＶとかラジオを聴くことですね。
霞：なるほど。
八：じゃあ、私がキャスターやりますんで、聞いて下さい。
霞：わかりました。
八：「あー、たりー…えっと次のニュースはっと…」
霞：キャスターやる気０だな。
八：「！！＼（◎△◎；）／！！ ここで臨時ニュースです。」
霞：どえりゃー驚いてますね。顔に出てますよ。
八：「先ほど１０時か１１時頃、関東か関西かどこかその辺りで、なんかすごい地震が起きました。らしいです。」
霞：情報皆無！くわしい情報を下さい。
八：「先ほど１０時５２分頃、関東近辺でマグニチュード７の地震が起こりました。」
霞：そうそうそんな感じ。
八：「ハハハ、しゃれになんねー。さあ、次のニュースは＿＿」
霞：はやいはやい。もはやお前の感想だけしかいってないじゃん。１１文字じゃん。きちんとした情報をください。
八：「先ほど１０時５２分頃、関東近辺でマグニチュード７の地震が起こりました。」
霞：そうそう。
八：「こりゃ大変だぁ！、さっ次のニュースは＿＿＿」
霞：だから早いですって。ってか、相づち適当すぎですって。どんだけ次のニュース読みたいんですか。
八：わかりましたよ。「各地で、多くの避難者が出ている模様です。」
霞：いいですね。
八：「南区には約２万人、東区には約１万人の避難者。」
霞：うわぁ……
八：「が、大ババ抜き大会に興じております。」
霞：あっ、ちゃっかりトランプ持ってきてやがる。どうでもいいけど、どう考えて
も枚数足りないだろ。
八：「３万セットのトランプが消費され…」
霞：全員持参してるし！
八：「また、南区ではカレーの炊き出しが行われております。」
霞：カレー準備セットを持っていってる奴発見！
八：「おいしいバーモンドカレーだそうです。」
霞：あっ、本格派じゃないわ。ちょっと手抜きしてる。
霞：っておい。そこのエセキャスター。
八：はいっ！！
霞：あ、自覚はあるんだ。 全然対策になって無いじゃないですか。
八：ようは、カレー準備セットを持って避難すれば、だいじょ…
霞：どうもありがとうございました。
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