司会:それでは見事OAを獲得した上位5組の発表です!








青西瓜! 338いっぱいいっぱい 第4位 (4/4)

得点は伸びなかったが、無傷の4連勝達成!!


アバババ
! 499いっぱいいっぱい 第位 (2/2)

歴代4位タイ記録だ!! 大爆発で連勝達成!
!!

言霊連盟! 442いっぱいいっぱい 第2 (2/2)

前回の水準を保って、こちらもお見事連勝!

ケースバイケース! 430いっぱいいっぱい 第3位 (3/3)

確実な笑いで今期3勝! C大会ランキング3位に躍り出た!!!

ビッグノース! 327いっぱいいっぱい 第5位 (1/2)

前回の敗退を見事リベンジした初OA!



それでは勝ちあがった5組のネタをどうぞ!





●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●


青西瓜

文章/パチンコ台製作案課 (4/4)


●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●


生まれてきてごめんなさい



司会:そうは言っても新しい笑いが次々生まれる! 独自の語り口調で無傷の4連勝だ! 青西瓜!



●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

あぁ、無理だよ。何で僕1人でパチンコ台製作案課なんだよ。

明日までに良い案が出ないとクビて。

う〜ん、けどこの歳でまだ雇ってくれる会社は他には無いだろうしな…。

やっぱり飲酒運転+パンツ履かない主義はダメか〜、

16歳で。いや、飲酒運転(リアカー)までなら良かったはずだ。

パンツ履かない主義はちょっとアウトロー過ぎたか。

もっと詩人っぽくパンツ儚い主義なら良かったんだろうな。

僕は今時のキレやすい子じゃないのに。

アウトローっぽさというイメージだけでこんな仕打ちを。

いや…まだだ!チャンスを与えてくれているんじゃないか!!

頑張るぞ!頑張るぞ!ブナシメジ!!

さっ、早速注意事項でも読むか。

 ・著作権を侵害するようなのはダメ。うちの会社にはそんな予算が無い。

 ・玉を入れるチューチップ、スロットが回っている時のイメージ、確変時のイメージをバカなりにも決めよう。

 ・追い込まれると人はすごくなるらしいので追い込まれろ。案を出さないとクビだよ。

 ・バナナはおやつに入りません。主食です。チョコと合わせるとスイーツになります。

最後のやつを理解することが出来なかったけど、まぁいいか。

そんなに重要っぽくなさそうだから。

アウトローが持つ野生の勘のおかげだね。

えーと、というと、CR任天堂オールスターみたいなのはダメか〜。

せっかく、トランプのAが3つそろうと確変とか、

猪鹿蝶が揃うと777よりすごいとか、考えていたのになぁ。

猪鹿蝶は雨流れより強いのに。

う〜ん・・・そうだ!『CR子犬の行水』なんてどうかな。

チューチップの代わりに財布が

「子犬はあなたの財産を蝕みますよ」と言わんばかりにパカパカする。

うん、これはいいなぁ。そして、

子犬が行水していて、滝の流れでスロットが回っていて、

その子犬が激しくプルプル震え出すと確変。

プルプルリーチ、略してプルーチ!

わ〜、これは流行語大賞取れそうな言葉だ。渋谷あたりで流行りそう。

あっ、けど渋谷ハチ公に水をかけるのが社会問題に発展しちゃったら

うちの会社が潰れちゃう・・・。この案は却下だなぁ〜、ふぅ・・・。

あっ!『CR湿ったタオル』なんて良さそう。

玉を入れる場所が安っぽい引き出物の箱で・・・うん、これは良さそう!

で、湿ったタオルが画面上部からズルズル落ちてきて、

数字がタオルにへばりついて、

タオルと共にズルリと落ちて回るというイメージにして、

いつもより多く回ってタオルが乾いてくると確変!

これはいけるんじゃないかな、

あっ!この台やっていると触発されお風呂に入りたくなるも。

じゃあ、パチンコ屋さんに風呂場を設置してもらえば、

客層が増えたりして良いね。これは大発明だ!ノーベルものだ!!

あっけど、風呂場からの水蒸気のせいでパチンコ台が壊れたら、

この会社が責任負わないといけなくなるからダメだ・・・。

う〜ん、どうしよう・・・。う〜ん、う〜ん・・・・・・・・・


はっ!しまった!考えすぎて寝てしまっていた!ど、どうすれば・・・

しょうがない、この案たちを持っていくか。無いよりマシだろ…、ふぅ。

(そして月日は流れ)

「社長!こういうのはどうでしょうか。スロットの風圧でカードがめくれまして。」

「う〜ん、もっと花札を活かしたほうが良いと思うけどねぇ。

 苦節20年、せっかく僕の長年の夢であるCR任天堂オールスターが作れるというのに。」

「そうですか・・・そうだ!社長直々に案を出していただけないでしょうか。」

「うん、それもいい。僕はまだ若いからなぁ、早めに引導渡しちゃったけども。まだまだアウトローだし。」

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

338/545いっぱいいっぱい

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●




●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●


アバババ

漫才/さよならベッケンバウアー (2/2)


●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●


阿波:ありがとうございます。

馬場:よかったです。



司会:惜しくもオーバー500には届かなかったが、歴代4位! 一際、際立つコンビ仲! アバババ!


●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

阿波:はいどうも。アバババです。ツッコミ担当の阿波です。

馬場:ボケ担当の馬場です。

阿波:2人合わせてアバババです。よろしくお願いします。

   さぁ、今回いっぱいいっぱい杯2回目、正念場ってことで、僕なんかテンション上がってきたよ。近年まれに見るハイテンションだよ!

馬場:阿波、テンション上がってる時に悪いんだけど、俺、今から成田にいってもいいかな?

阿波:駄目だよ!漫才しようよ!僕のテンションが高いのって4年に1度だぞ!アバリンピック開催だぞ!

馬場:ごめん、せっかくのアバリンピック開催だけど、俺、どうしても成田に行かなきゃ行けないんだ。

阿波:アバリンピックよりも優先すべきことが成田であるのか。

馬場:ああ・・・。ベッケンバウアーがドイツに帰るんだ。

阿波:・・・・・・・・・。うん、ごめん、長考したんだけど全然いってる意味がわかんない。

馬場:だからベッケンバウアーがドイツに帰るんだよ!

阿波:語尾を強めてもわかんないものはわかんないよ!誰だよベッケンバウアーって!皇帝ベッケンバウアー?

馬場:違う。俺の高校の時の友達だよ。ドイツからの留学生だよ。

阿波:最初からそういってくれよ。要約すると、お前の友達でドイツからの留学生であるベッケンバウアー君が国に帰るから成田空港に見送りに行きたいってことでしょ?

馬場:そう。

阿波:まったく、そういうことなら前もって言っといてくれよ。そんな突然言われても困るのはこっちなんだから。

馬場:ごめんな。

阿波:・・・でも馬場のそういう友達思いなとこ、嫌いじゃないぜ?

馬場:阿波・・・。

阿波:でもさ、ベッケンバウワー君ってどういう奴だったの?ちょっと興味あるな。聞かせてくれる?

馬場:ああ。あれは高2の時のことだった・・・。そのころ俺、いじめられててさ。

阿波:マジかよ。許せねぇな。

馬場:毎日のように上履きの中になんか入れられるわ、弁当はぐちゃぐちゃにされるわで地獄のような毎日だった・・・。

阿波:ひどいな・・・。

馬場:クラスの中で俺の味方は1人もいなかった。でもそんな俺を救ってくれたのが

阿波:ベッケンバウアー君ってわけか。いい話じゃん。

馬場:いや、俺を救ってくれたのは武者小路君。

阿波:誰だよ!ベッケンバウアー君じゃないのかよ!

馬場:いや、ベッケンバウアーは俺の上履きにソーセージを詰め込んだり、俺の弁当にマスタードかけたりしてた。

阿波:最悪じゃん!

馬場:あと、俺が原付に乗ってるのを見て「ベンツは世界最高の自動車メーカーデース!トヨタなんか目じゃありまセーン!トヨタの原付なんかダサくて乗れまセーン!なぁ、みんな!HAHAHAHA−!」とか笑って馬鹿にしてた。

阿波:なんだよその微妙なけなし方!しかもベッケンバウアーいじめっ子のリーダーみたいじゃん!

馬場:そう、ぶっちゃけ俺はベッケンバウアーにいじめられてた。

阿波:全然友達でもなんでもないじゃん。

馬場:でも武者小路君が助けてくれてからいじめもだんだんおさまってきたんだ。

阿波:よかったなぁ。

馬場:でも、あいつだけは俺に対するいじめの手を休めることはなかった・・・。

阿波:まさか・・・。

馬場:そう、旋毛山だけは・・・。

阿波:誰だよ!なんだその力士みたいな名前の奴は!そこはベッケンバウアーだろ、流れからして!

馬場:いや、ベッケンバウアーは武者小路君の舎弟だから。

阿波:知らないよ!お前の高校のときの人間関係なんて露知らずだよ!

馬場:ベッケンバウアーは武者小路君が俺を助けてくれた日の夜に電話がかかってきて「いままでイジめてごめんネ、マジでごめんネ。頼むからワタシがアナタをいじめてたこと、武者小路君には言わないでネ。ネ。ネ。」って言ってた。

阿波:すごい嫌な奴じゃん。おもいっきり力に屈するタイプじゃん。

馬場:翌日からも旋毛山の俺に対する嫌がらせは続いた。それどころかヒートアップする一方だった。

阿波:いるよな、こういうねちっこいタイプのいじめっ子。

馬場:上履きの中にちゃんこを入れられたり、机に彫刻刀で「ごっちゃんです」とか彫られたりもした。

阿波:完全に力士じゃん!いや、力士にしても意味わかんないよ!

   つーか、武者小路君に助けてもらえばよかったじゃん。

馬場:いや、武者小路君と旋毛山はうちの学校の2大怪人に数えられるほど喧嘩が強かったんだ。そんな2人がまともにやり合ったら国が1つ滅びるぞ。

阿波:そこまでなのかよ・・・。じゃあ、お前はずっと耐えてきたのかよ。


馬場:いや、そこであの男が立ち上がったんだ・・・。

阿波:ま、まさかそれが・・・!

馬場:そう、山本先生だ。

阿波:だれだよ!つーか、割と普通な奴でてきた!

馬場:山本先生が旋毛山を呼び出して「こんなことしてると内申にひびくよ?」の一言で俺の悪夢のような日々は終わりを迎えたんだ・・・。

阿波:意外とあっさり悪夢のような日々終わったな。てか、ベッケンバウアーは!?

馬場:ベッケンバウアーはその頃、インフルエンザにかかってある意味、地獄のような日々を送ってた。

阿波:うまくないよ!

馬場:まぁ、なんていうか同じ地獄を味わった同士、なんか共鳴するものがあったんだろうな。それから俺とベッケンバウアーは急激に仲良くなっていったんだ。


阿波:いろいろひどい事されてたのにそんなくだらない理由で仲良くなれるなんて・・・。馬場は優しすぎるよ。


馬場:でも、そんな友情も長くは続かなかった。

阿波:なんだこの昼のメロドラマばりの展開の速さは。

馬場:ベッケンバウアーが女の子に恋をしてしまったんだ。

阿波:おお、いいじゃん。青春じゃん。

馬場:相手は俺の母ちゃん。

阿波:前言撤回だよコンチクショウ!なんだよべッケンバウアー!めちゃくちゃだよ!

馬場:それからというもの、ベッケンバウアーは用もないのに俺の家に来るようになった。

阿波:もう最悪だよ・・・。

馬場:そして俺の母ちゃんに「お母さん、今後旦那さんと別れる予定とかありませんカー?」とか聞いたりした。

阿波:本気じゃん!ドイツ人恐ろしいわ!

馬場:まあ母ちゃんも乗り気だったんだけど、さすがに父ちゃんが拒んで大喧嘩になっちゃってさ。

阿波:母ちゃん乗り気だったのかよ!危うく第2のぺタジーニが生まれるところだったな・・・。

馬場:それ以来、ベッケンバウアーはすがたをみせなくなったんだ・・・。


阿波:それ、ただ単にお前の母ちゃんを落とすためにお前を利用してただけなんじゃないか?

馬場:そんなことねーよ。だって手紙届いたもん。

阿波:手紙?

馬場:そう。今日持ってきてるんだけど聞くか?

阿波:うん。

馬場:「拝啓馬場さん。突然ですが、僕は11月20日にドイツに帰りマース。」

阿波:今日だな。

馬場:「君のお母さんとも最後の別れになると思うから成田空港に来たほうがいいですヨー?HAHAHAHA−!!」だってさ。なあ、これって一昨日から母ちゃんが帰ってこないことに関係あるんかな?

阿波:・・・・・今すぐ成田に行けー!!!!!

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

499/545いっぱいいっぱい

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●




●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●


言霊連盟

漫才/かぐや姫 (2/2)


●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●


栃城:今回初めてつかみというものをやってみたのでそこだけに注目してください。

槍沢:どうぞ。



司会:初の試みで審査員の心もつかんだ! お見事連勝! 言霊連盟!


●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

槍沢:はいどうも言霊連盟です。
栃城:よろしくお願いします。
槍沢:はじめに自己紹介しますと僕がツッコミ担当槍沢雑です。
栃城:僕が進路指導担当栃城光策です。
槍沢:役割おかしいよね。
栃城:山下は進学と就職どっちにするんだ?
槍沢:なにやってんだよ。進路指導とツッコミじゃ笑い生まれませんから。
栃城:じゃあボケと進路指導か。
槍沢:それも間違ってる。かたっぽボケてもう一人進路指導ってなにその無秩序。
   ちゃんとボケとツッコミでお願いしますよ。
栃城:そうですか、じゃあボケとツッコミで頑張りましょう。
槍沢:お願いしますよ。本当二連勝かかってるんですから。
栃城:そうですね。連勝したいですね。で実は今日オンエアされるための秘策を考えてきたんですよ。
槍沢:え? そうなんですか。どんな作戦なのか教えてくださいよ。
栃城:ずばり子供票を狙う! 子供に親しみやすいネタをして、大量の子供票を獲得し勝利するという作戦。
槍沢:あんまり子供はいっぱいいっぱい杯に参加しないと思うんですけど。
栃城:でも、票取れるに越したことないでしょ。
槍沢:そりゃそうですけれど。
栃城:で、そのためには漫才なんてやってちゃダメなんだよ!
槍沢:いきなり全否定ですか? じゃああなた漫才やめてなにをやろうって言うんです?
栃城:ずばり読み聞かせ。
槍沢:幼稚園かよ! そりゃ子供食いつくでしょうけど。
栃城:でしょ?
槍沢:でしょじゃなくて。大体あなたなに読み聞かせる気ですか。
栃城:それも決まってますよ。今日は「かぐや姫」を読み聞かせます。
槍沢:かぐや姫?
栃城:ええ、かぐや姫って細かいストーリーとか知らないでしょ。
槍沢:確かに大まかな話の流れしか覚えていませんね。
栃城:でしょ。だから今日本当のかぐや姫の話を読むんで覚えて帰ってください。
槍沢:わかりました。
栃城:行きますよ。今は昔竹取の翁といふものありけり…。
槍沢:古文で? 竹取物語はちょっと…。子供も親しめませんから、普通の昔話でお願いします。
栃城:むかしむかし、あるところ。現代で言う東京都杉並区西荻窪あたりにおじいさんとおばあさんが住んでいました。
槍沢:細かいな! 西荻とか出てこないでしょ、かぐや姫。
栃城:こういう風に言っておいた方が話を思い浮かべやすくなるじゃん。
槍沢:むしろ全国的にはわかりづらいですよ。まあ、いいです続けてください。
栃城:ある日のことおじいさんは山へ竹を取りにおばあさんは川へ洗濯に行きました。
槍沢:ん?
栃城:おばあさんが洗濯をしていると、川の上のほうから大きな桃がどんぶらこどんぶらこ……。
槍沢:桃太郎じゃねえかよ! かぐや姫どうした!
栃城:本当の話では桃が流れてきてるんだって。一方その頃竹を取っているおじいさん。
   いつものように竹を取っているおじいさんの目の前に、今まで見たこともないような大きな大きな熊が立っていました!
槍沢:熊?
栃城:おじいさんと目が合った熊はしばしの沈黙の後、おじいさんに襲いかかってきました!
   おじいさんはパニックになりながらも学生時代大きな大会で優勝したこともある柔道の経験を生かし熊を一本背負いしました!
   山から帰ってきたおじいさんは、次の日のスポーツ紙に載りました。
槍沢:なんの話だ! なんの話だこれは!
栃城:おじいさんの武勇伝。
槍沢:やかましい! かぐや姫話せよ!
栃城:別のある日おじいさんが竹を取りに行くと竹の中にちかちかと光る竹がありました。
槍沢:明滅? 点いたり消えたり? ピカーって光ってるんじゃないの。
栃城:不思議に思ったおじいさんはその竹を真っ二つに切ってみました。……上から。
槍沢:上から!
栃城:上から真っ二つに切ってみました。
槍沢:無理! 無理! 高さが無理!!
栃城:でいや! おじいさんは一声叫ぶと飛び上がりそのままぐんぐんと上昇していきます!
槍沢:なんの力だじいさん!
栃城:ブオーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン
槍沢:長いよ! 越えたろ竹!!
栃城:限界点まで到達したおじいさんはそこから一気に下降していきました。
   ズガガガガ! 圧倒的な力で切れていく竹。もう少しで真っ二つになるところでバシッ、グガガグガガ。
   急に斧が動かなくなりました。おじいさんが竹の中をのぞくと中では玉の様な女の子が斧を噛んで動きを止めています。
槍沢:なにしてんだかぐや姫!
栃城:おじいさんは無視を決め込みました。しかし女の子は斧を放してくれません。
   しかたがなくなったおじいさんは女の子を家に連れて帰り育てることにしました。
槍沢:とにかく育てることになったわけね。
栃城:かぐや姫と名づけられた女の子はすくすくと成長し、三月ほどで大人の女性にまで成長しました。
   美しく成長したかぐや姫は瞬く間に評判になり求婚を求めるものが後を絶ちませんでした、しかしかぐや姫は全ての断ります。
   それでもしつこく言い寄ってくる男達にかぐや姫はある条件を出しそれが達成できたら求婚しても言いといいます。
   その条件とは世界各地に散らばる宝を取って来いというものです。
   あるものには枝が金銀に輝く「蓬莱(ほうらい)の玉の枝」、あるものには「中堅俳優S・Tのアデランスの髪衣」。
槍沢:カツラかよ! そこ「火鼠の皮衣」だろ!
栃城:そしてまたあるものには「3丁目のコンビニでパンとジュース」。
槍沢:単なるパシリじゃん! そいつラッキーだな。
栃城:またあるものには一太刀で全てを切り裂く最強の名刀「夜叉神」を。
槍沢:急にまともですね。
栃城:それからパーティのレベルを70に上げておくこと。
槍沢:RPGかよ!
栃城:なかなか攻略できない。
槍沢:知らねえよ!
栃城:そして最後のものには「おもちゃ会社」
槍沢:そっちのタカラ!
栃城:を買収。
槍沢:無茶言うな!
栃城:と厳しい要求を突きつけました。数ヵ月後男たちが求婚の品を持ってきたといいましたがそのいずれもが偽物でした。
   蓬莱の玉の枝ではなく茶色のスーパーボール3個。
槍沢:違いすぎだろ! 騙す努力をしろ!
栃城:中堅俳優S・Tのアデランスの髪衣ではなく、火鼠の皮衣。
槍沢:いや、それであってるんだよ! 火鼠の皮衣でOKなんだよ!!
栃城:3丁目のコンビニではなくイギリスはロンドンのコンビニのパンとジュース。
槍沢:そいつなんでそんなに頑張ったんだよ!
栃城:どこの3丁目かわからなかった。
槍沢:近所のだよ! 西荻の3丁目のコンビニだよ!
栃城:最強の名刀夜叉神を頼まれた男は、夜叉神を手に入れた後もプレイを続けてしまい姫より先にクリア。
槍沢:そりゃダメだ。
栃城:これには姫もおかんむり。結婚は無しにされました。
槍沢:こりゃしょうがない。怒らせちゃったもん。
栃城:そして最後の男は、おもちゃ会社ではなく宝酒造を買収。
槍沢:おしい! つーかよく買収できたな。
栃城:こうして男たちの求婚を断った姫ですが、次に帝から求婚されてしまいます。ただの男たちから帝へいわゆる強さのインフレです。
槍沢:なんの話だよ。
栃城:主人公の戦う相手がより強いものより強いものに乗り越える障害がより高いものより高いものになっていき物語が袋小路に入っていくという強さのインフレです。
槍沢:説明しなくていいよ!
栃城:ジャンプのマンガによく見られます。
槍沢:お前、かぐや姫ジャンプに連載してんのか? してないだろ!
栃城:そして帝はかぐや姫の出したドラゴンボール7つという条件を達成してしまいます。
槍沢:本当にジャンプで連載! てか帝よく集められたな!
栃城:この事態にもかぐや姫は動じることなく神龍に頼んで結婚をなかったことにしてもらいます。
槍沢:ひどい女だかぐや姫!
栃城:さて今日の話はここまでです。
槍沢:おわり!? あとちょっとなんだから最後までやんなよ。
栃城:次回予告!
槍沢:なんだよ。
栃城:今明かされる衝撃の告白。おばあさん、話があるの……。 えっ!?
   おじいさん。姫から話が……。 な!? それは本当か……。
   帝さん。姫から話が……。 …………ん? いまなんか言った?
槍沢:聴いてねえのか! 聴いとけ帝!
栃城:スティーブ姫から話が……。 OH MY GOD!!
槍沢:誰だー!! その外国人誰だー!! てかこの数珠繋ぎなに?
栃城:そして感動のラストシーン。さよならおじいさん。涙ぐむおじいさん。(棒読みで)かぐやひめーいつでもかえってこーい。
槍沢:なんで棒読みだじいさん!! 一番感動するところじゃん!!
栃城:こうしてかぐや姫は月に帰っていきました。
槍沢:予告で言っちゃった!
栃城:次回最終回5時間半スペシャルかぐや姫最後の聖戦
槍沢:なんだそのタイトル! しかもどんだけ長くやるんだ。
栃城:これで子供人気はバッチリだね。
槍沢:そんなわけない! いいかげんにしろ。
2人:どうもありがとうございました。

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

442/545いっぱいいっぱい

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●




●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●


ケースバイケース

コント「お正月」 (3/3)


●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●


川嶋:やりました!3連勝です!

持村:それではご覧ください。漫才「コソボ問題」。

川嶋:やってねえよ。



司会:今回は初のコントでお見事3連勝! それでは、コソボ季節ネタをどうぞ! ケースバイケース!


●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

お正月!

カウントダウンが始まった!
いよいよ新年の幕開けだ!

持村の2五歩が炸裂した年越しの瞬間

持村:ていうかなんで俺ら将棋指してるの?
川嶋:お前がやりたいって言ったから。


お正月!

お正月といえばおせち料理!
数の子、伊達巻、昆布、黒豆他、様々な料理が詰められている!

1辺が2cmの正方形の重箱に

川嶋:小さすぎるだろ!
持村:しかし、よく詰めたなあ・・・


お正月!

正月に届く年賀状!
新年最初のご挨拶だ!

持村に年賀状という概念は存在しない

川嶋:1通も来てない負け惜しみだろ?
持村:うるさい!


お正月!

餅つきが始まったぞ!
ぺッタンペッタンペッタン・・・

ゴキッ

持村:こ・・・腰が!
川嶋:情けない・・・


お正月!

お正月には〜 凧揚げて〜
コマを〜回して遊びましょ〜♪

凧を回す川嶋

持村:揚げられないでひきずってるの?
川嶋:・・・うん。


お正月!

正月の遊びといえば羽根つき!
負けたら墨を塗られるぞ!

ケニア人 持村

持村:もう、全身真っ黒よ。
川嶋:いくらなんでも負けすぎだろ!


お正月!

神社でおみくじをひいた!
「凶」が出た川嶋・・・

「きょうだけに、凶なのも今日だけだよハッハッハー」
という川嶋のダジャレにひく持村

川嶋:じゃあこれは?おみくじひいて「お〜みっくじ〜」
持村:ていうかそれってダジャレなの?


お正月!

子供達が楽しみにしているお年玉!
袋の中身は・・・

肩たたき券

川嶋:・・・せめて現金じゃないの?
持村:しかも、有効期限今日ってなってるし。


お正月!

お正月には書初めだ!
「健康第一」と書いた川嶋!

「牛乳石鹸」と書いた持村

川嶋:・・・飲むの?
持村:・・・え?


お正月!

いい初夢を見るぞ!
一富士・二鷹・三なすび!

おやつのなすびもろとも鷹にさらわれて、
富士樹海に落とされた夢を見た持村

持村:これって吉兆なんだろうか?
川嶋:微妙だな・・・


お正月・・・終了!
本年もよろしくお願いいたします。

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

430/545いっぱいいっぱい

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●




●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●


ビッグノース

漫才 〜株・遠足・怪談〜  (1/2)


●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●


大村「やったー!!なんとか受かったー!!」

北田「優しい人が多いみたいで!!」



司会:前回の敗退を胸に挑んだ今回。 見事に勝利をつかんだ! ビッグノース!


●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

大村「どうも!こんにちわ〜!ビッグノースです〜!」

北田「いや〜最近、とても寒いんでね、株主になりたいんですよ」

大村「関連性を説明しろ!!温度と株は全く関係ねえよ」

北田「でも最近、マジで株が人気だよな」

大村「そうですね〜。今では主婦なんかが個人株主になってますからね」

北田「そうそう。もういつでも、株、株、って感じになってるからな」

大村「ホントにね。掃除機かけてる時も株だし、洗濯機まわしてる時も株だし」

北田「マンモスを狩りに行ってる時も株だし」

大村「時代めちゃくちゃだよ!!なんで掃除機と洗濯機がある時代に肉を調達しに行ってんだよ」

北田「くそう!!マンモスめ!!どこへ行きやがった!!さすがに上野は広い!!」

大村「上野動物園に来んな!!マンモスいねえし!!しかも動物園なら肉はたくさんあるだろ!!

   まあそんな話はいいんですよ。

   今はホントに個人で株ができますからお金お金って感じですよね」

北田「そうだよな。マジでいずれカメックスの光線でバブルが来るぞ」

大村「バブル光線は関係ねえよ!!ポケモンの攻撃で世の流れを決められちゃ困るよ!!」

北田「でもインターネットができないと株できねえだろ」

大村「まあ確かに今は個人での株の取り引きは大体インターネットですもんね」

北田「パソコンなんて難しくてわかんねえよ」

大村「そうですか?」

北田「だってわかんねえじゃん、パソコン運ぶ時にどこを持てばいいのかとか」

大村「そこの問題かよ!!常識くつがえすのやめてくれよ!!

   今はほとんどの人がパソコンができて当たり前みたいな時代になっちゃったんですから」

北田「それが一番迷惑なんだよな〜。

   前も就職の面接行ったけど、パソコンできないだけで落とされたからな」

大村「あ、そうなんですか。やっぱ大変ですね」

北田「ホント受けるんじゃなかったぜ、ヤフーの面接」

大村「落とされて当然だろ!!パソコンできて当たり前以前の問題だろそこは!!」

北田「でもパソコンできすぎる奴も嫌われるぜ?オタクみたいで」

大村「まあ確かにそれはあるかもしれませんけどね。
   
   そう言う奴が危ないのは、

   インターネットゲームのやりすぎで現実との区別がつきにくくなる現象が起こる時ですよ。

   人を傷つける事に関して何も思わなくなったりね」

北田「そうそう。宿題を忘れた時も先生に『セーブし忘れたんで』とか」

大村「都合よすぎるだろ!!セーブ機能は便利だけど!!」

   確かにこう見ると今の小学生とか心配になってきますね。

   僕らの小学生の頃なんかはそう言う面ではしっかりしてたんですけどね」

北田「小学校の頃は遠足もあったからな」

大村「ああ、遠足ですか。あれはかなり楽しかったですね」

北田「遠足前日に学校で先生に質問するんだよな」

大村「そうそう。

  『先生、バナナはおやつに入るんですか!』とかね」

北田「そうそう。あと『先生はおやつに入るんですか!』」

大村「肉食動物になるな!!先生がおやつなら普段は何を主食にしてんだよ!?」

北田「『先生はバナナですか!』」

大村「哺乳類!!植物とは全く違う種族だという事をわかってあげよう!!

   それで遠足の当日はバスの中でみんないろいろな話をするんだよな」

北田「そう、それ。俺なんか怖い話を絶対にしてたもん」

大村「へ〜、北田くん怖い話できるんですか」

北田「できるに決まってるだろ!!目玉親父のファンだぞ!!」

大村「全く関係ねえよ!!その原理でできるなら芸人のファンは面白い事を言えんのか!?」

北田「あれは俺が小学校の時だった・・・」

大村「いきなり始まった」

北田「俺は忘れ物を自分の教室にしたために、走って戻った」

大村「なんかベタですけど、まあ雰囲気は出てますね」

北田「外は既に真っ暗だった。俺は急いで自分の教室へ行った。

   そして、教室に到着した後、忘れ物だった『体操服』を手にとった。すると・・・」

大村「ん・・・?」

北田「なんと、体操服の短パンが・・・なかったのだー!!」

大村「・・・・・・・・・は?」

北田「俺は仕方なくその体操服を手に取り、透明な血まみれの女の子が邪魔だったので蹴って帰った」

大村「脅かす所ちげえよ!!どこに重点おいてんだよ!?

   今頃その血まみれの女の子もエキストラ扱いされて悲しんでるよ!!」

北田「ご機嫌だった僕は、ついでに去年に自殺した佐久間くんと会話した」

大村「『お、久しぶり』みたいな感覚で言うな!!短パンがないより数段怖いから!!

   怪談て言うのは音楽室のヴェートーベンの絵の目が動いたりとかですよ」

北田「ああ、知ってる。あと、ハートマークになったり」

大村「誰に恋してんのヴェートーベン!?可愛い!!ってそんなのはいいんだよ!!

   さらに、人体模型が勝手に動いたりね」

北田「ああ、それもあるな。さらに、料理したり洗濯したり」

大村「どんだけ家庭的な人体模型だよ!?今すぐ結婚できそうじゃねえか!!」

北田「ほかにも人体模型のお勧めな所いっぱいあるぞ!!

   横山やすしみたいに『心臓、心臓』って探して」

大村「笑えねえよ!!心臓を落とすな!!メガネには敵わなすぎる!!」

北田「怪談と言えば、ほかにも、夜中にプールで幽霊の・・・」

大村「ああ、泳ぐ音が聞こえるんですね」

北田「目が泳ぐ」

大村「何に動揺してんだよその幽霊!?目の水泳大会でもしてんの!?」

北田「あと、パソコン教室の片隅のパソコンにおばちゃんの幽霊が座ってボソボソ言ってる、とかね」

大村「なんですかそれ?全く聞いた事ないですけど。ボソボソってなに言ってるんですか?」

北田「『株、株』って」

大村「もういいわ」


二人「ありがとうございました」

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

327/545いっぱいいっぱい

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●


審査結果の詳細はこちら