司会:それでは見事OAを獲得した上位5組の発表です!








ギブコン! 466いっぱいいっぱい 第2位 (1/1)

ノーマークの初挑戦だったが、歴代
位記録! 見事に初勝利を飾った!

森の熊さん
! 453いっぱいいっぱい 第3位 (1/1)

貫禄の歴代
位記録! コント師としての初勝利を決めた!

エイジアンエイジアン! 440いっぱいいっぱい 第4位 (4/5)

前回TOP合格の回より数段に得点を伸ばしての2連勝!

青西瓜! 492いっぱいいっぱい 第位 (1/1)

実力を見せ付けた! 歴代
位タイのスーパー記録でTOP合格!

アバババ! 361いっぱいいっぱい 第5位 (1/1)

今回、競り勝っての白星デビュー!



それでは勝ちあがった5組のネタをどうぞ!





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ギブコン

コント「頑固な研究家とリアクションのでかい老人」 (1/1)


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ギ「ありがとうございます」

ブ「ありがとうございます」

ギ「受け入れられたと認識してよろしいですか?」

ブ「必ずしもそうとは限りませんよ」



司会:初挑戦初OA! 歴代7位の衝撃デビューで皆から受け入れられたぞ! ギブコン!



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研究家(以下・研)、老人(以下・老)

とある山奥のとある研究所。
研「ううむ、だいぶ雨降ってきたな」
ピンポ・ピンポ・ピンポーン。
研「ん、誰だ、こんな時間に?」
ピンポ・ピンポ・ピンポーン。
研「はいはい、出ますよ。何回も鳴らしやがって」
ピンポ・ピンポ・ピンポ・ピンポーン。
研「ったく、うるさいな……どちら様ですか?」
ガチャ。
老「うおおおーっ!」
研「うわーっ!え?な、何?」
老「こ、こら、ビックリさすな。心臓に悪い」
研「こっちの台詞ですよ。心臓に悪いのはあなたの顔だ。
  何なんですか、いきなり」
老「いきなりなんはそっちじゃろ。いきなりドアなんぞ開けおって」
研「いきなりじゃないですよ。
  インターホン鳴ったから出たんじゃないですか」
老「ええっ?聞こえとったんかの?」
研「聞こえてましたよ。何のためのインターホンですか。
  これでメロディーを奏でないで下さい。
  で、何の御用ですか?」
老「うおっ!出しおった。いきなり御用聞きか?」
研「いきなりも何も、客人の対応でこの他にどう施しようがあるんですか?」
老「そうか!ならば、一泊させてもらうよ。よっこいせ」
研「ならばの理論がわかりません。勝手に建物内に入らないで下さい」
老「御用だ!」
研「あなたが御用だ。何なんですか?」
老「お若いの、何をそう不思議がる?」
研「がりますよ。いきなり不法侵入しないで下さい」
老「いきなりではない。お前さんが『何の御用ですか?』と問うた。
  じゃから、わしは一泊させてもらう。これの何が不服じゃ」
研「不服だらけですよ」
老「……うう、こんな雨の降る寒い夜更けに、
  いたいけな老人を野ざらしにするつもりか?」
研「別にそんなつもりでは」
老「ああ、パトラッシュ。僕、何だか眠たくなってきちゃったよ……」
研「こんなところで擬態しないで下さい。
  ご自分でも無理があることはわかってらっしゃるでしょ。
  どこにそんな白い髭を生やしたネロがいるというんです?」
老「牛乳を飲んだら口のまわりに」
研「限度があります。
  あなたの場合こんなところで倒れていたら、
  どう見ても老人の老衰ですよ」
老「……(ガックリ)」
研「うな垂れないで下さい、申し訳ない。
  私はただ、理由をお聞きしたいだけです」
老「理由か。実はのう、今朝からちょっとソリ遊びをしとったら、
  いつの間にか、この大雨じゃ。雨宿りできるところを探しておったら、
  偶然的にここを見つけたんじゃ」
研「そうですか。
  まあ、不可解な理由であれ、雨宿りぐらいでしたら構いませんよ。
  どうぞ中へ。この雨もすぐには止まないでしょうから」
老「恩にきる。ふむ、泊めていただくのにタダでは申し訳ないのう」
研「泊めるとまでは言ってませんよ」
老「しからば、お礼にわしが大事に育てたペットをお前さんにやろう」
研「結構。大事に育てた割には何ですぐに手放そうとするんですか」
老「ペットはお嫌いかの?
  それでは代わりに、わしはこちらの部屋で機を織らせてもらおうかの。
  決して覗いてはなりませぬぞ」
研「あなたは鶴か」
老「申し遅れた。鶴田と申します。歳は今年で65。趣味はサーフィン」
研「ああそうですか。それはどうもご丁寧に」
老「ふむ、ところでここは研究所のようじゃが、
  お前さんがここの所長じゃろ。何の研究をされておるんじゃ?」
研「何だっていいでしょう。あなたには関係ありませんよ」
老「えええ?そんな危ないことをやっとるのか?」
研「何も言ってませんよ、私は」
老「すまん、早とちりじゃった。
  それよりここはお前さん一人か?他に研究員はおらんのか?」
研「私一人です。若い連中は私の考えについて来れなかったようだ。
  私が古い人間なのか、彼らからは頑固者呼ばわりでしたよ」
老「ふん、頑固者じゃと?わしはこの世に頑固者などおらんと思うておる。
  世間で頑固と呼ばれる者は、ただのわがままじゃ。
  わがままな子供がそのまま大人になって呼び方が変わっただけじゃ」
研「…………」
老「お、これが研究資料かの?」
研「あ、ちょっと勝手に見ないで下さい!」
老「どれどれ?……『サンタさんはどこにいるの?』」
研「…………」
老「お前さん、いくつだ?」
研「42」
老「……子供じゃの」
研「大人です!所長です!」
老「若い連中は私の考えについて来れなかったようだ。
  まあ、ついて来れんわなあ」
研「ひ、人をバカにしないで下さい」
老「サンタクロースならフィンランドかどこかにおるじゃろ。
  ホレ、手紙だって出したら届くじゃろ」
研「ええ。世界的な知名度ではフィンランドでしょう。
  サンタクロース郵便局を手がけたのもフィンランドが最初ですし」
老「ん、その世界的な知名度というのは?」
研「サンタクロースの故郷がどこかというのは定かではありません。
  フィンランドともノルウェーとも言われています」
老「ボーキサイトの国じゃのう」
研「そんなくくりで覚えないで下さい。それに全部間違ってますよ。
  鉄鉱石の産地としてスウェ−デンが有名なだけですから」
老「似たようなもんじゃろ」
研「違いますよ。
  話は戻しますけど、サンタクロースの故郷はどこなのか。
  この『北欧サンタクロース戦争』と呼ばれる争いは未だに続いています」
老「子供の知らないサンタ裏社会じゃのう」
研「そもそものきっかけは、世界中の子供たちから寄せられた
  『北極のサンタクロース』宛の手紙でした。
  各国の郵便局では配達先に困り、北極と言えばフィンランドだ、
  ノルウェーだ、と適当に判断されてしまったんです」
老「ほんまに適当じゃのう」
研「可笑しな話です。
  まあ、私がこの研究を始めたのも似たような理由ですがね」
老「ほほう、所長さんのその理由とやら、聞かせてもらおうかのう」
研「いいですよ。あれは私がまだ子供の頃のことでした」
老「えええ?そんな大変なことが?」
研「だから、まだ何も言ってませんから。
  で、私はある年のクリスマス前にサンタさんに手紙を書いたんです」
老「あなたのことを思うと夜も眠れません」
研「間違いではないですが、それだと表現的に恋愛感情が混ざってません?
  私はただ純粋にプレゼントがほしいと書いてポストへ入れました」
老「サンタさん、大人の絵本がほしいです」
研「純粋にです。
  しかし、手紙は数日後に自分の家に戻ってきてしまいました」
老「届かなかったんじゃな」
研「ええ。
  サンタさんだから郵便番号に3をたくさん書いたのが間違いでした。
  埼玉県の川口市あたりを巡回したらしいです」
老「宛名がサンタさんなら郵便局員も気付くじゃろ」
研「ご丁寧に宛先不明のハンコまで押されていました」
老「夢のない局員め」
研「それからです、私がサンタクロースを研究し始めたのは」
老「そうじゃったのか。ずいぶんと不憫な子じゃったんじゃの」
研「……さあ、私は話ましたよ。今度はそっちの番ですよ」
老「そっちの番?どういう意味じゃ?」
研「ごまかさないで下さい。私はわがままな子供ほど鈍感ではない。
  わかってるんですよ、あなたの正体」
老「……ふむ、バレとったのか」
研「ええ。
  まず、あなたが遊んでいたというソリ。
  そして、突然お礼に譲ると言ったペット。
  それから、趣味のサーフィン。
  それに、何よりあなたのその白い髭。
  ここまでくれば私じゃなくてもわかりますよ。
  あなたのペットはトナカイだ。
  趣味のサーフィンも、あの時期、南半球は夏ですからね。
  あと、もう一つ付け加えるなら、インターホンの鳴らし方。
  あれは『ジングルベル』のメロディーだ。
  そうですよね、鶴田さん……いや、サンタクロース」
老「……違うよ」
研「え?」
老「何を言うかと思えば。わしはここの研究所の新しい所長じゃよ。
  ペットは犬じゃ。犬ゾリで遊んどったんじゃよ。
  誰がペットでトナカイを飼うと思うんじゃ」
研「あ、あの、新しい所長って、どういうことです?」
老「人事異動じゃよ。ホレ、辞令もここに」
研「え?じゃ、じゃあ、私は?」
老「お前さんか、確か海外に転勤じゃったはずじゃよ」
研「そ、そんな。今までここで必死に研究を続けてきたというのに、
  これから私はどうすれば……」
老「転勤先、フィンランドじゃったかな」
研「サンタさん!」

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466/545いっぱいいっぱい

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森の熊さん

コント 月二人 (1/1)


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小倉:残念。

仁川:もう残念でなりません。悲しい。



司会:本人残念ながらの3位OAも、歴代9位の大記録!

    大河だけでなく、いっぱいいっぱい杯でも主役を目指せ! 森の熊さん!



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A:頼むよ!
B:無理ですって!
A:この通りだ!頼む!
B:どーこがこの通りなんですか!人の胸倉つかんで!
  だから、絶対に出来ませんからねそんな事!
A:だ、だって遠くにある扇の的を射てくれればいいだけで・・・。
那須:遠くにも限度があるんですよ!月面じゃないですか!
  幾ら私が那須与一だからって月面上にある扇の的を射落とすなんて無茶ですよ!
義経:だからこの義経がパイプを駆使してNASAに頼み込んでロケットをチャーターしたんじゃないか・・・。
那須:そこがおかしいんですよ!薬で眠らされて、何だか体が重いなーって思ったら、打ち上げ途中で10Gの世界ですよ!
   体踏ん張ってないと死にますから本当にね!
義経:ほらご覧。満天の星がキミを応援しているぞ・・・。
那須:知りませんよ!ロマンチックに乗せられるほど私はバカじゃないです!
義経:ロケットには今乗せられてますけどね!
那須:妙に上手い事言わないで下さい!てゆーか、何で扇が月面にあるんですか!?
義経:だって平家の人達が間違えて月面に扇の的を置いてきちゃったんだもーん・・・。
那須:いや、どうしてそんな無理のある間違いするんです!?
義経:空き地で野球やってたら、打った扇の的が月に入っちゃってどうしよう、だってさ。
那須:扇の的と月ででドラえもんのワンシーンを再現するな平家!つーか大気圏突き抜けるなんて打ち上げすぎでしょ!?
義経:で、俺が月を見ながら月見マックについての歌を詠んでたら静かの海に扇の的を見つけてさ。
那須:いや、目の良過ぎによる義経アフリカ人説浮上ってのは置いといて、何バカみたいな短歌作ろうとしてるんです!?
義経:「月見マック あぁ月見マック 月見マック あひ月見マック うひゃ月見マック」。
那須:内容もカス以下じゃないですか!
義経:月見マックが大好きなんだよ!
那須:知りませんよっ!義経さんの趣向なんて!
義経:で、どうよ?いい短歌っしょ?マジ貴族っぽくない?
那須:世界で類を見ないほど酷すぎますよ。ってか、武士の義経さんが貴族っぽくてどうするんですか。
義経:え。だって貴族カッコいいじゃん。あーあ、俺武士じゃなくて、貴族になりたいな〜。
那須:まったく・・・。そんなことばっかり言ってるから将来頼朝様に殺され・・・・・・っと、今の話は無しで。
義経:き、キミ!何でそんな物騒な未来予想するんだ!!!本当になっちゃうだろ!・・・・・・わ、笑うな!うつむき加減で笑うなぁっ!
那須:ハハ・・・それで、その後は?
義経:・・・ん、んでさ、そしたら平家の人が「アレ弓で落としたらお前の勝ちだ」って言ってきてさ。もう負けられない訳。
那須:完全に怪我の功名で話し持ちかけてみましたよね?・・・って、ところで、何で私を選んだんです?
義経:あぁ、君が弓上手いって聞いてさ。
那須:まぁ、確かに僕の弓の腕前は結構評判になってるらしいですけどね。
義経:あと、ロケットの成層圏への突入角度を割り出すのも得意なんだよね・・・?
那須:得意じゃないですよ!ってか、完全に俺頼みで帰還する気なんですかこのロケット!
義経:別にそうじゃないけど・・・なぁ頼むよ。少なくとも弓だけは。
那須:・・・でもなぁ。宇宙って地上と違うから条件違うしなぁ・・・。
義経:じゃあ今から月面に着陸するから、この通りだ!頼む!
那須:だーかーら!この通りのつもりだったら胸倉つかむなーっ!そしてぶら下るなーっ!
   ・・・もう。来ちゃったからにはしょうがない。解りましたよ。やるだけやりますよ。
義経:よっしゃあ!じゃあ早速与一君用の宇宙ふ・・・く・・・・・・・・・よし、早速外に出てくれ。
那須:いや、宇宙服無いの!?
義経:ほ、ほら、まぁ、無くても、さ。多分、大丈夫。大丈夫だから、う、うん、マジで。
那須:うろたえ方が全てを物語ってますね。てか、無いんですか?
義経:いや、実はあるんだけどさ・・・その・・・合ってないんだよね。サイズが・・・。
那須:サイズ?あぁ、別にそこまで突飛なサイズじゃなかったら別にいいですよ・・・。
義経:で、でも腰パンになっちゃうし!
那須:その程度なら思いっきり範囲内ど真ん中ですよ!別に校則が厳しいわけじゃないんですから!
   ・・・・・・と、言うかそれ以前に宇宙服に腰パンとかあるんですか!?
義経:それでいいならそれでいいよ。その代わり、ベンジャミンにバレたら去勢させられるからな!
那須:去勢!?って、何処のどいつですかそんな不穏な事をする外人さんは!
義経:弁慶だよ。
那須:「ベン」繋がりで弁慶の事そんな風に呼んでたんですか!?ってか、弁慶全然人道的じゃないな・・・。
義経:あ、そうそう。また宇宙服の話なんだけどさ、ヘルメットじゃなくて弁慶の七つ道具のうちの一つ、ボトルキャップじゃ・・・
那須:駄目すぎて話になりません!それ以前に、弁慶の七つ道具にオマケみたいなのは入ってません!
義経:ちぇー。じゃ、さっさと着替えようぜ。


・・・10分後・・・


那須:用意出来ましたよー。
義経:・・・腰パン野郎。(ボソッ
那須:何小声で悪口呟いてるんですか。別に大丈夫でしょう、この位。
   じゃ、船外に出ますよ。義経さん。
義経:・・・腰パンマン。(ボソッ
那須:いや私ゃアンパンマンの仲間ですか!もういいからドア開けてくださいよ。
義経:OK。んじゃ、ドア開けるよ。

プシュー・・・ガコン・・・。

那須:ふぅ・・・・・・・・・ココが月面かぁ・・・意味不明な理由で来ちゃったけど、こんな経験滅多にないからなぁ・・・。(ストッ
義経:「この一歩は我々にとって一歩間違えただけだが、人類にとっては大きな一歩である」。
那須:いやアンタ、何アームストロング船長風に上手い事言っちゃってんですか!!
   ・・・お。アレが扇の的だな。・・・扇の的も月面にあると、いささか不安だなぁ。
義経:扇の的と間違えて、星条旗に弓矢ブチあててカップインとかするなよ。
那須:そんなプロゴルファー猿みたいな芸当は出来ません。買いかぶり過ぎです。
義経:それにしても、よくもまぁこんな所に扇の的なんかあるなぁ。
那須:ま。こんな場所におめおめとパイプ駆使して来る我々も我々ですけどね。
義経:じゃあ良ーく狙えよー。外したら置き去りにするかんね。我が軍の恥だし。
那須:嫌だなそんなジャミラみたいな境遇・・・。・・・んっ・・・・・・。(弓に矢を番える
義経:・・・・・・・・・。
那須:・・・・・・・・・覇ッ!!

扇が、月面を舞った。

那須:・・・よしっ。
義経:やったぞ!扇の的を落とした!
那須:これで、一応面目はつきますね。もう大丈夫です。
義経:やったあ!コレで今度カラオケに連れて行ってもらえる!
那須:あんた平家にからかわれてるよ思いっきり!あと立場上平家とは仲良くしてないで!
義経:・・・ぁ、そうだ。記念に写真でも撮らない?
那須:あ、いいですねえ。折角の月面ですし。・・・じゃあ、どんな風に写ります?
義経:ここにウチのシンボルの白旗刺して、二人揃ってバンザイ、ってのは?
那須:偶然か降参してるみたいになってますよね!?・・・まぁ、悪くないです。そうしましょう。
義経:OK。んじゃあタイマーつけて・・・っと。よし。
那須:早く早く!
義経:大丈夫だって。人間は月面では秒速5kmで走れるんだ。
那須:誰が提唱したんですかそんな無茶苦茶な説!
義経:よし、OK。・・・そろそろかな。
那須:んじゃ。




ハイッ、チーズ!! パシャッ・・・・・・・・・・・・。


――――――――月日は流れる。







――――――――奥州、平泉。

弁慶:駄目です。お兄さんの軍に完全に囲まれてます。・・・何見てるんですか?
義経:お、ベンジャミン見回りご苦労さん。・・・これ?昔の写真だよ。
弁慶:あぁ、そういえば変な理由で月に行ったんでしたっけ?その時の写真らしいですね。
義経:そうそう。そうなんだよ。凄いよ、月。
弁慶:へぇ、月なんて行った事ないですからねー。どんな所なんですか?
義経:あぁ。地面が米ぬかで出来ていて、きゅうりを地面に刺したら美味しいぬか漬けが出来るんだよ。
弁慶:大嘘つきめ。月を知らないのをいい事に空想で話さないで下さい。・・・あれ、この写真で義経さんとバンザイしてるの誰ですか?
義経:あぁ、ソイツ?そういやいいヤツだったなぁ・・・。
   名前、何ていったっけ?・・・えーと。・・・ヘンリー?フィリップ?マリオ?スピルバーグ?
弁慶:いや、多分そのどれにも該当しないと思いますよ。その人たち外人さんですし。
義経:やっぱり、今も元気にツッコミしてんのかなぁ・・・。
弁慶:義経さん、月に行ってもツッコまれてたんだ・・・。
義経:「夕飯かよ!味噌汁かよ!納豆かよ!白米かよ!いただきますかよ!」みたいな。
弁慶:目に付く物全てにツッコんでますよね!?てか、そんな人間この世界に存在するんですか?
義経:でも、まぁいいヤツだったよ。ガラ悪かったけど。
弁慶:あ、ガラ悪いんですか。
義経:そうそう。平気で腰パンするの。宇宙服を。
弁慶:去勢に値しますねー。
義経:だろ?だから俺は言ってやったんだよ。「お前が社会に反抗したくなる気持ちは解る。だが、外見で反抗するのはカッコ悪いぞ」ってさ。
弁慶:いや、アンタそれ本当に言ったんですか?でっち上げた感があるな・・・。
   ・・・って、もう敵はそこまで来てます。私が時間を稼ぎますから、急いで逃げてください。
義経:ありがとう・・・でも、断る。
弁慶:ぇっ・・・。
義経:・・・うん。そう簡単には逃げられないし、俺はもう疲れたよ。自ら火を放って死ぬってのも、オツなもんかな・・・。
弁慶:そ、そんな・・・。・・・私は・・・私は、せめて最期まで義経様の事を守りますっ!!
義経:あーあ。飛び出てっちゃった・・・。・・・さぁて・・・。

(行灯を蹴り飛ばし、周りが炎に包まれる)

義経:そろそろ、死んでもいいかなぁ・・・。
?:待ってくださいっ!!
義経:え、敵?何処から入ってきたの?
?:裏口から入りました。あと、敵じゃありませんよ。私です。一緒に月に行った・・・。
義経:月に行った?月・・・月・・・。月・・・・・・見?・・・・・・・ドナルドか!?
那須:那須与一ですっ!何月見マックを引き金に迷走してるんですか!
義経:いや、君。何でこんな所に・・・。
那須:義経さんがピンチって人づてに聞きましてね。助けに来たんですよ。ささ、逃げましょう。
義経:(じわっ)ば・・・馬場店長・・・。
那須:だから与一ですってば!俺はどこかのマクドナルドの店長じゃないですよ!
義経:・・・それにしてもさ。当たっちゃったね、予言。
那須:え?えぇ、まぁ・・・。
義経:こうなる事、知ってたの?
那須:いや、知ってたというか、あんな無茶な短歌作ってる身内がいたら、殺したくなりますもん。
義経:そっかー・・・やっぱ貴族になりたいなんて考えなきゃ良かったな・・・。それに、兄貴の事、貴族ゴッコで良く奴隷扱いしたしなぁ・・・。
那須:何やってんですかアンタ!じゃあ殺したくもなるでしょうね!
義経:そうそう。ピラミッド一人で作らせちゃったし・・・。
那須:それですよ!決定的にそれが殺意の発端ですよ!と、戯れ言はコレくらいにして、逃げ・・・。
義経:嫌だ。
那須:は?
義経:それは出来ないよ。折角来てくれてなんだけど、俺は決めたんだ。ココで死ぬってさ。
那須:だ、だからって・・・。
義経:俺は武士だよ。貴族じゃない。武士はさ、一度決めた事は最後まで貫くんだ。
   俺を武士だって教えてくれたのは、君でしょ?
那須:義経さん・・・。
義経:だから俺は何べんでも吐き出される100円玉を自販機に投入し続ける。あぁ、ブシドービューティフル。
那須:そこは折れるべきですって。切り替えが必要です。
義経:それじゃ、逃げな。(どんっ
那須:うわっ!(外に突き飛ばされる
義経:「この一歩は人類にとっては小さな一歩だが、我々にとっては人生の大きな一歩である」・・・ちょっとクサいかな。
   ・・・んじゃ、早く逃げないと、俺のとばっちり喰らうよ。
那須:義経さん!
義経:じゃあね。

ピシャッ!!

那須:義経さん・・・。
   ・・・今度、大好きなもの、ココに持ってきますからね・・・。


普段より月が大きく見えた満月の夜。

そして高舘から立ち上る焔は、高く伸びていた。

まるで、月に手を伸ばして、また遊びに行きたがってる義経さんのように・・・。











小倉:これこれこういう理由で月見マックを一年中売り出して欲しいんですけどぉ!
仁川:帰れ。

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453/545いっぱいいっぱい

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エイジアンエイジアン

漫才(最近思うこと) (4/5)


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真田:漫才で堂々勝利、ありがとう

島村:どうぞ



司会:4回目のOAは初挑戦の自己記録を大幅に超える、悲願のOVER400!

    ようやく本調子を取り戻してきたぞ! エイジアンエイジアン!



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真田:どうも〜エイジアンエイジアンと申します

島村:よろしくお願いします

真田:ごはんのお供にエイジアンエイジアン

島村:おかずじゃないんだから

真田:まぁ、そんなこと言ってますけど
   最近、一つ思うことがあるんですよ

島村:どんな事?

真田:「わくわく」とか反復する言葉あるじゃないですか

島村:あるねぇ

真田:そういった言葉を増やしいてけば生活が楽しくなると思うんですよ
   例えばこんな感じで

島村:どんな感じだと

真田:つるつるの恩返し

島村:ただのハゲだろ!
   繰り返したら神秘性が全くなくなっちゃったよ

真田:スタスタウォーズ

島村:全然カッコよくない!
   ジョージ・ルーカスもガックリだよ

真田:八千グサグサ・・薫

島村:なんで大女優刺されてんの!

真田:愛の羽根・・ボキボキ・・ン!

島村:何で、骨折られてんだと
   愛も何もあったもんじゃないから

真田:ア・・ガサガサ・・クリスティ

島村:何を漁ってんだ!

真田:ゴミ袋からクリスティ

島村:棚からぼた餅みたいに言うな

真田:しおしおラーメン

島村:なんかマズそうだな

真田:山ガタガタ・・県

島村:なんか危ないな!

真田:こわいわぁ〜
  (ガタガタガタ・・)

島村:お前はガタガタ震えなくていい

真田:とうとう・・ゲイか・・

島村:何それ!

真田:今のお笑いブームにちょっと呆れてるんですよ

島村:知らねぇよ!
  
真田:ないカクカクそウリウリ大臣

島村:最早、威厳が無いよ!
   そんなのになるわけないでしょ

真田:なるわけないか
   じゃあ、お前が最近思ってる事なんか無いの?

島村:最近、天災が多いことかな

真田:ああ、ハリケーンとか

島村:ハリケーンで思い出したんですけど
   アメリカではハリケーンに女性の名前を付けてるらしいですね

真田:ゲイシャとかね

島村:何で日本のだよ
   それに芸者って名前じゃないだろ

真田:日本もアメリカにあやかって台風に名前を付けてみたらいいんじゃない?

島村:そうかなぁ

真田:例えば八千グサグサ・・薫

島村:それは全力で阻止させてもらう!
   普通の名前にして、普通の名前に

真田:じゃあ、何にしよっかな
   雅子とか優子とか・・あと由紀とかもいいな

島村:そんな悩むなよ

真田:・・カトリーナ!

島村:カトリーナはアメリカにいるの!

真田:じゃあ、貴子

島村:それでいいじゃないですか

真田:まあ、変えたらこんな感じになるんです

島村:なんか昭和だなぁ

真田:はい、気象予報士の真田です
   貴子が秒速40mの速さで日本列島に近づいており、今夜中に上陸する見込みです

島村:速すぎやしない!?

真田:あと、こんな感じ

島村:どんどん行くなぁ

真田:昨日の貴子はどうでしたか?

   いや〜どうもこうもないよ、これじゃあ商売あがったりだ
   昨日まで一面にあった稲が貴子に根こそぎもぎ取られちまったもん

島村:いや、貴子どんなだよ!
   ってなるよ、きっと

真田:ツッコまれちゃうか〜

島村:やっぱ日本はアメリカとは違うんだよ

真田:そうだよなぁー
   どうもスイスイませんでした

島村:いいかげんにしろ

二人:どうもありがとうございました

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440/545いっぱいいっぱい

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青西瓜

文章/浦島太郎 (1/1)


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どうも有難い



司会:ベテランピン芸人が、歴代2位タイの492いっぱいいっぱい!

    いっぱいいっぱい杯の歴史に初挑戦から名を刻んだぞ! 青西瓜!



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むかーし、むかし、あるところに浦島・☆・太郎が住んでいました。

浦島は釣りの名人である以前に20代前半の女性を釣るのが得意でした。

今日、魚かNOWでYUNGなGIRLのどちらを釣ろうか迷いましたが

今日は年に18度あるコンブ祭りの日であることを思い出し、

邪道ワカメを釣りに行きました。

そして☆は牛追い祭りを見に行きました。

太郎は求人誌を買いに行きました。


浦島「ワカメちゃんはどこかな〜。」

浦島は、本来の目的を忘れU−15アイドルを釣ろうとしていました。

その時!事件は起こった!!

カメ「助けてぇ〜、助けてぇ〜。」

なんと、カメが複数のワカメちゃんにいじめられているではありませぬか。

それを見た浦島はこう思いました。

浦島(あのボーイッシュなワカメちゃんがいいな〜。)

ロクなことを考えていませんでした。

しかし、浦島は突然カメを美しく助けてやりたいと思いました。

そんなことを考えている間にもカメは何か言っていました。

カメ「助けてぇ〜・・・けどイイっ!!」

カメはマゾでした。

浦島はうらやましく思い、すぐ助けることにしました。

浦島「コラっ!!カメをいじめるのはやめろ!!むしろ俺をいじめろ!!」

ワカメちゃん達「何だよ!・・・っち、場がしらけた。帰ろう。」

意外に口が悪かったです。しかし、罵られた浦島は喜んでいました。

そして、ワカメちゃん達はテクテク走って地平線のかなたへ行きました。

浦島「もう大丈夫かい?カメさん。」

浦島は少し満足気な顔をしながら言いました。

カメ「は、はぁ・・・ありがとうございます。」

まるで40代男性の哀愁を思い出される雰囲気で言いました。

カメ「お礼にこれあげます。」

浦島はカメから素敵なツリザオをもらいました。

浦島「わーい、ありがとうごじゃいまちゅた。」

実は浦島はまだ3歳でした。ごめんなさい、嘘です。


早速、浦島はもらったツリザオで釣りを始めました。

(中略)

あのときに、拾った石であれを倒し醤油を釣りました。


浦島は、家に戻ることにしました。

家に帰っても、同居していた☆と太郎がいないことに気付きました。

ふと、浦島はあることを思いました。

浦島(まさか、俺に黙ってボーイッシュなワカメちゃんと合コン!?)

アホでした。

とりあえず、浦島は☆に電話しました。

浦島「今、合コン?」

直球でした。

☆「どうだろう?」

牛追い祭りなのに否定はしませんでした。

浦島「じゃあ、ボーイッシュなのいる?」

☆「・・・っていうか全部やね。」

牛はボーイッシュというよりはオスでした。

浦島は勘違いをして、怒って電話を切りました。

浦島「(全員、ボーイッシュなMEGUMIか〜・・・)」

もうワカメちゃんなんてどうでもいい存在でした。

浦島は妬みや悲しみで何もできなくなりました。

唯一できることは、合コンだけ・・・

そんなある日、☆が結婚したという情報がブラジル経由で入りました。

ショックにショックが重なり、人生という道が嫌になり

浦島と太郎は真面目に働く決意をしましたとさ。

めでたし、めでたし。

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492/545いっぱいいっぱい

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アバババ

漫才「これはある意味第2次オイルショック」 (1/1)


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阿波:ありがとうございます。

馬場:いっぱいいっぱいです。



司会:接戦をものにして、初挑戦初OAを得た! これはある意味いっぱいいっぱい? アバババ!


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阿波:はいどうも。アバババです。ツッコミの阿波です。

馬場:ボケの馬場です。

阿波:2人あわせてアバババです。よろしくお願いします。

馬場:阿波、ちょっと聞いてくれよ。

阿波:どした?

馬場:俺、ビックビジネスを思いついた。

阿波:マジかー。やっぱビックな男はビックなことを思いつく宿命なんだな。で、どんなビジネス?

馬場:ガソリンスタンド。

阿波:なんか割かし普通だな。でも、きっと馬場のことだからきっと僕たちにとんでもないサプライズを与えてくれるはずだ!

   で、どんなガソリンスタンドなんだい?

馬場:うん。最近さ、ガソリンの値段が上がってるじゃん。まぁ、その背景にはイラク戦争が絡んでくるわけだけど、その話はいいとして。

   それで、客もなかなかガソリンを入れないわけよ。そこで俺はお客が、特に女性が足を運びたくなるようなガソリンスタンドを考えたってわけ。

阿波:うわー、超理論派じゃん。一瞬馬場が筑紫哲也に見えたわ。

馬場:まぁ、あとは実際に体験してもらったほうがわかりやすいと思うからコントで説明しよう!

阿波:なにそのこの上なく強引なコント入り。逆に新鮮だわ。

馬場:じゃあ俺は店員やるから、阿波は某有名新聞会社に勤めるスーパーキャリアウーマンだけど、あまりに仕事人間なため、大学卒業から

   5年間彼氏なしで最近ちょっぴり欲求不満気味の27歳、アバ子さん役やって。

阿波:なんか僕の設定だけえらく細かくない!?それじゃないとダメなの?


馬場:ダメ。

阿波:ダメかー。まあ、馬場の頼みなら嫌とは言えないしな。やるか!

馬場:ようし。じゃあやろう。



阿波:あー、やっと仕事終わったわぁ。あら、ガソリンが切れそう。あら、あそこに物凄く都合のいいタイミングでガソリンスタンドがあるわ。ちょっと給油していこうかしら。

馬場:いやっしゃいませぇー!!

阿波:あの、すいません。

馬場:ご指名ありがとうございます。当店No.1ホストの馬場タクヤ、略して馬場タクですフゥーーー!!!

阿波:ホスト!?いや、意味わかんないんですけど。

馬場:あ、もしかして初めてのご来店?

阿波:はぁ、そうですけど・・・。それよりホストってどういうことですか?

馬場:その前に名前聞いてもいい?

阿波:え?阿波ですけど。

馬場:いや、そこは下の名前でいこうよー!

阿波:はぁ・・・。アバ子です。

馬場:へー、アバ子ちゃんっていうんだー。いい名前じゃん。

阿波:ありがとうございます。で、なんですかホストって。

馬場:うちはね、アバ子ちゃん。全国でも始めてのガソリンスタンドとホストクラブを融合させた「ガソリン&ホストクラブ」なわけよアバ子ちゃん。


   うちで給油するのはガソリンだけじゃない、愛も給油しまっせ!ってわけよアバ子ちゃん!

阿波:はあ。いまの説明で3つのことがわかった。1つはここのコンセプト、2つ目はさっきのやたら細かい設定付けのわけ、で3つ目がお前がすごくウザいってこと。

馬場:はは、言ってくれるじゃないかいフゥーーー!!!

阿波:あ、その「フゥーーー!!!」って言うのも止めてもらえます?すこぶるウザいので。

馬場:あ、そう?じゃあどうする、今日は?洗車しよっか洗車。

阿波:いや、給油しようと思ったんですけどやっぱいいわ。普通のガソリンスタンド行きますから。

馬場:え、なんでよ?せっかくきたんだからいいじゃん。

阿波:いや、「ガソリン&ホストクラブ」かなんか知りませんけどね、

馬場:まあ、うちの常連さんとかは略して「ガスト」って呼んでるんだけどね。

阿波:なんかファミレスみたいになってるんですけど。まぁ、最近彼氏もいないし欲求不満気味だからホストに興味がないっていったら嘘になるけど・・・。

馬場:えー、じゃあいいじゃん。今日はたっぷりサービスしてあげるから・・・。ね・・・?

阿波:あ、やめてください。そんな甘い声で囁かれたら・・・。

馬場:お・ね・が・い・・・・。

阿波:じゃ、じゃあちょっとだけ・・・。

馬場:来店1名様ご案内フゥーーーーー!

阿波:うぁー、馬場タクさんが男前だからつい、入ってしまった。まぁ、サービスしてくれるらしいしいいか。

馬場:じゃあ、今日は給油ってことだけどもどうする?ついでに洗車もしとく?

阿波:あ、あのじゃあレギュラー満タンで。洗車はいいです。

馬場:えー、ここはハイオク入れちゃおうよ!せっかくのアバ子ちゃんの来店記念日なんだしさ。

阿波:え、でも私、先月韓国に韓流スター巡り1人旅に行ったからお金なくて・・・。

馬場:・・・・・、今日さ、俺の誕生日なわけ・・・。

阿波:あ、その甘い囁きやめて。

馬場:アバ子ちゃんに・・・、俺の記念日・・・、祝ってほしいな・・・。


阿波:あー、やめてやめて!

馬場:そしたら俺、アバ子ちゃんだけの韓流スターになってあげるぜ・・・?

阿波:うわー!やーめーてー!!!

馬場:アダタガー!アダタノコトガスキダタラー!!!

阿波:チャン・ドンゴーン!!!ハイオク満タンで!!!

馬場:はい、ハイオク満タン入りましたー!!!

阿波:あぁ、あの化粧品のCMのチャン・ドンゴンの真似されたらひとたまりもないわ・・・。

馬場:ドドスコスッコッコドドスコスッコッコドドスコスッコッコハイオク満タン♪

阿波:なにそのいっきコールみたいなの!

馬場:アバ子ちゃん、俺のためにハイオク入れてくれてありがとう。俺、一生懸命盛り上げるから!

阿波:はぁ。

馬場:はい、アバ子ちゃんが!ハイオク飲むとこ見てみたい!

阿波:ちょ、お前なに言ってんだよ!!

馬場:はい飲ーんで飲ーんで飲んで飲ーんで飲ーんで飲んで!

阿波:いや、無理だよ!ほかのやつらも「フゥーーー!!!」とか言うな!私それ嫌いなんだよ!

馬場:ごめん、アバ子ちゃん・・・。怒った?

阿波:もういいですよ。帰りますから。

馬場:そっか。じゃあ洗車していく?

阿波:ちょっとは話し聞けよ!帰るっていったじゃん!なんでさっきからちょいちょい洗車を勧めてくるんだよ!

馬場:じゃあ、またきてね・・・。

阿波:はぁ、気が向いたらきますよ。たぶん気は向かないでしょうけど。で、お会計は?

馬場:27万円になりまーす。

阿波:高いよ!なんでそんな高いんですか!?

馬場:え、最高級のハイオク、20万円。俺の指名料、7万円。愛で満たされた心、pricelessじゃん。

阿波:うるさいよ!大体サービスするっていったじゃん!

馬場:うるさいよはこっちの台詞だよ・・・。だから消費税はサービスしてやってんじゃん。払えないとなると話は別だな・・・。

阿波:え、ちょっと馬場タクさん?なにするの!?い、いやっ。やめて馬場タクさん!馬場タクさん!・・・・馬場。

馬場:どうした馬場。トラブル発生か?

阿波:俺思うんだけど、お金で愛を買うっていう考え方は賛成できないな。


馬場:え・・・?どういうことだよ!

阿波:やっぱり互いの気持ちがひとつになってこそ真実の愛ってやつだよ。それはお金じゃ買えないもんなんだよ。まぁ、ガソリンはお金で買えるけどな。

馬場:阿波・・・。俺間違ってたな。お金で愛を売るなんて間違いだよな。


阿波:わかってくれればいいんだよ。

馬場:俺・・・、俺・・・、俺、あいのりに出る!真実の愛を探すために!


阿波:なんでそーなるのっっっ!

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361/545いっぱいいっぱい

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