後半の3組のネタをどうぞ!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●4組目: 低気圧 今期ランキング2位 (2/2)
コント[零]
桑折:いないいないばあー。
織部:……………。
桑折:いないいなーい。
織部:……………。
桑折:ばあー…………ダメだ、泣きやまない。
織部:うん…………。
桑折:………いないいなーいいなーい。
織部:……………。
桑折:ばあー!
織部:……………………。
桑折:……泣きやまないよ。
織部:……うん。
桑折:うんじゃねえよ。聞いてんのかよ。
織部:聞いてるよ。泣きやまないんだろ?
桑折:うん。あー…俺、赤ん坊泣きやませる才能無いのかなー。
織部:泣かせる才能は有るかもな……。
お前の性癖………見たら泣くぞ。
桑折:そ、そんなでもねえよ……。
織部:泣くぜ……いや、逆に泣きやむかも……。
桑折:ど、どういう意味だよ。
織部:お前の性癖、トラウマもんだしな!
桑折:くっ………。
織部:ハハッハー!
桑折:………じゃ、じゃあ、お前は泣きやませられんのかよ!
織部:できるよ。お前はやり方がダメなんだよ!ハハッハー!
桑折:……その笑い方何なんだよ……。
織部:ハマってんだよ。……いいか?こう、子供と目線を合わせて…。
桑折:……………。
織部:………………………ボウズ。
桑折:渋いよ!
織部:泣いてばっかりじゃ……夢は掴めねえんだぜ……。
桑折:………全然ダメだな。泣きやまない。アバラ全部折れちゃった。
織部:ありえねえだろ!
桑折:バカだなお前は。こうだよ。相手と同じ赤ちゃん言葉で……。
織部:……………。
桑折:どうちたんでちゅかー?なんでないてんのー?
ないてばっかりじゃママちんぱいちまちゅよー。ねー?…ねー?
織部:……………ダメ、全然ダメ。全部差し歯になっちゃった。
桑折:それこそありえね……あ、本当だ。コイツ全部差し歯だ。
織部:……………。
桑折:……………ん?どうした?
織部:いや、あのさ…………ここ、どこ?
桑折:俺に聞くなよ。気づいたらここに居たんだろー?
何も無い部屋に…赤ん坊。泣きやまない。うるさい。子供嫌い。
織部:……………なんで、こんな所に赤ん坊が?
桑折:さあ…………まあ、この子の家……だからじゃない?
織部:……こんな何もない所が?
桑折:多分俺らさぁ、最近疲れてたじゃん?
きっと気づかないうちにブッ倒れてたんだって。
織部:そうかなあ。
桑折:それを親切な若奥様が拾ってくれて?部屋に引きずってくれて。
織部:……なんで若奥様?
桑折:子供もホラ。0歳くらいでしょ。
織部:まあ……そうだな。
じゃあ、待つとしますかー。若奥様を。
桑折:そうだな。待とう。この子と遊びながら。
織部:泣きやまないけどな。高いたかーい。
………………………ん?
桑折:何?
織部:いや、見ろよこの子。乳首と乳首の間にアザが……。
第三の乳首のようだ…………ブフッ…………。
ワンツースリーで3乳首じゃねえか!ハハッハー!
桑折:……………。
織部:ほら、お前も見ろよコレ。爆笑もんだぜコレ……ハハッハー!
桑折:……………お前、人の子だぜ。
織部:ん?……あ、うん……………ゴホン。
桑折:……………。
織部:……………。
桑折:……この子の親さ……………。
織部:?
桑折:帰って来ないぜ。
織部:?……なに言ってんだよ。お前、何でそんな事わかるんだよ。
桑折:俺にはわかるんだ………この子は…………。
織部:……………。
桑折:……俺かもしれない。
織部:………………………………は?何言ってんのお前?
桑折:共通点が………。
織部:…………………差し歯?
桑折:そう。俺は生まれて間もない頃、病院にあるベッドを前歯で引っ張る遊びを覚えた。
おかげで歯は全部抜け、全てが差し歯となり、
物心ついた時には俺のあだ名は「クレイジーベイビー」となっていた。
織部:本当にクレイジーだよ……。いや、それは知ってたけどさ。
だからって、共通点は1個じゃないか。なんでそれだけで…。
桑折:……………それだけじゃないんだ。
(バッ)
織部:………………ワ…ワンツースリーで………。
桑折:……3乳首。
織部:え………ど、どういう……………?
ちょ……………ちょ待ってな………。
桑折:……………。
織部:わかった!……えー、お前とこの子は……同じ出身地で……。
この乳首アザは……そこに伝わる……。
桑折:……………。
織部:……呪いの……儀式?
桑折:違う!
織部:……婚約の……儀式?
桑折:違う!とりあえず儀式から離れろ。
織部:ど……どういうことだ……?
桑折:それは俺にもわからない。
でも、この子が0歳の時の俺である事は確かなようだ。
織部:……じゃあ、この子の親は……。
桑折:そう。鳥取で砂丘にうずくまってる俺のおふくろ。
「乳首が3つ……神に選ばれし乳首戦士………」そう言って、
生まれて間もない俺を恐れて捨てた、おふくろだよ。
織部:おふくろさん……頭おかしかったんだな………。
桑折:うん………だから、帰って来ない。
織部:……………。
桑折:……………。
織部:……泣くなよ……桑折。
桑折:………な、泣いてねえよ。
織部:……え?…お、お前じゃねえよ。0歳の方に言ったんだよ!
桑折:え……ああー!泣きやめやー!恥ずかしいだろうがー!!
織部:おい桑折!桑折を怖がらせるなよー!
桑折:変な気分になっちゃうよーーーーーー!!!!
(バタリ)
織部:………泣くなよ。大きい方。
桑折:…………大きい方とか呼ぶなよ………。
織部:………変態の方。
桑折:……………忘れてたけどさ……、
こんなに泣くほど寂しかったんだな。おふくろの居なかった時の俺って。
織部:…………俺さ、何でこんな所来ちゃったのか、わかった気するよ。
桑折:え?
織部:都会に出てきて、友達のコネで小さい会社入って、仕事づめ。
人を指さす事でしか笑えない、寂しい人間になってたんだよなあ。いつの間にか。
桑折:……………。
織部:原点に還れ……っていう意味なんじゃないの?
あの時の……「ゼロ」だった時の心を思い出してさ。
凄ぇ非現実的だけど……それだったら俺、納得できるかなって。
桑折:………………そうか。
織部:……………。
桑折:誰だって、昔の事は忘れるよ。でも、今思うと………。
自分が「ゼロ」の存在だった頃って、純粋で……素直で……。
人生で一番、素晴らしい時期だったんだな……………。
織部:……………。
桑折:見つめ直してみるよ。生き方。
気づかせてくれて……ありがとう、織部。
織部:……こっちこそ。お前の「寂しさ」、見せてくれてありがとう。
二人:(握手)
桑折:……………………にしても………。
織部:……泣きやまねえなー!
桑折:いないいないばあー!
織部:高いたかーい!
桑折:………ええーい、もう!ムラムラしてきたー!
(バサァッ)
織部:あ………………。
桑折:…………………泣きやんだ。
織部:……………………お前の性癖、トラウマもんだな……。
司会:さて、今回のチャンピオン大会はどうでした?
織部:僕ら初めてのチャンピオン大会ですんで。
桑折:はい。やりたい事やらせてもらいました。
織部:ありがとうございましたー。
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5組目:シンナーズ 今期ランキング5位 (2/2)
漫才 観察日記NEO
香川:どーもー!シンナーズですー!
山上:僕が山上 海人で。
香川:僕が香川 輝なんですけれども。
山上:「燃えろ闘魂、暴れろ火花、そんな僕らはいっぱいいっぱい」ってワケで。
香川:ラヴ・アンド・ピースのシンナーズです、よろしくゥ!
山上:ね。不思議なフレーズが飛び出しましたけれども。
香川:まぁ理解に苦しむという選択肢しか与えられなかったけれども!
ねー、お願いしますよー。いっぱいいっぱい杯、C大会ですからねー。
山上:そういえば話は変わるけどさ、小学校のころ「アサガオの観察日記」って無かった?
香川:あぁ、あったあった。「8月10日、アサガオの花が咲いた」みたいなヤツな。
あと確か「蝶の観察日記」とか「ハムスターの観察日記」とかで生き物飼ったりしたぜ。
山上:でね、懐かしいなと思って僕も観察日記を書いたんだ。
香川:お、何の観察よ。
山上:ゴキブリ。
香川:ゴキブリ!?もっと他に観察すべき動物いたろ!
山上:なんだけどねー。それが理由があってさ。
香川:どういう理由だよ。
山上:最初、僕はウサギにしようと思ったんだよ。
香川:まぁウサギなら普通だったわな。・・・でも何でゴキブリになるんだよ?
山上:それがさ。僕がウサギの所に行ったら、ウサギが「あっしよりもハムスターの旦那のほうがいいですぜ・・・」って言って。
じゃあハムスターにしようかなーって思ってハムスターの所に行ったら、ハムスターが「おいどんよかミドリガメどんの方がいいでごわす」って言うんだよ。
それだったらって事で、ミドリガメの所に行ったら、ミドリガメが「ああん?手前、ゴキブリに決まってんだろ!?決めちまえや、ゴキブリによー」ってスゴまれちゃってさ。
だから、ゴキブリ。
香川:何小動物にたらい回しにされてんだよ!しかも揃いも揃って喋り方おかしいだろ!
山上:と、言う訳でじゃあ早速読むね。
香川:唐突だな・・・。
山上:「ファルコン観察日記」
香川:・・・・・・なぁ、ファルコンって何だ?
山上:あぁ、ゴキブリの名前。
香川:ミスマッチ!名前だけでもカッコ良くってか?
山上:んじゃいくよ。「7月15日、ゴキブリの卵を水槽に入れる。早く生まれないかな?」
香川:・・・まぁ、本来ならそういうの見つけた時点で即行根絶やしにするんだがな。
つーか、何処から調達したんだよゴキブリの卵。
山上:ペットショップ。
香川:ペットショップかよ!何十歩陳列商品間違えてるんだよ、そこは!
山上:「7月16日、まだ生まれない。」
香川:・・・まだ生まれてませんね。
山上:「7月17日、まだ生まれない。」
香川:気長に待とうぜ・・・。
山上:「どうしよう。イライラする。卵潰したくて仕方が無い。」
香川:落ち着け!待ってやろう、とりあえず!
山上:「7月18日、なかなか生まれないので、ダンプで下敷きにしたら生まれた」
香川:結局潰しにかかってんじゃねえ!・・・つーか、さすがにしぶといなゴキブリ。
山上:じゃ、続きだよ。「このゴキブリを僕の名前から一字とって『ファルコン』と名づける事にした。」
香川:いやお前の名前の何処にファルコンがあるんだよ!
山上:「早速、ファルコンに芸を教えようと思う。」
香川:ゴキブリに芸を?いや、無理だろ。
山上:「伏せは得意みたいだ。」
香川:いや普段から伏せてるカンジだから!芸じゃないわ、んなモン。
山上:そうそう。最終的に一撃必殺デスファング覚えさせるつもりだからね。
香川:なんで芸から必殺技だよ!おかしいだろ!
山上:勇者一行について行ったら役に立ってくれるかなーって。
香川:立たねえよ!入ったとしても存在浮くよ!「ゆうしゃ・まほうつかい・ごきぶり」みたいなお笑いパーティーになっちまうだろうが!
山上:そのために、毎日デスファング覚えさせるために耳元で「デスファング」って囁き続けるからね。
香川:覚えるわけねーだろ!特にその方法で!それよか何だよゴキブリの耳って・・・。
山上:「7月19日、ファルコンに餌をあげてみる。いくつか試してみた。一番好きなのはホウ酸団子の様だ。」
香川:なんで殺虫剤を試してみるんだよ!大体、んな毒盛られて喜ぶファルコンもファルコンだっつーの・・・。
山上:「7月26日、ファルコンが一週間の闘病から立ち上がる。」
香川:ほら死線を彷徨った!
山上:「『ん・・・あれ?ココは・・・何処?』
『ファルコン・・・病院だよ。良かった・・・本当に良かった・・・』
『今日は26日・・・・・・そっか、もう一週間経ってたんだ。
・・・ね、ねえ?何で泣いてるの?何でさ?ねえ?
・・・・・・あ・・・あれ、腰から下が・・・動かないや・・・』
『ファ、ファルコンッ!!』」
香川:今の何!?随分とリアルな状況だな!て言うか、ゴキブリ相手に何どきつい芝居かましてんだよ。
山上:まぁ、10割作ったけどね。
香川:完全に嘘っぱちかよ!肩透かしだな!
山上:「7月27日、ファルコンが幼稚園卒業。涙の卒園式は園長先生の『キャー!ゴキブリよー!』の一声にて終了。」
香川:突然意味不明だ!またなんでそんな状況に陥るんだよ!ツッコミ所多すぎだわ。スゲーな、ゴキブリが幼稚園に通ってた事実。
山上:「7月28日、ファルコンが陸軍713部隊に入隊。
しかし涙の列車での送迎は、ラジオの天皇陛下の『キャー!ゴキブリよー!』の一声にて終戦、除隊・・・。」
香川:今度はまたどんな事態だよ!なんでゴキブリが戦地へ赴くんだ!?それにゴキブリ関係で終わる戦争ってどんな戦争じゃ!
山上:「7月29日、夢だと気付く」
香川:夢オチかよっ!ココまで引っ張っといて夢オチかよぉっ!
山上:「7月30日、ファルコンにお嫁さんをあげようと思う。クロゴキブリのフランソワだ。」
香川:お嫁さんねえ・・・。・・・つーか何でそんなクソネームだよ・・・。
山上:いや、ほら、ドイツ語でフランソワは「高き空を駆け回る」と・・・。
香川:言わねえよ多分!何処から湧き出た発想だよ!あと、ゴキブリに飛び回るような名前を命名するな!
あと、どこから調達してきたんだよ、フランソワは。
山上:ブリーダーの方から譲って貰って。
香川:なんで子犬貰うみたいな感じで貰っちゃってるんだよ!ゴキブリブリーダーなんかいねーから!
山上:んじゃ続き。「8月01日、ファルコンはフランソワを気に入ったみたい。フランソワをバリバリと食べた。お嫁さん作戦失敗。」
香川:食べ物として見ちゃったよ!しかも共食いなのと名前着いてるのとで相乗効果効いて相当グロいな!
山上:「8月02日、ファルコンが初めて言葉を喋った。『ま〜んま、ま〜んま』」
香川:いや喋るゴキブリってどんなだよ!しかも赤ん坊かっ!
普通ゴキブリは喋るなんて芸当やらねーから・・・。
山上:・・・『チャバネーから』?
香川:お前の頭ン中ゴキブリで一杯か!?
山上:続きね。「8月03日、ファルコンが全国英語演説コンテストで優勝。テーマは『人とゴキブリの共存』。」
香川:って、一晩で物凄い成長したな!てか、そのテーマもゴキブリがやるだけあって重みを感じるし・・・。
山上:「8月04日、ファルコンがオリンピック出場。金メダル獲得。一躍人気者に。」
香川:もう何かゴキブリとは思えない出世だよ!
つーかどんな競技だ、ゴキブリが結果を残せるスポーツっ
て・・・。
山上:ぬめぬめタイムトライアル2005。
香川:ねえよそんな競技!内容不明だろ!あったとしても、オリンピックに採用されるほどグローバルな競技じゃねえし!
・・・ってよくよく考えたら2005年にオリンピックねえじゃん!
山上:ファルコン、江頭2:50と競り合って見事優勝。
香川:エガちゃん意外と強いな!・・・いや、まぁ例外だろうけど。
山上:続きね。「8月04日、ファルコン、プロチームに引っ張り蛸。ただ、ゴキブリなのに蛸とはこれ如何に。」
香川:慣用句にケチつけんじゃねえ!
山上:「8月05日、ファルコンが数多ある誘いを蹴り、俗世間に嫌気がさして出家。」
香川:仏門入っちまったよ!しかもなんか悟り気味じゃねえかよ。ゴキブリがよー。
山上:「出家に伴い、触角を切る」
香川:頭丸めた!
山上:「8月06日、ファルコン破門。理由、ゴキブリだから。」
香川:まぁ、常識的にはそうはなるだろうけれども!
だけど・・・なんか理不尽な理由で破門されて可哀想だな・・・。
山上:「『たとえ破門されても、仏を信じる心は変わらない』、沈む夕日に誓うファルコン。」
香川:健気だ!健気なゴキブリだ!頑張れファルコン!その姿勢が気に入ったぞ!
すげえ!尊敬するよ!これじゃ、俺ら人間もファルコンの様に頑張らなくちゃいけないな・・・。
山上:「8月07日、今日の夕飯はホウ酸団子、ファルコン寝込む。」
香川:台無しだぁぁー!それでも頭の悪さは変わらねえのかよ!情けねえ!
山上:「8月14日、病気で寝込む中、フランソワが夢枕に立つ。」
香川:フランソワってファルコンが食ったゴキブリじゃんか・・・てか、また一週間闘病したな。
山上:「『どうして・・・どうして私を殺したの・・・?』
『ごめん・・・あの時は・・・あの時は、どうしていいか自分でも解らなくて・・・
気付いたら、バラバラになったお前が目の前に・・・・・・』」
『あなたに殺されてさえいなければ、私のお腹の中の赤ちゃんも死なずに済んだのに・・・』
香川:まーた始まったよ。大根・・・いや、ゴキブリ役者が。
山上:「『じゃあねファー君。テストで100点とったら許してあげる。』
『あ、そうだ!僕ね、英語で100点取ったよ!』
『偉いねー!じゃあ許してあげる!』」
香川:はぁぁ!?急激に雰囲気ガッシャガラガラだよ!母子かお前ら!つーか、殺害とテスト100点じゃ罪と罰が釣り合わなさすぎだろうが!
・・・・・・それにしても、得意の英語が役に立ったワケか。
山上:まぁ、アメリカのニュージャージー生まれだしね。
香川:ジャパンの水槽生まれだよ!お前のゴキブリ、恐らくそんなに英語環境に恵まれてないから!
山上:「8月15日、終戦記念日だからという理由で兵隊さんが夢枕に立つ。」
香川:どんな理由だ!適当も甚だしいな!
山上:「『どうして・・・どうして私を殺したの・・・?』
『え、あなた誰ですか?』」
香川:案の定知らねえのかよ!別にお前は知らないってよ!帰れ!
山上:「知らない兵隊が夢枕に立った。2マス戻る。」
香川:すごろくかよ!いつからすごろくの要素が追加されたんだよこの観察日記は!
山上:「8月16日、ファルコン死去。享年約一ヶ月。」
香川:え、急に!?おい、ファルコン死んじまったぞ!?どういう事だよ!
山上:僕が『ゴキブリの動きぶり』って言ったら寒さで生きていけなくなって・・・。
香川:それは死亡の一因に成りえねえよ!駄洒落でゴキブリしに至らしめるヤツなんかいねーから!
山上:それにしても・・・たかだかゴキブリってナめてたみたいだね、僕。
香川:適当すぎだっつーの・・・。
山上:・・・そういえばさ、ファルコンって鷹って意味じゃない。
香川:あぁ、そういやそうだわな。・・・それが?
山上:ゴキブリを育てるのを、「鷹」なだけにちょっと「タカ」くくってたみたいだね。
香川:いいかげんにしやがれ!
二人:愛と平和と中毒症状、シンナーズでしたー!
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司会:さてさて、今回どうでしたか?
山上:・・・ふぅー。 終わりました。後は結果を待つだけなので、緊張してます。
香川:・・・・・・・・んぁ!?
山上:ど、どうしたの!?
香川:ごめん、気ィ飛んでた。ココどこ?
山上:・・・(ぱーんち
香川:ごは!・・・ぁ、えーと。やりきったので、あとは結果に着いてきてもらえればな、っと。
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●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●6組目:みやこ 今期ランキング1位 (2/2)
コント「おっさんドラえもん」
宮尾:ただいま〜。あー学校疲れた・・・どうしたの母さん?え?俺の部屋に変な生き物がいる?怖くて追い払えない?どれどれ・・・
(部屋)
野崎:おお〜この貯金箱いっぱい金が入ってるじゃん。へへへ・・・
宮尾:確実に空き巣だな・・・。しかし何で体中青いんだ?なんか塗ってるのか?まあいいや。捕まえよう。
野崎:さ〜て、俺の計画はここからよ。へへへ・・・
宮尾:おい。
野崎:うわ!・・・っとと。おかえりなさいのびた君。
宮尾:はあ?
野崎:僕ドラえもん。未来の世界から・・・
宮尾:(ピッポッパ・・・)もしもし警察ですか?
野崎:わー!!!ちょっと待て君!何だこれは!?
宮尾:携帯だよ!
(ぐしゃ)
宮尾:あ!携帯つぶしやがったな!
野崎:見たかネコ型ロボットの握力。
宮尾:興味ねえよ!大体なんの用ですか、ドラえもんの格好をしたおっさん。
野崎:な、何を言う!俺は本物のドラえもんだぞ!
宮尾:ドラえもんは8頭身じゃないし。握力を試せる指すらないし。
野崎:ほ、本場はこうなんだよ!ほら、ひげだって!
宮尾:それは猫のひげじゃなくて無精ひげだよね。のど元にまで生えそろってるし。
野崎:本場はこうなの!
宮尾:本場がこうなら俺は未来が来てほしくない。
野崎:とにかく、俺は君の世話をする!いいな?
宮尾:よくない。
野崎:何!?うれしくないのか!?
宮尾:おっさんに居座られても食費がかさむだけだよ。
野崎:俺をドラえもんだと思ってないようだな・・・。ようし、それなら証拠を見せてやろう・・・。
宮尾:しゃべり方からして違うしよ・・・。
野崎:あのしゃべり方は大変なの。声優変わったし。
宮尾:この状況下には関係ねえだろ。
野崎:お前、どこでもドアは知ってるだろう?
宮尾:知ってるよ。どこにでも行けるんでしょ?
野崎:今からそれを出してやろう。
宮尾:ほんとに?
野崎:ふっ・・・俺が嘘をついたことがないことぐらいお前も知ってるだろう。
宮尾:知らん。初対面だし。
野崎:任せろ。(ピッポッパ・・・)あ。もしもし全日空ですか?
(グシャ)
野崎:あー!!!俺の携帯が!
宮尾:おあいこだ。
野崎:何をするんだよ!
宮尾:お前、飛行機だろ?交通手段飛行機だろ?
野崎:そうですよ?
宮尾:お前な・・・「どこでもドア」だぞ?飛行機乗ってどっか行くんだったらお前に力必要ないだろうがよ。
野崎:じゃあ、どういうの期待してたんですか?
宮尾:開けたらすぐに目的地へいけるドアを期待してたよ。
野崎:現実をよく見ましょうね。そんなのあるわけないじゃん。ハハハ。
宮尾:すいませーん!ここに変なおじさんが・・・
野崎:わー!!!窓から助けを呼ぼうとするな!
宮尾:なあ、もう出て行ってくれない?
野崎:まあまあ、他にも道具があるんだよ。
宮尾:正直、どうでもいいよ。
野崎:ほら!スモールライト〜!小さくてかわいい懐中電灯でしょ?
宮尾:帰れ。早く帰れ。
野崎:まあ、まだあるんだよ。暗記パン〜!これを食べると甘いあんこが・・・ってこれあんこパンだろ!
宮尾:帰れ。速やかに帰れ。俺の理性がまだ残っているうちに帰れ。
野崎:まだまだ!タイムマシン〜!タイで買ってきたチョロQ・・・タイマシン!ってマシンですらねえだろチョロQは!
宮尾:はいもう限界。お前殴らせろ。ほっぺた出せ。
野崎:まあまあ落ち着いてよ剛田くん。
宮尾:俺は破壊のボイスは持ってない。ジャイアンはともかくほっぺた出せ。
野崎:くそ!こうなったら逃げるしかないな!このタケコプターで!それ!
(どたどたどた)
宮尾:あ!逃がした!竹とんぼ頭に刺しながら・・・。そして貯金箱もしっかり持って行きやがって!待てー!
(街中)
宮尾:すいません。全身真っ青の頭に竹とんぼ刺してるおっさん見ませんでしたか?ああ、知らないですか・・・すみません。・・・笑われたよ・・・・。俺だって好きであいつ探してるわけじゃねえんだよ!
(きゃー!どら焼き泥棒!)
宮尾:・・・あっちだな。
野崎:あーこのどら焼きうめー!さーて空き巣も成功したし、次はどこ狙おうかなあ。
宮尾:おい。
野崎:うわ!・・・あ、なんだお前か。
宮尾:安心してるようだが警察呼んだからな。
野崎:・・・すいません、つい出来心で。
宮尾:急に素直になりやがった。まあいいや。貯金箱返して。
野崎:・・・スーパーウルトラファイティングレスポンスグレートバオリングククルメシャモンテパーンチ!
(バキ!)
宮尾:いた!あんな長くて意味不明なパンチを受けてしまった。不覚。
野崎:まだまだ!受けてみろ、俺の秘密道具の数々を!
(ビリビリビリ・・・ドサドサドサ)
野崎:あー!!ポケットが破れたー!!
宮尾:うわー、凄いガラクタの数。ホコリも舞ってるし。ゴホゴホ。
野崎:よくもポケットを!ゆるさねぇ!
宮尾:マヌケ行為を人のせいにするな。
野崎:しかし、このままじゃ勝ち目がない・・・。こうなったらどこでもドアで!(ピッポッパ・・・)J・R・サ・マ・ヘ・・・
(バキメシボキグシャ)
野崎:あー!ポケベルが!
宮尾:古いんだよ。未来どころが過去へ逆行していってるじゃねえか。
野崎:ふっふっふ・・・。ついにこの道具を出すときが来たようだな・・・。
宮尾:何・・・?
(チャキ・・・)
宮尾:そ、それは・・・拳銃!?
野崎:ふっふっふ・・・この必殺拳銃ウォータースプラッシュはな・・・。
宮尾:あ、水鉄砲ね。はいはい。安心した。
野崎:動くな!ただの水鉄砲じゃないぞ・・・。こいつはな、鉄をも貫く威力のある水鉄砲なのだ!
宮尾:な、何!?
野崎:俺の勝ちだな!ハーッハッハッハッハ!
宮尾:・・・銃の材質は?
野崎:こんにゃく。
宮尾:・・・・・・あの煮つけにしたりするやつだよな・・・。
野崎:この一撃で冥土に逝け!!
(ピューーーーー)
宮尾:あ、服がぬれた。それだけ。
野崎:あ、あ、あ・・・この銃が効かないだと・・・!?
宮尾:こんにゃくを鉄砲に仕立て上げる技術とロボットアニメの悪役のようなセリフだけは立派だね。
野崎:なぜだ!?この銃は研究所がどこよりも凄いハイテクノロジーで仕上げたもののはず!
宮尾:ひとついえるのは、その研究所は技術を向けるべき方向を見失ってるってことだな。
野崎:お、俺は負けん!俺は逃げ続ける!どこまでも!この新しいタケコプターで!
(ガリガリガリガリガリガリガリ)
野崎:ぎゃあああああああああああああ!!!!
宮尾:・・・
(ファンファンファンファン・・・)
〜次の日〜
宮尾:お、新聞に載ってる。「マヌケ空き巣捕まる!他人の家の換気扇に頭突っ込む」か・・・。まあ、タケコプターと換気扇間違える時点で「マヌケ空き巣」の称号GETだな。ていうかあんなかっこうしてる時点で変態だもんな。ハハハ。
【臨時ニュースです!】
宮尾:お。なんだろ。
【昨日捕まった空き巣が脱獄しました!】
宮尾:・・・は!?
【あの変態は今日未明、壁をナイフで切って脱走した模様。現場にはナイフのような形をしたこんにゃくが落ちてました。】
宮尾:うわー、こんにゃくにツッコむよりその刑務所のもろさにツッコみたい。そして、あいつキャスターにまで見下されてる。
【現在空き巣は○○町を逃走中だと思われます。】
宮尾:○○町はここだよ・・・じゃああいつの向かう先は・・・。
(ピーンポーン!ガラガラガラ!どたどたどたどたどた)
宮尾:・・・じゃあ、お願いしまーす。(ガチャ)よし、連絡完了。
野崎:こんにちわ!僕ドラえもん!
宮尾:あ、早速だけどお別れの音がしてるよ。
野崎:え・・・・・・?
(ファンファンファンファン・・・)
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司会:手ごたえの方はどうでしょうか?
宮尾:・・・どうなんかなあ〜。
野崎:まあ、やり遂げましたよ。
宮尾:そうだね。いい結果であることを望みましょう。