司会:それでは見事OAを獲得した上位5組の発表です!








ケースバイケース! 476いっぱいいっぱい 第2位 (2/2)

今回は
歴代9位タイ記録で、2連勝&2連続で高得点OAだ!

パピーゲバ
! 476いっぱいいっぱい 第2位 (3/3)

今回
歴代9位タイで、全ての回で歴代TOP10入りの点数! そして今期3勝1番乗り!

シベリア派遣部隊! 396いっぱいいっぱい 第4 (3/4)

最初の敗退なんのその、3連勝でこちらも今期3勝目をGET!

シュールストロム! 373いっぱいいっぱい 第5位 (1/1)

初挑戦はすれすれながら見事な得点で初OA!


八重霞! 373いっぱいいっぱい 第5位 (1/1)

こちらも、初挑戦はすれすれながら見事な得点で初OA!

ナロウカーブ! 488いっぱいいっぱい 第 (2/2)

前回を大幅に超える、
歴代7位タイ


それでは勝ちあがった5組のネタをどうぞ!





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ケースバイケース

漫才「料理」 (2/2)


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持村:スペシャルサンクス・岡嶋。

川嶋:誰?



司会:今回も高得点で決めてくれた! 2連勝! スペシャルサンクス・ケースバイケース!



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川嶋:はいどうも、ケースバイケースです!
持村:いやー、最近はCMブームですねー。
川嶋:・・・CMにブームってあるんですかね?
持村:だって、テレビをつけるとほとんどどこでもCM流れてるでしょ。
川嶋:ブームじゃなくてもそうだけどね。CMって基本的にそういうものだから。
持村:毎日CMを見ていると、こっちもCMを作りたくなってくるじゃないですか。
川嶋:そうですか?僕はそうでもないですけどね。
持村:僕、「こんなCM作りたい!」っていうのがあるんですよ。
川嶋:もう案まで出来上がってるんだ。
持村:フィギュアスケートの安藤美姫っているでしょ。
川嶋:あー、あの高校生の。今話題ですよね。
持村:あの人が、フィギュアスケートの演技した後に水分補給している姿を
映すんですよ。
川嶋:なるほど。いいじゃないですか。
持村:「あの安藤美姫も愛飲!」というテロップの後に、商品名を言うのね。
川嶋:「アミノサプリ!」とかですか。
持村:「マグナムドライ!」
川嶋:ビールかよ!高校生が飲んだらだめだろ!
持村:「回転し続けてフラフラになった体もこの一本でスッキリ!」
川嶋:ならないよ!酔っ払って余計フラフラになるわ!
持村:ダメですか?
川嶋:ダメですね。未成年に酒飲ませちゃいけませんよ。
持村:そうはいっても、みんなけっこう成人する前からお酒って飲んでるものでしょ?
川嶋:そうかもしれないけど、表立って言えることじゃないからね。
持村:僕は、中学の頃にはもうガンガンに飲んでましたからね。
川嶋:けっこうなワルだったんですね。ビールですか?
持村:いや、みりん。
川嶋:確かにコンビニとかだとみりんは酒のコーナーに置いてあるけどね。
   調味料として使う分には問題ないですから。
持村:いや、うちは食前酒としてみりんを飲んでますから。
川嶋:なんでわざわざそこでみりんなんだよ!
   食前酒ならもうちょっといい選択肢あっただろ!
持村:ほらあれ、見た目白ワインに似てるじゃん。
川嶋:そうでもないよ。薄めで見たらギリギリそう見えるかもしれないけどさ。
持村:で、白ワインより安いじゃん。だから。
川嶋:「だから。」じゃねえよ!
   お前の家が酒を選ぶ基準は見た目だけか?味を見ろ!
持村:ワイングラスにみりんを注いでね。
川嶋:もう完璧に白ワイン飲む感覚だな!
持村:飲む前には当然、グラスを回してにおいをかぎますね。
川嶋:なんか、かっこつければつけるほど情けなく思えてくるんだけど。
持村:においかいで、「料理に使ったらうまそうだなあ・・・」と思ったりしてね。
川嶋:そりゃそうだ!もともとの使い道がそうだからね!
持村:それ以来調味料としても使ってるんですけど。
川嶋:そうですよ。食前酒にみりんなんか飲んじゃいけませんって。
持村:「なんか」って・・・あなたみりんをバカにするんですか?
川嶋:別にバカにしてるわけじゃないですよ。ただ食前酒としては間違ってるというだけで。
持村:みりんをなめちゃいけませんよ。
   なにせ、料理のまみむめもの一角を担っているんですから。
川嶋:ちょっと待て。料理のまみむめもって何?さしすせそなら聞いたことあるけど。
持村:持村家に代々伝わっているんですよ。「料理のまみむめも」って。
川嶋:へー、そんなのあるんだ。ちょっと気になるな。
持村:じゃあ教えてあげましょう。
川嶋:お願いします。まず、料理のまみむめもの「ま」って何?
持村:麻婆豆腐。
川嶋:なんで料理そのものなんだよ!
持村:いや、僕が好きだから。
川嶋:お前の好みは聞いてないよ!
持村:まあ、実際のところはマヨネーズなんですけど。
川嶋:じゃあ最初からそっち言えよ。なに妙なフェイントかけてんだよ。
持村:「み」はみかんね。
川嶋:みりんじゃないのかよ!
持村:でも、みかんはみりん以上に押しも押されもしない調味料じゃないですか。
川嶋:そうでもねえよ。ほとんどの人がそのまま食べてるよ。
持村:今度コーヒーにみかんジュースを混ぜて友達に出してみなさいよ。
川嶋:なにそれ。案外おいしいの?
持村:即座に殴られるから。
川嶋:やっぱりまずいんじゃん!ダメじゃん!
持村:じゃあもうみりんでいいよ!
川嶋:なに逆ギレしてるんだよ。次、「む」はなんなの?
持村:紫式部。
川嶋:人じゃねーか!しかもかなり昔の人を選んできたな!
持村:紫式部は案外料理うまかったんですよ。
川嶋:そうなんだ。初めて聞いた。
持村:得意料理はカルボナーラ。
川嶋:当時の日本にそんなものなかっただろうが!そこは日本食じゃないとおかしいだろ!
持村:さらにすごいのが「サトウのごはん」。
川嶋:どこがさらにすごいんだよ!チンすりゃ誰でもできるだろそんなもん!
持村:いや、「サトウのごはん」でカルボナーラ作るんだよ。
川嶋:ある意味すごいけども!
   じゃあ、「む」は紫式部として、「め」は何?
持村:メスシリンダー。
川嶋:それ実験器具だよ!料理と関係ないもの持ってきてどうする!
持村:いや、うちではメスシリンダーで分量を量るんですよ。
川嶋:確かにきっちりと量れそうだけども!計量カップとか料理用のがあるからそれ使えばいいだろ!
   最後、「も」!
持村:モミーナス。
川嶋:・・・何?その、モミーナスって。
持村:これは、持村家に代々伝わる秘伝の調味料なんだ。
川嶋:へえ・・・どういうものなの?
持村:今日は特別にその作り方を教えてあげましょう。
川嶋:それはありがたい。ぜひ教えてください。
持村:塩酸と水酸化ナトリウムを同じ量ずつ混ぜるんだ。
川嶋:それ塩だよ!秘伝でもなんでもないよ!
持村:メスシリンダーで正確に量らないと危ないぞ。
川嶋:そこでメスシリンダー出てくるのかよ!
持村:モミーナスはすごいんですよ。ナメクジを溶かす魔法の薬なんだから。
川嶋:それもう完璧に塩だよ!
   そんなめんどくさい作り方しなくても、塩くらいその辺に売ってんじゃん。
持村:え・・・そうだったの・・・?
川嶋:知らなかったの?
持村:うん。ショックだ・・・
川嶋:なんか俺が落ち込ませたみたいになってるけど、いつかは知ることだからね。悪く思うなよ。
持村:まあ・・・たぶん、今晩みりん飲んで寝れば、明日には立ち直ってると思う・・・
川嶋:いいかげんまともな酒飲めよ!もういいよ。

2人:どうもありがとうございました。

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476/545いっぱいいっぱい

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パピーゲバ

コント・社長  (3/3)


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カッパッパー♪ルンパッパー♪(カッパと肩組み、スキップ)



司会:今期3勝1番乗りで超高得点連発! 社長! やりましたよ! パピーゲバ!


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池のほとりにスーツ姿の男が立っている。

島田:社長!社長!いい加減に出てきてください。

ぶくぶく泡立つ池

島田:お願いしますよ、社長!

(ザバッ)

池からカッパが顔を半分だす。

河童:…。

島田:社長、おはようございます。

河童:(ザブン)。<もぐるカッパ>

島田:潜らないでください!ちゃんと会社に来てくださいってばッ!(グイッ)<カッパをひっぱりあげる>

河童:…無理。

島田:無理とかじゃないです!

河童:…キュウリを食うかね?

島田:いらないですよ!そんな場合じゃないんです!

河童:(バリボリ)

島田:キュウリを食べないでください!大事な話があるんです!

河童:キュウリはうまい。でも、メロンの方が好きだ。

島田:今、そんな事言われても知りませんよ!

河童:あれは瓜科だからな。瓜は良い。スイカも好きだ。

島田:社長…何の話をしてるんですか?

河童:(ザブン)

島田:(グイ)潜らないでくださいッ!池から出てきて自分の好物を発表して、そして去っていくって、意味がわからないですよ!

河童:嫌いなものは茄子だよッ!

島田:知りませんってば!

河童:あれは、身体が冷える。

島田:嫁か!あんたは!

河童:社長ダヨッ!

島田:わかってますよ!

河童:あ、アメンボッ!

島田:子供か!あんたは!

河童:社長ダヨッ!

島田:わかってますよッ!

河童:子供で思い出したが、子供とは怖いものだね。

島田:あのー。本題に入らせてもらえませんか?

河童:この前、子供たちに見つかってしまってね。

島田:それは、大変でしたね。

河童:私も散々抵抗したのだが、羽交い絞めにされて、おちんちんを、ジロジロ見られてしまったよ。

島田:…私は、こんな人の元で働いているのか…。

河童:そのとき、子供たちに描かれたおちんちんのスケッチがあるが、みるかね?

島田:見ませんよ!

河童:そうか。なかなか可愛らしいぞ。

島田:知りませんよ。

河童:…じゃ!(ザブン)

島田:だから、潜らないでくださいッ!(グイ)自分のおちんちんのスケッチを勧めて、そして去るって意味わからないですよ!

河童:マサオ君は転校しちゃうんだよッ!

島田:何の話ですかッ!

河童:マサオ君と私の間のたった一つの思い出の品、それが、あのスケッチなんだよッ!

島田:なんで、ちょっと友情が芽生えてるんですか?

河童:この夏の、思い出だよ。(ザブン)

島田:だから、潜らないでくださいってば!(グイ)

河童:泣いてなんかねーよッ!潜ってたから、目が赤いんだよッ!

島田:あ、泣いてたんですか。

河童:泣いてねーっつってんだろ!人間なんか、嫌いだからなッ!マサオがいなくなったって、寂しくなんか!寂しくなんか!…バイバイ。マサオ。

島田:あ、社長。いいっすか。本題に入って。

河童:うん。

島田:じつは、社長がちっとも会社に出社してこない間にですね。

河童:わあっ!カラスッ!(ザブン)

島田:もう社長!(グイ)

河童:カラス…もう、いない?

島田:そんなにカラスが苦手なんですか?

河童:うん。頭に「カ」のつくものは基本的に苦手だな。

島田:……。

河童:いま、お前自身、頭に「カ」がつくじゃないかと思ったな?

島田:いや、別に、その…。

河童:隠し事も「カ」がつくから嫌いだぞ。

島田:はい。めちゃめちゃ思いました。

河童:ひどいッ!(ザブン)

島田:(グイ)だから、潜らないでくださいッ!傷つくなら、誘導尋問しなきゃいいじゃないですかッ!

河童:私はカミナリに撃たれるのは、本当に嫌なんだッ!

島田:そりゃ、誰だってそうですよ。

河童:あと、あれだ。蚊も苦手だ。

島田:あれはうっとうしいですもんね。

河童:蚊取り線香のほうがもっと苦手だがな。

島田:それじゃほとんど、あんたが蚊じゃないかッ!

河童:社長ダヨッ!

島田:わかってますって!

河童:あれは、見てると目が回る。

島田:そっちですか!?カッパってそんなに頭の悪い動物だったんですか!

河童:カッパを侮辱するなあッ!

島田:はあ。

河童:(バリボリバリボリッ)

島田:なんで、いきなりキュウリを食うんですか!?

河童:うむ。機嫌が直った。

島田:うむ。なんて、どっしりとした口調で言ってますけど、言ってる内容はすっごく単純でバカですよ。

河童:にっこり。

島田:あ、単純でバカなんていったのに、まだ機嫌が良い。キュウリパワー、すごいなあ。

河童:まあ、でもあれだな。頭に「カ」のつく一番苦手なのは……うちのかあちゃんだけどネ!

島田:……。

河童:……ポッ!(ザブン)

島田:もうッ!(グイ)恥ずかしがるんだったら、ベタベタなギャグを言わなきゃいいじゃないですか!

河童:私は妻をとても愛しています。

島田:知りませんよッ!ああ、イライラしてきた。社長、タバコ良いですか?

河童:いいよ。

島田:スーハー。

河童:……。

島田:スーハー。

河童:……。

島田:(キョロキョロ)

河童:(頭を差し出すカッパ)

島田:あ、すみません。(カッパの皿を灰皿代わりにする。)

河童:(頭の灰を手にこすりつけて、においをやたら嗅ぐのに夢中のカッパ)

島田:社長、いいですか?

河童:うん。

島田:あの、ですね。社長が会社に来ない間、大変なことになってるんですよ。

河童:会社も頭に「カ」がつくね。

島田:そんな理由で、出社してこなかったんですか!?

河童:違うよ。カメと甲羅キャラが被ってる事に悩み続けていたんだよ。また「カ」が出てきたね。本当に嫌だ「カ」。

島田:何を言ってるんですか!そんなわけのわからない理由で会社をほったらかしにしてたんですか!?

河童:カッパだけに、自分の殻に閉じこもってたってわけだな。

島田:……(カッパの腕を掴む)

河童:(ビチャビチャ)恥ずかしいッ!潜らせてッ!潜らせてッ!

島田:だから、言わなきゃ良いじゃないですか。

河童:カッパは甲羅の中に身体を入れられないんだよッ!

島田:じゃあ、うまいことも何にも言えてないじゃないですかッ!

河童:で、大変な事態とは一体、なんだねッ!

島田:うお。いきなり社長らしくなった。

河童:早く、社長である私に報告しなさい。一分一秒も無駄には出来んのだよ。

島田:さんざん、話の腰を折っておいて…。あのですね、うちの会社、ここのところ業績があまり良くなかったんですよ。そこで、合併の話が持ち上がったんです。

河童:合併か…。(真剣な顔をするカッパ)

島田:あ、本当の社長の顔になりましたね。

河童:ガッペイとカッパは響きが似ているな。

島田:ちょっと真剣な顔して、何を考えてたんですか!

河童:あっ!気づいた!「カッパのガッペイ」ってすごくありそうな名前だ!

島田:いい加減にしてくださいよ社長ッ!事実上、のっとられるようなものなんですよッ!

河童:カッパのガッペイって…ありそう。(カキカキ)

島田:何、メモを取ってるんですか!(カッパから紙を取り上げる)

河童:か、返しなさいッ!

島田:わあっ!おちんちんだっ!

河童:ひどいっ!マサオ君との思い出なんだぞッ!

島田:その思い出に、「カッパのガッペイってありそう。」なんてわけのわからないメモをでかでかと書いたのはどこの誰ですかッ!?

河童:(後ろを振り返る)

島田:あんたでしょっ!振り返ったって誰もいませんッ!

河童:あ。

島田:素で忘れてたんですかっ!?

河童:どうしよう。今度、マサオ君が遊びに来るんだ。

島田:ついこの前、転校したんじゃないんですかっ!?

河童:学区が変わったくらいの感じ。

島田:それなのに、泣いちゃったんですか!?

河童:泣いてねーっつってんだろッ!

島田:もう、別にいいですけど。

河童:ああ、どうしよう。マサオ君にバレたら、タバコを頭のお皿にギューって押し付けられちゃうよッ!

島田:えッ!?それ、さっき私が社長にやりましたよね!?

河童:熱かったー。びっくりしたね。自分の部下が社長である私の頭にタバコを押し付けるなんて、前代未聞だもんね!

島田:アアッ!すみませんでしたッ!私、てっきり…。

河童:よし、じゃあ、許してやるから、頼みを聞いてくれ。

島田:えっと、なんでしょう?

河童:頼むッ!私のおちんちんをスケッチしてくれッ!

島田:それは無理です。

(終)

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476/545いっぱいいっぱい

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シベリア派遣部隊

コント/日本会話教室 (3/4)


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碓氷:勝った勝った買った飼った刈ったー!

市河:うるさい。



司会:短期間で、お見事3連勝! 見るものを虜にするコントで今期3勝! シベリア派遣部隊!


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碓氷:起立、呼吸、礼、呼吸、着席、呼吸。

    はい、じゃあ今日も皆さんと楽しく日本語を勉強しましょう。



生徒:ワカリマシタ。先生。



碓氷:まずは前回の復習から。

    私の後に続けて言ってください。



    おはようございます。



生徒:オハヨウゴザイマス。



碓氷:ありがとうございます。



生徒:アリガトウゴザイマス。



碓氷:わし、不器用ですけん。



生徒:ワシ、不器用デスケン。



碓氷:夏草や 蛙飛び込む 法隆寺。



生徒:夏草ヤ 蛙飛ビ込ム 法隆寺。



碓氷:お母さーん、白州干し今日5度目だよ。



生徒:オ母サーン、白州干シ今日5度目ダヨ。



碓氷:違う違う。しるぁあすぼすぃ。



生徒:シルァスボスィ。



碓氷:しるぁあすぼすぃ。



生徒:シルァスボスィ。



碓氷:「ら」じゃなくて「るぁ」ですから、そこ、注意して下さい。



    ズートルビ。



生徒:ズートルビ。



碓氷:俺達は腐ったミカンじゃない!



生徒:俺達ハ腐ッタミカンジャナイ!



碓氷:はい、復習はここまで。

    今日は教科書の、えー・・・と、1327ページを勉強します。



    あ、急に思い出したんですけど、そういえば明日はヴ、ヴャチェス・・ラ・・ヴォヴィチさんの誕生日ですね。

    みなさんで祝いましょう。

    ハッピバースデートゥーユー パッピバースデートゥーユー♪

    パッピバースデーディア ヴャチェスラヴォヴィチー 言いにく。

    ま、これくらいでいいでしょう。えーと、ヴャ・・ヴャチェ・・・・・彼は明日で16歳になります。

    って事は今夜が最後の15の夜ですか。盗んだバイクで走り出しちゃってください。

    えー・・・それでは、私の後に続いて言っていってください。


   
    地球。



生徒:地球。



碓氷:丸い地球。



生徒:丸イ地球。



碓氷:青く丸い地球。



生徒:青ク丸イ地球。



碓氷:えー・・・。



    おばあさん。



生徒:オバアサン。



碓氷:角のタバコ屋のおばあさん。



生徒:角ノタバコ屋ノオバアサン。



碓氷:オリンピックでメダルを総なめにした角のタバコ屋のおばあさん。



生徒:オリンピックデメダルヲ総ナメニシタ角ノタバコ屋ノオバアサン。



碓氷:ただ、この後に何とかピングとやらで捕まったそうです。次、行きまーす。



    ちょっとケビンさん。授業中にガム噛まないでもらえますか?

    何で、じゃないでしょう、メジャーリーガーじゃないんですから。

    今すぐそのガムを飲み込みなさい!出すんじゃなくて飲みなさい。

    飲みました?次からはその銀紙ごと飲ませますからね。

    
    えー、授業に戻ります。




    月。



生徒:月。



碓氷:満月。



生徒:満月。



碓氷:テトリスのレベル15並みのスピードで地球に落ちてくる満月。



生徒:テトリスノレベル15並ミノスピードデ地球ニ落チテクル満月。



碓氷:後に天文学者のコペルニケスはこの現象を「アルマゲドン」と名づけました。


    それではnext word.


    鼻毛。



生徒:鼻毛。



碓氷:美しい鼻毛。



生徒:美シイ鼻毛。



碓氷:しるぁあすぼすぃのように美しい鼻毛。



生徒:シルァスボスィシノヨウニ美シイ鼻毛。



碓氷:ちゃんとできてますね。



    あっ、ちょっと待ってて下さい。

    マイケルさん、振って芯が出るタイプのシャーペンを使って

    どれだけ早く芯が出るか1人でチャレンジするのは止めてください。

    さっきから手がバーテンダーのシェイクばりのスピードで動いてましたよ。

    次やったらシャーペンの芯をそうめんに変えますからね。わかりましたね?

    ・・・・・だめだ、全然通じてない。くそー、こういうときだけ日本国籍じゃない特権    を活かしてやがる。

    あいつあとでバッティングセンターでひたすらバントのみやらせてやる・・・

    あ、すいません。戻ります。えー・・・と・・



    ジェット機。



生徒:ジェット機。



碓氷:マッハ2のジェット機。



生徒:マッハ2ノジェット機。



碓氷:角のタバコ屋のおばあさんに負けた上に、今夜のおかずにされたマッハ2のジェット機。



生徒:角ノタバコ屋ノオバアサンニ負ケタ上ニ、今夜ノオカズニサレタマッハ2ノジェット機。



碓氷:おばあさん、刑務所で大したもの食べてなかったからこうなったらしい

    って、今朝のズームインで言ってました。



    えー、ちゃんこ。



生徒:エー、チャンコ。



碓氷:・・・・・

   ボルシチ。



生徒:ボルシチ。



碓氷:・・・・・

   赤長渕 青長渕 黄長渕。



生徒:赤長渕 青長渕 黄長渕。



碓氷:(チッ)・・・・・

    東京特許きょきょこく、あーーーーー!!



生徒:東京特許許可局、アーーーーー!!



碓氷:(何だろう、目に見えないエネルギーの流れが大地から足の裏を伝わってくるこの悔しさ100%の感情は・・・)



    ジョニー。



生徒:ジョニー。



碓氷:留学生のジョニー。



生徒:留学生ノジョニー。



碓氷:角のタバコ屋のおばあさんより速く走れ、しかもチーカマ好きの留学生のジョニー。



生徒:角ノタバコ屋ノオバアサンヨリ速ク走レ、シカモチーカマ好キノ留学生ノジョニー。



碓氷:もう、どこに突っ込んでいいのやら。



    衆議院。



生徒:衆議院。



碓氷:参議院と衆議院。



生徒:参議院ト衆議院。



碓氷:来年のオンバトのセミファイナルの会場は参議院と衆議院。



生徒:来年ノオンバトノセミファイナルノ会場ハ参議院ト衆議院。



碓氷:ファイナルはムネオハウス。



    じゃあ、今日はここまで。

    起立、礼。



生徒:先生サヨウナラ。



碓氷:さようなら、ジョニー。

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396/545いっぱいいっぱい

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シュールストロム

漫才「プロ野球チームをつくろう!」 (1/1)


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三村「どうも、シュールストロムです」

大下「初挑戦で受かりました!やったー!」

三村「ではどうぞ」



司会:野球大好き野球漫才が初挑戦初OA! 期待大大! シュールストロム!


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三村「どうもーシュールストロムです」
二人「よろしくお願いします」
大下「長文初めてですけどねーがんばっていきたいと思います!」
三村「ですね」
大下「んで三村、今日は話したいことがあるんだけど」
三村「なに?」
大下「どうも最近のプロ野球は盛り上がりに欠けると思ってさ」
三村「シーズンオフだぞ、なんで今頃その話題なんだよ」
大下「じゃあお前はプロ野球界が今のままでもいいのか?」
三村「そりゃ今のままじゃまずいとは思うよ」
大下「だろ?」
三村「でもロッテの31年ぶりの優勝はだいぶ盛り上げてくれたと思うよ」
大下「確かにね」
三村「千葉県民も喜んでると思うよ」
大下「コアラのマーチがタダで配られたからか?」
三村「そんなニュースもあったけど!何より優勝でしょ」
大下「けどいいニュースばかりじゃないぞ」
三村「例えば?」
大下「合併にストライキ、ウラ金問題もあったぞ」
三村「どんだけ前の出来事だよ!話題古すぎだろ!」
大下「長嶋も引退したし」
三村「だから古いって!」
大下「俺はそんなプロ野球界に新しいチームをつくって殴りこみにいきたいんだよ」
三村「そういうことね、ちょっとおもしろそうだな」

大下「まずは選手集めから」
三村「本格的じゃん」
大下「一億円でヤンキース松井選手とマリナーズイチロー選手を入団させて」
三村「絶対無理でしょ!松井とか60何億で交渉してんだぞ!」
大下「次に5000万でライブドアから堀江選手を」
三村「ホリエモン!?あの人なんだかんだプロ野球に顔出してるけど野球できないって」
大下「あと1000万でカープから福地選手を」
三村「それなりに戦力になりそうだけど、多分みんな知らないと思う」
大下「広島カープで足が速くて代走とかででてくる人ですよ」
三村「わからないって!自分が好きだからってマニアックなほうに走るのよくないよ!」
大下「…ゴメン」
三村「真面目に謝んなよ!」
大下「次に監督は広島の鉄人」
三村「まさか鉄人衣笠?!」
大下「28号」
三村「なんでそこだけアニメだよ!お前広島の鉄人って言っただろ」
大下「鉄人28号は広島出身なんだよ」
三村「嘘じゃん!絶対ありえないじゃん」
大下「あーる時は正義の味方♪あーる時は悪魔の手先♪(主題歌)」
三村「ほら、危ないじゃん!」
大下「次にコーチは星一徹」
三村「今度は巨人の星かよ!だいぶ野球には近づいたけど」
大下「鬼コーチですね」
三村「架空の人だよ」
大下「残りの選手は予算の問題でウチの中学校の野球部から」
三村「勝つ気ゼロじゃん、中学生がプロと試合って」

大下「次にチームの本拠地を決めます」
三村「ここ肝心だよ」
大下「本拠地は鳥取」
三村「…地味(鳥取県民の方すいません)」
大下「球場名は「鳥取砂丘球場」」
三村「ほぼ砂漠でしょ、野球なんてできないって」
大下「負けたチームは球場の砂を持ち帰ります」
三村「甲子園か!もう好きなだけ持ってって!」
大下「あと予算の問題で男子トイレは作りません」
三村「それは困るだろ!で、なんで女子トイレは作るんだよ!」

大下「次にチームのグッズを作ります」
三村「いろいろ作って人気を上げないと」
大下「まずは応援グッズ」
三村「メガホンとかだ」
大下「拡声器」
三村「うるせー!それ何万人と使うんだぞ」
大下「いや、鳥取砂丘球場は座席数3だから」
三村「どれだけ貴重な試合やってんだよ!」
大下「次に文房具」
三村「マスコットキャラクターのノートやペンだな」
大下「修正ペンと砂ケシ」
三村「売れないでしょ、事務で使うような物じゃん」
大下「砂ケシの砂は球場の砂を使用してます」
三村「いらないマメ知識だね」
大下「あと砂時計」
三村「また球場の砂?」
大下「………(泣)」
三村「図星じゃん!読めるんだよそのくらい」
大下「さあチームもできたし実際にプロ野球チームと試合してみよう」
三村「勝てる気しないわ」
大下「俺が実況でお前は解説ね」
三村「わかったよ」


大下「さあ鳥取砂丘球場巨人対鳥取」
三村「二度とない試合ですね」
大下「今回運よく球場に入れたのは私と解説の三村さんと中学生の北別府くんです」
三村「本当に3人しか入れないの!?で北別府って誰だ」
北別府「かっ飛ばせー由伸!!!!!!!!!!!!」
三村「拡声器うるせー!!!しかもこいつ巨人ファンかよ!」
大下「1回鳥取の攻撃は1番イチローがヒットで出塁」
三村「よし!鳥取ガンバレ」
大下「2番堀江はお腹にボールがあたりデットボール」
三村「そこまでデブじゃないでしょ!」
大下「堀江に代走で福地がはいります」
三村「ほんとに代走ででてきた!!!」
大下「3番松井、ホームランで3点先制です」
三村「よっしゃー!」

大下「しかし9回、鳥取最後の攻撃67−3で負けています」
三村「やっぱ中学生がプロにかなうわけがないんだよ」
大下「まだあきらめてはいけません!」
三村「そうか!監督どうにかしてください」
大下「監督は今日新宿で怪獣と戦っています」
三村「あー監督正義のヒーローなんだった!こうなったら星コーチ!」
星一徹「飛雄馬!あれが巨人の星だ!」
三村「自分の息子育ててる!こりゃダメだ」
大下「試合終了、70−3巨人の勝利」
三村「ああー」
北別府「やったー巨人が勝った」
三村「黙れ!中学生」
大下「負けた鳥取の選手は球場の砂を持って帰ります」
三村「いい加減にしろ」

二人「どうもありがとうございました」

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八重霞

コント・ビデオ (1/1)


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初めての勝者コメント!   もっといえるようになりたいな。



司会:デビュー半年でついに初OA! いっぱいいっぱい杯で霞が晴れた! 八重霞!


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「さて、この前録画してたビデオでも見るか。
えーっと・・、あれ?どれに録画したっけな・・。 これか?(ピッ)

『クイズミリオネア〜!』
あ、これ違うわ。あ〜、録画してたなこんなの。
『さあ、ついに1000万円の問題です!』
おっすごい、後一問でパーフェクトだこの人。

『問題、セントビンセントおよびグレナディーン諸島の国旗に使われていない色は?
 A:白     B:黄緑     C:青    D:黄色』

さすがに難しいな・・。ってか、セントなんとかって言う国の存在を知らんかった。
【オーディエンスで。】
うん、使った方がいいだろうな。
『それでは、会場の皆さん、ボタンを押して下さい、どうぞ!』

ダダン、『お昼の番組といえば? 笑っていいとも・・・・45%
              思いっきりTV・・・・・・44%
               ニュース・・・・・・・・・7%
               その他・・・・・・・・・・4%』

何のアンケートだよ!問題との関係性0じゃん。

『おのれぇぇぇ!タモリめ!』
微妙に負けたからって怒りすぎだろ!

【じゃあ、50:50。】
さっきの役立たなかったからな。ここは、使って正解だろ。

『では、ミルクとコーヒーを50:50で注ぎます!』
カフェオレ!?50:50の意味が違うよ!
【いただきま〜す♪】
挑戦者飲まなくて良いよ!

『やべ・・、コーヒーと塩酸間違えた。』 
やばいじゃ済まされないだろ!ってか、どうやって間違えるんだよ塩酸とコーヒー。

【うっ、、gそいn!+。】
挑戦者が大変なことになってるよ!いっそ吐いちゃった方がいいんじゃないのか?
『嘔吐MAX♪』
「オートバックス♪」…って言ってる場合か、司会者!

『問題は解けずに、内蔵が溶けたと。』
別に巧くないし!しかも不謹慎だろ!もとはといえばお前の責任だから!

『もう、元の体には・・・戻れません!』
「この500万円には戻れません。」みたいに言うなよ!

ってこれにつっこむのに気を取られてたよ・・。 ピッ
このテープじゃないし・・・、これか?ピッ

『こんばんは、7:00のニュースです。』

あー、タイマー予約で間違って録画したやつだ。
『今日午後5:00頃、岡山県某所で動物たちが相次いで毒殺されると言う事件がありました。』
うわー酷いなこの事件・・・。

『調べによりますと、殺された動物は、犬・猿・キジで、死因はキビだんごに含まれた青酸カリを食べたことによる中毒死だと見られています。』
・・・桃太郎!?

『現在、容疑者として上げられてるのは、岡山県在住、自称鬼キラーのM太郎(仮名)氏(40)です。』
完全に桃太郎じゃん! って40才かよ…、高齢化だね。

『現在、取り調べを受けていますが、M太郎氏は一貫して容疑を否認しています。
また、「俺は桃から生まれてきたんだ。鬼退治もやったことがあるんだぞ。」と、意味不明な供述をしております。』

昔話知らなかったら、完璧にアブナイ人間だな・・、桃太郎。

『・・!ここで、ただいま速報が入りました。速報が入りました。』

おっ?どうしたんだ!?
『たった今、入った情報によりますと、M太郎氏の祖父と祖母が殺したのは自分たちだと自首してきたそうです。』
おじいさん・おばあさんが犯人!!?

『二人は、「まさか、桃太郎が手下にキビだんごを渡すとは思わなかった。桃太郎を殺すつもりだった。」と供述しております。』
怖っ!桃太郎殺人計画だったの!?

『今後警察は、おGさん(仮名)と、おBさん(仮名)の余罪について詳しい事情を聞いて行くそうです。』
「おじいさん」ってまるわかりだろ!イニシャルの意味ないわ。

って、また無駄な時間使っちゃったよ・・。ピッ

どれだっけなぁ・・・。
これか? ピッ

『ピッカチュ〜』
違う、これでもないわ。・・ポケモンか懐かしいな。

『ポケットモンスター、略してポ。』
略しかた間違ってるよ!「ポケモン」だろ!

『サトシ達が歩いていると、突然、茂みがガサガサと音を立てて揺れた!』
おっ、ポケモン登場か?

『さらにサトシの心室も揺れた!』
心室細動おこしてんじゃん!

『心臓発作特有の症状があらわれた!』
「野生のポケモンがあらわれた」みたいにいうなよ!

『ピカチュウは心臓マッサージを試みた!10万ボルト!!』
10万ボルトの方で死んじゃうよ!

『サトシは倒れた。病院へと運び込まれたが、数時間後、帰らぬ人となった・・。』
重い。主人公が死ぬのは重いよ。

『死因:高圧電流によるショック死』
いわんこっちゃない!

『次回予告:魔法カード・死者蘇生によって復活した、犬・猿・キジ・サトシがピカチュウに襲いかかる!』
何か懐かしいカードゲームの要素が加わってる!しかもちゃっかりサトシ復活してるし!

『来週も「ポ」みてくれよな!』
もういいよ!


はいどうも!!ただいまのは、巷で大人気の「ホーミング」によるコントでした。
どうもありがと…」ピッ

あ〜、面白いビデオだった。

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ナロウカーブ

コント:怪獣 (2/2)


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時:ガオー。

岸:ドーゾ。



司会:審査員をうならせた! 今回のTOP合格! 今期2勝目! ナロウカーブ!


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時:隊長、とうとう怪獣が海から上陸しました!

岸:何! 大変だ、犠牲者が出る前に早く倒さなければ!

時:どうしましょう?

岸:何か敵の弱点でも分かればな…。

時:私独自の調査によると、あの怪獣には生半可な武器は効かないらしいです。
  ここにある武器ではそう簡単に奴は倒せないでしょう。

岸:お前、何でそんなことを知っているんだ?

時:渋谷にいる100人の女子大生に聞いた結果、こういう答えに至ったのです。

岸:信用できないよ! 女子大生がそんなに怪獣に詳しいとは思えないから。
  とりあえず今ここにある武器を教えてくれ。

時:はい。えーと、光線銃、バズーカ砲、ジャガイモ、牛肉、カレー粉……。

岸:何でカレーの材料があるんだよ! そんなもん武器として使えるか!

時:どうしますか? とりあえずバズーカ砲でも撃ってみますか?

岸:いや、駄目だ。今撃ったら街が巻き込まれて大きな被害を受けてしまう。
  とりあえず、人のいないところへおびき寄せなければ…。

時:そうですね、この猫じゃらしで人のいない所に引き寄せましょう!

岸:さすがにそれは無理だと思うぞ……。

時:……ああっ、怪獣がビルを倒し始めました!

岸:何だと!

時:そしてそのビルで彫刻を作っています!

岸:何やってんの怪獣!?

時:ああっ、あれはロダンの「考える人」だ!

岸:本格的だな! 怪獣がそんな趣味持ってるなんて知らなかったよ!

時:隊長、早くどうにかしないと街が目茶目茶になってしまいます!

岸:そうだな。しかし、何が効くか分からんからな…。迂闊には攻撃できんぞ。

時:こうなったら、ウルトラマンを呼ぶしかありませんね!

岸:ウルトラマン!?

時:じゃあみんな、大きな声でウルトラマンを呼ぶよー! せーの、ウルトラマーン!

岸:そんなのが通用するのはヒーローショーだけだよ! 呼んだって来ないよ絶対!

時:……あ、ウルトラマンが来ました!

岸:何故!?

時:怪獣に何か話しかけていますね。

岸:話し合いの通じる相手なのか?

時:ウルトラマン「いやーしかし寒くなってきたねー。」
  怪獣「そうだねー。この季節はやっぱ鍋だよな。」
  ウルトラマン「おでんも美味いよね。」

岸:勝手に訳すなよお前! そんな庶民的な話してたら嫌だよ!

時:あ、何か良い雰囲気ですよ。お互いに握手を交わしています。

岸:おお、これは期待できるのか!?

時:そしてユニフォームを交換していますね。

岸:サッカーでもやった気分か!
  そもそも二人ともユニフォームを着て街に現れていたとは思っていなかったけれども。

時:おおっ、どうやらうまくいったようです!
  二人で仲良く街を破壊し始めました!

岸:最悪の展開だよ! 何でそっち側に回ったんだ!?
  街どころか子供の夢まで壊す気か!

時:いやあ、ほのぼのしてていいですね、隊長。仲良しっていいなあ。

岸:どこがだよ! 俺の目の前に広がっているのは非常に悲惨な光景だよ!

時:…あ、もう3分たったみたいですね。帰って行きますよ。

岸:何しに来たんだあいつは! 状況が悪化しただけじゃないか!

時:隊長、早く倒さないと街の中心部に来ちゃいますよ!
  「人のいないところへおびき寄せる」とか「カレーは甘口がいい」とか言ってる場合じゃないですよ!

岸:カレーについて言及した覚えは無いよ!
  しかし、確かにもうおびき寄せる時間は無いようだな。
  仕方が無い、光線銃を使え!

時:はい!


(ズババーン)


岸:馬鹿な、全く効いてないのか!?

時:やっぱレーザーポインター銃は駄目ですかね。

岸:そりゃ効かないよ! ただのおもちゃじゃないか!

時:こうなったら秘密兵器を使うしかありませんね。

岸:秘密兵器? そんなものがあったのか。

時:怪獣倒し、発熱、せき、たんに良く効く「スグタオース」!

岸:全く期待できないのだが…。本当に秘密兵器なのか?

時:はい、任せてください。
  ……ああ、しまった! これは2歳以上にしか使えない薬だ! 駄目だこりゃ!

岸:いや分からないだろあいつが何歳かなんて。とりあえず使ってみろ!

時:はい!


(スペペナッツォ)


岸:何だ今の効果音!?

時:ああ、やっぱ駄目です。効いてません。

岸:そうか、あいつ2歳未満なのか……。

時:しかし、もうまともな武器がありませんよ。どうしましょう、隊長。

岸:くそっ、奴の弱点さえ分かればどうにかなるかもしれないのに…。

時:……あ、隊長、本部からの伝言によると、怪獣と文通をして弱点を突き止めたそうです。

岸:何でそんなに面倒な方法をとったんだよ! というかよく怪獣も教えてくれたな弱点を!
  で、弱点は一体何なんだ?

時:冷たいものだそうです。

岸:なるほど、冷たいものか。

時:すぐに大量のカキ氷を用意して、「カキ氷の食べすぎで頭がキーンとなる作戦」でいきましょう!

岸:怪獣を人間と同じものさしで考えるなよ! そんなに効くとは思えないよ!

時:じゃあ怪獣が話しかけてきても一切無視しましょう!

岸:確かに冷たい反応だけれども! 意味が違うだろ!
  大体何で向こうから話しかけてくるのを待たなきゃならないんだよ。

時:ああ、そうこうしている間に怪獣が我々に近づいてきましたよ!

岸:しまった!

時:わあ、こっちをにらんでます! 絶対攻撃してきますよ!

岸:畜生、もう駄目かーーっ!!









岸:………あれ?

時:隊長! 怪獣が海の方向に帰っていきます!

岸:何? どういうことだ?

時:どうやら、怪獣家の門限が5時のようですね。

岸:あの怪獣意外と良い子だな!

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488/545いっぱいいっぱい

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